NokiMo
HATE(ヘイト)
HATE(ヘイト)

fanbox


2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa

※月2回更新の2回目です!!

*This is the second of two monthly updates!


■試合内容

JKリーグ対女子リーグ対抗戦の第2試合はあきらVSアリサ。


徹底したアウトボクシングを行うアリサに対してカウンターを決めダウンを奪うものの、その後猛ラッシュを打ち込まれ滅多打ちにされてしまったあきら。

互いに満身創痍の二人の試合はついに佳境を迎え…………


的な感じで試合の完結編になります。


挿絵は立ち絵や差分など含む全5枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!

SSは約8000文字となります。(pixiv換算で読了まで約15分です)


ナッツのお気に入りのキャラ同士の対戦なので、よろしければ是非お楽しみ下さいませ~。



■Content of the match

The second match of the High School Girl League vs. Women's League competition, Akira vs. Arisa.


Akira countered Arisa's thorough outboxing and took her down, but was then hit with a furious rush of strikes that left her battered and bruised.

The match between the two, both with wounds all over each other, finally reached its climax and ............

The match will be concluded.


There are a total of 5 illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!


This is a match-up between two of my favorite characters, so please enjoy it if you like~!


★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。

There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)


★For non-Japanese users★

Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m


---

【Part3】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~

League Match 2nd game - Akira vs. Arisa

※JK=Jyoshi Kousei=High school girl


「私のとっておき……見せてあげるわ」

その直後、アリサは思いっきり息を吸い込んで目一杯肺に空気を蓄えていく。


そして取り込んだ空気を逃さない様に口を固く閉じると同時、今までよりも更に速度増した踏み込みであきらへと駆け出していった。




「えっ、疾っ…………あぶっ、がひゅっ、お゙ゔっ、ぶふぅっっ!!!」


少女が迎撃体勢を取る前に空色の弾丸が次々に着弾していき、腹を、顔を、成長途中である少女の肉体の至る所が鈍い音を立てて打ちのめされていく。



「アリサ選手の超高速ラッシュが炸裂~~~~~!!

 速い速い!! あきら選手、手も足も出ず打たれるがままだ~~~~!!!」


「あべっ、がひゅっ、ぐふっ、あぶぅっ、っぷぁっっ!!!」


一瞬たりとも途切れる事のない無呼吸状態での超高速連撃。

自身のスタミナ消費を考えずに繰り出されるそれは、防御はおろか対戦相手が反応する事すら許さず――――――




「お゙え゙え゙え゙っっ…………」


紅い瞳のJKボクサーは、情けない声を吐き出すだけのサンドバッグと成り果ててしまっていた。





「あきら選手、アリサ選手が繰り出すラッシュの速度に全く対応出来ておりません!! 果たしてラウンド終了まで耐えきれるのか!!?」


「ぶぅっ、あびゅっ、んばっ、がひゅぅぅぅっ…………」

(これっ……疾すぎ……る………………)


連続で脳を揺らされ意識が朦朧としてしまっているせいもあるのだが、例え万全の状態であっても捉える事は出来ないであろう程の圧倒的な速度差。


(私の全力全開……合わせられるもんなら合わせて見なさい!!)


目ですら追う事が出来ない超高速の猛打はカウンターはおろか回避や防御をする事すら相手に許さない。 そして常に意識外の部位を殴打するその攻撃は、あきらに見た目以上のダメージを与えていた。




「負けないであーちゃん!!

 もうすぐラウンド終わるから何とか耐えるのよ!!」


いたいけな少女による必死の声援。

親友がサンドバッグにされているにも関わらず、凛香は目を逸らさず必死に声を張り上げていく。



「ぶっ…………がひゅ…………んあ゙っ………………」


だがその声を届けるべき相手は既に失神してしまっており、声は虚しくリングに響いていった。



「あきら選手は完全に失神してしまっておりますが、アリサ選手が止まらない!!

