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シカク
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ある組織の復活劇 -5- (完)

俺の名前は藤田航。CP機関の職員としてヒーローたちをバックアップするのが俺の仕事。やりがいや誉れのある仕事で人気が高い職業だ。だがヒーローをバックアップするとはつまり市民を守ることにも繋がる仕事。優秀で体力と気力がないと務まらない。俺は地方支部の職員として働いていたが、人員が足りないと言うことでめでたく本部へと移動。しんどくはあるがヒーローたちのそばで自分も街の平和を守るひとりとして実感でき、移動してからとてもやりがいを感じている。 と言うのが俺の表の顔だ。 俺の本当の姿はメテオスのスパイ。偉大なる総帥に忠誠を誓う組織の構成員だ。 今まで親の言われるがままの人生だったが、レオパードマンのおかげで俺は世界を真に支配する神の存在に気づけた。その方のお役に立つために俺はスパイとして以前の親の言いなりだった藤田航を今日も演じる。データ処理をしながら組織の役に立ちそうな情報を頭の中にメモしていく。そしてまずは誰を新たな同志にするか選定していると、後ろから声が掛かる。 「藤田、少しいいか?」 声をかけてきたのは俺が配置されている部署の所長だ。 「はい」 いつものように淡白に返事をする。 「最近またメテオスの活動が活発になってきた。今のところヒーローたちのおかげで特に大きな被害はないが、念のために詳細なデータで被害件数や状況や確認しておきたい。まとめておいてくれないか?」 「かしこまりました。明日にでもお渡しします、所長」 「さすがだな。助かる。だけど明日は外に出ないといけない仕事があるんだ。メールに送っといてくれないか?」 「分かりました。まとめてメールしておきます」 所長が立ち去ると、心の中で笑みを浮かべながら急いでデータをまとめる。明日は所長がいない。いい事を聞いた。多少俺がイレギュラーな行動をとっても所長に見られることはない。折角のチャンス、明日動くとするか。 翌日の昼休み。俺は先輩の長谷川さんと食堂で昼食をとっていた。 「それにしても珍しい事があるんだな。お前が俺を誘って飯を食うなんて」 「たまにはいいかなと思ったんですよ。何度もお誘いいただいてるのにずっと断ってたので、1度ぐらいはと」 「1度だなんて寂しい事言うなよ。またいっしょに昼飯食おうぜ」 長谷川さんは俺の3つ上の先輩。誰にでも話しかける気さくな人だ。そのコミュニケーション能力で仕事を円滑に回すため、人との関わりが苦手な俺にとっては助かる存在だ。そんな長谷川さんが最初のターゲット。この人を堕とせば俺のスパイ活動もやりやすくなる。何でもない話をしながら長谷川さんが目を逸らした隙に、俺は用意してた睡眠薬を水に混ぜる。無色透明な薬は水と同化してバレることなく長谷川さんの体内へと取り込まれた。昼食を食べて少しすると長谷川さんはウトウトと船を漕ぎ始める。 「あれ、なんか急に。なんでだろう」 「疲れてるんじゃないんですか?色んな人と関わってるから知らないうちに疲れが溜まってるんですよ」 「俺は人と話すこと好きだしそんな事は、ない!でも少し仮眠取ろうかな…せっかく藤田に誘ってもらったのに悪いな」 「気にしないで下さい。お昼終わる頃に起こしに行きますから遠慮なく仮眠室に行ってください」 「悪いな…」 長谷川さんは強がってはいたが、相当眠いはずだ。仮眠室まで見送ると俺はそのまま自分のデスクへと戻った。 そして昼休み終了のチャイムが鳴り響く。俺は昼休みが終わっても、もちろん長谷川さんを起こしには行かなかった。強力な睡眠薬はチャイムぐらいでは恐らく起きないだろう。俺は昼休みが終了してから30分後、デスクから離れてその足を仮眠室へと向けた。 仮眠室に入り、カーテンを開けると長谷川さんは気持ちよさそうに熟睡していた。昼休みも終わっていたため、他のベットには誰もいない。そしてこの部屋には監視カメラが付いていない。俺は洗脳ピストルを片手に長谷川さんの体を揺らした。 「長谷川さん、長谷川さん、昼休み終わってますよ」 「ん…んあぁ…ん…えっ…?」 最初は寝ぼけていたが俺の言葉にすぐに長谷川さんは目を開けて覚醒する。 「ま、マジか!?」 長谷川さんはそのまま起き上がろうとするので俺はすぐに首を腕で抑えて起き上がれなくした。 「ぐっ、あっ…なに、を…」 「大丈夫です。すぐに分かりますよ」 俺は苦悶の表情を浮かべる長谷川さんの額を撃ち抜いた。 「ガハァッ…!」 数秒白目を剥きながら痙攣した後、瞳が戻り俺と目が合うとニヤッといつものように笑顔を見せる。 「藤田サンキューな。おかげで俺も理解した。