「あれは………」
月穂が小さく声を出す。
山道を更に進むと、滝の見える岩場に辿り着いた。そこに一人の姿があった。
「煙玉……花火……火炎玉。あれが花火師の一族とかいう……」
「誰かいるのか? 今日は集中したいから、こっちには来るなって言っておいたはずだぞ」
小柄な少女が、高音ではあるが重みのある声で言い放つ。
「ど、どーする、月穂。あいつ、こっちの気配に気付いたぞ」
瑠璃が小さく慌てて、少しすがるように月穂に尋ねる。
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ルートの先には才賀祭莉。さて、どうする。