NokiMo
HATE(ヘイト)
HATE(ヘイト)

fanbox


2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika

※月2回更新の2回目です!!

*This is the second of two monthly updates!


■前回

2023.12【Part3】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika

※月2回更新の1回目です!! *This is the first of two monthly updates! ■前回 ■試合内容 JKリーグ対女子リーグ対抗戦の第4試合はアンナVSエリカ。 女子リーグ随一の剛腕を持つエリカの猛攻を前に為す術なく蹂躙されてしまうアンナ。 だがエリカの弱点であるスタミナが枯渇する3ラウンドの終了はすぐ近くまで迫ってきて...

■試合内容

JKリーグ対女子リーグ対抗戦の第4試合はアンナVSエリカ。


試合を通して殆ど一方的に蹂躙されてしまったアンナ。

とうとうデビュー戦の時と同じ様にロープでフルボッコにされてしまうのだが……

的な感じで試合の完結編をお送りします~。


挿絵は立ち絵や差分など含む全6枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!

またSSは約9200文字となります。(pixiv換算で読了まで約18分です)


■Content of the match

The 4th match of the High School Girl League vs. Women's League competition, Anna vs. Erika.


Anna was almost unilaterally overrun throughout the match.

She was finally beaten to a pulp on the ropes just as she was in her debut match.......

We will show you the completion of the match.


There are a total of 6 illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!


★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。

There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)


★For non-Japanese users★

Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m


---

【Part4】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ

League Semifinal Match - Anna VS Erika

※JK=Jyoshi Kousei=High school girl




「ぶべぇっ…………がひゅっ…………おぶぅぅぅっ…………」


女の拳が少女の肉体に何度も突き刺さり、その度に情けない嗚咽が漏らされていく。


闘う為の腕はロープに絡め取られてしまったままなので、少女にはただひたすら蹂躙されるしか選択肢が残されていない。



「あ~っとアンナ選手ロープで滅多打ち!! エリカ選手容赦ありません!!

 これはデビュー戦の再現になってしまうのかぁ!!?」


「お゙ゔゔっ…………あべぇっっ…………ぶひゅっっっ………………」


半ば朦朧とした意識の中、少女の意志とは関係なく、その雌としての魅力に溢れた艶めかしい肉体は相手の拳に合わせて無様なダンスを踊らされてしまっていた。




「あ~っと今度は強烈な左ボディ!!

 アンナ選手の身体がくの字に折れ曲がっていく!!」


「おぶぅっっっ!!! お゙っ……あ゙っ…………」


すっかり柔らかくなってしまった腹肉が紅い拳を深く受け入れ、少女は情けない嬌声と共に大量のどろっとした唾液を口から吐き出していく。



「ぶふぅっっ……がひゅぅぅっ…………あぅぅ…………」


続いて休む間もなく涙と唾液に塗れた顔面を左右の拳で弾き飛ばされてしまい、元JKリーグの女王は明後日の方向に視線を彷徨わせている。


「アンナ選手、完全に公開処刑されてしまっております!!

 果たしてこの苦境から逆転の目は残されているのかぁ!??」




(このままじゃまずい……反撃、しなきゃ…………)


ボディの痛みで朦朧としていた意識が覚醒したアンナ。


第4ラウンドはまだ折返しにすら達していない為この試合幾度も少女を救ってきた鐘の音は期待できそうになく、この状況を打開すべくロープに絡まった腕を持ち上げようとしたものの―――――



「ぶべぇっっっっ…………」


エリカはそれを許さない。



(悪いけどこっちも限界が近いんでね……このまま決めさせてもらうよ!!)


一見余裕そうに見えるエリカではあるが度重なるアンナのボディ攻めのダメージも相まってその体力は既に底を尽きかけており、残された力の全てを振り絞るつもりでこのラッシュを放っていた。


故にその連撃に付け入る隙など微塵もなく、少女はただひたすらロープ際で滅多打ちにされ続けてしまう。


「がびゅっっ、ぶふぅぅぅっっ、おぼっっっ…………あびゅっっっ!!!」

(まだこんなパンチ力が残ってるとか……どんだけ強いのよこの女…………)



「これは余りにも一方的……とてもリーグ2位同士の試合とは思えません!!

