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マスターくんはどうでもいいのに、マスターくんのチンポを“恋人”扱いするBBちゃん ~初めての媚び媚びちゅっちゅご挨拶編~ 《11,000文字》

「はぁ、はぁ……ふふっ❤ もう~……❤ わたし、これでもラスボス系後輩なんですからそんなに見つめちゃダメです❤ 大事な大事なコワモテ威厳がぺりぺり剥がれちゃうじゃないですか〜❤️」  真っ白な肌に差した赤みはよく映える。頬をだらしなく緩めながら、熱っぽい視線にたじろぐ様はまさに恋する乙女そのものだった。普段は俺のことをやれ大嫌いな人類の一匹だの怠惰な豚だのと散々な言いようで扱うぶん、目の前のしおらしい態度とのギャップには込み上げるものがある。しかしその恋慕を宿す瞳が映しているのは、正確には“俺”ではなく―― 「つよつよおチンポを前にすると、なんでもできる健康管理AIも形無し❤ お射精のご奉仕に全身全霊尽くしちゃう従順系ラバーにクラスチェンジなのです❤」  ――俺の股間にぶら下がった生殖器そのものが、まるで恋人であるかのように振舞っており、直立不動で拘束された俺はそのおかしな惚気シチュエーションをいちばん近いところから見せつけられている。 「あのぉ……“先輩”? キスしてもいいですか❤」  “センパイ”の呼び名にこだわっていたくせに、BBちゃんはよりにもよって俺のペニスに大切にとっておいた呼び名をあてがう。もちろん返事はない。それなのに彼女は、にひひ❤と大袈裟気味に笑うと、眉を困らせながら唇をすぼめる。  口づけへの期待と不安を覆い隠すかのような笑い方も、余裕のなさが垣間見える困り眉も、そしてもちろん肉厚な唇が吸い付くための形をとったキス顔も。BBちゃんの表情がなにひとつ知らない表情へと、ころころと移ろい変わるさまを見せつけられて眩暈がするようだった。困惑しながらも、しかし端正な美少女の顔立ちが自分のペニスへとキス顔で迫ってくる光景から目が離せない。  本音を言えば心のどこかではまだ疑っている部分があったのだ。よりにもよってカルデアでもっとも童貞男子をからかうのが上手いサーヴァントに秘蔵のエロフォルダを検められ、面と向かって『キモイ❤キモイ❤』と弄くり倒されたならヤケになっても仕方がないじゃないか。  ――俺のチンポにべた惚れしている女の子が好き。  そんな男に都合の良い妄想全開の嗜好を異性に知られるなんてのは、思春期男子の羞恥心にとってともかく致命傷だった。ニマニマとにじり寄ってくる後輩女子に『BBちゃんとは正反対だし、そういう目で見ないから放っておいてよ……!』なんて勢い余って口走った一言が、彼女を頭の悪い遊びに駆り立ててしまったのだろう。  ついBBちゃんの興が乗って、意地の悪い悪戯が度を越してしまっただけ。ならば決定的な一線を跨いでしまう前に、『なぁんちゃって❤ もしかして本気にしちゃいました~?』とか言って手のひらを返すに違いない。そんなふうに思い込もうとすればするほど、期待の気持ちはどんどん膨らんでいって。 「……ん❤」  キス顔の上目遣いと目が合った瞬間、ドクンッ❤と肉棒が漲る。 「ちゅっ❤」  やわらかな感触が跳ねる。亀頭の先端に触れたリップ音は、まるで凪いだ湖面を打つように、身体に通う神経の隅々までその甘い波紋を伝播させた。不思議な力によって指の先一本すら自分の意志では動かせないため、チンポだけがびくびく❤と嬉しそうに跳ねてしまう。  