メテオスの一員としてこれからよろしくな」 「こちらこそ改めてよろしくお願いします」 「なんだよ、お前そんな笑った顔も出来んだな」 「まあ、これも全て総帥のおかげです。さて、早速ですけど長谷川さんにはやってもらいたいことがあります」 「おお、なんだ?」 「少しヒーローのパトロールのシフトを調整して欲しいんですよ。長谷川さんのコミュ力があれば可能出来るかと」 「おう、任せとけ。あの部署には知り合いがいるからな。でもそんな事、お前も口出しして操作ぐらい出来るだろ?」 「俺は最近もう口出ししたんで、頻繁に言うのも怪しまれるかと思って」 「なるほどな。ちなみにどう調整するんだ?」 「レオパードマンとオーカマン2人のパトロールをいっしょにしてください。2人はこちら側の人間です。CP機関に怪しまれないように誘拐という形で組織の基地に行ってもらいます。詳しい日付は決定次第お伝えします」 「了解!んじゃやる事も教えてもらったしちょっと味見させてくれよ」 長谷川さんは気さくに返事したかと思えば、一瞬で獣の表情を見せて俺の唇を奪った。今の俺に拒否するなんて選択はない。寧ろ喜んで舌を絡めて、長谷川さんを味わった。 「はぁ、はぁ、やべぇ♡せっかくベットにいるんだしこのままヤろうぜ」 「賛成と言いたいところですが、そろそろ戻らないとさすがに。お互い長時間いなくなるのは怪しまれます」 「お前はそういう冷静な所さすがだな。まあ所長がいないとはいえ確かにな。なら今日仕事終わり俺ん家来いよ」 「もちろん。ちょうどお誘いしようと思ってたんですよ。これからの事もご相談したいですし」 「藤田、今のお前最高だな」 「行きますよ」 その言葉の後に俺は緩んだ表情を切り替え、仮眠室を出る。 2人とも別々に戻ったが長谷川さんはいつもの調子で特に何も言われず、俺も怪しまれることなく席に戻った。 長谷川さんを同士にした時、快感が体を走り、少しイってしまった。同士を増やすのがこんなに気持ちイイなんて。長谷川さんのコミュ力と俺のフォローがあればあっという間にこの基地のみんなはメテオスの一員へと生まれ変わるだろう。そんな事を考えてたらまた股間が膨らんできた。なんてやりがいのある仕事だ。改めてこの任務を与えてくれたレオパードマンそして総帥に感謝をして俺はどうこの基地を総帥に捧げるのか頭を巡らした。 ------------------ 「失礼しますっ!先程、レオパードマンとオーカマンが基地に到着したと連絡が入りました!」 「分かった。ここへ連れてきてくれ」 「はっ!」 ヒーロー洗脳計画は恐ろしいほどに順調に進んでいた。レオパードマンとオーカマンは特別製の洗脳ピストルによってこちら側へと堕ち、自分たちで仕立てあげたスパイの協力によって誘拐という違和感のない形で無事に基地へと来ることが出来たようだ。ここで自ら蒸発したとなれば、基地に来るまでの2人の行動を調べられて、諜報活動がバレかねない。あくまでも洗脳されたタイミングは誘拐され基地で行われたと思ってもらわなければいけない。ビデオ通話で2人がしっかりと俺の配下として洗脳されている事は分かっているが、はやく実物を拝みたいところだ。トントンと肘掛けを叩いて待っていると扉の前で話し声が聞こえてきた。 「失礼致します!レオパードマン!オーカマン!総帥のお呼び出しに応じて、ただ今参りました!」 2人が組織の敬礼をする姿に改めて胸が高鳴る。本当にこの2人を支配出来たのだと。俺が今四つん這いになれと言えばやるだろうし、オナニーをしろと言えば喜んで自分の一物を取り出して始めるだろう。思わずニヤけてしまう。高鳴る胸を落ち着かせながら、俺は計画の最終段階を2人に告げた。 俺は戦闘員のスーツに着替えさせた2人を引き連れてドクターの研究室へと訪れた。俺は2人にこの作戦の最後の計画を告げた。それは改造によって2人が完全なる組織の戦闘員として完成する事。それを聞いた2人は改造される事に対して悲観することなく、寧ろ涙を流して喜んでいた。 ヒーロー達の特殊な能力や頑丈な体というのは動物細胞を注入することでその能力を得ている。もちろん動物細胞を打ち込めば誰もが得られるというものではない。ヒーロー希望者の中から各動物と適性が合ったものだけがその能力を得られる。メンタルや体力にヒーローとしての適性が合ったとしてもこの細胞との適性値が98%以上無ければヒーローにはなれないということだ。こればかりは適性がないと拒絶反応などがあり、命の危険が及ぶ。他人の命の為に働き、奇跡みたいな確率でしかなれないヒーローは奇跡のような存在。だからこそ英雄視される。 そんな存在を支配下に置けたのだ。組織が洗脳ピストルによって復活したのと同等の喜びが湧き上がる。それを更に今から俺好みに改造するのだからな。 今から2人にはドクターが開発した動物細胞を活性化させる薬を投薬する。前もって2人から髪の毛などの細胞情報をもらっていたので開発するのは難しくはなかったそうだ。どちらかと言うと2人の身の安全をどうにかするのが難題だったそうだ。