 両リーグの実力差は我々の想定以上の物があったというのでしょうか!?」


開幕からここまで3連敗を喫しているJKリーグ。

”チャンピオン同士の試合よりは”まだ全敗を防げる可能性が高いと思われていたこの一戦だが、蓋を開けてみればこの有様である。


観客達の間では、もはやJK側の5連敗は半ば既定路線なのではないかといった空気が形成されつつあった。




「良いわよエリカちゃん、最後まで油断しちゃダメだからね!!」


またリング下ではエリカ側のセコンドであるマリナが激を飛ばしており、現在進行系で滅多打ちにされている愛弟子について想いを馳せていた。


(あの娘も私の予想以上に頑張ったみたいだけど……流石にこれで終わりね)




師匠であるマリナがそう断ずるのも無理はない程、リング上では凄惨な光景が繰り広げられている。


「ぐびゅっ…………お゙え゙え゙っ…………ぶべぇぇぇっ…………」


意識などとっくの昔に手放してしまっており、ただ拳が己の身体を犯す度に情けない声を上げるだけのサンドバッグに成り果ててしまっている少女。


一撃毎に少女の身体が大きく揺れロープが激しく軋む様は、女の打撃の威力をこれ以上ない位分かりやすく証明している。



「ぁ……ぅぅ…………かひゅっっっっ!!!!」


失神してしまっている無力な少女相手に容赦なく突き立てられたアッパーカット。

既に美貌が失われてしまった顔面が勢いよく跳ね上げられ、焦点の定まっていない瞳は上ずってしまう。



「エリカ選手が止まらない~~~!! 既に4ラウンド目に突入しているにも関わらず、一体どこにそんな力を隠していたのか!?」



ゴングまでの時間はまだ十分に残されており、紅蓮の嵐は一向に止む気配を見せない。


「がふぇっ……んぶぅぅぅっ……こぷぅっっ…………お゙ゔゔっっっ!!!」



終わりがないかと思われたこの地獄の様な蹂躙劇は―――――



「スタンディングダウンッ!!!!!」


レフェリーの一言によって唐突に終焉を迎えていった。





立ったままこの試合二度目の失禁を晒した事で、遂に宣言されてしまったスタンディングダウン。


この地下リングにおいて殆ど宣言される事のないそれは、表のリングであれば実質TKO負けにも等しい、地下女子ボクサー達にとって一番の恥と言われている。



「あ~っとここでスタンディングダウンです!!

 完全にデビュー戦の再現になってしまいました!!!」


滅多にお目にかかれないスタンディングダウンに会場が大きな盛り上がりを見せていく。



「ぜぇっ……はぁっ……こひゅっ…………」


自身の勝利を確信したのか、エリカは極度の疲労で表情を歪めつつも軽く腕を上げながら赤コーナーへと重い足を引きずっていった。




「ぅ……お゙あ゙っ…………んぁぁっ………………」


幸か不幸か、直前に打たれたボディの痛みで意識だけは取り戻していたアンナ。


(ぁ……”また”……スタンディングダウンさせられちゃた…………

 早く構えないといけないのに…………身体……動かない………………)


ぴくぴくと痙攣するだけで力が入らない肉体をもどかしく思いながらも、JKリーグの元女王は股ぐらから先程より色味の薄くなった黄金水を垂れ流しにしてしまっている。


そして少女は、観客達の熱気と反比例するかの様に冷えつつある心で思考の海に潜っていった。




(これが……女子リーグの上位ランカー……いくらなんでも強すぎる…………)


思い起こされるのは今日のここまでの試合内容。


デビュー戦でのリベンジを誓って臨んだ試合であるにも関わらず、正面からの殴り合いでは尽く打ち負け、必死に鍛えた自慢の肉体を徹底的に苛め抜かれてしまい、既に何度も失神させられてしまっているという、情けない11分間の記憶。


(ひたすら腹叩いてやったのに全然効いてないし……4ラウンドになってもスタミナ切れてないし…………私に、勝ち目なんて無いのかもしれない)