 このまま徹底的に痛めつけるつもりなのかぁ!!?」


(ここでぶっ倒してもどうせまた立ち上がって来るんでしょ?

 なら……完膚なきまでにボッコボコにしてやる!!)


「がっ…………お゙あ゙っ…………ぶひゅっ…………お゙ゔゔっ…………」


対戦相手の意識が失われてしまっても蒼い拳の嵐は治まる事がなく、ただひたすらその勢いを増していき――――――



カーン!!!

ラウンド終了の鐘がなった所で、ようやく女は動きを止めていった。



「ぁっ……ぅあ………………」


背中をロープに預けていた事で辛うじてダウンを免れていたあきら。


だが虚ろな瞳を浮かべて口を半開きにしているその姿からは少女の意識が失われてしまっている事は明らかであり、見かねたレフェリーが肩を揺すって声をかけていく。


「あきら……ラウンド終了よ。 早く青コーナーへ戻りなさい」


揺らされて漸く意識を取り戻したのか、ピクっと大きく身体を跳ねさせた直後、あきらの瞳にうっすらと光が戻っていく。



そして目の前にレフェリーの顔がある事を確認したあきらはゆっくりと腕を持ち上げていき、


「ま……まだ……まだやれます…………」


縋るような、震えた声で試合続行の意志を示していった。



「あーちゃん!!」


リングに上がった凛香がレフェリーとの間に割り込み親友の肩を掴む。

そして未だ焦点のはっきりしない紅い瞳を見つめ、優しく声をかけていった。


「……今はインターバルよ。

 コーナーに戻ってゆっくり休みましょう」






「ぜぇっ……はぁっ……はぁっ…………」


赤コーナーでは妖精と呼ばれている女がその整った顔を大きく歪め、吐き出しきった酸素を少しでも取り戻すべく必死で荒い呼吸を繰り返している。


「すげぇじゃんアリサ! あんな隠し玉があったなんてな」


そんな親友の背中を優しく撫でながら、エリカは激しい闘いで消耗している親友を労っていった。



「ぜぇっ……はぁっ…………あ、アンタにリベンジする為のとっておき……よ」


前回のエリカとの対戦では優勢に試合を進めても結局仕留めきる事が出来ず、最後には逆転されて失神KO負けを喫してしまっていた。


その反省からアリサは火力面の向上を図っており、その解答の一つが無呼吸状態での超高速連撃だった。



(試合でやるのは初めてだけど……想像以上にきっついわねこれ)


莫大な体力消費と引き換えに放たれたそれは思った通りの成果を発揮したが、その代償は大きかった。


(動けてあと1ラウンド……それも最後まで保つかは怪しいわね)






「ぜぇっ……はぁっ…………ありがとりっちゃん。

 ちょっとだけ回復したかも」


スツールに座っても顔を上げる事すら出来ずしばらく俯いたままのあきらだったが、インターバルの終盤では喋れる程度には体力を取り戻していた。


だがそれでも試合を通して滅多打ちにされ続けた傷が癒える事はなく、体力気力共に風前の灯火である。


「あーちゃん……やっぱり今からでも棄権した方が……」


心配そうな声色で試合の棄権を促すセコンドに対して、少女は言葉を遮って口を開いていく。


「良いから……アタシの闘いを見てて、って言ったでしょ。

 アタシを誰だと思ってるの?」


言葉を返せないでいる凛香に対してあきらは明るい口調で話を続けた。


「チャンピオン様の親友よ! だからこれ位で負けたりなんてしないんだから……大船に乗ったつもりで応援しなさいよね!!」


幾度となく全力で殴りつけられた腹筋は未だヒクヒクと痙攣している上、顔面は両目共塞がりかけおり元の美貌は見る影も残されていない。


だがそれでもなお、少女は満面の笑みを浮かべていた。






カーン!!


「さぁ始まりました第6ラウンド!!

 あきら選手は果たして先程のダメージから回復出来ているのでしょうか!?」


(あれだけボコられた後で回復なんて出来るハズもないんだけど……こっちから手を出さないと、また”アレ”が来る!!)


