第8話「女児服とごっこ遊びと」(15)
Added 2020-01-02 10:20:20 +0000 UTC「さ、むーちゃん! 漕ぐからちゃんとつかまっててね!」 そういって、ゆっくりと漕ぎ始めたものだからたまらない。 「ひゃあっ!?」 悲鳴を上げる夢月に、 「あははっ、むーちゃん、かーわいい!」 立ち漕ぎしている少女は笑いながら、さらにスピードを上げる。 「やっ、やぁっ……!」 「ほら、怖がらなくても大丈夫よ。落ち着いて、ちゃんと捕まって」 「そ、そうじゃなくてっ、スカートが、めくれっ……!」 夢月は必死でブランコの鎖を掴みながら、説明を試みる。大きく揺れるブランコのせいでスカートがめくれ上がり、夢月の下半身は完全に露出してしまっているのだ。スカートを押さえようにも手を放すわけにいかず、ブランコが前後に揺れるたび、少年の証も風を浴びて揺れる。 周りを取り囲む少女たちにももちろん丸見えで、 「あははっ、むーちゃんのおちんちん、まるみえー!」 「サキちゃーん、もっと揺らして~!」 「むーちゃん、お顔もおちんちんも真っ赤になってるー!」 囃し立てる声に、夢月はさらに赤くなる。 問題は、もう一つあった。 身長差のせいで、少女の下半身はほとんど夢月の顔の高さになり、普通にしていても、夢月は彼女のスカートに顔をうずめるような状態になっているのだ。スカートが首筋や頬を撫でるだけならともかく、時には下半身が顔に押し付けられるような状態になって、幼稚園児相手とはいえ妙に意識してしまう。 思わず後ろにのけぞろうとすると、 「ちょっとむーちゃん、あんまり後ろにいかないで!」 「う、は、はーい……」 「お姉ちゃん」に注意され、夢月は大人しく上体を戻し、彼女の下半身に顔を近づける――と、ちょうどその時、彼女のスカートが大きくめくれ、夢月の頭上を飛び越えて、 「あははっ、むーちゃんのお顔、あたしのスカートの中に入っちゃったぁ!」 「う、うわぁっ!?」 少女のスカートの中に頭を突っ込んでいるような状態になって、夢月はますます混乱する。すぐ目の前には少女の下着――淡い黄色にオレンジのヒマワリがプリントされたインゴムショーツが大映しになり、しかもブランコをこぐ動きに合わせてちょくせつ顔に当たる。ミルクのような、香水のような、かすかにアンモニアの混じった匂いに、背徳感と奇妙な高揚感をおぼえ、露出しているペニスがさらにぐっと膨れ上がって―― 「ま、まって、ほんとうにまって――!」 「んー、もう、しょうがないなぁ」 夢月の切羽詰まった声に、少女は不承不承ながらもブランコを止めて降りる。 「はーっ、はーっ……」 「もう、むーちゃんったら、そんなに怖がることないのに」 「こ、こわいっていうか、はずかしくて……」 急いでスカートを下ろして、暴発寸前のペニスを隠しながら、夢月は答える。昂奮と羞恥のあまり腰が抜けて、立ち上がることすらできない。 すると、隣でブランコをこいでいた奈波は、 「なるほどね。むーちゃんはパンツ穿いてないから、ブランコでスカートがめくれて、おちんちん見られるのが恥ずかしいんだ?」 「う、うん……」 直接的な表現に面食らいつつも、わかってもらえた安堵に夢月はほっと息をつく、が―― 「そっか! だったらあたしたちも、パンツ脱ぐね! それなら、むーちゃんも恥ずかしくないでしょ!?」 「え……ええぇっ!?」 奈波の導き出した突拍子もない答えに、夢月は素っ頓狂な声を上げる。 しかし少女たちは一様にうなずいて、 「なるほどね! 確かに一人じゃ、恥ずかしいもんね!」 「あたしたちも脱ぐ!」 「そ、そうじゃなくて――!」 躊躇なく下着を脱ぎ始めた少女たちに、夢月はますます混乱する。脱いだ下着を脱ぐために足を上げると、スカートがめくれてその中まで見えそうになって、慌てて目をそらそうとするが、 「ほら、むーちゃん!」 まっさきに脱ぎ終わった奈波が、夢月のブランコに立ち乗りする。さらに自らのスカートをめくりあげ、 「あたしもむーちゃんとおんなじ、下着なしのおまただよ? むーちゃんみたいにおちんちんは生えてないけど……これなら、恥ずかしくないでしょ?」 「う……そ、そうじゃなくて……!」 懸命に説明しようとする夢月だったが、ほんのちょっと動いただけでも触れてしまいそうなほど間近にある少女の下半身に、思考の一切が回らなくなってしまう。無毛の恥裂は、妹のそこよりもさらに未成熟な「割れ目」だ。見てはいけないと判っていながらも目が離せず、昂奮してはいけないと弁えていながらも動悸と勃起が止まらない。 「な、ななみおねえちゃん……わ、わかったから、もう、しまって……!」 そう言いながら、何とかして顔を背けて目をそらす――が、そんな夢月が目にしたのは、ブランコの周囲にいた十人ほどの少女たち全員が、自分に向かってスカートをめくりあげ、剥き出しの秘所を晒している光景だった。 「ほら見て、、むーちゃん」 「あたしたちもみんな、むーちゃんと同じようにパンツ脱いだから」 「むーちゃんも、おちんちんが見えてるのを恥ずかしがらないで、ブランコを楽しもう? ね?」 少女たちの無垢な笑顔に、 「う……うん……」 夢月は胸の痛みを押さえながら、うなずくことしかできないのだった。 (続く)