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2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa

※月2回更新の2回目です!!

*This is the second of two monthly updates!


■試合内容

JKリーグ対女子リーグ対抗戦の第2試合はあきらVSアリサ。

アリサのスピードに全くついていく事が出来ず得意のカウンターですら上回られてしまったあきらだが、果たしてこの劣勢を覆す事が出来るのか!?


的な内容で試合の序~中盤戦をお送りしております~。


挿絵は立ち絵や差分など含む全4枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!

またSSは約8000文字となります。(pixiv換算で読了まで約16分です)



ちなみにこの試合はPart4まで続く予定で、来月末の更新で完結予定となります。


■Content of the match

Akira and Arisa will fight in the second match of the high school girls' league VS the womens' league.

Akira was unable to keep up with Arisa's speed at all, and even her signature counter was outpaced, but can she reverse this inferiority complex?


This is what we will be sending you from the beginning to the middle of the game~.


There are a total of 4 illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!


Incidentally, this match will continue until Part 4, which will be completed with an update at the end of next month.



★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。

There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)


★For non-Japanese users★

Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m


---

【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~

League Match 2nd game - Akira vs. Arisa

※JK=Jyoshi Kousei=High school girl




「ぐびゅぅぅぅっっ!!!!」


「あきら選手、得意のカウンターを狙うも失敗!!

 逆にカウンターを貰って吹っ飛ばされてしまったぁ!!!」


体ごと吹き飛ばされ背後にあるロープを揺らした直後、そのまま糸の切れた人形の様に少女の肉体は力なく沈んでいってしまう。



「ざまぁみなさい…………この雑魚女」



だらしなく開かれた唇に大粒の涙を浮かべた虚ろな瞳。

その少女の意識が失われてしまっているのは誰の目にも明らかだった。




「ダウ~~~~ンッッ! !

 あきら選手、これはもしや失神してしまっているのか~~~!!?」


「んぅ…………ぁ………………」


言葉にならないうわ言を口から漏らし、汗に濡れた艶めかしい乙女の肉体は時折小刻みに震えている。


身体が跳ねる度にその年齢に見合わない豊満な乳房はぷるんと揺れており、観客たちの目を楽しませていた。


「アリサ選手がギアをあげてからは全く動きについていけず、挙げ句の果てには得意技であるカウンター勝負で打ち負け屈辱の失神ダウンッ!!

 あきら選手これは厳しい試合になりそう……いや、そもそも立てるのか!!?」




「4…………5…………6………………」


レフェリーのカウントが進む中、焦点の合わない瞳を浮かべるだけだった少女の元にセコンドの声が届けられていく。


「ちょっとあーちゃん、まだ1ラウンドなのに何気持ち良さそうにノビちゃってんのよ!! まだやれるでしょ!? 早く起きなさい!!」


「んぅ……ぁ…………りっちゃん…………」


親友の激が届いたのか、その声であきらは意識を取り戻していく。



(やばっ、意識トんじゃってた……急いで立たないと!!)


幸いにも身体のダメージは深刻な物ではなかったため、ふらつきながらも少女はカウント内に立ち上がり試合続行の意志をレフェリーに示していった。






「ボックスッ!!!」


(さっきのタイミング……一歩間違えたら私が貰っててもおかしくなかったわね。

 この娘の評価をちょっと見直した方が良いかもしれない……なら…………)


予想より対戦相手の技が冴えている事を認めたアリサは作戦の変更を心に決めていく。 そして試合開始時と変わらない涼し気な表情で口を開き、ゆっくりと対戦相手に近づいていった。



「結構良いセンいってたけど、まだまだ甘いわね……あの状況、ミサさんならキッチリ決めてたわよ」


「ま、まだ試合も始まったばかりだし様子見ってやつですよ……

 次はちゃんとぶっ倒してあげますから、楽しみにしてて下さいね」


膝を震わせながらも気丈に振る舞うあきら。

しかし、その滑らかな肌には至る所に嫌な汗が流れ始めていた。


(この人……分かってはいたけど滅茶苦茶強い!!

