
※月2回更新の2回目です!! *This is the second of two monthly updates! ■前回 ■試合内容 JKリーグ対女子リーグ対抗戦の第4試合はアンナVSエリカ。 試合を通して殆ど一方的に蹂躙されてしまったアンナ。 とうとうデビュー戦の時と同じ様にロープでフルボッコにされてしまうのだが…… 的な感じで試合の完結編をお送りし...
長きに渡ったリーグ対抗戦の最終試合は凛香VSレイの女王対決。
互いにチャンピオン同士の闘いであるはずなのだが、試合前から凛香はレイのオーラに圧倒されてしまい……
的な感じで試合の序盤までをお送りします~。
挿絵に関して、今回は導入のため立ち絵や既存CG多めなのですが全8枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!
またSSは約8200文字となります。(pixiv換算で読了まで約16分です)
■Content of the match
The final match of the long-running league competition was a queen showdown between Rinka and Rei.
It was supposed to be a battle of champions, but even before the match, Rinka was overwhelmed by Rei's aura and......
The above is a brief description of the match.
Regarding the illustrations, since this is an introductory section, the majority of the illustrations are standing drawings or existing CGs.
There are a total of 8 illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!
★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。
There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)
★For non-Japanese users★
Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m
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Final match of the league competition - Rinka vs. Rei
※JK=Jyoshi Kousei=High school girl
---------------地下格闘技団体UBC、選手用プライベートリング---------------
「シッ、やっ……ふっ!!」
二人だけの室内に、シューズがマットを踏みしめる乾いた音とグローブが空を切る鋭い風切り音のみが淡々と響き渡っていく。
休む間もなく絶えず繰り出される拳の速度は並のボクサーであれば目で追うことすら難しい程の疾さであるにも関わらず、ミサはその王者の連撃を紙一重で躱し続けていた。
(いける……レイちゃんの攻撃が、今なら良く見える!!)
類まれなる動体視力と観察眼からカウンターを得意としているミサ。
エリザベスとの試合を経て、最大限まで集中した彼女の瞳は攻撃の初動で起こる筋肉の微細な動きさえ鮮明に捉える様になっており、それ故半ば先読みに近い形での回避行動を可能としていた。
「ふふっ、本当に強くなったのねミサさん……この前闘った時とはまるで別人じゃない」
黒い拳の主は手を動かし続けながら、対戦相手へ素直な称賛の言葉を告げていく。
自分の攻撃が全く当たっていないのにも関わらず表情に一切の焦りはなく、”女王”と呼ばれるその女はむしろ愉しげな笑みを浮かべていた。
「ふっ、くっ……まぁレイちゃんにやられっぱなしってのも悔しいしね…………そこっ!!」
深く踏み込んで放たれたストレートの隙を付き、ミサは自身の代名詞とも言える右のカウンターを相手の顔面へと打ち込んでいく。
「ぶぎゅっっ!!!」
”カウンタークイーン”の一撃は”女王”の整った顔面に突き刺さり、女の口からは滅多にお目にかかれない情けない声が吐き出されていった。
(入った!!……でも流石にこれでダウンは奪えない、か…………)
たたらを踏んで後退したレイの姿を見て、ダメージは与えられているもののまだ倒すまでには至っていないと判断したミサ。
追撃を行うか再び受けに回るか思案していると、対戦相手が動きを止めるのが目に入る。
「今のは結構効きましたよミサさん……」
冷たい声とは裏腹に、酷く愉しげな笑みを浮かべている地下リングの女王。
だが彼女から放たれる”圧”が先程よりも数段跳ね上がっており、ミサの背中に冷たい汗が流れていく。
「それじゃ……そろそろ私も本気で行かせて貰いますね」
女王が一歩前に踏み出すと同時、その雰囲気に気圧されてしまったミサが踏み込まれた分だけ後ずさる。
(ヤバっ……これはまずいかも!!)
「次は右で行くので……」
(ブラフ、じゃない!! 本当に右で来る…………)
相手の筋肉の動きから、嘘ではなく本当に右が来ると判断するミサ。
(躱してカウンター?……それともここは大人しく下がるべき?)