その様子を揶揄うでも嘲るでもなく、BBちゃんは面映ゆさを誤魔化すように笑い方をした。 「……ふふっ❤ 大好きです“先輩”❤ ちゅぅ~~……っ❤」  その場の雰囲気に流されてのものではないことを裏付ける、二度目のチンポキス。今度は小さくすぼまった上唇と下唇のあいだに挟み込まれ、その感触が亀頭にしっかり浸透してゆく。熱く硬くイキり勃つペニスを恭しく迎え入れ、苛立ちを宥めようと瑞々しい唇が吸いついてくる。 「ちゅっ……❤ ちゅぅっ……❤」  口づけの音が鳴るたび、真っ白な快感が頭の中を染めあげるだけでは飽き足らず、視界にまで侵食してくるのを感じながら、俺はこの世の理に思い至る。男のチンポの世話係にもっとも適しているのは自分自身の手のひらでも、使い慣れたお気に入りのオナホでもなく、女の唇だったのだと。  ひとたび開かれれば容赦のない悪態がとまらず、“センパイ”をからかう言葉を紡ぐばかりだった生意気後輩のおくち。それが今や俺のチンポに口づけを捧げて、愛を確かめ合っている。 「くすっ❤ BBちゃんのファーストキス、ちゃんと味わってくれてますぅ?❤ ……ちゅぅっ❤ ちゅっ❤」  実に呆気なく言い放たれた告白に肌が粟立つ。たとえその本心がどうであれ、BBちゃんは相手にありとあらゆる男を差し置いて、俺のイキり勃った肉棒をさながら本当の恋人のように扱っているのは事実だ。  俺のチンポは俺がいちばんその来歴を知悉している。目のやり場に困る女性サーヴァントの格好に悶々とさせられるたび、その欲求をひとりで発散するしかなかった、正真正銘、小便とオナニーにしか使ったことのない生殖器だ。人間を悦ばせることなんて心底嫌だと公言して憚らない、あのBBちゃんが『初めてのキスを捧げてしまうほど、俺のチンポにべた惚れの女』を演じることを良しとした。  その事実を俺に伝えようとしているのか、何度も何度も赤黒い先っぽをついばむ。恋人兼お世話係になった自分をチンポに気に入ってもらうべく、恭しくチン先ちゅっちゅ❤を繰り返す姿は、本当にフリなのか疑わしくなってくる。 「ちゅっ……❤ ちゅぅ……❤ ん~~……っむ、ちゅっ❤ ふふっ❤ そろそろ、そのずっしり垂れたタマタマさんも触らせていただきますね~……❤」  チンポの恋人挨拶ごっこはまだ終わらないらしい。チン先への集中的なバードキスに下唇でもどかしさを噛む俺には一瞥もくれず、BBちゃんは俺のチンポに敬語で話しかける。  膝の上あたりを掴んでいた手が、腿を撫で上げるようにその位置を変えていく。筋肉の層の厚い腿ならまだなんとかぎりぎり我慢できた。けれどその場所を掬い上げられるや否や、意思とは関係なく歯の隙間から情けない息が漏れてしまう。 「あー、これずっしり肥えちゃってますねぇ……❤」  もみ、もみ❤ もみもみ……❤ もみもみ、もみ……❤  貴重な湧水を汲むように金玉が手のひらの中へ集められ、そうっとそうっと揉みしだかれる。汗で蒸れやすい玉袋の裏の皴まで伸ばしてくれる、肌触りのやわらかな手袋の感触に後頭部がぞくぞくと震えあがってしまう。    “肥えている”はBBちゃんお得意の豚さん扱いを導く枕詞なので、てっきり罵倒されるのかと思った。金玉に指が軽くうずめられるたびに、気の抜けた喘ぎ声も漏らしてしまっているし。だが俺を蔑視する絶好の機会に見向きもせず、それどころか、肥え太った精巣に艶っぽい眼差しを向けている。 