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シカク
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絶対/王政 -前編-

俺は冒険者のカガヤ。10年前、冒険者になる為に辺境の村から出てきた。冒険者登録をしたトモワ帝国のギルドでたまたま気が合ったジェイク、カルヤ、ミランダ、そして俺の4人でパーティーを結成。それから10年の月日をかけて冒険者の1割しかいないAランクへとついにたどり着いた。だが、パーティーの後方支援や回復役を担っていたミランダが結婚を期に冒険者を引退したいと言ってきた。内心は複雑だったが仲間の幸せだ。俺たちは祝福してそれを快く受け入れた。相手が俺たちのパーティーの誰かではなく、ギルド職員だったのが救いだ。男の場合でも結婚を期に引退するやつはいる。なにせ命をかける職業だから仕方がない。ミランダを祝福して送り出してからは臨時の助っ人にパーティーに入ってもらい任務やダンジョンに潜ったりをした。いい人がいればそのままパーティー加入を考えるもなかなかいい人がいない。なにせ俺たちはAランクの冒険者だ。フリーのソロAランク冒険者や釣り合う人が滅多にいないのだ。だが助っ人募集には困ることはなく助かっている。みんな他のパーティーに所属しながらも経験としてAランクパーティーの雰囲気を味わいたい奴らがたくさん食いついてくれる。そんなこんなでミランダが抜けてから3ヶ月が経った。 今は帝国の居酒屋でパーティーのジェイクとカルヤで依頼終わりの打ち上げをしていた。 そこで最近噂になっているというアレル公国についての話題が出た。アレル公国は帝国の南にある海と帝国などの大きな国に囲まれた小国だ。小さい国だが他の国に支配されず生き残っている。他の国も不可侵条約を結んでアレル公国を支配出来ないようになっている。それはなぜか。アレル公国が世界で唯一天然の魔石が発掘できる国だからだ。魔石は生活には欠かせない素材で家の灯りや水道などあらゆる所で使われている。魔物を討伐して取ったり人工的に魔石を作り出すことも可能なのだが、それには冒険者に依頼したり多くの魔力が必要となる。それに天然の魔石は質も高い。生活用品の魔力の持続時間だったり俺たち冒険者など魔力が枯渇気味の時にその魔石があれば魔石の補助により少ない魔力で魔法を発動させることが出来る。そんな天然の魔石をお互いが独占しようと争わない為に、国同士が条約を結び公国から平等に魔石を輸入している。公国にとっても攻められる心配もなくその条約を受け入れている。そんな公国で最近ある噂が出ているらしい。 「入国した人がほとんどの確率で定住してしまう国?そんな馬鹿な」 「まじなんだって!ガロン知ってるだろ?あのCランクソロの」 「あぁ。パーティー組めばB確実って言われてるのに性格に難ありすぎてずっとソロのガロンだろ?」 「でもすげぇよな、ソロでCって」 「いや今その話じゃなくて公国な」 「で、そのガロンと公国がどういう関係があるんだよ」 「なんでも興味本位で公国に行ったらしいんだよ。そしたらアイツ、公国の兵士になったらしいぜ」 「えっ!?じゃあアイツ冒険者辞めたのか?」 「いや、それが冒険者は副業とかで資格剥奪されない程度にたまに依頼は受けてるらしいぜ」 「それって半年に1回とかじゃん」 「最近全然見てないとは思ってたけどそういう事かよ」 「それにな…」 「まだあるのかよ」 「これが1番ヤバいんだって。公国の国民の男は全員国の兵士で副業で商人や農業とかしてるらしい。だから軍服でみんなウロウロしてるらしいぜ」 「いや、それは嘘だろ」 「俺もそう思う」 「だからさ、今度久しぶりに行ってみようぜ。ちょうどパルマ王国のダンジョン行く予定だろ?ちょっと寄り道になるけど魔石も手に入るかもしんないし、どうだ?」 「まぁ別に急いでるわけでもないし」 「俺もいいぜ。もし国民みんな兵士なら誰かパーティーにスカウト出来るかもしんないしな」 「じゃあ決まりだ!」 その時、俺たちは国民の男全員が兵士だなんて本気では信じていなかった。 そうして俺たちは噂のアレル公国に行くことになったのだ。 あの打ち上げから2日後。俺たちは王国のダンジョンで荒稼ぎする為に出発した。パルマ王国は帝国と隣接してるので国境を越えればすぐなのだが、今回は寄り道する為違う国境を目指して進む。そう、アレル公国も帝国とは隣接している。そして王国とも。