その肉体以上に評価されている鋼の精神を持つ彼女であるが、絶望的な現状を前にその心が折れかけてしまっていた。






(でも…………)


朦朧としつつある意識で脳裏を過ぎったのは、始めてベルトを巻いた時の記憶。


今日と同じ様に何度倒れても立ち上がり、必死に相手に食らいついて王座をもぎ取った時の忘れられない興奮。


ずっしりとしたベルトの重量感と狂わんばかりの観客の熱狂、それにこれまで味わった事のない程の達成感は今でも少女の脳裏に鮮烈に焼き付いている。



(それでも……それでも、私はまたチャンピオンになりたい!!)



ぼんやりとしていた意識が覚醒し、紫色の瞳に闘志の炎が再び灯されていく。

それと同時に心臓は早鐘を打つように高鳴り、ドクドクと体中に熱い血潮を運んでいった。



(なら、この人は……越えなくちゃいけない相手)


アンナがJKでいられる期間は残り僅かである為、数ヶ月後にはJKリーグから女子リーグへの移籍が確定している。


故に少女が今後女子リーグでも王者になる為には、この目の前の女を倒す必要があった。



(だから、こんな所で負けられない…………

 あの人のスタミナが尽きるまで……何度でも立ち上がってやる!!)


動かないと思われていた身体に力が満ちていき、しっかりとした足取りでファイティングポーズを構えていくアンナ。


あれだけ散々サンドバッグにされていたにも関わらず、腫れ上がった顔ではあるもののその表情は試合開始前と変わらない凛々しさを浮かべていた。



「な、なんとアンナ選手……あの状態から立ち上がりました!!

 これが”鉄の女”の底力という事なのかぁ!!?」



少女の奮闘に観客達が大いに盛り上がる中、ニュートラルコーナーにいたエリカは肩で息をしながらも驚愕の表情を浮かべている。


(嘘だろ……なんで……なんでコイツまだ立てるんだよ!!)


アンナの驚異的な肉体的・精神的な耐久力もさる事ながら、彼女が立ち上がれたもう一つの理由にエリカは気付いていない。


試合開始直後からどれだけ劣勢に立たされたとしても愚直にボディを攻め続けたお陰でエリカの身体には少なくないダメージが刻まれており、自慢の剛腕の威力は多少なりとも落ちてしまっていたのだ。



(それにコイツ……雰囲気が変わったか?)


肉体的には限界の筈であるにも関わらずエリカは目の前の少女から強者特有の”圧”を感じた為、警戒の度合いを最大限引き上げていった。






「ボックス!!!」


(あの女、なんかやべぇ雰囲気を醸し出してるけど、アタシもいつまで持つか分からないし……ここは攻めるしかない!!)


「ぜぇっ……はぁっ…………おらぁっっ!!!」


試合再開後、互いの拳が届く距離までゆっくりと近づいたエリカは鋭い右ストレートを繰り出していく。



短い風切り音を伴い打ち出されたそれは、この試合幾度となく目の前の少女をキャンバスへと沈めてきた一撃であるのだが―――――



「お゙ぶぅぅぅっっ!!!!!」


ヘッドスリップで躱されてしまった直後、エリカはボディに痛烈なカウンターを浴びせられてしまっていた。



「あ~っとアンナ選手遂に反撃開始です!!

 エリカ選手、苦悶の表情を浮かべ完全に悶絶してしまっております!!!」



「お゙お゙っ…………あ゙っ……ぼえ゙っっ…………」


自身の圧倒的なまでと言える攻撃力を上乗せされた一撃が、既に柔らかくなった腹筋を軽々と貫き奥の内蔵まで衝撃を響かせていく。


(やばっ…………これっ、ナカまで響いちゃってる…………

 でも……今倒れる訳には…………)


紅い瞳からは大粒の涙が溢れ出し、大きく開かれた口からはマウスピースが唾液を伴って零れ落ちていくが、それでも女は震える膝で必死に立ち続けている。



視線を上げると少女が追撃を放とうとしているのが見える。

この状態で再度ボディなど貰ってしまったら今度こそダウンは確実であるため、エリカはそれを防ぐべく目の前の少女へ向けて獣の様な鋭い眼光を放っていった。


(このっ……少し黙ってやがれっ!!!)