 でも、諦めずに闘ってればチャンスはきっとあるはず……)



対戦相手にある程度近づいた所で立ち止まり、アリサは目線を下げていく。

そして薄笑いを浮かべながら冷ややかな声で目の前の少女に声をかけていった。


「この実力差を見てもまだ闘う気があるのは結構な事だけど……足、ガクついちゃってるわよ」


「こ、これは武者震いってやつで……っ!!」


少女が言葉を返している最中、女は足に力を入れて一気に踏み込んでいった。


(やばっ、あの距離から即詰められるとか……ガードしないと!! 上? 下?)


ふわりと舞うように、突如目の前に出現した妖精を前にして少女が対応を決めかねていると――――



「ぼひゅっっ!!!」


空色の拳が少女の白い腹を勢いよく抉っていった。


「お゙ぅ゙……あ゙っっ…………」

(鳩尾、モロっ……)


「あきら選手、試合再開早々またしても捕まってしまったぁ!!」


人体の急所を的確に貫かれ、一撃で瞳に涙を浮かべ悶絶してしまうJKボクサー。


咥え直したマウスピースが口からこんもりと盛り上がっており、その端からは大量の唾液が糸を引いて垂れ流しになっていた。



そして完全に動きを止めてしまった少女の顔面へ、闘技場の妖精は容赦なく追撃を加えていく。


「んぅっ、あぅっ、くぅっ!!!」


左の三連打が正確に同じ場所へと直撃し、あきらの整った顔が苦痛で歪む。

思わずたたらを踏んでしまうあきらだったがそれで逃げ切れる訳もなく、アリサは即座に間合いに入ると再び高速の左を放っていった。


「ぶふっ、はぅっ、んんっ…………こ、のぉっ!!!」


このまま至近距離で滅多打ちにされるのは不味いと判断したあきらは、ジャブの連打を顔面に受けつつも強引に拳を振るっていき、アリサの動きを止めようと試みる。


(多分当たらないだろうけど、この距離ならガードせざるを得ないはず……)



だが相手に防御を強制させる狙いで打ったその拳は、ひらりと舞い踊る様に軽やかに回避されてしまい、そして――――――



「あぅっ、ぶひゅっ、んぁぁっっ…………」


再び顔面にジャブの嵐が吹き荒れていった。



「アリサ選手の左が冴え渡る~~~~~~!!!

 あきら選手、完全に手玉に取られてしまっております!!」



(疾すぎてカウンター合わせるどころじゃない……一体どうすれば…………)


あきらは必死になって考えを巡らすも、それでこの実力差を埋める妙案が思いつく筈もなく、


「あんっ、つぅっ……はぅっ!!」


その後も少女の顔面が乾いた音を奏でながら弾かれていく、淡々とした時間が続いていった―――――






「ぜぇ……はぁ……はぁっ…………」

散々殴られて腫れ上がった顔面を歪ませながら、紅い瞳の少女は必死に呼吸を整えている。


「ふふっ……そろそろ様子見はやめて反撃しても良いんじゃない?」

対戦相手の女は依然として涼し気な表情を浮かべており、その空色の瞳には一切の陰りが見られない。



「ぜぇっ……はぁっ…………」

(視界が狭くなってきたし、これ以上顔打たれるのは不味いかも……)


息をするのに必死なあきらは言葉を返せないでいたが、それを見たアリサは声に少しばかりの怒気を込めていく。


「返事くらい……しなさいよっ!!」


そしてまたしても高速のステップインで少女の眼前へと近づくと、腕を引き絞り右拳に力を込めていく。


「……っ!!」

(また懐に入られた……ガード上げなきゃ!!)


このラウンド徹底的に顔面を痛めつけられた彼女がそう考えるのはごく自然な事であり、反射的に両腕を顔の前まで持ち上げたのだが――――――





「お゙ぶぅっっっっ!!!!」


「あーーーっと、強烈なボディが炸裂してしまったぁ~~~~!!

