第二話「ブルマーと初おもらし」(1)
Added 2019-09-28 07:54:04 +0000 UTC目が覚めたら、小学生の妹とシックスナインの体勢だった。 見上げた眼前にあるのは、すけすけピンクのランジェリーを纏った少女の下半身。膝の半ばほどまである裾からは、オープンクロッチのTバックショーツに包まれた――と言ってもちゃんと包まれているわけではない陰部と臀部が、丸見えとなっている。 あまりにも唐突な展開に、寝ぼけた夢月の頭では五秒ほどを要した。 「……え」 ようやく口から出てきたのは、何とも間抜けた声。 しかしそれでも、妹の紗月には聞こえたらしい。上半身を起こして振り返り、 「あ、お兄ちゃん。おはよう。おちんちんも、元気そうだね」 つんつんと、すでに亀頭まで露出しているらしいペニスをつつかれて、夢月は衝撃に悶絶する。 「ひっ、や、やめっ……なにしてるんだよ、紗月!?」 「何って……えーっとぉ、お兄ちゃんの布団の上に四つん這いになってー、お布団をめくってー、お兄ちゃんが穿いてる花柄パジャマのパンツとレース付きショーツを膝までずり下ろしてー、朝勃ちおちんちんを剥いてるんだけど?」 「いや、丁寧に説明しろって意味じゃなくて! もう、とにかく、どいて――」 頭の上で股間を広げている妹の脚は、夢月の布団の上――ちょうど肩の横あたりに膝を載せて体重をかけている。貧弱な夢月の筋力では紗月を押しのけることができず、布団の中でもがくばかり。 「んふふっ、暴れないで、それよりも、ほら――紗月のあそこ、よーく見えてるでしょ?」 「う……」 内側の肉襞を暗喩するかのようなオープンクロッチフリルの間から覗くは、ぷっくりと盛り上がった無毛の割れ目。見てはいけないと頭ではわかっているのに――目が、離せなくなる。 「せっかくだから舐めてみる? 小学生の妹の、つるつるオマ――」 「や、やめっ……!」 「んふふっ、じゃあ――こっちは舐めちゃおっと」 紗月はにんまり笑って、顔を伏せる。 その瞬間、裏筋から亀頭の先端にかけてざらりと撫でる舌の感触に、背筋を一条の電光が駆け抜けて、夢月の体が大きく跳ねる。 「あははっ、ちょっと舐めただけで、真っ赤に膨らんだ! これ、もう一回舐めたらまた出しちゃうんじゃない? こう、噴水みたいに、びゅうっ、て」 「ほ、ほんとにやめ、てっ……!」 渾身の力で、妹を押しのけようとした時だった。 「ちょっと二人とも、早く起きていらっしゃい」 ドアが開いて顔を出したのは、二人の母親。高校生の息子がいるにしては若々しすぎると評判の、おっとりとした女性だった。 母親は兄妹のシックスナインをばっちり目撃していながら、しかし顔色一つ変えることなく、 「まったく、なにしてるの。朝ごはんの支度、できてるわよ」 「はーい。お兄ちゃんの朝勃ちごっくんしたら――」 「何ばかなこと言ってるの。そんなもの飲んだら、朝ごはんの味が判らなくなるでしょ?」 妹のとんでもない回答と、あきれたように言う母親。その二人のやりとりに、「違う、そうじゃない」と突っ込みたくなるのを、必死でこらえる夢月。 「とにかく、早く済ませておりてらっしゃいね」 「はーい」 「は、はい……」 対照的すぎるテンションの返事を聞いて、母親は階下に降りていった。 兄妹でのシックスナインを目撃しておきながら、母親のあの反応。もちろんそれは彼女がおっとりしているから――ではなく、昨日、夢月のスマートフォンにインストールされたアプリのせいだった。 現実改変型アプリ、「おもらしガールリンク」。 ゲーム内で発生するイベントによって現実を書き換え、周囲の認識すら阻害する非常識なアプリのせいだった。男子高校生の夢月が花柄の少女用パジャマを着ているのも、女子小学生の紗月がランジェリーを着ているのも、二人の痴態を見た母親が何事もなかったかのようにふるまっているのも、すべてそのアプリのせいなのである。 母親がいなくなったところで、妹はにやりと笑って、 「んふふっ、それじゃ、ママに言われた通り手早く済ませちゃおっか」 「う、ううっ……ああっ!?」 妹の舌が再び、今度は竿の根元から雁首、そして亀頭の先端までを舐め回し――その圧倒的な快感に耐えきれず、朝勃ちと、先ほどのひと舐めですでに限界に達していた怒張は、あっという間に精を放った。 妹が揶揄した通りの、噴水のごとき放出。粘液塊はほぼ垂直に一〇センチ以上も飛び上がったものの、やがて重力に負けて落下し、そのほとんどが、すぐ近くにあった妹の前髪と顔を白く汚した。 「あははっ、お兄ちゃんのザーメン、あたしの顔にかかっちゃった。これも顔射っていうのかな?」 「ひっ、う……も、もう、いいからっ……!」 射精後の余韻に全身の筋を抜かれたようになりながら、それでもようやく、夢月は妹の膝下から抜け出す。 「はぁっ、はぁっ……まったくもう、ご飯の前に、シャワー浴びて来るんだぞ」 「はーい。って、小学生の妹におちんちんなめられて射精した後に、お兄ちゃんっぽいこと言われてもねぇ」 妹は意地悪く言いながら、顔についた精液を指ですくって舐めつつ、 「それよりお兄ちゃん。今日のアプリ、服装とかイベントとか、確認してね」 「う、うん。はぁ、朝から気が重い……」 「腰は軽くなったでしょ?」 「そういうこと言わない!」 夢月はショーツとパジャマパンツを穿きなおすと、ため息をついて、枕元に置いてあった自分のスマホを操作する。「おもらしガールリンク」を起動、ゲーム画面で、いまの自分と同じ格好をした少女――「三村夢月」をタップすると、今日のイベントが表示された。 (続く)