高級M性感 呂500 後編 《6,000文字弱》
Added 2020-05-15 13:39:38 +0000 UTC男は己を庇うように捩っていた体の向きを無理やり元に戻した。無理やりと形容したのは彼の本能が頑なに自衛指令を取り下げようとしなかったからだ。折檻の最中において、ドミナ様から下賜される懲罰から逃れる等もってのほか。キャパシティを易々と凌駕する痛みを受けてなお、その考えが尊重されるとおり、男はどっぷりと奴隷根性が染みついた生粋のマゾヒストであり。 「うん、いい子ですって♡その声、ろーちゃんすっごく好きだよー♡」 そして彼女、ろーちゃん様に心酔していた。男の悲鳴は到底かわいらしいものではない。喉の奥から絞り出され、食いしばる歯の隙間から漏れた呻き。痛みを逃すためだけに出る低い獣のような唸り声が、潤んでいた。 「がるるるー♡うぅ~♡」 オスに倣って発せられた実に愛らしい威嚇。それが見せかけではないことを男の体に走る幾重の赤い鞭打ち痕が物語っていた。脳が限界を訴え、救いを求めて発した救難信号なのに。遊びのようにあしらわれ、心の奥がじくじくと膿む。目頭が熱い。 「今度は左の脇腹にもう1発いきますって♡…ぷ、ふふ…♡かわいー♡」 両腕を吊られているだけなので、身体の向きは容易に変えられる。だから、自分よりも頭一つ以上背丈が小さい小柄なドミナ様がケインを入れやすいよう。また恭順を示す供物として、該当部位を正面に差し出そうとする。対して、痛みを覚えてしまった身体は抵抗。相反する命令が混濁した挙句、もじもじ、もじもじと。マゾの無様ダンス。怖いのに、痛くてたまらないのに、してほしいのに、してほしくないのに、されたくて、がんばりたくて、でもやっぱり痛いのは怖くて。情けない葛藤が表出した哀れな姿を、ろーちゃん様は朗らかに笑う。愛らしく可憐な少女の屈託ない笑みだ。 「でも、あんまり暴れちゃおちんちんに鞭入っちゃいますよーって♡」 血の気が引く。粘膜が剥き出しになっている性器を打たれるなど、想像しただけでも恐ろしかった。いい大人が泣きべそをかきながら、踏ん張る。逃げ腰の振動が伝わって内股にぺちぺち叩きつけられるペニスが妙に滑稽だ。思い出すだけで痛すぎて息ができない。レンズが曇ったみたいに視界が滲んでから、男は自らの目頭が熱くなっていることに気づく。大の大人がおそろしくて泣きべそをかくなど情けないにもほどがある。自分はなんて取るに足らない存在なんだろう。たまらなく惨めな気持ちになって、心臓のあぶる音がよく聞こえるし、うまく呼吸できない。ろーちゃん様がケインを素振りする風切り音だけで、小さく「ひっ」と声が漏れてしまっていた。心は完全に屈している。弱いオスマゾと強くてかわいい、ずっとずっと年下の女の子さま。彼女が振りかぶるたびに、心臓を強く鷲掴みされたような感覚に襲われている。 彼女の手首がしなり、手に持ったケインが空を切る音を聞くと、反射的に金玉の裏から全身へと総毛だつ。体面を取り繕う気概などとうに霧散している。 でも、これで、これで最後。最後だから、最後、最後だから。 「はーい♡にぃじゅーうっ♡」 ブンッッ♡♡ バヂィッ♡♡ 打たれる箇所によって痛みの配合は違う。脇腹を打たれたはずなのに、男が感じたのは頭蓋の内側をトンカチで殴られたような衝撃だった。皮膚が薄かったり骨張ったりする場所は「痛い」と叫んでしまうほどだという経験がある。けれどこれは声すら出せない。視界が白ばんで、肺の中の空気が一気になくなる。打たれた部分を隠そうと勝手に身が縮まり、過呼吸気味に嗚咽が漏れた。