相手に主導権を握らせない為に先手を取ろうとしたあきらだが、その足取りは余りにも重い。


その為、アリサがその予備動作を取るには十分な時間が残されていた。


「ふふっ、今にも瀕死って感じね♪

 それじゃ……トドメを刺してあげようかしら」


その言葉と同時にアリサは大きく息を吸い込み、肺に目一杯の酸素を供給していく。



「あ~っとアリサ選手、再び大きく深呼吸~~!!

 先程のアレをまたやる気なのかぁ!!?」


(やばっ……攻めてる場合じゃない、ガードを固めないと!!)


先のラウンドでの光景があきらの脳裏を過るが何の打開策も思いつかないため、必死に防御を固めて相手から距離を取るしか出来なかった。



だがその抵抗も虚しく妖精が羽ばたいたとほぼ同時、リングに少女の醜い嬌声が響いていった。






「がふっ、ごべぇっ、あがぁっ、ぶひゅっっ!!!」


空色のグローブが鈍い音を立てて少女の身体を痛めつける度、リングにJKボクサーの情けない嗚咽が吐き出され、涎や涙や汗といった体液が周囲に飛散していく。


「これっ、あ゙ゔっ……疾すぎっ、ごひゅっ……んびゅっっっっ!!!」


カウンターを狙おうと必死で相手の拳の軌道を見極めようとするあきらだったが、余りの速度に目がついて行けず好き勝手に殴られ続けてしまう。


「あきら選手、またしてもサンドバッグになってしまったぁ~~~~~!!!

 アリサ選手疾すぎる!! これはもはやKOは時間の問題かぁ!!?」


来るのが解っていてもどうする事も出来ない、無慈悲なまでの超高速連撃。


アリサの無呼吸状態が続く間という制限はあるものの、満身創痍の少女一人をノックアウトするには十分な時間が残されている様に観客達は感じていた。



「あんなラッシュ、そう長く続けられる訳ないわ!!

 今は何とか耐えるのよあーちゃん!!」


凛香はタオルを握りしめるも、TKOがない地下試合のためそれを投げ入れる権利はない。 故に固く拳を握りしめ、目の前で滅多打ちにされている親友へ向けて声を張り上げる事しか許されていなかった。




「お゙ゔっ、ぶひゅっっ……あたしは、お゙え゙っ……負けっ、がひゅっっっ!!」


ショートアッパーが無防備な顎に入り縦に脳が揺らされていく。


次の瞬間に少女の身体から力が抜け落ちたのを見て、アリサは目の前の少女が”オチ”た事を悟っていく。



そして残り少ない体力を全て使い果たすつもりで、全力の一撃を放っていった。


(これで…………終わりっ!!!)




「ぶべぇっっっっっ…………」


「強烈なストレートが炸裂~~~~~!!

 あぁ~~っとダウン、あきら選手遂にダウンです!!」


その気になればいつでもダウンを奪えたにも関わらず、体力の残量的にこのラッシュに全てを賭けていたアリサは徹底的にあきらを痛めつけていた。


その為アリサが満足するまで蹂躙され尽くした後に、漸くあきらはダウンする事を許されたのだった。




「あ゙……ぁっ………………ぅぅ…………」


「あきら選手、完全に失神してしまっております!!

 散々粘りましたが、いくらなんでもこれは立ち上がれないか~~!!?」


紅いコスチュームに包まれた胸は弱々しく上下しており、幾度となく急所を打ち抜かれた腹部はピクピクと痙攣を繰り返している。


対戦相手の拳で赤く染められてしまった肌を大量の汗が絶え間なく流れ落ちていく様は、彼女の消耗度合いを否応なく表していた。



「あーちゃん、まだ試合は終わってないわよ!

