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【王女様プロレス3】第五話

ぜんぜん女子プロレスしなくてすいません!
そろそろやると思いますのでゆるしてくださいっ  

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■登場人物紹介

 

アエリア・エルハライス(19)
 かつての名家エルハライス家の長女であり次期当主。高慢な面もあるが、保守派を中心に敬愛されている  

スミナ・サーフーン(19)
 新興貴族サーフーン家の一人娘。
同じく次期当主であり、すでに半隠居の母に変わり家を取り仕切っている才女。

ティア(?)
 スミナに使える侍女。
 秘書・密偵・その他の役目を兼ねる。

 ドドル(?)
 アエリアの教育係。
暴発気味のアエリアを心配し、男は家庭にこもるもの、というこの国の常識を超えてどこにでも付き従う。

シャルリア・クロマティバル(21)
 王国内最大の名家クロマティバル大公家の当主。
クロマティバル家は女王エリステラの直系の子孫。

リムセイア・ラムレシル(17)
 白の王国、第4代の女王
 国政に対して消極的で怠惰な王と噂される。

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100年前、魔物のはびこる闇が、今にも白の国に押し寄せんとしていた。

この国難に立ち上がったのが、エリステラ女王であった。

諸悪の根源である魔女を討ち倒し、聖山にて神の祝福を受け、白の国は闇の力から守護されることになり、国の平和は守られた。

 

しかし偉大な王とても、やがては長き眠りにつく

エリステラ以降、次代の女王の下には祝福の月の光が降り注ぎ、その人間が王として即位してきた

しかし十年前、第三代目の女王が世を去った後、神託は下らなかった。

その後の六年間、今代女王リムセイアの即位まで、白の国は暗く沈む時代を過ごしたのである。

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王都から遥かに西の砦

 

ザッ

シャルリア 「ふふふ……偽女王にふさわしい有様ですわね。
  リムセイア・ラムレシル。」

「・・・」 リムセイアはちらりと視線を上げるものの、何も言わず目を伏せる。

 

 

沈黙するリムセイアを前に、シャルリアは軽く首を傾げ、問いかける。
「大人しく私に王座を譲る準備はできまして?」

  

リムセイアは苦しげに息を継ぎ、震える声で応じた。
「……エリステラ大王以来、この国の王位は神託によって定められてきた。神の選ばぬ者が王座に就けば、国はやがて魔物に飲み込まれるだけ……。」

 

シャルリアはあざ笑うように声を立てる
「もう国には魔物が蔓延しているではありませんか。これこそ、あなたが偽王である動かぬ証拠。正統なる血筋を継ぐ私が王となれば、魔物の脅威は消え去るのよ。」

リムセイアは薄く唇を噛んだ。
「……王位は神から授かるもの。奪えるものでも譲れるものでもないことは、あなたもわかっているはず。」

「いいえ、可能なの。」

ザッ ザッ

シャルリアがそう言い放つと、周囲が不穏な気配に包まれた。闇に紛れた魔術師たちが続々と現れ、足元の床石にはぼんやりと光る魔法陣が浮かび上がる。

ボワッ

リムセイア   「う・・・これは・・!」

シャルリア 
「王座を取り戻すことは我がクロマティバル家の悲願。
そしてその方法はすでに完成している。」

「これからここでお前に宿る加護の力を弱らせる・・・」

「そして3日後、神前での決闘の儀式でお前を撃ち殺せば、祝福の光は私に降り注ぎ、私は正式にこの国の女王となるの。」

リムセイアは苦悶の声を上げる。
「うっ……ぐ……そ、そんな…………!」

シャルリアは無慈悲な微笑を浮かべ、立ち去る。
「残念だけど、あなたの命はあと三日。その間に心の整理でもなさいな。」

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王国西部に向かう街道

 

「随分と荒れているのね……」
スミナが窓の外を見遣り、低くつぶやく。


「ふん!」

アエリアは不機嫌そうに顔を背ける。彼女にとって、この話題はどうやら気に入らないようだ。

ティアは肩をすくめつつ、恐る恐る口を開く。
「最近では、国境近くの土地でも魔物が現れるとか……」

「そんなわけないでしょう!」

アエリアが睨み返すように声を張る。
「神託で選ばれた女王がいる限り、この国は守られているわ。
そんなデマ、誰かが吹聴してるだけよ。」

「なるほど……そうなのですね。歴史に疎く、勉強不足で申し訳ありません。」
ティアは素直に頭を下げる。

 