 あきら選手悶絶~~~~~!!!」



「お゙っ……ん゙ぅっ…………」


腹部の痛みにたまらずお腹を抑えて後退りをしてしまうあきら。

愉しげな顔を浮かべる対戦相手が目の前にいるこの状況下では、致命的な隙となってしまっているのだが―――――



カーン!!!


「ここでゴングです!!

 あきら選手、完全にゴングに救われました!!!」






「お゙あ゙っ……はぁ……はぁ…………」


ラウンド終了の合図が鳴っても自らの足でコーナーに戻る事が出来ず、腹を抑えたまま身を丸め少女は小刻みに震えていた。


「はんっ、試合前あれだけイキってた癖に……ざまぁないわね」


そんな対戦相手を見下しながら、女はその二つ名に似つかわしくない悪態をついていく。


先程と同様に、痛みで震えている少女からの返事など期待しないで放った言葉だったが―――――



「い、1ラウンドで……KOしてくれるんじゃ……なかったんですか?」


予想に反し、涙目で時折言葉を詰まらせながら、それでもなお不敵な笑みを浮かべて少女は言葉を返していった。



「散々ボコられたのにまだイキがれるとか……アンタ、ホントいい性格してるわね」


一瞬だけ驚いた顔を見せるも、呆れた顔色を隠さずにアリサは声を返していく。

そしてあきらの返事を待たずに微笑みを浮かべながら、言葉を続けていった。


「それじゃ次のラウンドも楽しみにしてるわよ。

 ……そんな顔でまだ闘えるのなら、ね♪」



「あきら選手、辛うじて耐えましたが余りにも実力差がありすぎるマッチングです!! 既に満身創痍といった状態で、もはやKOは時間の問題かぁ~~!?」


実況の煽りを聞いて苦々しく唇を噛みしめながら、あきらはセコンドである凛香の肩を借りて青コーナーへと足を進めていった。






息を切らせながらスツールに座り込んだ親友の痛々しい姿を見て、凛香は一瞬表情を歪めるも慣れた手付きで傷の治療を始めていった。


「大丈夫、じゃないわよね……はいこれあーちゃん。

 今は少しでも傷を冷やした方が良いわよ」


その少女はたった3分間闘っただけとは思えないほどズタボロにされてしまっており、彼我の戦力差をこれ以上ない程明確に表していた。



特に執拗に狙われた右目は大きく腫れ上がってしまっており、腫れを抑えるべく必死に冷やしてはいるものの、大した効果を望めない事はあきら自身が一番良くわかっている。


「ありがとりっちゃん……にしても、アリサさんやっぱ強いわね。

 左で散々好き放題打たれたせいで、右目なんて完全に塞がれちゃってるし」


セコンドの親友を心配させたくない一心で努めて明るく振る舞うあきら。

だが右半分の視界が塞がれてしまっている現状が、彼女の劣勢を更に加速させるだろう事を強く感じていた。


「ま、泣き言いっても始まらないし……次のラウンドは取り返して来るから、期待して待ってなさい」


元々の美貌は見る影もない程に顔面をボコボコにされてしまったのだが、それでも彼女は魅力的な笑顔を浮かべ、愛しい親友に語りかけていた。


「あーちゃん……えぇ、楽しみにしてるわ♪

 骨は拾ってあげるから全力で頑張ってね!!」






カーン!!!


