「おむつぐみ」(23)
Added 2020-02-23 11:40:28 +0000 UTCとはいえ、「おむつ組」の制服――上は丸襟ブラウスにピンクのリボンとスモック、吊りブルマーは股スナップを外されて、下半身は露出した状態でおむつとおむつカバーの上に寝転がっている今の姿を、同い年の少女に見おろされていることを思い出すと、すぐに前言撤回したくなるのだが。 「じゃあ前側も、パフパフするね~」 千代は軽く言いながら、改めてベビーパウダーを、赤ちゃんのようにつるつるにされた和実の下半身にはたいてゆく。 「パフパフ、パフパフ♪」 「んっ、う……!」 柔らかいメッシュのパフが、滑らかな粉末を纏って下腹部を撫でる。ポンポンとはたかれると、細かな粉末が空中に舞って、鼻腔すらも甘ったるい香りがくすぐった。 「はっ、はぁっ……んっ、く……!」 身悶えたくなるのを必死にこらえ、喘ぎ声を押し殺す。 「ふふっ、悲鳴を我慢しなくても大丈夫よ、和実ちゃん。パフパフが気持ちよかったら、思いっきり喘いでちょうだいね」 「やっ、やだっ、そんなのっ……んあぁっ!?」 下腹部から徐々に下りていったパフが、ついに萎えてだらんと横たわっている竿に触れて、和実はビクンと腰を躍らせる。 「うんうん、いいお声ねー。パフパフで気持ちよくなってくれて、ママ、嬉しいわ」 千代は心の底から楽しそうに言いながら、空いているほうの手で竿を摘まみ上げ、柔らかな肉茸へとベビーパウダーをはたいてゆく。 「ひっ、んっ、いやっ、あっ……!」 身悶えながら、和実は懇願するように千代を見上げる。彼女の顔はどこまでも優しくて、本当に彼女が優しい母親であるかのような錯覚にさえ陥るほどだったが、もちろん赤ちゃん扱いされている和実には何の慰めにもならない。 (ママだの、和実ちゃんだの……本当は、同い年なのに……!) 「そんなに泣きそうな顔をしないで、和実ちゃん」 竿から陰嚢へとパフパフを続けながら、千代は優しく語り掛ける。 「言ったでしょ? 私、可愛いものが大好きなの。だから男らしさとか、かっこよさとか、そういうのにはぜんぜん惹かれないんだ。それが判ってない男子ばっかりだから、告白されてもちっとも心が動かなかったんだけど」 「んっ、う……?」 「だからね――実は私も、和実ちゃんのことはずっと気にしてたんだよ。和実ちゃんくらい可愛い男子、他にいなかったもの」 「う……」 「ふふっ、そんな複雑そうな顔しないで。和実ちゃんとしては不本意かもしれないけど、私はこうして赤ちゃんになってる和実ちゃんのお世話をしてあげるの、すっごく楽しいんだ。『おむつ組』の制服を着た和実ちゃん、すっごく可愛いんだもの」 「んっ……そ、そんなっ、こと、言われてもっ……」 「だから――お願い、和実ちゃんのこと、お世話させて? ね?」 あまりにも恥ずかしい「お願い」。 しかし、憧れの君の笑顔に和実が勝てるはずもなく―― 「う……ず、ずるいよ、藤原さん……」 「ふふっ」 千代はまた嬉しそうに笑い、 「さて、これでお股は綺麗になったし、ベビーパウダーもつけてあげたから――また、おむつを当ててあげましょうね」 「う……うん……お願い……」 素直にうなずく。いまの和実にできるのは、恥ずかしがりながらも優しい「ママ」にお願いして、赤ちゃんのようにおむつを当ててもらうことだけだった。 「まずはお尻の下から出てるおむつ持ち上げて、おちんちんにかぶせて……で、横にしたおむつを、巻き付ける、と……」 「んっ……」 「これでよし。股関節の固まってない赤ちゃんだと、あんまり前に当てすぎると脚が広がっちゃうから、何枚かは折りたたんで中に入れるようにしたほうがいいのよね~」 「ぼ、ぼくは、赤ちゃんなんかじゃ……!」 「うん、だから和実ちゃんなら大丈夫。むしろこうやって足を閉じられないようにしたほうが、赤ちゃんっぽくて可愛いと思うわ。あとはおむつカバーの横羽をマジックテープで止めて、その上から前当てをかぶせて、スナップボタンを――」 腿周りをぎゅっと締め付けられる感覚とともに、外すときも聞いた、プツッ、プツッという音。いまは逆に留めているのだが、恥ずかしいことに変わりない。右側、左側と止められて、最後にはみ出したおむつを中にしまい込めば、 「これでよし。うん、やっぱりおむつカバーは、このくらい膨らんでたほうが可愛いわね」 「う……おむつが、パンパン……」 和実は真っ赤になりながらつぶやき、頭を起こして、自分のおむつカバーを見る。 最初に当てられた時は形だけで、太腿回りこそぴったりしていたが、内側はすかすかだった布おむつカバー。しかし今、その内側に入っているのは三倍以上――前も後ろももこもこで、腰に巻き付けるように当てた二枚のおむつのために、ウエストもやや広く見える。そう、まるで赤ちゃんのように―― 「さぁ、たっちしてちょうだい。今度はブルマーも穿かせてあげて――せっかくだから遊び着じゃなくて、上着の制服姿も見せてちょうだい」 「う、うん」 和実は赤い顔で身を起こし、立ち上がる。どうやら千代が満足するまで、もうちょっとこの恥ずかしい時間は続きそうだった。 (続く)
Comments
あっ……
十月兔
2020-02-23 12:12:23 +0000 UTC23話では?
hiro
2020-02-23 12:11:13 +0000 UTC