「べっつに~、私たちも"見学者"なので、練習試合とかしてもイイですけど~!」
千登勢に声をかけられた瑠璃は、森の中で彼女と手合わせをする。
月穂と特別上忍はそれは静かに見守る。
先に相手を認めたのは千登勢だった。
「ふ~ん……中々やるじゃん」
「ふん、あんたも結構やるんじゃん」
瑠璃に言われて、千登勢は少しムッとする。
「あっ、もしかして、また私と同い年くらいだと思われてる? もう……私は高一だっての!」
「いっ……」
「ほんとそんなんばっかなんだから」
ある程度、手合わせが済んだところで、千登勢は小さく切り出す。
「ところで……あなたたち、ただの"見学者"じゃないでしょ?」
「いっ……!?」