試合序盤で見せた圧倒的強者による威圧。

前回はその眼差しを浴びて怯んでしまったアンナだが――――――



「ごひゅぅぅぅぅっっ…………」


少女はその威圧を全く意に介さず、追撃の拳を相手の腹の奥深くまで打ち込んでいった。



「あ゙っ…………お゙お゙っっ…………」

(だめっ……もう、無理っ…………)


小さくなった瞳孔は上ずってしまい、痛みで思考の全てを埋め尽くされてしまうエリカ。


そして唾液を滴らせた口を数度程パクパクと開閉させた後、膝から崩れ落ちキャンバスへとその身体を沈めていった。





「エリカ選手遂にダウ~~~~ン!!!

 この試合初のダウンですが…………ダメージは甚大かぁ!!?」


先程殴られた腹筋がヒクヒクと痙攣しており口からは大量の唾液を垂れ流しにし続けている”紅蓮の剛腕乙女”。


「お゙お゙っ……お゙っ…………がぁっ…………」

(腹、やべぇっ……いくらなんでも打たれすぎた…………)


これまで蓄積していた腹部へのダメージがここに来て限界を迎えており、女は地獄の様な耐え難い苦痛を味わっていた。



「エリカ選手悶絶したまま動けません!!

 これはもしやこのまま試合が決まってしまうのかぁ!!?」


方や二桁に届く回数のダウンを喫し、方やこの試合初のダウン。

だがその数字とは相反するかの様な光景がリング上では広がっていた。




「お゙ゔっ、ゔっ…………お゙ぼぉっ……」

(くそっ、痛みが全く引かない……でも、今は立たないと)


涙と唾液に塗れた顔をきゅっと引き締め、強烈な痛みを訴えかける身体に力を込めてエリカは強引に立ち上がっていく。


そして女がガクガクと震える膝で立ち上がり、ファイティングポーズを構えたと同時に――――――ラウンド終了を告げるゴングが鳴り響いていった。


カーン!!!



「ここで第4ラウンド終了です!!

 これまでとは打って変わってエリカ選手がゴングに救われる形となりました!!」



「ぜぇっっ……はぁぁっ…………お゙ゔっ……」


アンナが軽い足取りで青コーナーへ戻って行く姿とは対称的に、エリカは虚ろな瞳を浮かべ膝を震わせるばかりでその場から動く事が出来なかった。






「やったわねアンナ、貴女最高よ!!」


青コーナーではエリザベスが満面の笑みで傷付いた少女を出迎え、その健闘を称えていく。


「ありがとうエリザベス。

 エリカさんのスタミナも切れたっぽいし……ここからはこっちの番ね」


柔らかな声色ながらも真剣な表情を浮かべているアンナ。

目線の先にはこれまでとは異なり、忙しなく動いている赤コーナー陣営が映っていた。



「えぇ……でも、貴女身体は大丈夫なの?

 かなり派手にドミネーションされてちゃってたけれど……」


「あの人に勝つ為なら、5ラウンドでも10ラウンドでも……どこまでも闘えるわ」


既に体力的には限界を迎えてしまっているのだが、気力だけで少女の身体は稼働している。


だが脳内をアドレナリンが勢いよく駆け巡っており、アンナは痛みも疲れも何もかもを忘れ、全力で闘えるコンディションにあった。






カーン!!!


「さぁ始まりました第5ラウンド!!

 エリカ選手、先程のダメージからは回復出来ているのか!?」



(ダメ……エリカちゃん、完全に限界ね)


セコンドであるマリナがそう判断するのも無理はない程、今の彼女の姿は満身創痍そのものと言える。


(腹っ……まだ痛むし……足も動かねぇ…………)


単にスタミナ切れだけならまだしも、試合開始から徹底的にボディを攻められたのが致命的だった。


「ぜぇぇっっ…………はぁぁっ…………ぜぇっ…………」


身体にダメージを蓄積させられてしまったせいで60秒のインターバルを経ても女の体力はほとんど回復する事がなく、また脳内のアドレナリンの分泌も途切れた事でこれまで散々打たれたボディの痛みが顔を出し思うように動けずにいた。



そんな中、”鉄の女”は素早くエリカに近づいていき、拳を硬く握りしめて腰の入ったボディアッパーを放っていく。





「おぶぅぅぅぅぅっっっ!!!!」


「ファーストヒットはアンナ選手!!

