ある組織の復活劇 -4-
Added 2024-04-30 10:30:08 +0000 UTC藤田と別れた後、俺はオーカマンに連絡を取った。藤田にお願いして、オーカマンと休みが被るようにシフトを調整してもらったのだ。菊地選手を助けるのにオーカマンが緊急で来てくれたので調整は簡単だったようだ。 休みの日、俺はオーカマンとジムへ来た。ここのジムはトレーニングマシンやボクシングなども出来る施設があるジムになっている。近接戦闘が得意なオーカマンとスパークリングがしたいと誘うと、普段はあまりプライベートでの交流のないオーカマンでも誘い出すことが出来た。待ち合わせをしてジムに連れていくと、オーカマンは設備の整った環境に少し驚いた顔をしていた。 「へぇ、こんなジムあったのか」 「最近出来たばかりで、まだ多分そんなに知られてないから。会員になる?ここ紹介の会員制だから普通には来れないジムなんだ」 「んー俺は基地のジムで今の所事足りてるかなぁ。本格的な訓練の為の場所もあるし体動かすならそっちで満足してるな。今のところ」 「そっか。また気になったら言って。まあ後で自分からここの会員になる事になるんだけど…」 「んっ?なんか言ったか?」 「いやっ、別に」 思わず呟いてしまった言葉に少し焦ったが、聞かれてないようで安心した。俺たちは着替えた後、早速スパークリングが出来るボクシングスペースへとやってきた。ストレッチを済ますと、俺たちはグローブを付けて軽く打ち合う。軽くだと言うのにオーカマンの素早い動きと力は相変わらずの近接能力の高さだと感嘆する。打ち合いを続けていると俺たちの周りに人だかりができてくる。 しばらくはオーカマンも気にせず打ち合いを続けていたが、その数は増え、スペースの周りには俺達を囲うように2層のサークルが出来ていた。さすがにオーカマンもそれを見て、足が止まる。 「お前ら、何者だ?冗談なら済まないぞ。レオパードマンもどういう事だ?」 オーカマンが人を殺めるような目で俺を見る。その熱い眼差しに思わずゾクゾクと背中に電気が走った。そんなエッチな気分に酔っていると周りの仲間たちは真の姿へと変身していた。 「ちっ、メテオスどもか。レオパードマンはまさか洗脳されちまったとか言うんじゃないんだろうな?」 「あぁそうだよ。でもこれが最高に気分がいいんだ。正義なんかよりも大事で真にお仕えしなきゃいけない人を教えてくれる最高の洗脳さ。それに気持ちイイんだ。だからさオーカマン、大人しく洗脳されてくれないか?」 「それで、分かった洗脳してくれなんて言う訳ないだろ。お前も含めてここいる連中全員シバいて基地に連れていくから。強引だが洗脳されるお前が悪い。基地でゆっくり正気に戻してもらうんだな」 「甘く見過ぎだよ。オーカマン」 俺が合図すると仲間たちは一斉に洗脳ピストルを取り出して、その銃口をオーカマンへと向ける。 「残念だがそれは俺には効かないって。レオパードマンには効いたかも知れないがほとんどのヒーローはそんなもんで洗脳されるたまじゃないんだよ」 余裕を見せるオーカマン。だけどその余裕もいつまで続くか。すぐに終わらせてやるよ。 「撃て」 その合図で一斉に超音波が放たれる。 「ぐっ…」 1発ならまだしもこんだけ数を多くすればこちら側に出来なくても動きを封じることぐらいは可能だ。動きさえ封じればチェックメイトだ。 「頭がっ…ぐぅっ…俺は、屈しない…」 「すぐに楽にしてやるからな。俺のこの洗脳ピストルは他のよりも高出力の超音波が出る特別製だ。たとえヒーローだとしてもすぐに総帥の偉大さを理解出来る」 「やっ…め…ろ…」 俺は頭を抱えて膝を着くオーカマンにピストルを見せびらかし、その脳天に撃ち込んだ。 「グアッ…!あ"っ…!ぐっ…」 一瞬苦渋の表情を見せるとすぐに糸が切れた様に無表情となり、スっと立ち上がる。すると今度は急にスイッチが入る。 「俺、オーカマンは総帥に忠誠と、メテオスの為に働くことを誓いますっ!」 オーカマンは真っ直ぐと天を見つめて宣誓した。