「とっても素敵です❤ “先輩”かっこい~~……❤❤ 女の子の手の中にたっぷりずっしりのしかかる、たくましい重み❤ それに……すん、すんすん……んっ❤ はぁぁぁぁ……っ❤ お腹の奥がきゅんっ❤とときめかせちゃうえっぐい匂い❤、あ~❤ まずいです、ほんっとーに、まずいです~……❤ 小悪魔ぶった善良な悪性がぜ~んぶ叩き出されていって、これじゃわたし、ただの馬鹿メスにハイパーランクダウンしちゃうじゃないですか~~❤❤ もぅ……❤」  彼女の紡ぐ言葉には性悪な皮肉をひっかけるための取っ掛かりどころか、ましてやチンポに対して不敬不遜をはたらこうなどという邪気すら全く含まれていない。紅潮させた表情を隠そうともせず、生殖器への純度百パーセントの好意のみで語り掛ける。  その姿はぞくに“惚気”と呼ばれるものだ。己がいかに相手恋い慕っているのかを面と向かって打ち明ける、恋人同士の愛情コミュニケーション。そんなものを生殖器相手に行うということは、すなわち“自分の全てを恋人を悦ばせる=気持ちの良い射精へと導く”宣言に他ならない。 「破廉恥な恰好をたくさん見せびらかされてイライラしちゃいましたよね……❤ 女のくせに、“恋人”を上から見下ろす高さに頭があったの、すぅっごく不愉快でしたよね……❤ はい、今日は“先輩”と見つめ合えるこの距離から、ぜ~ったい頭あげませんから❤ どうか“先輩”のおそばに、BBちゃんをかしづかせてやってください❤ 痒いところに手が届くよう、がんばりますので……❤」  俺からは何一つ要求していないのに、BBちゃんが一方的にどんどんどんどんへりくだっていく。そこには『彼女が彼氏に逆らうなんてありえない』な精神の絶対的な男尊女卑が敷かれており、彼女は嬉々としてそれに従っているようだった。 「――はいっ❤ では“先輩”専属のお妾(めかけ)馬鹿メスBBちゃん、心をこめてお金玉様の中身を空っぽにさせていただきますね❤ ちゅっ❤ ちゅぅ、ちゅっ❤」  苛立ちに凝り固まった睾丸を丁寧にもみほぐしながら、チンポの先端へ今度は従僕化を知ら示すかのようなキスの乱れうち。だが口づけを受けるたびに『可愛い女だなこいつは』と勢いづいてボコボコと金玉内の煮凝り精液が暴れまわってしまうので、BBちゃんへの所有欲とも呼ぶべき愛おしさばかりがひたすらに蓄積されていく。  その一方で得体の知れないもどかしさもある。BBちゃんがチンポがさも恋人であるかのように振舞うものだから、なんとなく居心地の悪い疎外感のようなものが存在するのだ。 『そろそろ自分もその輪に入れてくれないのか』と。『チンポばかり相手にしていないでその深い愛情をこちらにも分けてほしい』と、己の内側からの声が無視できなくなってきた。 「……ちゅっ❤ ちゅぅ❤ ぷ、ぁ……❤ ……もー、なんです?」  そんな俺の食い入るような視線が気になったのか、艶やかな紫髪を傾けて端正な顔立ちがやっとこちらを向く。しかしそこには今の今まで確かにそこにあったはずのいじらしさがない。それどころか、まるで恋人との大切な時間を邪魔されたことに不機嫌さを募らせるみたいに、じとっとした半目が見上げている。  好きな異性を目の当たりにした時の恍惚として媚びた表情と、どうでもいい異性を前にした時の心底面倒そうな顔。その二面が瞬く間に切り替わってしまった急激な温度差に、背筋をつつぅっと汗が伝う。手足の先が冷えていくのを感じる。  頭の中が真っ白になって困惑する顔が面白かったからだろうか。BBちゃんはふっと薄い笑いを浮かべると、よく見慣れた小悪魔後輩の顔に立ち戻った。 