 あぁ~っとエリカ選手、一発で悶絶してしまったぁ!!!」



(コイツ……試合序盤より明らかに拳が重い!!)


疲労した身体ではあるものの、逆に余分な力が抜けてアンナの拳は鋭さを増しており、打撃力を上昇させていた。



(やっぱりエリカさん、スタミナ切れてるわね……なら、一気に攻め込む!!)


目の前にいるのは圧倒的強者ではなく、もはや死に体同然の弱った獲物。

そう確信したアンナは動きの止まった女目掛けて漆黒の拳に力を込めていった。






「ぶぎゅっっ…………おびゅぅぅぅっっっ…………あぶぅぅぅぅ!!!!」


黒の弾丸が紅い女を弾く度、リングに情けない嬌声が響いていく。

先程までのラウンドで幾度となく響いていた物とは異なる声質のそれは、試合の流れが変わった事を明確に物語っていた。



「あ~~っと、エリカ選手タコ殴りにされてしまっております!!

 これまでの鬱憤を晴らすかの様な凄まじい連打だぁ!!!」



「お゙え゙え゙っっ……かひゅっっ…………あぶぅぅぅぅっっ…………」

(コイツ……まだこんなパンチ打てんのかよ……このままじゃ…………)


少女の連打は止まる事はなく、何度も何度も女の顔を、腹を殴りつけていく。

女子リーグの上位ランカーに匹敵しようかという威力の猛打が絶え間なくエリカの肉体を蹂躙していった。




「あびゅっっ…………」


鋭い右アッパーが女の頭を弾き飛ばした直後、紅の瞳は焦点を失い膝がカクンと落ちていってしまう。


「あ~っと、エリカ選手目の焦点があっておりません!!!

 意識をトバされてしまったかぁ!!?」



激しいラッシュを受け失神してしまった雌の肉体へ向け、少女は拳を握りしめていく。


(私は…………負けないっ!!)


そして鉄の様に硬く固めたその拳を、無防備な顔面へ向けて解き放っていった。



「ぐぴゅっっ!!!」





「エリカ選手またしてもダウ~~~ン!! このラウンドいい所がありません!!

 流石に体力が尽きてしまったのかぁ!!?」


「んぁっ…………がぁっ……………………」


虚ろな瞳を浮かべ、完全に意識を断たれてしまったエリカ。

小刻みに震える身体と時折口から発せられる声にならない音は、既に彼女の肉体が限界である事を物語っており、このまま試合終了かと観客達は思い始めていた。



だが――――――


「ちょっとエリカ、何JK相手にボコられちゃってんのよ!!

 アンタそんなんで負けるタマじゃないでしょ、さっさと立ちなさい!!!」


エリカの腐れ縁の親友であるアリサの声により、女は意識を取り戻していった。



「ぁ……ありさ………………」


(そうだよな…………アイツも勝ってるのに……アタシだけJKに負ける訳には…………)


愛しい悪友の激で折れかけていた心に再び火が灯る。

そして力の入らない身体に強引に力を込めていき、ゆっくりと立ち上がっていく。



「エリカ選手、なんと立ち上がりました!!

 その目はまだ死んでおりません、まだ試合はどうなるかわからないぞ~~!!」


これまで3ラウンドが経過しスタミナが切れた場合、ダウンした時点で負けが確定していたエリカだが、気力を振り絞り辛うじてカウント9で立ち上がる事に成功していった。






「ボックス!!!」



(マジでもう限界……けど、どうせアイツもくたばり損ないだし、あと一発で沈むだろ)


満身創痍の状態ながらも、瞳だけは獣の様な鋭い眼光を浮かべているエリカ。

浅く早い呼吸を繰り返しながら、必死に拳に力を込めようとしている。


(アリサも見てるんだ……気合入れろよ、アタシ!!)


