第7話「巨乳とアルバイトと」(13)
Added 2019-12-07 08:22:03 +0000 UTC綺麗な、少女だった。 真っ白な体に、腰まで届く長い黒髪と、大きな黒い瞳。唇の朱色と、乳首の桃色。夜の公園に佇むその姿はとても現実のものとは思われず、妖精か、幽霊のようですらあったが――ちゃんと脚はあるし、何より伝わる肉感は本物だ。ほっそりとした体に、鎖骨や肋骨、骨盤のラインがエロティックに浮かび、股間にはくっきりとした淫裂が刻まれている。 少女は自分の裸を見られていることを何とも思わないのか、隠そうとするそぶりもない。夢月の姿を見て、逆に不思議そうな表情を浮かべ、 「えっと……ウエイトレスさんだから、お姉ちゃん? でも、おちんちんがあるから、お兄ちゃん? でもでも、おっぱいがあるから、やっぱりお姉ちゃん?」 澄んだ声で、問いかける。 あまりにも幻想的な少女の姿に、夢月は答えることも忘れて目を奪われる――が、なにしろこちらはウエイトレス姿で自分のFカップおっぱいを揉みながら、チンコをしごいてオナニーしている真っ最中である。これもこれで、夜の公園のあずまやで見かけるにはあまりにも異常な姿だったが、それはさておき。 「え、こ、これはっ……うっ!?」 射精へと至る最後の仕上げとしてすでに動き始めていた手は、とっさに止めようとした間に合わず、夢月はそのまま果てていた。しかも体ごと振り向いていたせいで、その亀頭の矛先はまっすぐ裸の少女に向けられていて―― 「あ、だ、だめっ……!」 声を上げ、慌ててペニスを強く握る夢月だったが、時すでに遅し。 びゅくっ、びゅくっ! 激しく脈打つ砲身から噴出した白濁液は、飛沫とともに夜闇に放物線を描いて、少女の裸身に浴びせかけられた。 髪。顔。首筋から胸元、そして綺麗なお腹と、黄色みがかった白濁液が汚してゆき――こんな時だというのに、夢月は奇妙な既視感に襲われて硬直する。 「あ……あったかい」 少女は胸元についた精液を指ですくうと、クンクンと鼻を鳴らして嗅ぎ、 「んっ……雨の日の原っぱみたいな匂いがする……」 手のひらで、自らの体に塗りたくり始めた。さらに精液に塗れた右手を股間に伸ばすと、その中指を自らの淫裂にそっと挿れて―― 「な――何してるのっ!?」 ここに至ってようやく賢者タイムが訪れた夢月は、現実に帰ってくる。 「そ、そんなことしたらダメだって! だいたい何でこんなところに裸で――お母さんは!? っていうか、かけちゃってごめん! すぐに拭くから――!」 次々に頭に浮かぶ疑問符やら罪悪感やら危機感やらがオーバーフローし、口もうまく回らずに自分でも何を言いたいのかわからなくなって、とにかく彼女の身体を拭こうとハンカチを取り出そうとする。しかしいつもの制服ではなくウエイトレス制服を着ていることに気付き、急いでスクールバッグから出そうとしたところで、 「いいの。じゃあね、お姉ちゃんみたいなお兄ちゃん」 少女の声に、夢月が慌てて振り返ると――もうすでにそこには、夜の闇が広がっているばかりだった。 「あ、あれ……?」 ハンカチを手にしたまま、夢月は呆然とする。 「夢……じゃない、よね? うーん……どういう子だったんだろ……?」 アプリによって狂った現実で過ごしているせいで感覚が麻痺しているが、冷静に考えると、夜の公園で裸の少女に精液をぶっかけてしまうなど、表沙汰になったら人生が終わるレベルの行為である。 「と、とにかく!」 夢月はハンカチをしまって、代わりにスマホからアプリを起動。もはやおなじみになった服装クリアと、精液の消去――たちまち着衣の乱れは元通りになり、足元に散らばっていた精液も、跡形もなく消え去る。これで、彼女に罹った分の精液も消えているはずだ。 「でもあの子、いったい何だったんだろう……」 首をかしげながらも、見つからないのでは詮索の仕様もない。