「さぁ始まりました第2ラウンド!! 先程は良い所なくボコボコにされてしまったあきら選手ですが、果たして巻き返しなるか!!?」


(多少体力は戻ったけど……思った以上に視野が狭いわね)


殴られ過ぎた瞼が腫れ上がり、右側の視界がほぼ塞がれてしまっている状態。

おまけに片目だけで視野を確保しているため距離感が上手く掴めず、遠近感が狂ってしまっていた。




(狙い通り右目は塞いだし……後は遠慮なくボコってお終いね)


格下の相手ではあるものの、一度見せたカウンターの冴えはアリサの警戒心を最大限引き上げるのに十分なものだった。


その為1RでKOするという目標を捨て置いて、確実に勝利するべくアリサは徹底的に左ジャブであきらの右目を塞ぎにかかっており、その目的は完全に達成されていた。



「それじゃ……行くわよ雑魚女♪」


冷ややかな、それでいて愉しげな声でそう呟くと同時にリングの妖精は一瞬で駆け出していく。



「ッッ!!?」

(消えた……じゃない、右!!)


瞬時に視界から消失した対戦相手に戸惑ったものの、死角である右に入り込まれた事を悟ったあきら。


だが気付くのが遅すぎたため、その代償は痛みをもって強制的に支払わされてしまう事になる。



「ぶひゅぅぅぅっっ!!!」


無防備な頬をアリサの左フックが打ち抜いていく。

今までのジャブとは異なりしっかりと腰の入った一撃を受け、あきらの口から大量の飛沫が舞い散っていった。



「っ、ぁ……このぉっ!!」


今までの様に防戦一方になるのは不味いと判断し、身体が泳いだ体勢から強引に反撃に出るあきら。


だが距離感が上手く掴めない状況で放ったその拳は、アリサが躱すまでもなく空振りに終わってしまう。


「ふふっ……どこ見てんの? 私はここよ!!」


あきらの腕が伸び切っている僅かな時間を狙って再び距離を詰めたアリサは、そのまま少女の無防備な身体へと高速の連打を放っていった。



「おぶぅっ、あべっ……ごひゅっ、がふぅぅぅっっ!!!」


「あきら選手滅多打ちだ~~~~~!!

 やはりこのラウンドもアリサ選手の独壇場になってしまうのかぁ!!?」


今までとは違って一打一打にしっかりと力が込められている為、空色のグローブが少女の肉体を穿つ度にリングに乙女の情けない嬌声が木霊していく。



「んぁぁっ、ぶひゅっっ……ま、まだまだぁっ!!」


ただ殴られるだけではなくあきらも反撃の拳を繰り出すものの、



「また消え…………って、ぶふぅぅぅっっっ!!!」


再び死角に入られあっさりと回避されてしまい、次の瞬間には顔面を盛大に弾き飛ばされてしまっていた。




「リング中央、女の意地を賭けた真っ向からの殴り合いは完全にアリサ選手に軍配が上がっております!! あきら選手苦しい展開です!!」


「おえっ、ごひゅぅっ…………」

(ま、まだよ……まだアタシにはカウンターがある!!)


殴り合いとは言えない一方的な展開がリングで繰り広げられている中でも少女の瞳は未だ死んでおらず、必死に起死回生の機会を狙っていた。




「いい感じに暖まってきたし、次は強いの行くわよ……ほら、ぶっ飛びなさい!!」


そんな中アリサは数歩ほど後退していき、次の瞬間には腕を振り上げながら急加速してあきらへと迫っていった。



(…………来た!! 狙うならここしか無い!!)


アリサにしては珍しく大振りのストレートを放ってきており、当然あきらは得意のカウンターを合わせるべく迎撃の拳を放っていく。



――――――が、


「……ほんっと、単純なんだから♪」


微笑を湛えた声が耳に届くのとほぼ同時、アリサの拳の軌道が変化する。


「……っっ!!!」

(まずい、これじゃこっちが逆に……)


片目で遠近感の狂ったあきらではカウンターの精度がガタ落ちしてしまっており、それを狙い落とす事などアリサにとって造作もなかった。



「がひゅっっっっっ…………」


「あきら選手、強烈な一撃を顔面で受けてしまったぁ!!!