そして身体に残された絞り粕の様な僅かな力を全て込めた、文字通り最後の一撃を放っていく。


「…………らぁっっ!!!」


鋭い風切り音を伴い放たれたそれは、”紅蓮の剛腕乙女”の名に恥じない強烈な威力を纏っていたのだが―――――




バキィッッ!!!


「硬ぁっ……」


腹を打ち抜かれたはずの少女は涼しい顔を浮かべており、逆に拳を放った側である女の方が苦痛の表情を浮かべていた。



「なんと……エリカ選手のボディが全く効いておりません!!

 ”鉄の女”の面目躍如かぁ!!?」



「今度は私の番ね……」


凛とした、感情の薄い冷たい声がエリカの耳に届けられていく。

それと同時に硬く握りしめられた漆黒の拳が女の腹目掛けて放たれていた。




「おびゅぅぅぅぅっっっ…………」


またしても年下の一撃で悶絶させられてしまう”紅蓮の剛腕乙女”。


「お゙っ…………がぁっ……………………」


痛みで朦朧としてしまった意識はもはや目の前の少女の動きを捉えてはおらず、女は追撃のアッパーカットに対して無防備な顎を曝け出したまま固まってしまっている。



「がひゅっっ……………………」


縦に激しく脳を揺らされ即座に意識を断ち切られてしまったエリカ。

そのままアッパーの勢いでたたらを踏んでしまい、背中がロープにぶつかってしまう。


一瞬腰が落ちかけたものの、辛うじてロープが腕に絡まったお陰でダウンだけは免れていく、が――――――



「ぐびゅっ……ぼひゅっ……あぶぅぅっっ…………お゙え゙え゙え゙え゙っっっ!!!」


”鉄の女”による無慈悲なラッシュの餌食となってしまっていた。





「エリカ選手、またしても滅多打ちだ~~~~~!!!

 流石にこれは万事休すかぁ!!?」



完全に失神してしまっている無力な女の肉体を、黒い弾丸が幾度となく撃ち抜いていく。


「ゔっ…………ぶっ…………お゙あ゙っ………………」


殴られても既にロクな反応を示す事すら出来ず、ただひたすらJKのサンドバックに成り果ててしまっている女子リーグの上位ランカー。



「エリカ…………」


VIP席ではアリサが拳を握りしめて愛しい親友がドミネーションされている様を見守るが、エリカがその声に反応することはない。



「んっ………………お゙っ………………ぁ………………」


そして殴られ続けている女の反応が完全に無くなりかけた頃、リングに特有のアンモニア臭が漂い始めていく。



「あ~っとエリカ選手、立ったまま失禁してしまっております!!

 先程とは完全に立場が逆転してしまいました!!!」



股間から勢いよく金色の液体を放出している女の姿を見て、レフェリーはこの試合二度目のスタンディングダウンを宣告していった。


「スタンディングダウン!!!」






「1……………………2……………………3………………………………」


「ぁ…………ふぁぁ……………………」


レフェリーによって地下特有の長めのカウントが数えられていくも、虚ろな瞳を浮かべた女は全く反応する事が出来ず、小刻みに身体を震わせる事しか出来ないでいる。


そしてカウントが折返しを迎えた辺りで、辛うじてロープに引っかかっていた腕が解け、脱力しきった肉体が墜落していってしまう。




「ぅ……………………ぁ………………………………」


自身の身に何が起こっているのかすら把握出来ていない”紅蓮の剛腕乙女”は、ぴくぴくとその雌としての魅力に溢れた肉体を震わせ、股ぐらから聖水を垂れ流し続けている。


そしてそのまま意識を取り戻す事なく、10カウントが数え上げられていった。




カンカンカーン!!!


「ここで試合終了~~!!

 この激しい試合を制したのは”鉄の女”ことアンナ選手!!!

