※月2回更新の2回目です!!
*This is the second of two monthly updates!
■試合内容
デビュー以来無敗を誇る絶対女王のレイVS女子リーグ随一の腕力を誇るランキング2位のエリカの闘いは、意外にも挑戦者が優勢に試合を進める展開に。
2ラウンド目もエリカの勢いは止まらないのだが…………的な決着編になります!!
挿絵は立ち絵や差分など含む全4枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!
またSSは約5800文字となります。(pixiv換算で読了まで約11分です)
■Content of the match
The fight between Rei, the absolute queen who boasts an undefeated record since her debut, and Erica, the No. 2 ranked fighter who boasts the strongest arm strength in the women's league, surprisingly turned out to be a fight in which the challenger dominated.
Erika's momentum does not stop in the second round, but it will be a ............-like conclusion section!
There are a total of 4 illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!
★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。
There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)
★For non-Japanese users★
Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m
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Queen's Wall - Rei vs. Erika
「全くもう、一時はどうなる事かと思ったわよ……」
青コーナーではセコンドのアリサが眉間にシワを寄せながらも、慣れた様子で甲斐甲斐しく世話を焼いている。
「ただの殴り合いでアンタが負ける訳ないんだから、ちゃんと最初から本気出しなさいよね」
口調とは裏腹にその手の動きはとても丁寧で、まるで大切な物を愛でるかの様に優しく親友の汗を拭き取っていく。
「いやぁアタシは最初から本気だったんだけど……まぁいいか」
乾いた笑みを浮かべつつも、エリカは大人しく介抱を受け入れていった。
(レイがいつまで殴り合ってくれるかわからないけど……
出来れば今のうちに勝負を決めておきたいところね)
王者が本来のファイトスタイルに戻る前に試合を決めるべく、エリカは次のラウンドも最初から全力で飛ばす決意を固めていった。
カーン!!
「さぁ始まりました第2ラウンド!! チャンピオン、先程は大分派手にボコられてしまいましたが果たして巻き返せるのかぁ!!?」
リング中央、フットワークを刻む事すら無く足を地に付けている王者の姿を見て、まだ真っ向からの殴り合いが続くと悟った挑戦者。
「そうかい……それなら、徹底的にやってやるよ!!」
相変わらずガードする素振りすら見せないレイの腹筋に、エリカは自慢の剛腕を振り抜いていった。
「おぶぅぅっっ!!! …………良かった、まだヘバッてないみたいね」
ボディの痛みで瞳に涙を湛えている王者だったが、挑戦者の拳が未だ衰えていない事を確認すると同時に薄く笑みを浮かべていく。
そしてエリカの追撃が来る前に、高速のワンツーを放っていった。
「がっ、がひゅっっっ!! …………こ、のぉっっ!!!」
挑戦者の鼻っ面に漆黒のグローブが二度ほど叩きつけられるも、すぐにエリカは体勢を立て直して反撃の右フックを繰り出していく。
「ぶふぅぅぅっっ!!!!」
既に赤く腫れつつある頬肉が大きく波打ち、レイの整った顔面が勢いよく弾かれていく。
「またしてもお互いノーガードでの殴り合い!!
女の意地の張り合いが再び始まってしまったぁ!!!」
「ぁ……ぅぁ…………い、今のは効いたわ……よっ!!」
余りの威力に一瞬目の焦点がブレてしまったレイ。
だが何とか意識を留める事に成功したため、お返しとばかりに左右のフックをエリカの顔面へと打ち込んでいった。
「ぶふぇっっ、んぶぅぅっっ…………まだまだぁっ!!!」
右に左に頭を飛ばされるも挑戦者の勢いは微塵も衰えず、更に一歩踏み込んで拳を硬く固めると、渾身のボディアッパーを繰り出していった。
「ごひゅぅぅぅっっ………………んぁっ…………」
レイの赤く染められてしまった腹に、真紅の拳が深く深くめり込んでいく。
そして動きが止まった直後、マウスピースが口からこんもりと吐き出されていった。
「お゙っ……あ゙ぁ゙っ………………」
口をパクパクとさせ、焦点の合わない瞳を浮かべるだけの王者。
反撃するだけの余裕は既になく、挑戦者の前にどちらが王者なのか分からない様な無様な姿を晒してしまっていた。
「あーーーっとチャンピオン、これは効かされてしまったかぁ!!?