「見てました? 初めてのキス、唇より早くおちんちんに先を越されちゃうとこ❤ 見てましたよねぇ❤ ずぅ~~っと、羨ましそ~なねっちこい視線感じてましたもん❤ …っていうかちっちゃい声で、あっあっ……❤ って喘ぐのやめてもらえます?❤ 笑っちゃいそうになるので❤ あ、でもBBちゃんのファーストキス取られちゃったって知った時の悲鳴はみっともなくて素敵でした~❤ おっきな花丸上げちゃいます❤」  自分の勃起チンポに美少女を侍らせている。眼下に広がるのは夢にまで見た景色のはずなのに、どうして素直に喜べないのか。その違和感の正体がはっきりとした輪郭を帯びていく。  まさか、と息を呑むも時すでに遅し。相手が術中にはまって抜け出せなくなったことを見届けてから悠々と種明かしに踏みきるのは、彼女のお家芸なのだから。  BBちゃんは俺の興中の図星を言い当てるために、もはや答えの分かりきった質問を言い放つ。 「ねぇ……❤ もしかしてセンパイ、自分のおちんちんに嫉妬しちゃってますぅ?❤ だ~いすきなBBちゃんが横盗りされちゃった~~❤って❤ ぷっ❤ うわうわうわうわぁ~❤ 器ちっっちゃ~~❤❤」  『神経を逆撫でする』という表現の模範例に相応し半音高いにやつき声に、身体中の肌を内側からくすぐられたのかと思った。顔の真ん中へ、くしゃくしゃに皴が寄っていく。 「センパイ知ってます~? 好きな“人”の“唾液”ってとっても美味しいんですよ~❤」  彼女の言うそれは“人”の“唾液”ではない。俺のチンポの我慢汁だ。俺と俺のペニスが無関係な別個体として扱われ、俺に一度も見せてくれたことのない態度をちらつかされるたびに、肺の収縮が早まり呼吸がどんどん浅くなり、そんな俺とは対照的に、チンポには血流が集まってぐんぐん怒張していく。  認めたくないのに、認めるしかない。愛情を向けられているのに、向けられていない。やめてほしいのに、やめてほしくない。ただでさえ頭の中に酸素が足りず、どうすればいいのか全く分からなくなってしまった俺は、かすれた声で『どうして』と搾りだすのが精いっぱいだった。 「え~忘れちゃったんですか~❤ 『おちんちんにべた惚れな女の子が好き』ってセンパイが言ったから、それをBBちゃんテイストでコトコト煮込んであげたんじゃないですか~❤ 他の男には指一本触れてほしくないけど悔しい悔しい寝取られ気分も味わってみたいってことですよね~❤ も~~なんてワガママな性癖なんですか~❤ ふふっ❤ ですがご安心を❤ BBちゃんに不可能はないのです❤ 純愛と寝取られが両立する新ジャンル『自分のおちんちんに女の子寝取られちゃった~❤』で、お悩み解決です❤❤」  ちがうちがう、そうじゃない。そもそも勝手に発注しておいて、仕様変更のリテイクは受け付けないだなんてとんでもない横暴だ。そんな俺の主張を聞き入れてくれる気は全くもってないらしい。 「じゃ、最後まで楽しんでくださいね~❤」  首を横に振ることすらできない俺に自分の仕事を自慢するだけ自慢して、彼女は“恋人”に向き直ってしまう。もうこれっきり俺には目もくれず、俺の目の前でふたりだけの世界を 繰り広げるつもりなのだ。 「おまたせしました。なんかあの“センパイ”、わたしのこと好きみたいで~❤ くすくす……❤ わたしには一途に思いを寄せてる“恋人”がいるってことご存知ないっぽいです❤」  恋愛対象外のオスから言い寄られてしまったことを告げ口して、BBちゃんは“彼氏”と笑い合う。