そして未だ動揺を隠せないでいる女の元へ、女王は宣言通り真っ直ぐな右ストレートを繰り出していく。
「ちゃんと避けて下さい、ねっ!!」
このスパーリングで見せたどのパンチよりも疾く鋭いその一撃は、寸分違わずミサの顔目掛けて突き進んでいった。
(ヤバっ……疾すぎて、回避っ……間に合わな…………)
そして相手の行動が読めていたにも関わらずその圧倒的な速度に対応出来なかった為、ミサはまんまとクリーンヒットを許してしまう事になる。
「ぐびゅっっっっ!!!」
漆黒の拳が女の端正に整った顔面へと突き刺さり、ミサはその美貌に似つかわしくない無様な悲鳴を上げさせられてしまう。
「ぁぁ……んぅっ……………………」
強い意志を秘めていた紅い瞳は既に焦点を失ってしまっており、彼女の意識が深い闇の中に堕ちてしまった事を対戦相手に伝えている。
そして勢いよく吹き飛ばされてしまった女の肉体が激しい音を立ててキャンバスへ叩きつけられると同時、スパーリングの終了を告げるブザーの音がリングに響いていった。
「はぁっ……久しぶりに本気を出せて楽しかったわよ、ミサさん。
…………次は、ベルトを賭けて闘いましょうね」
頬を朱に染め上げ火照った吐息を吐き出しながら、”女王”は未だ意識のない女に向けて語りかけていく。
ただ立っているだけのその姿は何故か途方も無いほど妖艶で、女さえも魅了するかの様な濃密な色気を放っていた。
(ミサさんも良かったけど、今はまず凛香ちゃんよね…………)
スパーの相手を務めてくれた女の意識が戻るまでリング脇のベンチで休む事を決めたレイは、数日後に控えた試合へと想いを馳せていく。
(彼女、ムラっ気は強いけど良いボクサーなのは間違いないし…………楽しい試合になりそうね)
レイは既に試合の勝敗ではなく、”いかに楽しめるか”についてしか考えていない。
なぜなら彼女は自分が最強である事を理解しているからだ。
(でも彼女、強い時と弱い時の差が極端なのよね。 一体どうすれば良いのかしら……)
自らの勝利は約束されているのだから、どうやって勝つかについては考えるに値しない。
逆に、どうすれば相手の強さを最大限に引き出して自分を楽しませてくれるのかと、レイは冷静に思考を重ねていった。
---------------試合前日、凛香の部屋---------------
「がひゅっっ…………」
乱打戦の最中、綺麗に合わせられたカウンターで顎先を貫かれた凛香。
激しく脳を揺さぶられてしまった彼女は、そのまま力なくリングに倒れ伏してしまう。
「凛香選手、ここで再びダウンを喫してしまったぁ!!!
流石と言うべきはミサ選手、この極限の打ち合いの中でも器用にカウンターを合わせて来ました!! カウンタークイーンの名は伊達ではありませんっ!!!」
「ダウンッッ!! ……1…………2…………3………………」
「ぁ……んぅっ……んぁっ、こぽぉっ…………」
うつ伏せにダウンしているせいで黒い布地に包まれた白い乳房はキャンバスに押しつけられその形を淫靡に変えており、口元からはマウスピースが唾液の糸を紡ぎながら溢れ落ちていった。
「ぜぇ……はぁ……はぁっ…………」
ニュートラルコーナーに寄りかかり必死に酸素を体内に取り入れるミサ。
打ち合いに勝ったものの、彼女の体力も既に限界を迎えてしまっていた。
(アタシも、もう限界っ…………これでKOされてくれると良いんだけど…………)
だがミサのその願いは、虚しくも裏切られる事になる。
「なんと!! 凛香選手、カウント9で立ち上がったぁ!!」
よろめきながらも自力で立ち上がり、ファイティングポーズを構えていく凛香。
顔は腫れ上がり身体はボロ雑巾の様になっていても、その瞳はまだ死んではいなかった。
「まだまだっ……しあいはっ……これから、よっ…………」
凛香は手元のタブレットを操作して、試合の映像を止めていく。
(女子リーグの人と闘うのはミサさん以来ね……)
対抗戦の最終試合という大一番を翌日に控えた夜、凛香は女子リーグで唯一対戦経験のあったミサとの試合を思い返していた。
(あの時は何とか勝ちを拾えたけれど…………)
精度の高いカウンターで幾度となく失神させられてしまったものの、最終的には逆転勝利を収め、女子リーグのランカーを見事討ち果たした時の記憶。
(レイさんは、そんなミサさんをあっさり倒しちゃったんだよね……)
次いで頭によぎるのは、その強敵を全く寄せ付けず一方的に勝利を収めた次の対戦相手の姿。
(しかもまだ強さの底が全く見えないし…………厳しい戦いになりそうね)