とりあえずペニスの疼きは収まったところで、改めて、家に向かって歩き出すのだった。 * 「お帰り、お兄ちゃん。公園でのオナニー、気持ちよかった?」 「う……やっぱり、知ってるんだな……」 帰り着いてそうそう妹に言われて、夢月は小さくため息をつく。 「そりゃもちろん。それに――うんうん、ウエイトレスの制服、よく似合ってるじゃん。大きいおっぱいが強調されて、いい感じ♪ このままウエイトレスさんのアルバイト、始めちゃう?」 「あ、ありがとう。そうだ、それについて相談があるんだけど――」 「ちょっと待った。とりあえず夕飯と、お風呂にしてからにしましょ。もうお腹ぺこぺこ」 「え……待っててくれたんだ。先に食べてていいって言ったのに。ごめん、すぐ支度するから」 夢月は慌てて靴を脱ぐと、廊下の途中で洗面所によって手を洗い、ウエイトレスの制服のままダイニングに向かう。 そこではキッチンで母親が、ちょうど料理を温めているところだった。 「お母さん、ただいま」 「お帰り、夢月。あら、お店の制服のまま帰ってきたのね」 母親は、巨乳ウエイトレスになった息子を軽く笑って出迎え、 「ちょうどいいわ。お料理のお皿を運んでくれる、ウエイトレスさん?」 「は、はい!」 夢月は赤くなりながら、家庭の食卓への配膳をおこなうのだった。 食事の後、部屋に戻った夢月は改めて、紗月に「相談」を行う。 「その、この制服のお店――『ダイナーズ』でアルバイトしたいんだけど、やっぱりここの制服、胸がないとちょっとマイナスだろ?」 「うん。……っていうかお兄ちゃん、女装はあんなに恥ずかしがってたのに、そういうところは妙に気にするのね」 「う、だって、『ダイナーズ』の制服だし……とにかく、アプリを使って、この制服を着るときに胸を大きくしたりできるのかなと思って。あるいは俺自身がちょくせつ操作できるようにするとか」 「もちろん。トレーナーのあたしならそのくらい簡単よ。んー、条件としてその制服を指定、体型変化イベントで胸のサイズを選択して、と――サイズはどうする?」 「ええと……今のこの大きさ以上がいいかな。あ、でもあんまり大きいのも動きづらそうだし……」 「おっきいの、好きだねー。お兄ちゃんのスケベ。じゃ、とりあえずF以上、J以下くらいにしておくね」 「うん。Iカップ……どれくらい大きいんだろう……」 Fでも充分大きくて昂奮したのに、さらに大きくなったらどうなるか――想像に、夢月は胸を膨らませる。もちろん現実の胸は、今以上には大きくはならなかったが。 「はぁ……でも、とりあえず一週間終わってよかった……」 「んふふっ、お疲れさま。でもまだまだ始まったばかりだからね。固定イベントだって、やっとおもらしやおねしょが始まったばっかりだし」 「そ、そういえば――」 ここ数日なかったので忘れていたが、このアプリはそもそもおもらし系のイベントを発生させるのがメインである。 「はぁ、いったいいつまで、こんなことが続くんだ……」 夢月は呟いて、肩を落とすのだった。 (第七話「巨乳とアルバイトと」了)
Comments
わかりました 楽しみです♪
2019-12-09 08:54:18 +0000 UTCコメントありがとうございます。おむつ+おもらしシチュについて、今後はだんだん増えてゆくと思いますが、この後の第8話で予定していますので、お待ちいただければ幸いです。
十月兔
2019-12-08 14:54:02 +0000 UTCいつも楽しく拝見しています そろそろおむつやお漏らしシチュを 入れてほしいです
2019-12-08 14:14:47 +0000 UTCご指摘ありがとうございます~!
十月兔
2019-12-08 00:53:47 +0000 UTC誤字鬼ちゃんになってますよ
アンブレラ
2019-12-07 16:30:41 +0000 UTC