活性化させると定着まで体と精神に負担がかかり、その激痛で廃人になる可能性があるとの事だ。だがさすがはドクター。その解決策が身近な所に、そして自分自身の集大成だと喜んでいた。それは更なる洗脳と一般戦闘員にも使用しているドーピングによる肉体強化だ。 まずはドーピングを打ち肉体強化を行う。そして強力な洗脳音波を脳内に流し込み、快楽物質でドーパミンが溢れている時に活性化の薬を打ち込む。ドーピングを打ったとしても体の負担はあるが、打たないよりかは軽減するし、更に超音波の洗脳によって、ドーパミンが溢れた脳は体の痛みを快感として変換させて精神を崩壊させる事無く細胞を活性化させて定着させる。 その説明を受けても2人は主人である俺とドクターを信用しているため断るという発想は無く、嬉々として改造の為に用意された椅子へと座った。座ると2人の手首と体は念の為固定される。そしてまずは説明通りドクターはドーピング薬を2人に打ち込んだ。 「んっ…んぁ…すげぇ、力が増してきたのが分かる」 「あ、あぁ…んぁあ、今なら何でも破壊出来そうだ」 血管がスーツ越しでも浮き上がるのが分かる。さすがはヒーロー。その効果は思ったよりも高そうだ。次に顔の半分を覆うヘッドギアを装着する。ヘッドギアからはいくつものコードが垂れ下がっている。これも今回のために開発したドクターのお手製だ。そしてスイッチをONにすると、すぐに今まで大人しかったヒーロー達の様子に変化が現れる。 「あっ、あっ、あっ、あっ♡んっ♡そうすいっ♡したがう♡おれ、ぜんぶ♡そうすい♡ぜったい♡」 「おっ、あぁっ、んあっ♡あぅ♡ちゅうせい♡ちゅうせい♡そうすいに、えいえんの、ちゅうせい♡」 ヘッドギアからは高出力の超音波だけではなく、今回バイザー部分からはサブリミナル映像が流れ、超音波の効果を更に増幅させていた。更なる洗脳にヒーローたちも気持ちよさそうにトリップをしている。腰は揺れ動き、股間を濡らしている。組織に相応しい戦闘員としての姿だ。その様子を少し観察してから、ついにドクターは活性化の薬を投薬した。すると愉悦に溺れた表情で俺に忠誠や賛辞する言葉は続いているが、体は震え出した。腰だけではなく、全身で。そして段々とその容姿も変化していく。時折射精しながら悪の怪人に相応しい姿に変化していく様子に目が離せなくなっていった。ドクターからは“定着まで少し時間が掛かりますので完成したらお呼びします”と言われたが、ヒーローに勝ったという実感、そしてこの優越感に浸り2人が改造される姿を見届けたかった。ちょうど改造を初めて60分後。その完成の時が訪れた。 震えが止まり、肉体や容姿の変容も収まるとドクターは2人を調べる。ドクターはニヤリと笑みを浮かべた。 「完成しました」 「よくやった」 「ありがとうございます♡」 俺に褒められ興奮しながらもドクターは手早くヘッドギアを外して、拘束具を外す。すぐに2人は起き上がり、俺の姿を確認すると目の前で敬礼をする。 「気分はどうだ?」 「はい…♡とても素晴らしい気分です♡」 「力が溢れて最高のコンディションです!」 レオパードマンはうっとりとオーカマンはヴィランらしく卑しく笑みを浮かべ答えた。 レオパードマンは足の筋肉が更にガッチリとして、そして鋼鉄のように硬くなりより高速での移動が可能になったようだ。その見た目も肉食動物らしく歯も爪も伸び、髪や体毛も金色に変化していた。 オーカマンは全体的に筋肉が増加し、より体格が大きくなっていた。だが、そのスピードは落ちることなく寧ろ上がっているそうだ。その見た目もレオパードマンと同じく肉食動物らしく獰猛に変化していた。 そして2人ともより獣らしくその性欲も増大したそうだ。 どちらもその見た目も心もすっかりヒーローからヴィランへと堕ちてくれたようで嬉しい限りだ。 俺は最後の仕上げを2人に渡す。それは2人から預かっていた変身するためのヒーローデバイスだ。改造している間にドクターの部下達が手を加え、新たにフェルデバイスへと改造したものだ。2人はそれを受け取るとデバイスを起動させて変身する。 「あ、あぁ…♡フェルレオパードマン総帥に永遠の忠誠を」 「んぁっ、はぁ…フェルオーカマン総帥に全てを捧げます」 元々のヒーロースーツを漆黒に染め、胸に組織のエンブレムを入れたスーツでメテオスのフェルヒーローとして2人が改めて宣誓する。俺も2人も興奮で股間を膨らませて、先走りがダラダラと垂れていく。そしてそのまま俺たちは淫らに交わった。ヒーローたちは幸せそうに自分の体を使って俺に奉仕をする。ヒーロー達よりも数倍強くなったコイツらがいればヒーローなんて、もう敵ではない。敵の本部には種も蒔いている。いずれ全て俺の物になるだろう。さあ、メテオス復活劇の開演だ。


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