 早く立ち上がって!!」


「お゙っ……あ゙っ…………んぅ…………」


完膚なきまでに打ちのめされ無様な姿を晒すだけの少女。

時折苦しげに喘ぎながら小さな吐息を漏らすのみであり、親友の言葉は既にその耳には届いていなかった。




「ぜっ……はっっ…………こひゅっ…………」


そんな絶望的な状況の対戦相手を尻目に、アリサは絞り尽くした酸素を少しでも取り戻すべく大きな深呼吸を繰り返していく。


(もうっ……限界っ……頼むからそのまま寝てなさいよ)


インターバルを挟んだとはいえど二度に渡る無呼吸ラッシュの代償は高く付き、彼女の身体は既に限界を迎えつつあった。




「4……………………5……………………6……………………」


カウントが6を数えた頃、時折小さく痙攣を繰り返すだけだった少女の身体に変化が訪れる。



「あ~~っと、あきら選手の身体が動いた!!

 まさかまだ立ち上がれるというのでしょうか!?」


「あーちゃん…………」


実力差のある相手に徹底的に痛めつけられ、顔面は腫れ上がり全身ボロ雑巾の様にされてしまった一人の少女。



(こんな時……りっちゃんなら必ず立ち上がる…………

 だから…………アタシも、立ち上がるんだ!!!)


ほぼ全ての観客が試合は終わったと確信を持っている中にあっても、少女は幽鬼の様にだらりと立ち上がり、弱々しくファイティングポーズを取っていった。



「ぜぇっ……こひゅっ…………じょ、冗談キツイわね」


それまでの態度から一転、明らかに表情を歪めたアリサ。

呼吸音に掠れた音が混ざっており、未だ体力が回復できていない事が伺える。



「ま、まだっ………やれます……やらせて……下さい…………」


あきらは真っ直ぐ視線を向け、肩で息をしながらも試合続行の意志をレフェリーへと示していった。






「ボックスッ!!」


「あきら選手、立ち上がりましたがどう見ても満身創痍です!!

 もはや彼女に闘う為の力は残されているのでしょうか!?」


実況の言葉通り、足元すら覚束なく腕もぷるぷると持ち上げているだけで精一杯といった様子のあきら。


そんな敗北寸前の少女を前にして、アリサは速攻で試合を決めるべく駆け出していった。



「何度でもぶっ倒してやるわよ…………って、えっ!?」


異変に気付いたのは互いの拳が届く間合いに入ってしまってから。


無理なラッシュを繰り返し既に悲鳴を上げていた身体は思うように言う事を聞いてくれず、振り上げようとした腕は中途半端な位置で動きを止めてしまっていた。


(やばっ……腕、上がらな…………)



そして半端に繰り出された拳はあきらの十八番であるカウンターの格好の的となってしまい――――――



「がひゅぅっっっっ!!!」

盛大に顔面を弾き飛ばされてしまう。


「あきら選手のカウンターが炸裂~~~~~!!

 どこにこんな体力が残っていたのか、これが乙女の底力なのかぁ!!?」



「んがっ……うぅ…………」


一撃で身体ごと吹っ飛ばされてたたらを踏んでしまったアリサ。

気付いた時にはコーナーを背負わされてしまっていた。


(逃げなきゃ……でも、足が動かない!!)



そんな中あきらは残された絞りカスの様な体力を無理やりかき集め、千載一遇のチャンスへと飛び込んでいく。


(ここで決めなきゃ終わり…………だから、全部出し尽くす!!!)


そして未だ動揺を隠せないでいるアリサの顔面へと、勢いよく拳を繰り出していった。






「完全に捕まってしまったぁ~~~!!!