正面からの殴り合いは挑戦者に軍配が上がった模様です!!!」
「これで…………沈めぇっっ!!!」
ガラ空きの王者の顔面へ、真紅の剛腕が勢いよく突き刺さっていく。
「ぶべっっっ…………」
ピンボールの様に弾き飛ばされた頭につられ、身体も宙へと浮き上がる。
そして力を失った肉体は腕を大きく頭上へとかかげ、綺麗なバンザイの体勢でキャンバスへと沈んでいった。
「チャンピオン、またしてもダウーン!!
挑戦者の剛腕を前に成すすべもないのかぁ!!?」
リングの上で起こっている余りの惨状に、無敗の絶対王者がまさかの敗北を喫してしまうのかと会場がどよめく。
「っぁ…………つぅっ…………」
強烈なパンチを貰ったもののレイの意識は未だはっきりとしており、カウント5を数えた辺りで立ち上がるべく動き出していく。
「お~っとチャンピオン、まだやれるのか!?
ゆっくりとですが己の足で立ち上がろうとしております!!」
「はぁ……はぁ……レフェリー、私はまだやれるから…………早く試合を再開して」
口調こそ普段とさほど変わらないが、身体にはかなりのダメージを負っており、疲労の色を隠せないでいる様子の女王。
「アレでも立ち上がって来るとか……レイ、あんたタフさも半端ないわね」
一方エリカはダウンを奪ったものの一切の油断をする事無く、冷静に呼吸を整えて次に備えていた。
(流石エリカ……何も考えず殴り合うだけで勝てるほど甘くはないわね)
ダメージが抜け切っていない圧倒的劣勢の中、レイは現在の状況を客観的に分析し、一つの結論を出していく。
(このままエリカと殴り合うのはとっても楽しいのだけど、私の我儘で負ける訳にはいかないし……仕方ないか)
地下リングでデビューしてから無敗を貫き通して来たレイの試合は、圧倒的な実力差でもって相手を蹂躙する展開が多く、ダウンはおろかダメージを負う事さえ稀である。
だが、それはスリルと興奮を求めて地下の世界に足を踏み入れた彼女にとって非常に不本意な物であった。
自身の心が満足する闘いを求めて、いつしか彼女は”相手の強みが最大限に発揮される”闘い方をする様になる。
今回はエリカの土俵である”防御すらしない真っ向からの殴り合い”を自身に課していた訳だが、その縛りを解禁せざるを得ないとレイは判断したのだった。
「思ったより随分と強くなったのね、エリカ……流石だわ」
王者の纏う雰囲気が一変した事に、目の前の挑戦者だけが気づく。
「そりゃどーも……その様子だと、殴り合いはもう終わりかい?」
背筋に冷たい汗が流れるものの、態度には一切出さず軽い調子でエリカが言葉を返していく。
「そうね、残念だけど今の私じゃ貴女に殴り合いで勝つのは難しいようだし……
ここからは”ボクシング”の時間ね」
先程までダウンを喫していたとは思えないほど自信に満ちた様子の王者。
「そうかい、そりゃ楽しみだ」
そんなレイの姿を見て、エリカはより一層気を引き締めていく。
(ここからが本当の勝負ね……)
「それじゃ行くわよ……エリカ」
そして、女王による蹂躙劇が始まった。
「やぁっっ!!」
未だ衰えを見せない剛腕をエリカが振るっていく。
凄まじい圧力を伴った至近距離でのこの一撃は、大抵のボクサーであれば躱す事はおろか防ぐ事も叶わない代物なのだが------
「残念だけど……貴女の攻撃はもう当たらないわよ」
その拳は、女王の肌に触れる事すら叶わない。
「挑戦者の一撃をチャンピオンが華麗に回避~~~!!
