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トナカイさん の差分

(全力の踏ん張りと恥ずかしさで)真っ赤なお顔のブタトナカイさんはあわてんぼうなので、クリスマス359日前にやってきた。




 ある雪国の街にやってきた勇者は、もうすぐ伝統行事が始まることを知る。なんでも、この地方で聖なる獣とされているトナカイが引くソリにプレゼントを載せ、街中に配るという祭りらしく、勇者はクリスマスにそっくりだなと考えながら、せっかくなのでそれを見物していくことにした。

 しかし祭りの当日になり、ソリを引くトナカイが体調を崩してしまうというアクシデントが発生。このままではお祭りが出来ず、子供たちをはじめとした街の人々が悲しんでしまう。それをよしとしない勇者は、自分に何か出来ることはあるかと声をかけた。


 そうして勇者同席で始まった緊急会議。その内容は……


・トナカイは聖なる獣。勇者も聖なる存在。

  ↓

・じゃあ勇者にソリを引いてもらおう!


 そしてこうなった。


 話の中で「ソリは手で触れてはならない」だとか「トナカイは服を着ていない」だとか「角もつけよう」だとか「トナカイの鼻がどうたらって歌があったよな」だとか、そんな声が聞こえてきた辺りでとても嫌な予感がしていた勇者だったが、一度引き受けた頼みを断る勇気はなかった。少女にあるのは、誰かのために生き恥を晒す勇気なのである。


 極寒の街の中を、全裸で、しかも手を使わず、尻と鼻の穴だけでとても重いソリを引いて回る勇者。

 両腕は絶対ソリに触れないよう、恥ずかしさを押して自主的に頭の上で組んだ。足は踏ん張るうちに自然と脚が広がり、膝も曲がっていった。これにより、いつの間にか無様なガニ股ポーズとなっていた。

 ソリと繋がる紐がついた棒を入れられた尻穴は、決して棒を落とさぬよう力いっぱい締められている。鼻には「トナカイの歌がどんなのかよく覚えてねえけんども、まあ豚鼻でいいべ」という誰かの一言によってフックがかけられ、それもまた紐でソリと繋がっていた。少女がソリを引きずる度に、肛門はみっともなく伸び、鼻はつり上がって豚面を晒す。

 トナカイは服も鎧も着ないということで、トナカイ役の勇者も当然全裸。大きすぎる乳房の先、これまた大きい乳首や、最も隠すべき股間、そしてそこから飛び出すやはり大きなクリトリスも全てむき出し。その代わりというわけでもないが、頭にはトナカイの角が魔法でくっつけられた。

 これらによって、牛のような乳を振り回す、トナカイの角を生やした豚面の少女が、重い荷物を尻と鼻で引きずりながら、真冬の雪景色の中を素っ裸で徘徊するという異様な光景が生まれたのである。


 これが相当な重労働であることは言うまでもない。尻に刺さった棒を、ソリを引いてなお保持するためには限界以上に穴を締めなくてはならず、勇者は恥も外聞も、女であることすらかなぐり捨てた、必死の形相で歯を食いしばっていた。その上で鼻フックによる豚面ともなれば、元の気弱で優しい少女の面影はもはや残っていない。

 それでもなおこの屈辱的な荷物運びを続けるのは、少女が頼み事を断れないということもあるが、勇者としての強い使命もある。その使命自体が、頼み事を断れなかったが故に押し付けられたものではあるのだが……


 結局、少女が街中にプレゼントを運び終わるまでには数日掛かった。牛歩も同然の速度でしか進めないので当然の結果である。その間少女は勇者の強靭な肉体の恩恵によって一切の休息を取ることなく踏ん張り続け、四六時中街の人々の様々な視線を浴び続けた。

 少女として、人として終わっている無様な姿を晒す少女のすぐ横で、子供たちがプレゼントを貰い無邪気に喜ぶその光景はあまりにちぐはぐで、いっそ背徳的ですらあった。


 そして案の定、その姿を見た芸術家達がこぞってソリ引き勇者を題材とした作品を作り、その作品がなんやかんやで世界中に拡散されることで、その街のみならず、世界中で全裸ウシチチブタヅラトナカイ少女の勇姿が知られることになるのであった。




これ、差分です……






一年の最後が鼻フックと尻穴牽引。良い締めだな!

尻穴だけに。

トナカイさん の差分 トナカイさん の差分 トナカイさん の差分 トナカイさん の差分 トナカイさん の差分 トナカイさん の差分 トナカイさん の差分

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