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にしまきとおる Tohru Nishimaki
にしまきとおる Tohru Nishimaki

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「恋するプリテンダー」

このところ劇場で映画を観ていなかった。

忙しかったのもあるが、どうしても大画面で観たいという作品もなかったのだ。


仕事が一段落して、なにか観に行こう、と選んだのがこのラブコメ作品。

「令和ラブコメ映画No.1ヒット」ということで海外ではすでに大ヒットしている。


半年~1年後には動画配信されそうな気もするが観に行った。

女性客ばかりの中にぼっちの男はまるで不審者のようで気が引けるが、まぁいい。


「みんなこういうのを待っていた!」みたいな感想をよく見るが、実際美しい肉体の男女は見ているだけでも気分が上がる(気がする)。

こんなことを書くと自分が白人至上主義のようで鼻白む(興ざめする・気後れする)のだが、しかしこと映画やドラマに関しては金髪美女のヒロインを求めている。

(SW/ep.8のような黒人とアジア人のカップルは正直いたたまれない。こちらはルッキズムに引っかかりそうだが、自分が美しいと感じるものを観たい;)


個人的にラブコメは大好物なので、PrimeVideoにあるアメリカやカナダ制作のラブコメ作品もよく観ているが、さすがにハリウッド映画はバジェット(予算)が違う。

人気俳優・女優がキャスティングされるし、ロケーションも豪華だしルック(画面)もいい。


良かった点は、

ラブコメやラブロマンスの場合、主演の二人にケミ(ケミストリー=化学反応・相性の良さ)が感じられるかどうかが重要なのだが、現在のハリウッド人気俳優の二人にはそれがあったところ。

要は、お似合いだからハッピーになってほしい、みたいな感想を観客に抱かせることが出来れば成功だ。


ヒロインのシドニー・スウィーニーは巨乳でスタイルも良く、キュートでコケティッシュ(男性から好かれそう)な魅力があってよかった。

正統派の美人というわけではないが金髪補正で2割増し良く見える。


トップガン・マーヴェリックでハングマン役だったグレン・パウエルも好感の持てるイケメンかつマッチョでコメディ演技もしっくりきていた。


下品にならないギリギリのラインで下ネタギャグを散りばめたりしていて笑えたし、

二人が画面にいるシーンはどれも良かった。


女性向けのラブコメを観る時には、自分の中の女性性の部分を増幅させて観ている。

(陰陽マークのように男女どちらも男性性・女性性を持っている。完全な男らしさ・完全な女らしさは存在しない。)

なのでシーンごとに女性に感情移入してキュンとしたり、男性に感情移入してリビドーを感じてみたり。


ストーリーについては別にどうでもいい、というかさほど重要ではない。

二人が出会ってうまくいきそうになるものの言葉や気持ちがすれ違い仲違いしてしまう。が、最終的には和解してハッピーエンド、というありふれた段取り。

であるがゆえに見せ方や展開の仕方が重要だ。


特に悪かった点はない。

が、

気になった点は



ヒロインのロースクール退学の動機がよくわからなかったこと、隠し事をバラされた、という展開のための設定でしかないように思えた。


ヒロインの姉の同性婚、

男の兄姉が母親の再婚によって出来た黒人、

ここらへんはポリコレへの目くばせもしてますよ、的な感じで、そこまでノイズにも感じないが。

でも前述のカナダ制作のラブコメだと本当に白人コミュニティしか描かれないものがあって、うわっ白人しか出てこない、みたいな変な見方しちゃうこともある。

(いつのまにか自分もポリコレに汚染されている。)


あとは、

当て馬ライバルの微妙さ、

タクシー替わりの湾岸救助ヘリ、

くらいか。


登場人物の役割や動きがストーリーの中で過不足なく展開されると、観客である自分としてはパズルのピースが綺麗にはまるように気持ちいいのだが、

ヒロインの元彼はちょっと影が薄かったし、元カノもそこまで魅力的ではないので(それこそケミがなく)え~どうなっちゃうのーみたいな危機感は感じなかった。

ストーリー展開というかキャラ設定にやや詰めが足らないというか、ここまで上手に作れるスタッフなら細部ももっとうまく出来たよね?とは思う。いや十分面白かったのだが。


ちなみにエンディングは登場人物たちが各シーンで歌を歌っていく、というもので、自分が知る限りでもっとも古い類似作品は原田知世主演の「時をかける少女」なのだが、それを思い出した。これについてはムービーウォッチメンの宇多丸さんの批評を聴きたい。(この文章を書いた時点ではオンエア前)


ついでに、キャロル・バウム(南カリフォリニア大学の教授で映画プロデューサー)のシドニーへの発言「演技も出来ないし可愛くもない。成功を収めたのは彼女の胸のおかげ」という批判は完全に「引き下げの心理」だなと思う。

(自分が理解できない・評価できない人や物に対して否定したい気持ちの表れ。

相対的に自分の価値を上げるために相手の足りないところを指摘したりする、劣等感の裏返し。)

日常生活でもSNSでも誰かを批判する人たちがいるけど大抵それなので、やめた方がいい。(自分自身もしないように心がけたい。)

それに対する「Sorry for having Great Tits(すごいおっぱいでごめんなさい)」っていうスウェットを着ての投稿による反撃はとてもクレバーでいいと思う。


「恋するプリテンダー」 「恋するプリテンダー」 「恋するプリテンダー」

Comments

↓その兆候はすでに出ているようです。 もうご存知かもしれませんが、このGW中に突然バズった『仮面アメリカ』というアメコミが完全に「反ポリコレ」でした。 全員巨乳、全員長身、1人を除いて全員白人、おまけに乳揺れ、腋見せ、ハイレグのセクシーコスチューム全開と、思わず「勇気あるなぁ」と感心する出来です。 彼らには是非とも日本で大成功し、マーベルとDCの鼻をあかしてもらいたいものですね。 https://www.youtube.com/watch?v=IGVguM88EsU

白牌滑丘

プリテンダーのポスター。なんかにしまきさんのキャラで同じ構図で描かれたらどのキャラが合うかなと思ってしまいました

kai

そうですね。 ファッションの広告が白人スレンダー美女に代わってプラスサイズ黒人女性になるのはもうどうかしてるとしか。どこかで揺り戻しや反動が起きるのでは。

にしまきとおる Tohru Nishimaki

 SW/ep.8は確かに酷かったですね。  私は基本的に「美人」で「巨乳」で「パイパン」でさえあれば人種なんかどうでもいい派ですが、反ルッキズムだけはどうしても受け入れられない。  というか寧ろこれが、ポリコレ崩壊への最初の一穴になるかもしれないと実は密かに期待してたりしますw

白牌滑丘


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