レイ選手、ここに来てファイトスタイルを変えて来たかぁ!!?」
そして挑戦者が伸び切った腕を戻し切る前に、王者は反撃の拳を放っていく。
「ぶひゅぅっ、あべぇっ、お゙あ゙っっ…………」
フック、ストレート、ボディの三連打が面白い様に炸裂し、その度に挑戦者の口から嗚咽が漏れていく。
「がっ……ぁ…………まだまだっ!!!」
鍛え上げられた王者の拳をモロに受けても挑戦者はダウンする事なく、反撃の右ストレートを放つ。
だがその一撃は再び躱されてしまい、真紅のグローブは虚しく宙を殴りつけるのみであった。
(やべぇっ……わかっちゃいたけど、ここまで当たらないなんて)
表情に焦りの色を隠せなくなってきたエリカだが、次の瞬間、その顔は苦痛に歪む事となる。
「んがぁっっ……あ゙え゙っ……ごひゅっっ……はぶぅっっっっ!!!」
今度は四発、上下左右に打ち分けられたコンビネーションは挑戦者の防御を嘲笑うかの様に綺麗に着弾し、女の身体を紅く染め上げていった。
「一方的な展開になってしまったぁ~~~チャンピオン、余りにも強すぎる!!
エリカ選手の自慢の大砲が掠りもしません!!!」
女子リーグの絶対王者であるレイは肉体、技術、精神のどれをとっても非常に高いレベルを誇っている。
それ故至近距離での打ち合いにも関わらず、ディフェンス技術を駆使し始めたレイに対してエリカは全く拳を当てる事が出来ず、ただひたすら殴られるだけの状況が続いていた。
「はぁっ……はぁっ……好き勝手言ってくれるわね…………」
実況に悪態をつくも、それで状況が良くなるわけではない。
レイほど耐久力に優れている訳ではないエリカの身体は先のラウンドでのダメージも相まって、もはや体力が底を尽きかけていた。
(でもなんと言われようと、アタシは攻める事しか出来ないから…………)
「これでも……くらえぇっっ!!!」
疲れた身体にムチを打ち、目の前の女王へ向けて弾丸の様な右ストレートを打ち込んでいくエリカ。
だがディフェンス技術が一流であると共に、レイはカウンターにおいてもトップレベルの技量を誇っており--------
「ぶふぇぇぇぇっっっ!!!」
「チャンピオンのカウンターが炸裂~~~~!!
エリカ選手、たまらず崩れ落ちていきます!!!」
「あぅ……がっ…………」
自身の誇る圧倒的な攻撃力を上乗せされた一撃を顎に打ち込まれてしまった結果、尻を突き上げリングを舐める羽目になってしまったエリカ。
(ヤバっ……これ、マジで効かされちゃってる…………)
歪む視界の中で何とか立ち上がろうとするも足が言う事を聞かず、挑戦者はその汗に濡れた艶めかしい女体を震わせる事しか出来ないでいる。
「エリカ……貴女、まさかもう終わりなんて事はないわよね?」
無表情ながらもほんのりと頬を上気させた王者が煽るような口調で声をかけると、エリカの様子に変化が起こる。
「う、うっさい……またすぐぶっ飛ばしてやるから……少し黙ってな…………」
鋭い眼光で倒すべき相手をひと睨みした後に、何とかカウント内に立ち上がりファイティングポーズを構えていく。
だが度重なるダメージにより足下はおぼつかず、自慢の剛腕も既に力が入っていないのか、弱々しく震えていた。
「ボックス!!」
(もう身体が限界……だけど、アリサが見てるのにこんなダサい負け方は絶対出来ない!!)
満身創痍の状態ではあるがそれでもなお瞳の奥に闘志を燃やし続け、僅かな勝機を掴み取るべくエリカは攻撃を仕掛けて行く。
「負けて……たまるかぁ!!!」
疲弊しきった頭では起死回生の策など思いつくハズもなく、何も考えずに放たれた破れかぶれの一撃。
当たりさえすれば逆転の目も出てくる威力を秘めたその拳は--------
待ってましたとばかりに、王者のカウンターの餌食となってしまう。
「ぶふぅぅぅっっ!!!!!」
「おぉ~~っと、またしてもカウンターが炸裂!!
