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シカク
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鬼 -1-

「くそっ…勇者のやつめ…」 とある山の中。悪態をつく青年がいた。黒髪の少し幼さが残る端正な顔立ちから高校生ぐらいとされる見た目の青年だ。でも額に生える立派な一本ツノは人間では無い事を示している。 彼の名はアクツ。見た目そうは見えないが、こことは違う世界では魔物である鬼一族最強の王として君臨していた。だが、魔王を倒し世界を救わんとする勇者の手によってこの世界へと飛ばされてしまった。 アクツと戦っていた勇者は苦戦を強いられた。そして勇者は今の力ではアクツを倒せないと判断して、使用した対象相手を異空間へと閉じ込める魔法を発動させた。しかし、体力も気力も削られていた為か不完全に発動した結果、アクツは閉じ込められずこの世界へと飛ばされてしまった。 そして今に至る。そんな事と知らずアクツは勇者のせいで元いた世界のどこかの場所に飛ばされたのだろうと考えて、再び勇者と戦う為に体力回復に努めていた。数時間もして完全に体力を戻したアクツはとりあえず場所の把握をしようと歩き始める。 「クソっ…ドウジやゴズは何してるんだ。そろそろ俺を迎えに来てもいい頃合いだろ。それともアイツらも勇者にやられちまったのか?」 ドウジやゴズというのはアクツに仕える側近2人の名前だ。アクツをトップとしていた鬼一族は少数部族ながら高い実力で人間からは恐れられていた。アクツはもちろんの事、側近2人もS級魔物に指定されていたぐらいの戦闘力を持っていた。だからアクツにとってはその側近が簡単にやられるはずはないとどこかで信じていた。勇者も自分との戦いでボロボロになっていたはずだと。1人の今、そう思い不安を少しでも和らげていた。しばらく山道を歩くと道路に出る。その道の先には学校があったのだが、見た事もない建物にアクツは警戒しながら近付く。そして学校へ入り校内をキョロキョロしながら歩いていると突然の悲鳴が聞こえた。 「うわぁーっ!な、なんだっ!」 アクツが叫んだ人物を見ると、体育館の授業中にトイレに行っていた体操服を着たスポーツ刈りの青年が腰を抜かしてアクツを見て怯えていた。 「騒ぐな人間、ここはどこだ?」 人間に怯えられる事は慣れているアクツはその様子に特に苛立つことなく青年に近づき冷静に質問する。 「つ、ツノ!?なんだそのツノ!?本物なのか?お前人間じゃないのか!?」 青年はパニック状態なのかアクツの質問が聞こえずツノを指して未だ怯えたままだ。 「俺は鬼だ。鬼ぐらい知ってるだろ?それでどこだ?」 「お、鬼??鬼なんて現実にいる訳ないだろ!?何なんだよっ!やっぱそれ作り物なのか!?」 「はぁ…」 埒が明かないとアクツは溜息を吐くと、尻もちをつく青年に目線を合わせて魔術を発動させる。元々赤いその瞳が紫色に変わり、それを直視した青年はすぐに催眠状態へと落ちた。 「あっ…あ、あぁ…」 「俺の質問に答えろ」 「はい…」 「ここはどこだ?」 「ここは赤崎高校です」 「あ、か?さき?それはどこの国だ?エルシアンの森からどれだけ離れてる?」 高校名を言った青年の言葉に聞いたこともない地名だと解釈しアクツは戸惑う。アクツは自分が勇者と戦っていたエルシアンの森から随分遠くの国まで飛ばされてしまったのだと思った。 「ここは日本です…エルシアンの森は…分かりません…」 「ん?日本?聞いた事のない国だ。しかもエルシアンの森が分からない…どこかに地図はあるか?」 「はい…」 そう言って青年はスマホを取り出す。するとアクツは四角い物から急に浮かび上がる画面に驚く。 「おい、それは魔道具か?」 「魔道具?これスマートフォンです」 「すまーとふぉん?なんだそれは?どうなってるだこの国は」 そして青年がマップで日本地図を出してそれをアクツに見せる。 「日本地図です」 「…っ!」 見た事ない形の島国、そしてアクツがいた世界とは比べ物にならない程詳細に書かれている地図。そしてそれは拡大縮小ができ、世界の様々な所が見れた。そしてそれを見る限り、自分達が住処にしていたエルシアンの森らしき場所は見当たらない。 「おい、この地図でエルシアンの森を調べる事ができるか?」 「はい…」 アクツの命令に青年は検索アプリを開いて早速調べてみる。コロコロ変わる画面にアクツは驚きの連続だが、青年を黙って見守る。そして 「エルシアンの森なんて場所はありません」 「そうか…」 青年の言葉にアクツは理解した。ここは自分がいた世界自体が違うのだと。勇者に時空間を超えて飛ばされてしまったのだと。数秒目をつぶり思考巡らすとらアクツはとにかくこの世界の情報を集めようと切り替えて青年を質問攻めにした。話を聞けば聞くほどあらゆる事が違うこの世界。だがアクツはひとつの確信を得た。ここでの自分は最強に近い存在だと。勇者なんて存在も他に強い魔物もいない。だが、力を傲慢に振る舞い目立つとすぐに鬼という存在はSNSというもので世界中に知られてしまう。なのでアクツはツノをしまって見た目人間のように擬態した。