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第8話「女児服とごっこ遊びと」(23)

(ああ、見られてるっ……!) (おもらしパンツとスカートを脱いで、おちんちんもお尻も丸出しなのを、園児のみんなに見られちゃってるよぉ……!)  今までさんざん見られてきたとはいえ、「おもらしのあと」というだけで恥ずかしさは五割増しだ。びしょ濡れの下着や、シミの付いたソックスなどは脱いだとはいえ、股間から太腿にかけてはまだ小水にまみれたまま。しかも弱アルカリ性のアンモニアによって、肌がピリピリとかゆくなり始めている。  情けない気持ちでいっぱいになりながらも、逃げるわけにもいかず、さりとて周囲を取り囲む園児たちも解散してはくれない。志乃先生が言っていたように、「おもらしをしてしまった子への対応授業」として、真面目な顔で見つめている。  その中心で、夢月の前に立った「紗月ママ」が周囲を見回して、 「はい、みんなー。まずはこうやって、濡れた下着やお洋服を脱がせてあげましょうね。そのままにしていると、おしっこのせいで肌がかゆくなったり、体が冷えて風邪をひいたりしちゃうから」 「はーい!」 「それと、今はみんなの前だからこうして見せてるけど、他の子の時は人が入ってこないようにするか、誰もいない場所に連れていくかしましょうね」 「はーい!」  紗月の注意に、園児たちは真面目に答える。 「さて、脱がせたら真っ先に、体を拭きましょう。タオルやハンカチで、綺麗にしてあげます。それと一緒に、もし他の人がいたら、汚れた服をビニール袋にしまってもらったり、床を拭いたりしてもらってくださいね」  紗月はちらりと、濡れた制服をビニール袋にしまっている静紅達や、床に広がったおしっこだまりを拭いている神奈達を見る。 「神奈お姉ちゃんも、ありがとね」 「いえいえ、どういたしまして。それより早く、むーちゃんの身体を拭いてあげて」 「はーい」  本当に母親と姉のような会話をしつつ、紗月は持ってきたタオルで、夢月の下半身を拭き始める。タオルをかぶせるようにしてペニスを包み、陰嚢から竿、会陰部、そしてお尻とその割れ目まで、ごしごしと力を入れてこすりながら、 「拭く時はなるべく上から――つまりお股やお尻からにするといいわ。それと、女の子の時は簡単だけど、男の子の時はおちんちんをしっかり綺麗にしてあげましょうね。お玉の裏側とか、太腿の間は特に、ね」 「んっ……!」 「あと、おちんちんの皮の内側も、できれば綺麗にしてね。ま、むーちゃんくらい大きな子のおもらしを後始末することなんて、まずないと思うけど」 「う、うう……」  包皮の内側までタオルで拭いてもらいながら、夢月は泣きそうな顔になる。 (こんなことになったのも全部アプリのせいだし、元をたどれば紗月のせいなのに――)  そう思いはするものの、今の状態では何を言っても、おもらしをした年少さんがだだをこねて八つ当たりしているようにしか見えない。今はただ大人しく、園児になりきるよりほかになかった。 「んふふっ、いっぱい出たね、むーちゃん。おもらし、気持ちよかった?」 「き、きもちよくないもん!」 「ふーん。まださすがに、こっちのほうは目覚めてないみたいね。ま、いいわ。ほら、脚も拭いてあげる」 「んっ……ありがとう、ママ……」 (ほんとは俺、高校生なのに……これじゃ本当に、おもらししちゃってママに綺麗にしてもらう年少さんだよ……)  恥ずかしがっている間にも、陰部からお尻、脚まで綺麗にされてゆく。  そして一通り済んだところで、 「はい、これでよしと。といっても、拭いただけだから、できることならすぐにシャワーに入れてあげてね」 「はーい!」 「うんうん、みんな、いいご返事。というわけで、とりあえず着替えなんだけど――」  紗月はにんまりと、意地悪な笑みを浮かべる。  嫌な予感に、ゾッと身震いした夢月の目の前に、 「はい、これね」  差し出されたのは、女児向け変身ヒロインアニメの柄がプリントされた紙おむつだった。 「わぁっ、プ〇キュアのおむつだー! かわいいー!」  園児たちから上がる歓声。お遊戯で流れた曲も、このアニメの主題歌だ。おむつとはいえ、好きなアニメのキャラクターが描かれたものに、女の子たちは興味津々だ。  しかし男子高校生にとっては――ましておむつなど、恥ずかしい以外の感情はない。 「こ、これを、むーちゃんが……?」 「もちろん。むーちゃんも、プ〇キュア大好きでしょ?」 「う……」  口ごもる夢月。しかし今さら男子高校生ぶるわけにもいかず、 「うん……むーちゃん、ぷ〇きゅあ、だいすき……」 「んふふっ、良かった。それじゃむーちゃん、ママの肩に手を置いて、おむつに足を通してちょうだい」 「は、はぁい……」  「紗月ママ」の肩に手を置いて、目の前に広げられたおむつの中に足を通す夢月。両足を通したところで、おへそが隠れるまで引き上げてもらうと、下半身をひっちりと包む薄くごわごわしたパンツと、股間からお尻に当たる厚くふんわりした吸水パッドの感触に辱められる。 いや、単に恥ずかしいだけではなく――内側で下向きに圧迫されたペニスが、またも、熱を持って疼きだしていた。 (な、なんだ、これ……俺、おむつを穿いて、感じちゃってるの……?) (い、いや、まさかそんなことがあるわけが――)  悪い想像を、慌てて否定する夢月だった。   (続く)


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