視界が滲む。ぼろぼろと涙がこぼれた。 「あーぁ♡最後の最後に泣いちゃった…♡でも、よくがんばりましたって♡こんなに打たれたの初めてだもんね?」 ぺたぺた、と素足が床を踏む音が近づいてくる。小さな手のひらが頬に伸び、包まれた。上目遣いの彼女と視線が合う。興奮をかみしめるような、ご機嫌でうっとりした表情だった。ろーちゃん様はこうして折檻を受けきり、安堵したオスマゾの泣き顔を観察するのが、お気に入りなのだ。顔の輪郭を確かめるようにすりすり。 右にはケインの感触がある小さなお手々。息の吹きかかる距離だ。体のパーツの小ささがあまりにも生々しく、こんなに幼い少女に躾けていただいたのかという劣等感やら、倒錯感で心臓の下あたりが苦しくなった。同時に、ぐん、と下半身に血流が集まる。鞭打ち痕が熱を帯びて、外気に痛こそばゆい。 「いっぱい痕つけたけど、三日くらいで消えると思いますって♡」 打たれた場所を見下ろすと、まったく不思議なことにほんのり内出血痕が残っているだけだ。せいぜい上皮組織が炎症を起こしている程度。意図して痕をつけていただいた時とほとんど遜色はなかったというのに。皮膚が裂けない絶妙な匙加減、痛みを与えてマゾの立場を理解させる。幼くとも手練れのサディスト。 「よしよし…えらいえらい」 なんとか二十発のケイン撃ちを耐えきった達成感をしみじみと諭され、急に疲労を覚えて体の力が抜けた。身体中、横に払った赤い轍がひりひりと熱い。折檻ではあったが、この達成感と彼女手ずから触れていただけること自体、ご褒美といっていい。 「おにいさん最近はろーちゃんがしたいことも、たくさんさせてくれるから嬉しいんですって♡ コス衣装もね、学校の制服とか、ボンデージよりもやっぱりこれがいちばん落ち着きますって、はい♡」 ここM性感ではミストレスの承諾さえ得られれば、プレイ時のコスチュームを選ばせていただける。彼女が直近を発信するお店のブログにはいくつもプレイの足跡が見受けられる。先週はシンプルな紺のセーラー服姿で入学式の校門記念写真さながら、「ちんちん」ポーズをするオスマゾと。その前はミニスカ婦警のろーちゃん様がオスマゾをボコボコにして、電気あんまで「現行犯逮捕♡」する動画だった。 ろーちゃん様は思いやり深い少女だ。できるだけゲストの要望を叶えてくれるが、この男は何か要望を出したわけではない。学校の水泳クラブで着用しているスク水セーラーがお気に入りであることをお聞きして以来、ずっと「ご自由に」していただいているだけだ。 セーラーはノースリーブ状になっており、胴体のガードが緩い。襟の隙間や腋、鼠径部付近からちらりと見えるもとの真っ白な肌。健康的な褐色肌とのギャップはすさまじい。スク水生地に浮かび上がるおへそのライン、小ぶりなお尻に食い込んだ生地に指をかけて直す仕草。日焼けをもろともせず大好きな水泳に明け暮れる年ごろ少女のあどけない快活さが透けて見えるようだ。ろーちゃん様が義務教育真っ盛りの女子児童である事実が余すことなく伝わってきて、まるでいけないものを直視しているような気分に陥ってしまう。端的に言って、彼女の私物水着に興奮する変態ロリコンマゾの思考であった。 「この水着好きー?」 スク水セーラーに劣情を催している視線を気取られて、オスマゾがびくつく。背徳的な色っぽさを噛みしめていたことを怒られると思ったからだ。けれど、ろーちゃん様の上目遣いは優しく、真っすぐにこちらを見ている。鞭打ちの疲労で上手く体は動かせないが、それでも怒張しきったペニスが触れぬように尻だけは後ろに引いていた。