 見事デビュー戦での雪辱を果たしました!!!」



劇的な逆転勝利に加え、対抗戦におけるJKリーグ初の白星。

観客達のボルテージは最高潮に高まっていた。



「ここに来て初勝利を挙げたJKリーグですが、最終戦もこの勢いに続く事が出来るのか!!?」




「あの娘、この勝ちで更に強くなるわね…………こっちに来るのが楽しみだわ」


最終戦を闘う一人である女子リーグの絶対女王は、リングで勝ち名乗りを上げている少女を見つめながら人形の様に整った顔面に笑みを浮かべていった。




「やった……勝てた…………」


そしてレフェリーに掲げられていた腕を解放された直後、緊張の糸が解けたアンナの意識はプッツリと途絶え、糸の切れた人形の様にキャンバスへと崩れ落ちていく。


散々殴られ続け、腫れ上がった乙女にあるまじきボコボコの顔面。

だがその顔は普段の冷たい表情からは考えられない程柔らかく、とても満足そうな顔を浮かべていた。




【リーグ対抗戦最終試合~凛香VSレイ~】Part1へ続く


■次回

2024.1【Part1】リーグ対抗戦最終試合~凛香VSレイ~/Final match of the league competition - Rinka vs. Rei

■前回 ■試合内容 長きに渡ったリーグ対抗戦の最終試合は凛香VSレイの女王対決。 互いにチャンピオン同士の闘いであるはずなのだが、試合前から凛香はレイのオーラに圧倒されてしまい…… 的な感じで試合の序盤までをお送りします~。 挿絵に関して、今回は導入のため立ち絵や既存CG多めなのですが全8枚、内1枚はFANBOX用の...



◯あとがき

今年も一年ありがとうございました!!

来年はゲーム制作の方も進めていくと思うので、是非今後ともよろしくお願いしますー。


Thanks everyone for all your support in this year.

We will be working on game production next year, so please keep in touch with us!





2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika 2023.12【Part4/fin】リーグ対抗戦第4試合 アンナVSエリカ/League Semifinal Match - Anna VS Erika

Comments

楽しんで頂けて何よりです☺️ 来年もどうぞよろしくお願いします😊

ナッツが主食

今年最後のプレゼントとして、アンナちゃんの素敵な勝利を見ることができてとても嬉しかったです!来年もどうぞよろしくお願いします! (´∀`)(´∀`)

細氷

ありがとうございます! 来月から始まるので是非お楽しみ下さいませ~。

ナッツが主食

例え相手が絶対女王でも、凛香さんであればもしかしたら……😄

ナッツが主食

最後まで試合を見てくださってありがとうございます! ご指摘の通り凛香へのリベンジも果たしてないし、女子リーグに移籍後も絶対女王の高い壁が待っているので、まだまだ彼女には挑戦すべき山がいくつも残っております。 是非今後も彼女の活躍を楽しみにして頂ければと。 レイの方も楽しみにしてくださりありがとうございます! 来月から試合が始まりますので、是非お楽しみに~。

ナッツが主食

As you can see, Anna won this time because of her defeat in her debut race. Without the desire for revenge, she surely would not have stood up at the standing down.

ナッツが主食

Thank you. I'm sure Ray will be full of charm, so please look forward to his next match! Anna will be back on the scene as well, so look forward to that time~!

ナッツが主食

ファイナルマッチはまたどれだけ過激なゲームになるのか...? 楽しみです

wsd

アンナのまさかの大金星でスコアは3対1..... これでJKは5対0完敗だけは防ぐことができましたが.... 残念ながら女子リーグ最後のボクサーは.....😱

イテ-い

アンナの精神力は最終的に彼女に勝利をもたらしましたが、まだ彼女には越えなければならない山が残っているようです。 また、絶対女王と呼ばれるチャンピオンは確かに強大な強者であることは間違いなさそうです。 彼女がどれほど強いかを見るのも面白そうです。

fUkcovid

I can't believe Anna actually came back from that beatdown and pulled off JK league's first win! Something tells me that if Anna didn't have such strong feelings towards getting revenge against Erica for what happened at her debut match, Anna wouldn't have had that extreme adrenaline rush needed to win.

SHADOW

Also, Anna did a great job of overcoming the challenges, and I look forward to seeing her grow.

Marcacis

Rei is my personal favorite boxer, and I'd love to see a final match that really showcases her strength and charisma :)

Marcacis


Related Creators