 カウンター勝負はまたしてもアリサ選手に軍配が上がりました!!」



たたらを踏んで後ろによろける少女へと、女は勝ち誇った声色で告げていく。


「それにしても……試合前あれだけ煽ってた相手に自分の得意技で負けちゃうだなんて……ねぇ貴女、恥ずかしくないの?」


「んぁ……ふぁぁ…………」


だが幸か不幸か、ボクサーとしての誇りを傷つけるその言葉は既に半分失神してしまって虚ろな瞳を浮かべている少女の耳には届いていなかった。






第2ラウンドも後半に差し掛かかっている中、スポットライトに照らされたリングでは少女の鈍い嬌声と拳が肉を打つ乾いた音だけが響き渡っている。


「あがぁっ、へぶっ、お゙ゔっ……んぶぅっっっ!!!」


ストレート、ジャブ、ボディ、アッパー、、、空色の拳が休み無く放たれていき、一度も空振る事無く的確に乙女の柔らかい肉体へと突き刺さっていく。



「あきら選手、またしてもコーナーに捕まってしまったぁ!! 次倒れればこのラウンド3回目のダウンとなりますが、果たして耐えきれるのかぁ!!?」


一度目はカウンター勝負に負けてリング中央での失神大の字ダウン、二度目はボディラッシュを受けてマウスピースを吐き出しながら土下座するかの様に膝を屈してのダウンと、このラウンド少女は既に2度も地べたを這わされている。



「ほらほら、サンドバッグになってるだけじゃ試合にならないわよ!!」


対する女は顔面どころかその身体に傷ひとつなく、その妖精の様な美貌は試合開始時から一切の変化は見られない。




「んぐっ、ぶへっ、んがっ、おえぇぇぇっっ!!!」


華奢な外見からは想像しにくいがアリサの拳は決して軽くはなく、圧倒的なハンドスピードから繰り出される攻撃は拳の加速によって十分な威力が乗せられており、手数の多さも相まって試合では数々のKOを生み出している。



「負けないであーちゃん!! 何とか手を出すのよ!!」


そんな拳の嵐に曝されながらもあきらはリングの下から聞こえてくる親友の声に背中を支えられており、その瞳は未だ闘志の炎が燃え盛っていた。


(りっちゃんの隣にいるためにも……アタシは、負けられない!!)



だが気持ちだけでこの戦力差を埋める事は叶わないため、被弾の回数だけが嵩んで徐々に追い詰められていく。


そして――――――


「ぶふぇっっっ!!! ………ぅ、ぁぁ…………」


「あーっと、あきら選手完全にグロッキー!!!

 これは万事休すかぁ!!?」


虚ろな瞳を浮かべてふらふらと力なく泳ぐ肉体は今にも崩れ落ちてしまいそうであり、少女がボクサーではなくただの的になってしまっている事を如実に物語っている。



「ふぁ……んぁぁ…………」


「ふふっ……そろそろお終いかな?」


そんな言葉と共に、アリサはあきらの死角である右側へと回り込み腕を引き絞っていく。


このラウンド幾度となく行われたその動きはもはや反射と言えるまでに身体に染み付いてしまっており―――――


「これで……トドメっ!!!」


それ故、狙われている事に気付けなかった。




「……そこっ!!!」


息を吹き返すと同時、あきらは瞬時に右側を確認すると”読み通り”大振りの拳を放っていたアリサへと向けて渾身のカウンターを打ち込んでいく。



「えっ? しまっ……かふっっ…………」



紅い拳が女の横顎を殴りつけると同時、激しく脳を揺らされてしまったアリサは一瞬で意識混濁状態へと陥ってしまう。


「あきら選手、ここにきて起死回生のカウンターが炸裂しました!!!

 ここから試合の流れを取り戻せるかぁ!!?」



(やった……賭けに勝った!!)


このラウンド滅多打ちにされた経験から、アリサがここ一番の時には高確率で死角の右側から攻撃を繰り出していた事をあきらは実感していた。


それ故、自身がグロッキーな姿を晒してしまったあの場面で、躊躇う事なく”見えない場所へいる筈の”相手に対してのカウンターへと打って出たのだった。


もし予想を外せば致命的な隙を晒してしまい、その時点で”詰み”になってもおかしくない程の危険な賭け。


(でも……圧倒的格上に勝つには、これ位危ない橋を渡って当然よね!!)