 

アエリアは鼻を鳴らし、得意げな笑みを浮かべた。

「あなた、新参の領主筋に仕えているのだから仕方ないわね。建国以来の歴史は、我が家のような古くからの家柄しか伝えていないことも多いもの。特別に、私がお教えしてあげる♪」 

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数時間後

(……長いわね。この女、よくこんなに得意満面で、いつまでも話せるものだこと。それもほとんど自分の家柄自慢じゃない。)

馬車内にはまだアエリアの一人語りが響いていた。スミナは辟易して心中で嘆く。

「大変ためになりました♪アエリア様♪」

「そうでしょうとも♪
わからないことがあったら、いつでも私に聞いてちょうだい♪」
アエリアは上機嫌に頷く。

ティアが心底感謝しているかのように微笑むと、そこで少し首を傾げてみせる。
「それでは、ひとつよろしいでしょうか?
浅学なもので王家について、私、詳しく存じ上げないのです。
今代の王、リムセイア女王陛下とその即位について、もう少し教えていただけませんか?」

「リムセイア女王陛下ですって? ああ、そうね。
今代の女王、リムセイア様こそがこの国の歴史きっての名君ね!」
アエリアは声を弾ませる。

 

スミナは冷静に返す。
「まだ即位して4年程度な上、国も荒れたままです。そんな評価を下すのは、いささか早計ではありませんこと?」 

アエリアはスミナの言葉にわずかに肩を揺らし、スミナを小ばかにしたような笑みを浮かべた。
「あらあら。女王陛下がいかにして王位に就いたのかの逸話を、もしかして聞いていないのかしら。まあこれは、新興貴族同士の交流では伝わっていないのも仕方が無いわね」

 

スミナ 「・・・」

 

 

「四年前・・・・先王が崩御してから六年が経ち、魔物が国境を越えて出没するようになった頃ね……」
アエリアは当時を思い出すかのように、遠くを見る。

 

 

「私が当時15歳だったし、生意気な小娘に過ぎなかったけれど、この国が荒廃しつつある事は強く感じていたわ。もしかすると、この国はもう終わりなのかもしれない。

なぜ大人たちは新しい王を見つけられないのか、子供っぽく苛立っていたのを覚えているわ」

 

 

「でも、ある日お父様から聞いたお話にわたくし、身震いしたの。」

 

 

「新しい王がお立ちになったと。
しかもその王は、私よりふたつも年下の、十二歳の小娘なんだと。」

アエリアが興奮気味に目を輝かせている 

ーそこからリムセイアが王座につくまでの冒険譚が語られたー

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少女は思った なぜこの国の人達は貧しいのか
少女は思った なぜこの国の人達はいつも何かに恐怖しているのか
 

少女は思った なぜ大人たちはこの国を救ってくれないのか
少女は思った なぜこの国に王がいないのか

本来であれば この国の王は神が選び それを月の光で知らせるという
しかしこの六年 そんな兆しは一度も現れなかった
 

少女は気づいた 自分が神様を叱りつけ 王様を決めさせればいいのだと 

その日少女は小さな荷物だけを担ぎ町を出た 

少女が目指したのは英雄譚にうたわれた
最初の女王が生まれたという聖なる山
 

その山頂の神殿ならば
自分の声も神に届くと考えたからだ
 

すでに魔物が跋扈する 国境沿いの街道を
吹雪が吹き荒れる そびえる霊山を
 

子供が通り抜けることなど出来るわけがない
しかし少女は奇跡のようにたどり着く
 

 

ぼろぼろになって神殿にたどり着いた時
少女の頭上には月光の導きが輝いていた

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Comments

ありがとう!ちょっと文章ばかりが多くてわかりにくい話になってしまっていましたね!次再開するときはアクション多めで作りたいと思っています!

takoyaki

hmmm i see.... well I am lost... but good art.

Azure Blaze

なんだかプロレスから外れてただの貴族令嬢ファンタジーになっておりますねっ。だんだんプロレス風味を足していくのでお楽しみに!

takoyaki

リムセイアを亡き者にしようとするシャルリアの謀略 そして王家の血を継いでないリムセイアが女王になった経緯が明らかに。 果たして、神殿で何があったのか?

akiyuki furuya


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