(でも、折角アンナさんがJKリーグの全敗を阻止してくれたんだから……チャンピオンの私が情けない試合をする訳にはいかない)
次に頭に浮かんだのは、先日大金星を挙げた一人の少女の姿。
(アンナさんが卒業するまでに、またタイトルマッチが組まれるかもしれないし……)
今は対抗戦を共に闘う仲間ではあるものの、それが終わればまたベルトを奪い合うライバルへと早変わりする存在である。
故に、圧倒的強者と思われたエリカを打倒する姿を見て、このままじゃ次のタイトルマッチは危ういかもしれないと凛香は危機感を募らせていた。
(大丈夫……私だって強くなったんだから)
少女は不安な心を少しでも打ち消す為に、自らを鼓舞していく。
エリザベス、ミサ、アンナといった強敵に打ち勝ってきたという事実、それにチャンピオンとしての立場が彼女に少なくない自信を与えていた。
(それに、これまでも格上相手に何度も勝って来たんだから……)
「だから……今回もきっと大丈夫」
少女は自分に言い聞かせる様に、静かに呟いていく。
(もう寝よう…………明日は、頑張らなくちゃ)
沢山の絵の具をぶちまけたパレットの如く様々な気持ちが心の中でぐちゃぐちゃになるのを感じながらも、少女はなるべく何も考えない様にしてベッドで横になり、瞳を閉じていった。
---------------試合当日、地下格闘技団体UBC特設地下リング---------------
都内一等地にある某大型施設の地下深く。
公式には”存在しないとされている”地下10階では、大勢の観客達が息を飲んでその時が来るのを待っていた。
嵐の前の静けさだけが場を支配する中、会場に設置されている超大型モニターへと映像が映し出されていく。
「オチてる顔も可愛いわよルイちゃん♡
それじゃ、これで…………おしまいっ♪」
身体の速度が最高潮になった所で、マリナは勢いに乗せた右フックを放つ。
「……ぅ……ぁぁ………………」
意識の残されていないルイにはその拳を避ける事が出来るハズもなく―――――――
「ぶぎゅぅぅぅぅぅぅっっっっ………………」
そのまま、キャンバスへと派手に吹き飛ばされてしまっていた。
「ルイ選手ダウ~~~~ン!!
完全に失神してしまっておりますが、これは流石に立てないかぁ!!?」
意志の灯されていない瞳に完全に脱力しきった褐色の肌。
とっくの昔にマウスピースが吐き出されてしまった口は酸素を求めぱくぱくと金魚の様に蠢いており、時折汗に濡れた肉体がびくんと跳ねている。
そのどれもが、少女の敗北を分かりやすく示しており―――――――
「9……………………10!!! ウィナー、マリナ!!!」
リーグ対抗戦、初戦の決着を告げるゴングが鳴り響いていった。
「初戦はルイ選手がマリナ選手に手も足も出ず、2ラウンド持たずに失神KO負け……」
映像に合わせて実況の声が会場内に届けられていく。
試合中とは異なる落ち着いた語り口が、静けさを保った場内の隅々まで浸透していった。
「ぶひゅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
今の一撃で精神的な糸が切れてしまったのか、顔面が吹き飛ぶと同時に弛緩した股間から大量の聖水が放出されていってしまう。
「まだまだ行くわよ!!」
負け汁を垂れ流しにしている対戦相手を見てもアリサは一切気を緩める事はなく、残された僅かな力を全てその拳へと込めて追撃を放っていった。
「ぶべぇっっ……がびゅぅぅっっ…………お゙お゙お゙っっっ!!!」
左右のフックは涙目のあきらの顔面を勢いよく弾き飛ばし、次いで放たれたボディで腹にグローブがめり込むと同時、尿道が圧迫されたせいで聖水が勢いを増していく。
当然の如く既に失神してしまっているあきらは、対戦相手の拳で無様なダンスを踊らされてしまっていた。
「第2戦はあきら選手が善戦したものの、結果はアリサ選手に力及ばず6ラウンドで失神失禁KO負け……」
映し出されているのはこれまでに行われた対抗戦の記録。
それは即ち、JKリーグに所属する少女達の敗北の歴史でもあった。
(マグレでも何でも良い……この一撃だけは絶対に当てる)
「やぁぁっっ!!!」
豪快な風切り音と共に真紅のグローブが振り抜かれていく。
満身創痍の少女が放ったとは思えない程、疾く鋭く放たれたその一撃は―――――
「あびゅっっっ…………」
少女の悲痛な想いを踏みにじる様な、無慈悲なカウンターで切って落とされてしまった。
「またしてもカウンター!!