それが自分の身体の一部であることを忘れそうになるほど、自分の執着心がカップルの優越感を高めるためのスパイスにされていることが歯がゆくてたまらない。 「え~❤ だって、振っちゃうのなんてカワイソ~じゃないですか~❤ BBちゃんへの片想いくらい許してあげないと器量の底が知れちゃうっていうか~❤ ふふっ❤ もうあんなオナニー大好きな童貞豚マスターさんなんか未来永劫放ったらかしにして、いちゃいちゃしましょーよー❤ BBちゃんが愛してやまないのはアナタだけですよ、せ❤ん❤ぱ❤い❤ …ちゅっ❤」  俺のことを弄んで愉しむばかりのいじわるな後輩が、“彼氏”の前でだけ媚びた雌ヅラを見せ、甘ったるい空気感を醸し出す。その“恋人”への入れ込み具合は目が離せなくなるほど真に迫っている。 「ふふっ❤ BBちゃんの唇、喜んでもらえて嬉しいです❤ 先輩以外の人類には噛みつくためにあるお口ですけど、先輩に盾突くような牙は一本も生えてません❤ なんなら歯向かうための歯だっていりませんからぜんぶ抜いちゃって、べろキス専用のおくちにするとかの追加コンテンツも可です~❤」  気持ちいいフェラをするためだけに抜歯を申し出る、なんて重すぎる愛の献身。一時の快楽とその忠誠の証明のためだけに、その女が自分の所有物であると一目でわかる、一生取り返しのつかない傷跡を残す。それはまさに人生そのものを捧げさせる、女への支配欲の究極だ。 「ぜ~ったいに歯なんてあてませんけど、それはそれとしてかわいい後輩のおくちを先輩専用のラブラブべろちゅーフェラホールに魔改造したくなったらいつでも気軽にいってくださいね~❤」  男ですら冗談でも口にしない申し出を思い立ち、平然と口にできてしまうのは、もはや恋慕を通り越して心酔といってもいい。そんなやり取りを特等席で聞かされているのに、俺だけが蚊帳の外。心臓が動くたびに、ずきりずきりと鈍い痛みが広がる。 「……くすっ❤ じゃ、そろそろおくちをつけさせていただきます~❤ ん、しょ……❤ と、ふふっ❤ やっぱり、おちんちんしゃぶりの正しい装いといえば、がに股のエロ蹲踞ですよね~❤」  さきほどの宣言通り、チンポの前から頭の位置を動かさず、BBちゃんは居住まいを改めた。床に跪いていた膝をあげ、健康的な太ももの内側をかぱーっと開けるように開脚。そして一か所に集めて立てた踵の上に尻をのせ、上半身を伸ばす。取組前の力士がしゃがんで礼を尽くすときの姿勢を、自分自身の身体を卑猥に見せびらかすために借りたらしい。  スカートがめくれあがって、えぐい角度の白レオタードが肉付きのいい股間をうまそうに食い込んでいるのがよく見える。おまけに衣装の下丈が引っ張られたしわ寄せは上半身に波及し、ただでさえ主張の激しい爆乳のシルエットがぱっつぱつに浮かび上がってしまっている。そして最たる問題は、その卑猥極まりない破廉恥な馬鹿女ポーズを嬉々として、チンポ相手に見せびらかしていることにある。 「にひひ……❤ ちゃ~んとえっちな目で見てくださいね~❤ どんなに手足が長くてスタイルのいい女の子でも、こうしてべろちゅーフェラする際には自慢の足腰畳んで跪かなきゃなんです❤ と~っても無様でぇ、かわいくありません?」  自分専用のエロ女が自分のために媚びるそんな姿にチンポは涎を垂らして喜んだ。腹につかんばかりに反り返った勇ましいマラの先に、ぷくぅ……❤っと玉の雫が浮かび上がる。  