小さなお手々が輪郭から離れ、鞭の痕を縦断しながらなぞり下りていく。やがて、骨盤に到達した。 (すき、ですっ…♡ かわいくて、ろーちゃん様によく似合っていて…♡) 「えへへ…♡嬉しいですって♡」 皮膚に浮き出た骨をなぞられ、声が出そうになるくらいこそばゆい。わかりやすい苦痛や快楽といった類の刺激とは質が違う。思わせぶりに心の表面を愛撫されている感覚。等身大の幼い少女の真っすぐな問いは、駆け引きを仕掛けられているような感覚を抱かせる。つい今しがたまでオスを虐げていたのに、このいじらしさ。 「うん、ご褒美決めましたって♡」 指先が鼠径部を下り、屹立した肉棒に触れた。背筋が粟立つ。不意の刺激への驚きと当惑。JSドミナ様の穢れないお手々がこんなオスマゾの出来損ない生殖器に触れるだなんて。畏れ多い気持ちで尻から寒気のようなものが伝播する。背徳感だった。 背後の壁面にケインを立て掛け、両手が竿に触れる。いきり立った成人男性の逸物だ。女子児童の手のひらには収まりきらない。ごぷっ♡ごぷっ…♡と汲みあがってきたカウパーを塗り広げるように、亀頭を数秒撫でられ、裏筋をたった数擦り。たちまち腰が痺れ、内股になる。信じられないほどのエロスに金玉が沸き立って、誇張なく精液が漏れそうになってしまう。許可のない射精を厳禁されているオスマゾは宣言する。 (ろーちゃん様っ…♡だめです、漏れてしまいますっ…♡) 医療用の手袋越しでも、懲罰アイテムで撫でられるわけでもない。背後の壁面に立て掛けたケインは、ろーちゃん様特注のお気に入り懲罰具のひとつだ。それを手放してまで触れてくださるなんて、あまりに過ぎた褒賞だ。褐色のお手々はかくも小さく、指先までやわらか。裏筋を指の腹でつつーっ♡と撫で上げられ、メスのような声が漏れた。 普段学校で鉛筆を持っているお手々。水着の食い込みを直しているお手々。お風呂で自分の体躯を隅々まで洗っているお手々。物理的な刺激と、掻き立てられる妄想の両方から責め立てられて、亀頭の先が熱い。エラは限界まで膨らみ、期待を示すようにカウパーまみれで光沢を放っている。 「もー、こら。ちがうよー♡ ここ、ろーちゃんのお腹、貸してあげますって…♡」 少女はさらにもう一歩踏み出す。距離が詰まって、ペニスの先が彼女のスク水生地をかすった。またしても、予想だにしない展開に快楽と驚嘆の混じった喘ぎを発してしまう。不慮の事故とは言え、オスマゾ奴隷の分際でロリドミナ様のお身体に許可なくちんぽこすりつけてしまうだなんて。それも彼女のお気に入りの私物水泳着に。男が気が気でない一方、ろーちゃん様はこともげなしに、ペニスを自身の水着越しおへそで受け止めた。カウパーがスク水生地に染み込んで変色していくことすら意に介していない。 「『ひゃぁっ♡』って、くすくす…♡かわいー♡ がんばったもんね、今日はとくべつー♡…それにね、おにいさんならちょっとだけいいですって♡」 前のめりになったろーちゃん様と身体中が密着し、ペニスがやんわり挟みつぶされる。膨らみ始めてきたバストの感触はいわずがな、幼くとも全身に『女性らしさ』の兆候を感じる。ぷにぷにと張りがあり触りよい幼年期から、女性的丸みを徐々に帯びていく思春期への過渡期。数ミリ程度の生地向こうに感じる少女特有の気配。あったかくてやわらかい。 「好きに染み込ませて、擦っていいよーって♡」 胸元のご主人様からお許しが出る。既に体力を使い切っているため、大きな動きはできるわけもなく、せいぜい必死に腰を前後させるのがやっとだ。