全力でベッドした分得られた報酬も大きく、意識の埒外からの一撃で脳を揺らされてしまったアリサは先程のあきらの様にグロッキーな姿を晒してしまっていた。


「ぁ……ぅ…………んぅ………………」


「ここまで長かったけど…………ここからはアタシのターンよ!!」







「うぁっ……んぶっっ、ぶひゅぅっっ…………ごぶぅっっ!!」


「アリサ選手、ラッシュを捌ききれずにサンドバッグ状態だぁ~~~!!

 これまでの鬱憤を晴らすかの様にあきら選手の拳が止まらない~~~!!!」


コーナーに追い詰められた状態では自慢のフットワークも役に立たず、闘技場の妖精は対戦相手の拳で無様な舞を披露させられてしまっている。



「んがっ、がひゅっっ、ぼへぇっ……んびゅっっ!!!!」


上下左右満遍なく打ち分けられた紅い弾丸の雨は一滴残さず女の身体に落とされていき、その白い肌に赤い雨跡を残していく。


「やばっ、これ……止められっ……ぶひゅぅっ、お゙あ゙あ゙っっっ!!!」


拳がクリーンヒットする度にアリサの華奢な身体には不釣り合いな程の大きな胸が激しく揺れ動き、妖精の身体から汗や涙や涎といった雌のフェロモンが撒き散らされていった。




「完全に形勢逆転~~~~~!!

 アリサ選手、あきら選手の猛攻に為す術なく蹂躙されてしまっております!!!」


「やっちゃえあーちゃん!! そのままKOしちゃえ~~~~!!!」




(嘘でしょ……私、何でこんな雑魚にボコられてるの…………)


もはやガードも下がりつつある状況で、瞳から大粒の涙を流しながら妖精はただひたすらに殴られ続けている。


「がひゅっ……ん゙あ゙あ゙っ……お腹、効かされっ……ぶひゅっっっっっ!!!」




(私は負けちゃいけないのに…………)


脳裏に過ったのはセコンドを任せた憎くて愛しい親友の姿。


「あ゙ゔっ、がひゅっ……んぶぅっっ、あべぇっっ…………」


(アイツが楽勝で勝ったこの女にもし負けたら……また差が開いちゃう)


エリカとの直近の対戦で2連続KO負けを喫してしまっているアリサとしては、これ以上差をつけられたくないというのが本音であり、その為今日の試合は絶対に勝つつもりで臨んでいた。




「だから私は…………絶対に、負けないっ!!!」


改めて試合に賭ける想いを再確認したアリサは歯を食いしばって身体の痛みを強引に振り払い拳を握りしめると、ラッシュの隙間をついて反撃の一打を繰り出していく。


だが――――――


「またしてもあきら選手のカウンターが冴え渡る~~~~~~!!

 アリサ選手、これは厳しい一撃を貰ってしまったぁ!!!」



「ぁ、ぅぁ……ぁ………………」


この試合一番の強打で完璧に脳を揺らされてしまった闘技場の妖精は、飛ぶための羽根をもがれてしまったかの如く無様にキャンバスへと墜落していってしまった。






「リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~Part3」へと続く――――――











2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa 2023.7【Part2】リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~/League Match 2nd game - Akira vs. Arisa

Comments

Thank you! Akira will continue to be active, so please support her!

ナッツが主食

Thank you, I totally agree with you.

ナッツが主食

楽しんで頂きありがとうございます! やっとあきらさんの強い所が出てきたのでこれからも楽しみにして下さい!

ナッツが主食

Let's go Akira!!!!

rhs13

I think Arisa is cute even when she gets hit :)

Marcacis

おお!連続カウンターです! これがアキラの素顔ですか?

きのこ


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