俺の睨んだとおり実直に仕上がったようだ。 「洗脳された感想は?」 「あぁ、めちゃくちゃ最高の気分だ。礼を言うぜ、レオパードマン」 口端を上げながら答えるオーカマンはヒーローというよりも悪の組織の幹部のように邪悪な表情を浮かべていた。今まで正義に真っ直ぐだったやつのそんな表情を見せられて股間が反応しない訳がなく、俺はすぐにオーカマンの唇を奪った。 「最高だよオーカマン」 それを合図にこのジムは一気にハッテン場へと姿を変えた。あちらこちらで卑猥な声と音が鳴り響く。 「あっ♡あっ♡もっと!そこもッどっ♡」 「あ?ここか?男のマンコ気持ちよすぎだろっ!!!」 「んあっ♡あっ♡あ"っ!あ"っ♡きもちイイっ♡もっと♡もっとおく、ついてぐれッ♡」 「レオパードマンさぁ、マジメなキャラしてそんなチンコデカいのも最高だし、スゲェ漏らしてよ、どんだけ淫乱なんだよっ!オラッ!まぁ俺も、お前に負けねぇけど、なっ!!」 「ひぎっ♡あ♡おっ♡おーかまんのちんぽ、すぎぃ♡もっと、おれの”っ、ひーろーのおなかにそそいでぇっ♡」 「はっ!望み通りっ、注いでやるよっ!くっ!イクっ!」 「あっ♡ビュッって♡なかっ♡きもちイイ♡おれも、イグっ♡イグっ♡あ"っ♡ あ"っ♡」 俺たちは時間を忘れて本来の本能を思い出したかのように何度も何度も淫乱に交わり続けた。 日が落ちて来た頃。俺たちは壁に向かって整列していた。後ろにはジムにいた戦闘員たちを侍らせて俺とオーカマンはマスクを除いたヒーロースーツ姿だ。プロジェクターが起動すると壁に映像が映し出される。そして現れたのは俺たちのご主人様でもある総帥だ。やっとお目にかかれた。俺は内心バクバクと高ぶらせながらも失礼のないように必死に呼吸を整える。だが、しょうがないというべきか股間は膨らみ、濡れてしまっている。 「初めまして、レオパードマン、オーカマン。俺の忠実な兵士となってくれてとても嬉しいよ」 『はっ!私(俺)達もとても光栄ですっ!』 「そして今まで大変申し訳ございませんでした!これからは総帥のため、メテオスのために働かせていただきますっ!」 俺が謝り頭を下げれるとオーカマンもそれに続く。 「俺も、これからは総帥に忠誠を誓い何でもしますっ!」 「いい、頭を上げろ」 その言葉に頭を上げると総帥の満足そうな表情を確認できて俺たちはホッとした。そして必ず総帥のお役に立とうと改めて心に誓った。 「この先のお前たちの行動はレオパードマンにすでに伝えている命令通りだ」 「はっ!必ず総帥の元に帰還しますっ!」 「はやく総帥の元で働ける日を楽しみにしていますっ!」 「俺も楽しみにしている。あまり長い時間通信するとヒーロー共に感ずかれる。最後にお前ら、イケ」 その言葉と共に俺たちは果てた。総帥からのご命令。イクには十分過ぎるオカズだ。部屋は一気に青臭くなり、愉悦に微睡んでいると、いつの間にかプロジェクターは停止していた。 俺はすでに頂いている命令をオーカマンと共有する。俺たちがメテオスと交戦中に行方不明となる作戦を。その作戦は2人が同時に出動する時を狙って行う。メテオスが現れたら2人で現場に向かうタイミングで新兵器らしきものを投入してもらう。それに俺たちは対処出来ず、わざと食らって気絶のフリ。そして拉致される。こう言ったシナリオだ。他のヒーローの邪魔が入らない限り上手くいくだろう。後は2人だけのタイミングを待つだけ。だけどそれも近々来るだろう。優秀なスパイがいるからな。その日まで俺たちがヘマしてバレなければいいだけだ。 あぁ楽しみだ。はやく、はやく総帥にぐちゃぐちゃにしてもらいたい。はやく総帥に命令して欲しい。はやく総帥のために働きたい。はやく男どもを組織の戦闘員に堕としたい。 今日も頭の中ではループしている。 “総帥は神“ “総帥こそが世界の支配者” “総帥に支配されるのは光栄なこと” “総帥に服従しろ” “総帥に忠誠を” 俺は今日もヒーローらしく優しさを振りまきながら、組織の基地に帰還する日を待つのだった。