すると上半身をくねらせて長乳をたゆんたゆんと波打たせていたBBちゃんは『れろぉ…ん❤』と舌を伸ばして垂れ落ちそうな雫をすくい取る。 「うれひぃ……❤❤ かんげきです……❤❤ ふふっ❤ お手々が“先輩”に触れちゃわないように、両腕は頭の後ろで組んでおきますね……❤ ほら、こうすれば間違っても、お手々が“先輩”に触れてしまう心配なんでありません❤ それに……ふふっ❤ 女の子がひそかに気を配ってる腋の下なんかもしっかり見せて……ぜんぶ曝け出しです❤」  よく見れば両腋がしっとり汗ばんでいる。そこは人体の中でもとりわけ精神的な高ぶりによって、発汗が促される際たる場所だ。BBちゃんが俺のチンポに抱く愛情の説得力が急激に高まり、思わず生唾を呑んだ。告白の成功と失恋を同時に経験しているかのような、混沌とした息苦しさに視界が潤む。  一体今からどれくらい長い時間をかけて、このイチャつきを見せられるのだろう。フェラチオに入る前段階でさえこんなに丁寧なお膳立ての上に焦らされているのだから、これから平気で一時間くらいかけて、まずはチンポをキスマークまみれにされるのかもしれない。その間のもどかしさはきっと計り知れないことになる。  BBちゃんが“恋人”とみなすチンポにも俺の神経が通っているのだ。恋人ごっこの仲睦まじい様子を見せつけられるあいだ、身も心も焦がすようなじれったい気持ちが延々と続く。ひょっとしたら朝まで、見せつけられることになるかもしれない。そう考えるともう彼女にどう思われるかなんて気に留められるほどの心の余裕は、欠片たりとも残っていなかった。  ――イキたいっ……❤ イかせてっ、イかせてっ……❤  ――もうっ、焦らさないでっ❤ むりっ、無理だってっ❤  ――もうイかせてっ❤ すぐにっ、すぐイかせてっ……❤  好きな女の子が自分ではない相手と仲睦まじく過ごすところを見せつけられるなんて耐え難い拷問である。けれども射精は諦めきれない。BBちゃんの慧眼どおり、最近はまともに自慰行為も行えていないせいか、睾丸がずっしり重たいのだ。成り行きとはいえ女の子に初めて射精させてもらえる、この初めて機会を逃してしまったら、大きな大きな後悔に苛まれるに違いない。 (え~~~~……はぁぁ………周到に仕込みを済ませた完璧なお射精サポートの計画が、ぱぁ、じゃないですかぁ……❤ くすっ❤ …っんとにもう、しょうがないですねぇ……❤)  何やら小さくため息を吐き、BBちゃんの口角があがる。それを見て、てっきり俺の要求は無下にあしらわれてしまったのだと知る。  BBちゃんにとっての俺はからかい甲斐のある玩具同然でしかない。だからその玩具をゆくりたっぷり時間をかけて壊せる、絶好の遊びをここで取りやめるはずもない。人類を苦しめて苦しめて破滅していくさまをけらけら笑って見守るムーンキャンサーに、俺は男として致命的な何かを再起不能になるまで蹂躙されてしまうのだ。  ぷるぷると瑞々しい唇がОの字型になって近づいてくる。エロ蹲踞の腋見せ腕組みなんて破廉恥な恰好をしておきながら、瞳を閉じて頬を赤らめるBBちゃんのキス顔は純朴そうな少女そのもの。そこに含まれた感情は俺に向けてのものではないし、そもそも俺を勘違いさせるためのフリなのに、ときめきすら覚えてしまう。  ちゅっ❤ と、リップ音が亀頭の先で鳴る。さっき受けたバードキスと同じ。  刹那遅れてチンポに通う神経が、彼女の唇の感触を拾いチンポがビクビク悦ぶ。その刺激は腰砕けになるぐらいの気持ちよさを秘めてはいるが、射精に至るための快楽には全然寄与してはくれない――はずだった。  ……………びゅるっ……❤   ――あ、え――? 「……あむ、はぁ…むっ❤ ちゅぅっ、ちゅぅぅ……❤」  ……どくっ、どっくん❤ どくんっ❤ 「……あんむ、ぅむっ、ちゅぅぅ❤❤ ちゅぅぅぅ~~っ❤❤」  ……どっぴゅっ❤ びゅるっ❤ びゅぷぷぷぷぅ……❤❤ 「ちゅぅぅ~~~っっ❤❤ ちゅぅぅぅぅ~~~❤❤❤」  びゅるるるるるるっっ❤❤❤  びゅるるるっ❤❤ ぼびゅっっ❤ どっっっくっ❤  尿道口に唇を押し当てられ、はむはむとついばまれる。ただそれだけの動きで、チンポが射精した。陰茎の根元の筋肉がきゅぅっと窄まり、奥からどくどくと熱いものが混みあがってくる感覚は疑いようのない本物。まるでBBちゃんが口づけした瞬間から、射精が起こるに十分な刺激が蓄積されるまでがばっさりと切り取られ、その間をつなぎ合わせたかのようなちぐはぐさ。わけもわからないまま、ただ快楽に圧倒される。 「ちゅっ……❤ ちゅっ、ちゅぅ……❤」  びゅるるるっ❤ びゅぅぅぅ~~っっ❤ びゅっ❤  チンポをストローにされて無理やり吸い出されているわけではない。むしろ精液たちがまるで意思をもったかのように、狭い尿道の中を押し広げながらせりあがり、我先にとBBちゃんの体内へ飛び込んでいくような射精。それがもう十秒だか、二十秒だか続いている。  瞼の後ろで火花がぱちぱちと弾ける。男のオーガズムが少しのあいだしか保たないようになっている理由が今やっとわかった。普段の射精で感じるアクメのたった数秒程度でも、それが脳のシナプスが焼ききれないでいられる限界だからだ。 「ちゅぅぅぅ………❤ はむ、ぁむ、ぁむぅ……❤」  びゅうぅぅぅぅ❤❤ びゅぅぅっ❤ びゅるぅぅぅっ……❤❤  精液が勢いよく喉の奥に叩きつけられているだろうに、BBちゃんはえずくこともなく、息苦しさを微塵も見せないキス顔のまま、ひたすらこくこくと喉を鳴らす。その姿に、“彼氏”に極上の射精を捧げるべく、大好きちゅっちゅ❤を絶対におろそかにしないという深い愛情を感じてしまうのは、都合の良すぎる夢幻だろうか。  ――づ、ぁ……❤ あだまっ、おがしくなるっ……❤  ――っ、あ、BBちゃっ、ぁっ❤ ァッ❤ が、ぁっ❤  自分の声帯から出る音は声と呼ぶのも判然としない、獣さながらの唸り声。BBちゃんの楚々としたキス顔が射精の快楽とまじって、脳裏へ深く深く強烈に焼き付いてゆく。次から射精をするときは、この光景が、この感覚が、ふっと頭をよぎってしまう、そんな条件付けをなされている最中のよう。  けれどそれは俺を思って与えられた快楽ではなく、BBちゃんが“彼氏”とのいちゃいちゃを見せびらかして大嫌いな俺を、めちゃくちゃにして遊ぶためのもので、俺のことなんかこれっぽちも――頭の後ろで組んでいたはずのBBちゃんの両手が、ぎゅっと握った拳をそれぞれ綻ばせて、指の谷間同士を重ね合わせて――あっ、あ、ぁ、ぁッ……❤❤  ぎゅぅぅぅ~~っ……❤❤ 「ちゅぅぅぅ~~っ……❤❤」  びゅぅぅぅぅぅぅっ……❤❤  俺が覚えているのは、そこまで。 《終わり》 「ちゅ~~~っっ❤ ちゅっ、じゅっ……❤」  陰茎が精液を吐き出さなくなり、尿道の中の残滓をも吸い終えたBBはようやっと“恋人”との接吻を終える。ちら、と彼のマスターが気をやってしまっているのを確認すると、なんともむつかしい顔になった。長く過ごすはずだった夜のうちに頃合いを見計らって種明かしをし、ついでに自分の本心も明かそうと思っていたのに、入念に準備した計画がとん挫してしまって残念、といった表情だ。