連載小説 第8話「女児服とごっこ遊びと」(1)
Added 2019-12-15 10:05:33 +0000 UTC「……ふぁ」 男子高校生の三村夢月はいつものように、窓から差し込む朝の陽ざしに目を覚ますと、ベッドの上で上体を起こす。昨日より身軽なその動きで、夢月はすぐに自分の胸元の変化に気付いた。 「あ、もうなくなってる」 昨日一日、胸元に重く揺れていたFカップのバストは綺麗になくなり、水色のネグリジェの胸元は、いつもの平らな状態に戻っている。 (なくなるとちょっと寂しいな――って、これが普通なんだけど) (どうせ女装するんだし、普段からBくらいならあってもいいかも) そのうち妹に相談してみようかと思いながら、夢月は隣に寝ている妹を起こさないように、静かにベッドから降りる。 枕元のスマホを取り、異常な「イベント」を起こす現実改変アプリ「おもらしガールリンク」を起動する。 表示されているアバターが着ているのは、裾の長い水色のネグリジェ。胸元の台襟が重ね着しているように可愛らしく、男子の夢月にとっては、やはりどうしても落ち着かない。避けられない事態はなるべく楽しむスタンスでも、限界というものはある。 (今日は一体、どんな服を着せられるんだろう) ドキドキしながら、「本日のイベント」をタップすると―― 服装「フリル襟重ね着風カットソー+フリルジャンパースカート」 髪型「ツインテール」 同時に、アバターの姿がネグリジェから変更される。 それは、どちらもパステルカラーの可愛らしい女児服だった。 トップスは丸首の襟元にフリルがついた、淡いピンクのカットソー。パフスリーブの袖口から、下に白のブラウスを重ね着しているようなデザインで、手首にも水色のボンボンとレースのフリルがあしらわれていた。 ボトムスは、パステルな水色のジャンパースカート。胸元はピンクの大きなハートに、小さなリボンがついている。スカートは大きく広がるフリル状で、その丈はあまりにも短く、太腿がほとんど出てしまっていた。 ツインテールを結んでいるヘアゴムは、冗談のように大きな赤のリボン。無地とギンガムチェックで重なっているのがなんとも愛らしい。足元は細かなリボンがプリントされたニーソックスで、足元はまるでバレエシューズのように赤くなっている。 そして当然、アバターとリンクする夢月の服装も、その女児服へと一変していた。 「う、うわっ……!」 女子小学生でも喜んで着るのは低学年くらいまでであろう、可愛らしさを詰め込んだ女児服に、男子高校生の夢月は真っ赤になる。 「これは、ちょっと、いくらなんでも恥ずかしすぎるかも……!」 三日前には女子小学生になって、水色ジャンパースカートの制服や、ピンクの入学スーツを着せられ、「特別入学式」まで体験した夢月である。しかしこの、パステルカラーの女児服の恥ずかしさはまた別種だ。おまけに、 「スカート、短すぎるんじゃない……?」 サイズを間違えたのかと思うほどに短いスカートは、股下数センチほど。部屋にある姿見で確認すると、普通に立っているだけでも、フリルの広がり方によっては中の下着が見えてしまっている。歩いたり、階段を上り下りしたらどうなるか、試してみるまでもない。 そして下着も当然のように、女児用のインゴムショーツ――前側はフロントリボンのついたピンクのギンガムチェックで、後ろ側は白無地にピンクギンガムのハートという、低学年向けのものだ。見て確認する気も起きないが、おそらく上もセットのキャミソールなのだろう。肩のあたりに紐がゴロゴロするような感覚があるので、予想はつく。 (今日一日、この格好で過ごすのか……いや、もしかしたら昨日みたいに、まだ表示されてない服装があるのかもしれないけど) (それに、絶対これだけで終わりじゃないよね……あのアプリがまた、とんでもない「イベント」を起こすに決まってるんだ……) 「はぁー……」 夢月は大きく、息をつく。今日一日が思いやられるというのもあったが、それ以上に、すでにこの女児服に昂奮したモノが、ショーツの中で窮屈になり始めていた。 そこへ、 「おはよう、お兄ちゃん」 いつから起きていたのか、ベッドに起き上がっていた妹の紗月が、にやにや笑いながら挨拶する。こちらはピンクのネグリジェのままだ。 「せっかく可愛いお洋服を着てるんだから、そんな辛気臭いため息つかないの。昨日のおっぱいは喜んでたのに、変なお兄ちゃん」 「いや、それは――」 女体化したうえでの女装と、男のままでの女装では恥ずかしさが違う――そう言おうとする夢月を、紗月は雑にさえぎって、 「はいはい。とりあえずあたしも――っと」 自分もスマホからアプリを操作して、ネグリジェから着替える。 しかしその格好は普段着ではなく――黒のレースブラショーツセット。いわゆるセクシーランジェリーで、手にはグローブ、足にもストッキングとガーターベルトを着けていた。数舜前まで波打っていた黒髪も、ツインテールを赤いリボンで結んでいる。 しかしその下着の両胸とクロッチには大きく穴が開き――桜色の突起も、色づいてすらいない無毛の割れ目も、まるで見せつけるように露出していた。 (続く)
Comments
いえいえ、ありがとうございます。 回復して来たらその時に…
十月兔
2019-12-15 14:07:38 +0000 UTCすいません。忘れてください。 ご負担に思われませんようにお願いしますm(_ _)m
amuchi
2019-12-15 13:52:30 +0000 UTCイラストのほうは現在スランプ中でして、ご容赦を…
十月兔
2019-12-15 12:40:42 +0000 UTC女児服が詳細! しかし頭のなかで再構築がなかなか……。 百聞は一見にしかずなんだけどなぁ(チラッw
amuchi
2019-12-15 12:38:31 +0000 UTC