連載小説 第四話「女子更衣室とフェラチオと」(2)
Added 2019-10-15 09:16:06 +0000 UTC母親に事情を説明した後、時間がないからと一緒にシャワーを浴びる兄妹。 「んふふっ、二人で一緒のお風呂、久しぶりだね」 「う、うん……」 それなりに広い浴室とはいえ、二人で湯船に入るとけっこう狭い。向かい合わせになっても体もところどころ密着しているし、何より―― 「露骨に目をそらさなくてもいいのに。小学生の妹のカラダが、そんなに気になる?」 「う……」 わざとらしく身を乗り出してくる紗月の裸体にどぎまぎしながら、何とかその部位――桜色をした胸元のつぼみや、まだ色づいてさえいない無毛の恥裂を見まいとするが、そうすればするほど意識してしまう。さっき連続絶頂で精嚢が涸れるほど出されていなければ、たちまち勃起していたところだ。 「お兄ちゃんったら、のぼせたみたいに真っ赤になっちゃって。んー、そんなに見るのが恥ずかしいなら、こうしよっか」 妹は悪戯っぽく笑うと、くるりと背中を向けて夢月の体に寄りかかってきた。 「ちょ、紗月――」 「ね? これならあたしのカラダ、見なくて済むでしょ?」 「そ、それはそうだけど……!」 背中側から見た紗月もまた、艶やかな黒髪や、華奢な肩、浮き出た肩甲骨になど、じゅうぶんにセクシュアルだ。おまけに乳房にも似た柔らかな二つのふくらみが、夢月の太腿の内側に当たっていて―― 「さ、紗月、わざとやってるだろ!?」 「んー、なんのことかなぁ? それとも本当に、ムラムラしちゃった?」 「う……ほ、ほら、もう、出るぞ!」 「出るって、まさかお兄ちゃんここで射精」 「お風呂から上がるって意味! ほら、のんびりしてられないんだから、早く立って!」 「はぁーい。ちぇ、けちー」 ぶーぶーいいながらも紗月はお風呂から上がり、夢月もまた一緒に脱衣所へ。 身体を拭くためにタオルを使おうとしていると、 「お兄ちゃん、ちょっと待って」 そう言って、紗月がバスケットからスマホを操作する。たちまち、二人はそれぞれの制服に着替えを完了していた。 夢月は昨日と同じ、紺の女子制服一式。今日は心持ち、スカートが短いようだった。髪型はハーフアップで、後ろにまとめた一房をリボンで結んでいる。紗月もいつものツインテールに、水色のジャンパースカートだ。 「こういう機能は本当に便利だなぁ……」 「でしょ? ちなみにこういうこともできるんだよ?」 そう言ってスマホを操作すると――二人とも制服だけが消え、下着姿になってしまう。 紗月は水色のキャミソールにインゴムショーツ。胸元とお尻にはスイーツがプリントされている、五年生にしてはやや幼いデザインのインナーだ。 いっぽうの夢月は、3/4カップブラジャーとビキニショーツのセット。色は淡いピンクで、赤いハートの刺繍が一筆書きのように描かれ、ブラのストラップヤカップ、ショーツのウエスト部分には白いフリルがひらひらと纏いついた、可愛らしくも華やかな一品である。 「ね? 下着姿だけってこともできるんだよ?」 「うう、今日もこんな可愛い下着で過ごすのか……」 「嬉しい?」 「嬉しくない! っていうか、そういう機能があるのは判ったから、早く戻して……」 改めて着用している下着を見せられると、いっそう落ち着かない。ブラジャーはともかく、ショーツの肌触りは悪くない――どころか、男物のシャツやトランクスよりずっとすべすべしていて気持ちいいくらいなのだが、恥ずかしいものは恥ずかしい。 ところが紗月はにやりと笑って、 「ううん、今日はもうちょっとだけ、この格好ってことにしましょ。さ、朝ご飯、朝ご飯」 「え、ええーっ!?」 戸惑う夢月を尻目に、紗月はさっさと脱衣所を出て行ってしまった。 「こ、この下着姿で朝ご飯を……?」 女子制服姿での朝食も恥ずかしかったが、下着姿はもっと嫌だ。勃起はしないだろうし、仮にしたとしても母親はおかしいと認識しないだろうが、それでもだ。 「うう……もう、紗月のやつ……!」 夢月は妹を恨みながら、リビングへと向かった。 あんのじょう、高校生の長男のブラショーツ姿を見た母親は、 「遅いわよ夢月、早く朝ご飯を――あら、ずいぶん可愛い下着じゃない」 「う……うん、ありがとう……」 それきり何事もなかったかのように朝食は済み、ようやく夢月は自室に戻って、今度こそ制服を着用した。慣れない女子制服だが、少なくとも下着姿でいるよりはずっとましだ。 ついでにスマホで、こんなとんでもない事態の元凶ともなっている現実改変アプリ「おもらしガールリンク」を立ち上げて、今日の結果を確認する。 おもらしイベント(一回)発生済み(回避条件:連続で射精しないこと) おねしょイベント なし 服装(日中)「学校指定女子制服」 (体育)「体操着/ブルマー」 (夜)「ネグリジェ」 髪型「黒髪ハーフアップ」 固定イベント なし アダルトイベント「シークレット」 (続く)