さらに公国は王国の隣にあるマスガラン国とも陸続きになっている。まさに囲まれた小国だ。 出発して3日後。ついに帝国と公国の国境が見えた。冒険者は依頼などで世界を旅する為、冒険者カードを見せれば基本は入国は何事もなくパスできる。手続きを済まして国境線を越えるとすぐに首都の街並みが見えてきた。街に入ると俺たち3人はお互いの顔を見合った。そう、噂通り露店の人やそこらで歩く人たちみんな軍服を着ているのだ。だがその表情に悲壮感はなく、無理やり着ている雰囲気もない。むしろ街は活気的に街の人々も笑顔で溢れている。 「マジかよ…」 「なんていうか…うん…」 俺たちは言葉が出ず唖然とするばかりだった。 「びっくりしました?お兄さんたちこの国にくるの初めて?それとも久しぶりとか?」 まだあどけなさが残る少年が俺たちに声を掛けてきた。もちろんその身には軍服を纏っている。 「1年ぶりぐらいかな」 「やっぱりね。初めてや久しぶりにこの国にきた人はみんなお兄さんたちみたいな反応するよ」 「でも以前来た時はこんな…」 「ここ半年ぐらいかな、変わったのは」 「お前も兵士なのか?」 「うん、そうだよ」 「嫌じゃないのか?」 「みんなにも聞かれるんだけど嫌じゃないよ。今の王はとても素晴らしい人でね、この国を前よりうんと良くしてくれたんだ。だからこの国のために王のために尽くしたいって国民全員思ってる。小さい国は他の国に比べてやっぱり弱いし国民全員一丸となってこの国のために何が出来るか考えた結果が国民全員の兵役だよ。みんな週に何度かは軍の任務や訓練で鍛えて、行かない日は国の経済を回してるんだ。そうやってみんなで国を盛り上げて強くしてるんだよ!」 少年はワクワクとした表情で語る。俺には何故かそれが狂信者のそれに見えて恐怖を覚えた。 「冒険者だろ?天然の魔石も売ってるし良かったらいっぱいお金落として行ってくれよな!俺今から訓練行かなきゃいけないからじゃあね!」 そう言って少年は駆け足で去った。俺たちは現実離れした噂がまさかここまで本当とは思わずただただ見つめ合うしか出来なかった。 それから俺たちは1日は滞在しようと決めていたので宿で部屋をとった。その後、それぞれやりたい事や見たいものが違うので俺たちは出発予定の明朝に合流する事にして一度解散した。 街を散策するが、周りの住人はやはり軍服を着ている。ほんとに奇妙な光景だ。着ていないと余所者だろう事はすぐに分かる。まるで余所者である自分を監視しているかのようだ。それに気になったのが女性の姿をほとんど見かけない。軍服は着てないのだが男たちに比べてなんだか覇気がない気がする。話しかけても相槌だったりあまり会話もしてくれない。一体この街はどうなっているんだ?男たちは相変わらず元気よく、俯瞰して見ると活気あふれる街だ。段々と不気味に感じてきた俺は王国までの食料調達して武器屋を覗き、魔石屋を見て早く宿に戻ろうと足を早めた。 同時刻のとある執務室。2人の男がいる。ひとりは豪華な椅子に腰掛ける部屋の主でいかにも高貴な雰囲気を漂わしている。その正体はこのアレル公国の王。立派な装飾の付いた軍服を着ているが、その下半身は何も身に付けていない。そしてもうひとりはその下半身に跨り、高貴な男の上で必死に腰を揺らしている。愉悦に浸る屈強な男の正体はこの国の近衛騎士団隊長であり、世界に数人しかいないと言われているSランク冒険者のトレイ。トレイも軍服を身に付けており、下半身は露出されている。 「報告は聞いたか?」 「んあッ…♡っあ、っはい♡うか、がってます♡」 「Aランクの冒険者パーティーが入国したと聞いた。Aランクの冒険者なんてなかなかいない。トレイ、お前の部下にどうかと思ってな」 「っはい♡部下にっ、ほしいですっ♡王をま、もる、騎士にっ、して♡あっ♡かならず、あなたのっ、んっ♡まえに、ひざまずかせますぅ♡」 「期待してるぞ。もうイキそうだ。Sランク冒険者のケツマンコに出すぞ」 「っはい、くだしゃいっ、王の種子をっ、王の魔力をっ、おれのなかにっ!」 「ック、イクっ」 「あぁっ!おれもっ♡ありがとう、ございますぅ♡わがおうにちゅうせいをっ!イグっ!イグぅぅ♡」 王の腰がトレイの奥を突き上げて、その中に白液を撒き散らす。トレイも同時に王の体を汚さぬように付けていたゴムの中をザーメンで膨らましていく。トレイは快感と幸福で意識を昇天させながらも冒険者たちを王の物にする算段を組み立てるのだった。


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