挑戦者の身体がグラついていく~~~~!!!」
未だ余力を残している王者が放った強烈な一撃は、挑戦者の意識を吹き飛ばすには十分すぎる破壊力を持ち合わせており、エリカはたった一発で意識が朦朧としてしまっていた。
「ぁ…………んぁぁっ………………」
焦点の合わない瞳を浮かべ、よたよたとリングを彷徨う哀れな挑戦者へと、王者は追撃のボディアッパーを打ち込んでいく。
「お゙お゙っっ…………」
皮肉にも貰ったボディの痛みで意識を覚醒させられてしまった挑戦者だが、目の前の危機を認識する前に更なる衝撃が腹部を襲う。
「ぼひゅっっ……あ゙がぁっっ……お゙え゙え゙っっっ!!!!」
力の込められていない無防備な腹へと無慈悲なボディフックが三度捩じ込まれ、リングに挑戦者の情けない嗚咽が響き渡っていく。
「挑戦者、チャンピオンの猛攻の前に手も足も出ない~~~~~!!
これは万事休すかぁ!!?」
「ぁ゙っ…………ゔぁ゙っ………………」
自然と内股になってしまった足をガクガクと震わせるその姿からは、剛腕で知られる普段の面影は微塵も感じられない。
そんなKO寸前の状態に見えるエリカだがまだ意識は辛うじて残されており、未だ彼女は試合を諦めないでいる。
(せ、せめてもう一発…………)
もうほとんど力が入らなくなってしまっている拳を強引に握りしめ、残された全ての力を込めて挑戦者は最後の一撃を放っていった。
「やぁぁぁっっ!!」
だが決死の想いで放ったその拳は王者に届く事はなく、逆にレイの正確無比なカウンターがエリカの顔面を貫いていく。
「ぶぎゅっっっっ!!! …………んぅ……ふぁぁ……………………」
「挑戦者、またしてもカウンターの餌食になってしまったぁ!! 虚ろな瞳で失神してしまっている様に見えますが、果たしてまだ闘えるのかぁ!!?」
先の一撃で完全に意識を刈り取られてしまったエリカだが、そんな彼女を完膚なきまでに叩きのめすべく、王者は無慈悲な連撃を加えていった。
「ぼえ゙っ…………あびゅっ…………んぶぅっ………………」
王者の拳が挑戦者の身体を犯す毎に乙女にあるまじき低い呻き声が口からこぼれ、色のない瞳からは大粒の涙が溢れ出す。
「何やってんのよエリカ!! 早くガード上げなさい!!」
親友が既に失神しておりもはや闘える状態にない事は重々承知しているのだが、それでもセコンドのアリサは必死に声をかけ続けていく。
「ぶひゅっ……がぅっ…………あ゙え゙っ……ぶぅっ……ぐひゅっっっ!!!!」
上下左右、満遍なく打ち分けられたそのラッシュは女の肉体を余す所なく虐め抜いていき、その度に汗に濡れた女体が艶めかしく揺れていく。
「ぅ゙…………ぁ゙………………」
圧倒的強者の拳で無様なダンスを踊らされているだけの哀れな挑戦者だが、終曲の時はすぐそこまで迫っていた。
「楽しかったわよエリカ…………また、やりましょうね」
満足そうに放たれたその言葉と同時、王者は勢いよく助走をつけた右ストレートを挑戦者の顔面へと浴びせていった。
「ぶぎゅっっっっ………………」
「ぁ…………んぁ………………」
完全に脱力しきった身体にだらけ切ったその顔は、もはや挑戦者に立ち上がるだけの力など残されていない事を雄弁に物語っている。
そしてそのまま10カウントが数えられ、試合終了を告げるゴングが鳴り響いていった。
カンカンカーン!!!
「試合終了~~~~!!
終わってみればレイ選手、圧倒的な強さを見せつける試合となりました!!
やはり女王の壁は厚い!! この女に勝てる選手は果たしているのでしょうか?」
女王の劇的なKO勝利に会場が盛り上がりを見せる中、レイはいつも通りの涼しい表情を浮かべて観客の声援に応えていった。
ナッツが主食
2023-05-04 07:40:51 +0000 UTCきのこ
2023-05-04 03:45:21 +0000 UTCSHADOW
2023-04-30 12:33:08 +0000 UTCナッツが主食
2023-04-30 11:48:09 +0000 UTCナッツが主食
2023-04-30 11:47:28 +0000 UTCナッツが主食
2023-04-30 11:46:56 +0000 UTC細氷
2023-04-30 06:31:53 +0000 UTCSHADOW
2023-04-30 06:25:35 +0000 UTCMarcacis
2023-04-30 02:56:57 +0000 UTC