ここに来てミサ選手が止まりません!!!」
大量の唾液を纏ったマウスピースが弾け飛び、筋肉質な肉体は再び脱力状態に陥ってしまう。
(ごめん皆……この人、アタシじゃ……勝てな…………)
意識を失いかけていた少女は自身の敗北を悟りつつあったのだが――――――
「ぶぎゅぅぅぅっっっ!!!!!」
その思考が最後まで紡がれる前に、紅い拳が少女の顔面を押しつぶしていき強制的に思考を終了させられてしまった。
「第3戦は元王者のエリザベス選手がミサ選手をKO寸前の所まで追い詰めたものの、最終的には”カウンタークイーン”の前に敗れ去り…………JKリーグの選手は1勝も出来ずまさかの3連敗を喫し、対抗戦の敗北が決定してしまいます」
少しずつ勢いを増してきた実況の語り口と共に、徐々に熱気づいていく会場内。
また対抗戦で敗北を喫してしまった少女達も会場に来ており、それぞれが思い思いの表情でモニターを見つめていた。
「ぅ……………………ぁ………………………………」
自身の身に何が起こっているのかすら把握出来ていない”紅蓮の剛腕乙女”は、ぴくぴくとその雌としての魅力に溢れた肉体を震わせ、股ぐらから聖水を垂れ流し続けている。
そしてそのまま意識を取り戻す事なく、10カウントが数え上げられていった。
カンカンカーン!!!
「ここで試合終了~~!!
この激しい試合を制したのは”鉄の女”ことアンナ選手!!!
見事デビュー戦での雪辱を果たしました!!!」
「そして先日行われた第4試合ではアンナ選手がエリカ選手を見事打ち倒し、JKリーグに初の白星をもたらしました!!」
観客達がざわついて来た所で映像が暗転し、場内に再び静けさが戻る。
「そして本日、遂にJKリーグ対女子リーグの対抗戦最終試合が行われます!!」
モニターにこれからリングの上で激闘を繰り広げる選手たちの映像が流れると、観客達はこれまでの静けさが嘘の様な大歓声を上げていった。
「まずは青コーナー…………妹の為に地下ボクシングに参戦してから幾度となく派手な逆転勝利を繰り返し、エキシビションを除いた公式戦では未だ無敗の現王者」
スポットライトに照らされた花道を歩き、少女はロープをくぐってゆっくりとリングに足を踏み入れていく。
「何度ダウンを奪われても再び立ち上がる事からついた二つ名は"堕ちない少女(アンブロークン)”…………UBC女子ボクシングリーグJKの部、現チャンピオン……凛香~~~~~~!!!」
少女は割れんばかりの歓声を浴びながらも一切怯む事はなく、真剣な眼差しで向かい側のコーナーを見つめていた。
「続きまして赤コーナー……ボクシングルールではエキシビションを含めてただの一度の敗北すらない、文字通りUBCの絶対女王…………」
観客達に一切目もくれず、リング上にいる獲物を見つめながらその女はゆっくりとリングに上がっていく。
「UBC女子ボクシングリーグ現チャンピオン、”女王”ことレイ~~~~~!!!」
恐ろしく整った顔立ちに一部の無駄もない引き締まった身体。
その美女は、全てを見透かす様な冷徹な瞳をもって少女の視線に応えていた。
「今日はよろしくね凛香ちゃん…………試合、期待してるわよ」
リング中央でレフェリーによる諸注意を終えた後、レイは目の前の少女に語りかけていった。
表情はいつも通り凍りつく様な冷たさを貼り付けていたものの、その声色はどことなく楽しげなものである。
「え、えぇ……こちらこそよろしくお願いします」
表情と声色のギャップに一瞬戸惑ったものの、凛香も言葉を返していく。
だが、その裏で少女の心は酷く掻き乱されていた。
(この人……構えてないのに全く隙がない!!)
重心、体幹、洗練された所作……佇まいひとつとっても解る、その肉体に秘められた圧倒的実力。
(レイさん……もしかして私が考えてるより、ずっと強いのかもしれない)
相手は無敗の絶対女王。
故に決して過小評価をしていたつもりはないのだが、目の前の女から放たれる”圧”はこれまで闘ったどの選手とも比較にならない程凄まじく、凛香は自分の想定が間違っていた事を身体で理解させられてしまっていた。
「………………」
そんな中、あからさまに動揺を隠しきれておらず浮足立ってる対戦相手の姿を、レイは冷めた瞳で見つめていた。
「もうじき対抗戦最終試合のゴングが鳴らされます!!