そしてアクツは目の前の青年、廣瀬桃真(ヒロセトウマ)が現在住処にしてるという寮の部屋で戻るまで待機する事にした。部屋に案内してもらったアクツはひとまず現在体育の授業中だという桃真を授業へと戻るように指示をし、帰りを待った。 そして部活練習後、桃真は部屋へと戻ってきた。 「ようやく戻ってきたか。待ちくたびれたぞ」 もう空はオレンジに染まった時間帯。この世界でどうするか考えていたアクツでも待ちくたびれたようだ。桃真が帰ってくると再びアクツはこの世界について桃真から学んでいく。ある程度理解した所で今度は廣瀬桃真の事について聞いていく。 赤崎高校3年17歳野球部。176cm 73kgでポジションは投手。4人家族の長男で中学生の弟も野球をしている。最後に彼女がいたのは中学生の頃で山の中の男子校で、しかも寮暮らしとなると中々彼女を作るのも難しいらしい。それでも赤崎高校に来たのはスカウトを受けたから。甲子園出場はまだ2回と少ないが唯一スカウトを受けたのが赤崎高校で、それが実力を認めてもらったのだと嬉しく思い桃真はこの高校へと入学をした。だが桃真が来てから甲子園にはまだ出場できていない。今年は最後の夏。最近はエースとしての重圧に悩んでいるらしい。 「聞いたところでまだまだ分かんねぇ単語が多いな。その格好は野球ってやつをする為の格好か?」 「はい」 桃真の姿は部活終わりの格好そのままなので練習着のままだ。 「人間の軍が着ていた制服みたいなものか?それとも…、やっぱ分からねぇな。あームラムラしてきた。鬼は誰もいなさそうだし、お前で…」 イライラしてきたアクツは桃真をオナホ代わりに犯そうと見た時、アクツの中で何かが芽生えた。 「その格好にお前の臭い中々唆るなぁ」 アクツは少し考えた素振りを見せた後、口を歪ました。 「そうだそうだ。なぁ桃真。鬼ってのはな、実はオスしかいねぇんだ。女なんていねぇ。ならどうやって繁殖すると思う?」 「分からないです」 「答えはな、人間を鬼に作り替える、だ」 そう、鬼という種族が少数部族なのは鬼が気に入った人間しか同族にしないことが原因にあった。そしてそれを知っていた人間も鬼には決してなりたくなかった為、住処であるエルシアンの森には近づこうとはしなかった。だが絶滅までしなかったのは、その寿命の長さと偶にくる鬼を討伐しに来た冒険者や迷い込んだ人間を気に入った際に鬼へと変えていたからだ。たとへ嫌がったとしても鬼になってしまえばその思考は鬼へと染まり、手に入れた強靭な肉体と増強した精力で他の鬼と交わる日々を送る事になる。そして今、アクツが桃真へとしようとする事は。 「お前を特別に鬼にしてやるよ」 アクツがそう言うと、催眠状態にも関わらず桃真の唇はガタガタと震え出す。 「安心しろ。すぐに気持ちよくなって頭ん中エロい事しか考えれないようにしてやるよ」 アクツは震える桃真の唇を奪い、口内を犯して唾を飲ませていく。魔力がこもったアクツの体液は媚薬と化してすぐに桃真の体を熱くさせていく。クチュクチュと濡れた音が部屋にしばらく響きそろそろ頃合いだとアクツが口を解放させると、桃真は名残惜しそうに離れていく舌を追った。 「はぁん…はぁ…んぁ…、あ、あ」 「よしよし、出来上がってるな。今から突っ込んでやるよ。痛みはなくただ最高の快楽の中で同類にしてやるよ」 アクツは桃真の練習着やアンダーなどを脱がしベットの上に押し倒すと穴の解れ具合を指で確認する。 「んっ、あぁっ!」 「よしよし、イイ具合だな」 そう言って舌舐めずりをすると鬼の王にふさわしい大きな一物を晒す。そしてそれをそのまま遠慮なく桃真の穴へと突っ込んだ。 「ん"あ"っ!がっ!」 挿れられた瞬間、確かに痛みはなかったが腹の中から押し上げるように襲い掛かる圧迫感に違和感を感じない訳にはいかなかった。だけどすぐにそれも消え去り、気持ちイイという快感しか残らない。 「気持ちイイだろ?最高だろ?」 「き、もちイイ、れす…♡」 「だろ?男とヤルの最高だろ?んじゃ鬼になれるってことがどんだけ幸せなことか体に叩き込んでやるよ」 「っんあ"♡あ"っ♡」 そこから奥を突かれ擦られ桃真の視界はチカチカとフラッシュする。3年の受験生の為に用意された1人部屋はパンパンと何度も乾いた音と青年が喘ぐ声が響き、雄臭い香りも漂って、部屋はすっかり淫らな空間へと変わってしまった。 「そろそろお前に俺の魔力が篭ったザーメンぶっぱなしてやるよ!」 「っあ、っん、あ"っ♡んあっ♡」 「っク、イクっ!」 「っんあ!あ、あぁぁぁぁ♡ん"ん"ん"ん"ん"♡」 大量に放たれた精液は桃真の全身を巡り吸収されていく。その証拠にアクツが桃真のケツマンコから陰茎を抜いてもその大きな穴から精液が漏れることはなかった。そして桃真の体はバキバキと音を鳴らして鬼に相応しい体へと変容する。鎧のような無駄のない筋肉が体を覆い、陰茎も大きく肥大化する。脳の形も変わり思想も鬼に染まっていく。八重歯が伸びて、最後に額から皮膚を突き破り立派なツノが生えると、桃真は鬼として完成した。


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