 先程のお返しかの様な猛ラッシュがアリサ選手に襲いかかっていく~~~!!!」


紅い拳が激しい勢いを伴って女の顔や身体を打ち据えていき、その度に情けない声がアリサの口から漏れていく。


「お゙あ゙っ……がびゅっ……ぶひゅっっ……ごふぅっっっ!!」


既に飛ぶ為の羽根をもがれてしまった妖精は拳をその身体で受け止める事しか出来ず、顔に拳が突き刺さる度、瞳からは大量の涙が溢れ出していた。



「何やってんだアリサ、そんなラッシュとっとと抜け出せよ!!」


腐れ縁の親友の言葉は耳に届いてはいるものの、抜け出すどころか防御の為の腕すら落ちきってしまっており、格下の女にただされるがままになってしまっている。


「ぼひゅっ……んぼぉっ…………お゙お゙っ……ぶびゅぅぅぅぅっ…………」

(やばっ……私、本当に負けちゃうかも…………)


蒼い瞳から止めどなく涙を垂れ流しながら、殴られ続ける事しか出来ないでいる妖精はそんな事を考えていた。




(もうこれ以上身体が動かない……次でラスト!!)


体力の限界を迎えているのは攻めている側であるあきらも同様であり、最後の力を振り絞ったラッシュは長時間続く事はなく終わりを迎えようとしていた。


「ぜぇっ……はぁっっ…………これでっ……沈めぇッッ!!!」


威力のみを重視した、明らかにテレフォンパンチと呼べるであろう一撃。

普段のアリサであれば造作もなく回避出来る筈のその拳は―――――


「んびゅぅぅぅぅっっっっ!!!!」


――――――妖精の顔面を盛大に押し潰していった。






「アリサ選手ダウ~~~~ンッッ!!

 あきら選手見事な逆転劇です!! 果たしてこのままKOなるか!?」


絶体絶命かと思われた状況からの逆転に会場が大きな盛り上がりを見せる。


「さっすがあーちゃん!! 最高にカッコいいわよ!!!」


だがあきらにとっては大勢の観客からの声援よりも、たった一人の少女の声が何よりも心に染みていた。


(最後まで諦めないってこと、貴女に教わったのよ凛香。 でも…………)


充足感で精神的に満たされてはいるものの肉体は完全に限界を迎えてしまっており、あきらは指先一つすら満足に動かせない程に疲弊しきってしまっていた。


(流石にこれ以上は動けそうにないわね……お願いだからそのまま起きてこないで)






「3…………4…………5………………」


カウントが進む中、アリサは目も口も開きっぱなしのまま、だらんと舌を出して呆けた顔を浮かべている。


辛うじて意識だけは残されているものの身体を動かす事はままならず、小刻みに痙攣するのみであった。


(やばっ、全身めっちゃ痛いし身体がありえない位重い。

 足に力も入んないし……こんな状態で立つ事なんて…………)


余りの現状に弱気な考えが頭を一瞬過った直後、ふと横を向くとそこには心配そうな瞳を浮かべている腐れ縁の親友の姿があった。




普段は決して見せないその表情を見た瞬間、アリサの心の中で熱い何かが急速に膨れ上がっていく。


(何でそんな表情浮かべてるのよ…………似合わない顔してんじゃないわよ)


そして動けないと思っていた身体に自然と力が入り、ゆっくりと、だが着実に立ち上がっていく。


(アイツにあんな顔させる位なら…………いくらでも立ってやるわ!!!)




「わ、私はまだ闘えるわよ…………試合、早く再開させなさいよ!!」


そしてカウント9で立ち上がると、レフェリーに向けて試合続行の意志を示していった。





「ボックス!!!」


「アリサ選手、絶望的かと思われた状況から見事立ち上がりました!!

 お互いどう見ても限界の様子……ここが最終局面かぁ!!?」



「ぜぇっ……はぁっ…………」

(参ったわね……もう指一本動かせないってのに……)


先程アリサからダウンを奪ったラッシュで完全に体力が尽きてしまい、あきらは腕すら上げる事が出来ずただリングに立っているだけだった。


そんな少女に対して、空色の髪の女がゆっくりと語りかけていく。


「あきら……アンタ強いわね。 チャンピオンの親友だってのも納得だわ」


「ありがと。 アリサさんこそ、リングの妖精の二つ名は伊達じゃないね……」



試合前に暴言を吐き合っていた女同士の会話とは思えない程の和やかな雰囲気がリングを満たしていくものの、次の瞬間にはひりつく様な闘いの空気が場を支配していった。



「それじゃ……行くわよあきら!!」


「えぇ……覚悟して下さいよ、アリサさん!!」



そしてリングの妖精が、残された力を振り絞って対戦相手の少女の元へと歩みを進めていった。




「やぁっっ!!!」

至近距離まで近づいてきたアリサが綺麗なフォームで右ストレートを放っていく。



(打ててあと一発……狙いがバレてるのは重々承知。

 だけどお願い、これで決まって!!)