果たして両リーグの女王対決はどのような結末を迎えるのか!!?」
(どうしよう……多分正面からの殴り合いは分が悪いだろうし、かといってレイさんは明確な弱点がある訳でもないし…………)
間近で感じた女王の強さ、自分のベルトを狙うアンナは女子リーグ相手に大金星を挙げている事実、自分が負ければJKリーグは4対1で大差をつけられて対抗戦を終えてしまうという状況。
様々な思考が少女の脳内を駆け巡る中、試合のゴングは鳴らされていった。
カーン!!!
(どちらにせよ、まずは距離をとってレイさんの出方を伺わないと……)
リング中央で互いのグローブを突き合わせた直後、凛香は相手の様子を見る為に距離を取るべく、後ろにステップを踏み出そうとしていたのだが―――――
「っっ!!!」
(嘘っ……いきなり来た!!)
凛香が足を動かす前にレイは一瞬で距離を詰めて来ており、更に利き腕である右腕を後ろに引き絞っていた。
(この距離は躱せないっ……ガードを固めなきゃ!!)
既に懐に入られてしまっている以上取れる手段は限られている為、凛香は目の前で防御を固めていくのだが――――――
「ぼひゅぅぅぅっっ!!!!」
ガラ空きの腹部に王者の拳が突き刺さっていく。
相手の目線から上に攻撃が来ると判断した凛香だが、ガードを固めたのを見てレイは狙いをボディへと変更していた。
「さっそく女王の攻撃が炸裂してしまったぁ~~~~!!
凛香選手、苦しげな表情で悶絶してしまっております!!!」
「がっ……あぁっ…………」
(お腹っ……いきなりキツいの貰っちゃった)
唇から涎の糸を引き、目を大きく見開いてしまった少女。
鍛えられた白い腹筋は黒いグローブで形を大きく歪められてしまっており、女王の一撃の重さを観客達に分かりやすく伝えている。
「このっ……やぁっっ!!!」
並の選手であればダウンを奪えてもおかしくない程の女王の一撃。
だが凛香は痛みに耐えながらも拳を握りしめ、反撃の一打を繰り出していく。
――――――が、
「ぶびゅぅっっっっ!!!」
待っていたのは女王の研ぎ澄まされたカウンター。
左拳で勢いよく顔面のド真ん中を弾かれ、少女の脳が激しく揺らされていく。
「うぅっ……ぁ……がぁっっ…………」
(やばっ、今の……滅茶苦茶効かされっ……)
女子リーグの選手でも上位ランカー以外であれば容易に意識を奪えるだろう一撃。
だがJKリーグで一二を争う耐久力を誇る凛香は未だ意識を保っており、千鳥足ではあるものの自らの足でリングに立っている。
だが、そんな無防備な状態の獲物を見逃すほど目の前の女は甘くは無いため、追撃のアッパーカットが少女の身体に襲いかかっていった。
「あびゅっっっっ…………」
その一撃がとどめとなり、ゴングから僅か数秒でJKリーグの王者は失神させられてしまう。
「ふぁ……ぁ、うぅ…………」
意識を手放した乙女の肉体は膝から崩れ落ち、重力にしたがってキャンバスへ墜落しようとしていたのだが――――――”女王”はそれを許さない。
「おぶぅっっっ、ぶべぇっっ、ごひゅっっっ、はぶぅぅぅぅっっ!!!!」
目にも止まらぬ高速の連撃が少女の肉体に突き刺さっていく。
既に意識を失ってしまっている凛香にはそのラッシュを防ぐ手立ては残されておらず、JKリーグ現王者の肉体は完全に拳で踊らされてしまっていた。
そしてレイが一瞬腰を低くした直後、強烈な右アッパーが凛香の顎へと炸裂していく。
「ぶぎゅぅぅぅっっっっ………………」
勢いよく頭を弾かれた少女の肉体がふわっと宙に浮き上がり、次いで大きな音を立ててキャンバスへと沈んでいった。
「な、なんと……開幕から実況する暇もない高速の連打が炸裂~~~~!!
凛香選手、まさかの開始10秒でダウンを喫してしまいました!!!」
「ぁぁ……ぁ……んぅぅっ………………」
意識の失われた肉体がピクピクと蠢くたび、年齢にそぐわないその豊満な双丘が柔らかく揺れ、観客達の瞳を楽しませていく。
「しかも……完全に失神してしまっております!!!
リーグ対抗戦の最終試合は、まさかの秒殺KO劇で幕を下ろしてしまうのかぁ!!?」
【リーグ対抗戦最終試合~凛香VSレイ~Part2】へ続く――――――
ナッツが主食
2024-01-14 07:33:42 +0000 UTCMaster-TuT
2024-01-13 16:02:12 +0000 UTCナッツが主食
2024-01-13 10:34:03 +0000 UTCナッツが主食
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