あまりに魅力的なご褒美に自制心が秒負けして腰を突き出してしまう。ケイン撃ちからずっとお預けをくらっていたおちんちんを優しく受け止めてくれる少女のやわらかいお腹。伸縮に乏しいポリエステル生地が敏感粘膜をゆるく摩擦して、無様腰振りをねぎらってくれているようだった。 「ひゃっ♡くすぐったいよー♡」 至近距離に過ぎるため、荒い吐息で彼女の前髪をくすぐってしまう。クリーム色がかった、絹のようなさらさらな白髪。真上から覗き込めるきわどい胸元、白い地肌と合わさってえもいわれぬ欲情が沸き立つ。同時にほんのり醸される劣等感、羞恥心。 年下女子児童ご主人様の恩情によるスク水セーラー越しお腹へこへこわんちゃんごっこ。そうとでも呼べばいいのだろうか。従順オスマゾの劣情も、崇拝も、射精すらすべてろーちゃん様の手のひらの上。彼女の許しがない限り、射精はできないため、自分で自分を追い込んでいるのと同義だ。けれど、第二次性徴期のスク水ロリを前にして腰振りを我慢などできない。自分より一回りも二回りも幼い彼女は、未だ恥丘に産毛すらなく、ブラジャーもまだ早いという。歩んできた人生の時間はこちらのほうが何倍も長いが、ただそれだけ。ろーちゃん様のほうがずっと多くの人心を掴み、尊厳を貢がせ、性癖を踏み砕いてきた。圧倒的な上位存在である。生物としての彼我の差を実感すればするほど、ペニスは活き勃ち、汁が涙みたいに溢れてくる。 「おにいさんのこと、叱ってあげられるのも、褒めてあげられるのも、射精権あずかってあげられるのも、ぜーんぶ、ろーちゃんだけですって…♡」 胸板に手のひらが這わされ、鞭の痕を撫でられ、軽く爪をたてられ。さらに腰振りは精彩を欠いていく。プールの塩素、バスタオルに染みついた柔軟剤、乳白色の甘い匂い。それらが混然一体となって、鼻の奥まで抜け、脳を甘くとろかす。体温が高いせいで揮発したろーちゃん様の匂いが、全身の痛み、射精に向かうもどかしさに併せてじくじくと。 「もう限界? しょうがないなぁ…♡いいよ、射精の許可あげますって♡はい、どーぞー♡」 許可を得た瞬間、あっけなく男性器が脈動する。腰の深く下のほうからふるえがきて、びゅくりっ♡びゅくりッ♡と紺色スク水に白い波紋が広がった。JSロリドミナの生水着にぶっかけする射精量は並々ではない。おへそのくぼみに向かって固形のようなザーメンが滴り落ちていく。大の大人が痙攣で腰砕けにならぬよう、ガニ股で踏ん張って射精1ポンプ毎に浅ましくへこつく様は笑い種だ。 精液のぶっかけとは女性を汚すという点にかけて、ある種支配的な射精と捉えられる節がある。けれど、果たして本当にそうだろうか。事実、彼は極上の敗北射精快楽を手に入れたが、失ったものもある。ああ、いや、失ったというのはおおよそ体裁がよくない。正しくは、釣り合う対価をきちんと支払ったというべきだろう。本人はまだ気づいていないのだろうか、だとしたら、なんと哀れな。 彼は無自覚のうちに己の中の自尊心だとか、尊厳だとか、そういうものを全部精液に溶かして、ろーちゃん様に『お貢ぎ』したのだ。自身を構成する、目には見えない大切なもの。人としてまっとうに生きていくための養分を。 「おにーさんの大切なもの、せーしごともらっちゃいましたって♡」 ここは艦娘高級M性感。サディズムを謳歌する艦娘たちのためのお店。今日もたくさんの養分を吸って、彼女たちは華々しく咲いている。 《終》
Comments
完全に掌握されてる感じがして、最高でした…
しずま
2020-05-15 14:57:16 +0000 UTC