対するあきらには選択肢など残されておらず、この試合幾度も自分を救ってくれたカウンターで迎え撃とうとしたのだが――――――


(身体がっ……動かない…………)


――――――クロスカウンターの形となって、空色の拳が少女の顔面へと直撃していった。




「ぶひゅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」


今の一撃で精神的な糸が切れてしまったのか、顔面が吹き飛ぶと同時に弛緩した股間から大量の聖水が放出されていってしまう。



「まだまだ行くわよ!!」


負け汁を垂れ流しにしている対戦相手を見てもアリサは一切気を緩める事はなく、残された僅かな力を全てその拳へと込めて追撃を放っていった。


「ぶべぇっっ……がびゅぅぅっっ…………お゙お゙お゙っっっ!!!」


左右のフックは涙目のあきらの顔面を勢いよく弾き飛ばし、次いで放たれたボディでお腹にグローブがめり込むと同時、尿道が圧迫されたせいで聖水が勢いを増していく。


当然の如く既に失神してしまっているあきらは対戦相手の拳で無様なダンスを踊らされていた。



「これで…………ラストぉ!!」


未だ失禁が治まらぬ中、アリサが大振りのアッパーカットを放っていく。


もはや闘える状態にない少女の身体へと、その致命的な一撃は綺麗に突き刺さっていき――――――


「んびゅっっっっっ!!!!」


力を失ったJKボクサーの肉体は、あっさりとキャンバスへ堕ちていってしまった。




「あーちゃん…………」


失神に加えてリング上での失禁。

自身も経験があるその光景を目の当たりにして、凛香は言葉が出せないでいた。



「ぁ………………んぅっ………………………………」


ロープの外に力なく投げ出された少女の頭部。

リングのすぐ下にいた凛香と目が合うものの、その瞳には愛しい親友の姿は映されてはいなかった。



そして深い闇の中へと少女の意識が沈んだまま、10カウントと同時に試合終了を告げる鐘の音が鳴らされていく。



カンカンカーン!!



「試合終了~~~~~~!!! あきら選手、見事な奮闘ぶりを見せてくれましたがあと一歩及びませんでした!!」


本日一番の激闘を終え、興奮冷めやらぬ様子の実況が言葉を続けていく。


「敗れてしまったものの、ここまでの接戦になるとは誰が予想したでしょうか!!

 あきら選手、チャンピオンである凛香選手の相棒に相応しい強さを見せつけてくれました!!」


下馬評とは裏腹にアリサをKO寸前まで追い詰めたあきらに対して、観客達は彼女の評価を大幅に改めていた。



「ですが……JKリーグは2連敗!! これで後がなくなりました。

 このまま1勝も出来ず、まさかの3タテを決められてしまうのでしょうか!!?」






【リーグ対抗戦第3試合~エリザベスVSミサ~】へ続く――――――――――――







2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.8【Part4】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa

Comments

ありがとうございます(´▽`)

ナッツが主食

やっぱりアリサはかっこいいです! ^^

細氷

Thanks for always having fun! I appreciate every comment as well. I'm glad you think so, because I like the CG this time too.

ナッツが主食

Thanks again for your comments! I'm glad I was able to express a close game at the last minute. Stay tuned for more from Masa!

ナッツが主食

I think that was the closest match I've ever seen. I'm excited to see Misa in action again as well. Misa needs a win 😂

SHADOW

I enjoyed watching it today. Today's CG was really rich and great :)

Marcacis


Related Creators