けれどやりすぎてしまったのは事実なので、強く出られず気持ちのやり場が見つからない。  BBは自分が主導権を握らなければ気が済まない。そんな彼女にとって、いかんせんマスターの情けないおねだりは泣き所だった。足元でくぅーんと鳴く捨て犬のような目で見られると、何でもかんでも首を縦に振ってしまいたくなる。そんな詰めの甘さを見せてしまったら、いくらニブチンのマスターとはいえ察してしまうことだろう。まさか自分から惚れたなんて最大の弱みを彼に握らせるわけには、どうしてもいかなかった。  両手が恋人繋ぎで塞がっているため、BBは迷うことなくその可愛らしい顔立ちを金玉の下に潜り込ませた。彼女の中にはマスターが強く握り返してくれた恋人繋ぎを振りほどくという選択肢は存在しない。そんなことなら、彼の男性器に顔を埋めることぐらい訳はないのだ。そうやって睾丸の感触と重みを、舌を使って持ち上げたり、頬ずりをしたりして確かめる。 「ん、全部出しきれてるみたいですね~……❤ はい、おつかれさまでした、いっぱい酷使しちゃってごめんなさい。 あとでたっぷりマッサージしますね……❤」  誰が見ているわけでもないのに、BBはマスターの金玉に話しかけ、酷使してしまったことを謝り、はたらきを労う。その態度にはまごうことなき好意と誠意が含まれている。  無論、今日の“恋人”にも同様に、だ。 「“先輩”もお疲れさまでした。初めて口づけできて、嬉しかったです❤ でも、センパイにすっごくやきもち妬かせちゃったので、次はほどほどにしますね~❤ ……ちゅっ❤」  名残惜しそうに口づけたBBは立ち上がり、マスターの拘束を解除する。そうして倒れこんでくる彼の身体を抱き留めてその装いを整え、ベッドに横たえ安眠の魔術をかけた。ベッド脇のサイドテーブルにもちろん、書置きも忘れない。内容はそっけなく、けれど次があることの期待をさりげなく匂わせて。恋愛の鉄則である。  そうやって帰り支度を整えておきながら、彼女はその隣に潜り込んだ。マスターがすやすやと寝息を立てているあいだ、BBにはつれない態度をとってしまった“本命”に埋め合わせをする必要がある。 「……うぅ。今日はキス、がまんします、ね。センパイの精液ごくごくしちゃったので。それにこれは戒めでもあるのです。次は、もっとうまくやりますので。その時は、ご褒美に先輩からしてくださいね」 《おしまい》 ※※※ キャラクター紹介 マスターくん ・童貞 ・BBちゃんのことが好き(本人には隠せてると思ってる) BBちゃん ・なんでもできるラスボス系後輩 ・マスターくんのちんぽが大好き(マスターくんのことは大大大大大大好き) ・実はマスター君のマイルームに夜な夜な忍び込んで、寝顔を堪能したりベッドの中に潜り込んだりこっそりチンポさすったり、金玉に精力増強用のいかがわしい魔術を行使したりしている。(意識がある)マスター君とキスをしたことはない。

Comments

おはこさんのBBちゃん is GOD😭

mano

BBちゃんのお話をまた読めてうれしいです! おはこさんを知ったきっかけの1つがpixivのBBちゃんの作品でした。色んなシチュエーションの短い文章をまとめた作品も好きでした。 なかよく幸せになってほしいです。


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