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コミッションss『すべてを塗り変える旅館』(2)

改めて大浴場を見渡す。 かなりの数の浴槽があるし、あまりに広くて奥の方が見えないくらいだ。 浴槽の前には、それぞれ木製の看板に名前が書いてある。 順番に巡って、気になるものから入っていこう。 『中性の湯』 一番手前にあるのは、最初に入るためだろうシンプルなものだった。 オーソドックスな大きめの浴槽に透明なお湯が張られているけど、湯気に混じって甘い匂いがしてる気がする。 少し熱いくらいの温度を感じながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。 「はぁ……」 全身を洗ってすっきりとしたところに、お湯の成分が染み渡っていく感じだ。 しばらく温まったところで立ち上がる。 他がまだまだあるのだから、ここで長居していたらのぼせてしまう。 ただ、お湯の効果はかなりあるようだ。 この短時間だけでも肌がつるつるになったし、いくらか柔らかくなった感じがする。 美肌効果など男の自分はあまり意識しないし、そこまで考える必要もないと思っていたのだが……これは認識を改めざるを得ない。 次の湯も楽しみになってきた。 効能:全身雌化、認識改変強化 『豊乳の湯』 甘いミルクのような匂いに引かれた先の浴槽は、なみなみと乳白色のお湯で満たされていた。 ここまで違うお湯を使っているところも珍しい。 かなり濃い色がついているようで、底が見えないどころか手を10センチつけるだけでも指が濁りの中に消えてしまう。 乳液のようなお湯によって、肌もよりしっとりとした感触に変わっていく。 しばらく温まっていたところ── プカァ…… 自分の顔の真下、水面に何かが浮かんできた。 乳白色のお湯の下から露わになったのは、肌色の塊。それも左右に2つ。 少し疑問に思いつつ触れると、柔らかな感触が返ってくる。 どんどん両手を押しのけるように膨らんでいく肌色の塊。 「うん……?」 今まで経験したことのない現象だが、このお湯はこれでいいような気がしてくる。 自分の胸が大きくなっていくのをぼんやりと眺めていた。 それししても、なんだか普段よりも温まりやすいような気がする。 とくに上半身が火照ったような感覚で……不思議な泉質の温泉だ。 ザバァッ! 「うわ……っと」 お湯から上がった拍子に、上半身が大きくぐらついた。 浮力がなくなると、ずっしりと身体が重く感じられる。 下を見ると、胸元についた塊が視界を遮っており、どっぷりとたわみながらへそ上まで迫っていた。 「なんだか、身体が重いな……」 温泉に浸かったことで疲れが出たのかもしれない。 他の湯にも入って、じっくり癒すとしよう。 効能:乳房肥大化、体脂肪増加 『雌声の湯』 今度は透明なお湯に戻ったけど、ここは飲泉ができるらしい。 置かれていたコップで湯船に注いでいる源泉の部分を汲み取り、口をつける。 「んぐっ、んっ、ごくっ……」 もちろん暖かいのだけど、飲みやすくてあっという間に空になってしまった。 独特の甘さが舌いっぱいに広がって、ねっとりと喉に絡みつくように流れ落ちていく。 「ふあぁ……♡」 自然と漏れる声も、自分で聞いていて心地いい。 自分の喉から出てるのに、なんだか甘く蕩けてしまったかのようだ。 「~♪」 鼻歌まじりに次に入るお湯を探す。 いつもより艶っぽく高めの声は、誰もいない大浴場に良く響いた。 効能:声帯女性化 『増精の湯』 次に入ったのも濁り湯だけど、さっきよりもより白っぽい気がする。 くわえて、ねっとりとした感触のお湯だった。 ただ今回はそれだけで、他には特徴がないような……。 粘性が高いからか、熱が伝わってくるような感覚はある。さっきは胸の方が熱かったが、今はさらに水中……下半身の方に熱が伝わってくる。温度が違うのだろうか? しばらく入って、立ち上がる。 ブルンッ! 湯船から上がった反動で胸が揺れるのはさっきから変わらずだが、今回は同時に下半身で玉が揺れた。 男性器も太さ、長さが倍以上になって、むっちりと肉が詰め込まれてる。 両手を使ってもはみ出してしまうし、ずっしりとした重さが返ってくる。 下を向くと自分の胸が視界を遮ってくるが、それでも亀頭が谷間から顔を覗かせていた。 だぷっ、むちっ、ゆさっ、ぐにゅ…… 一歩ごとに乳房が揺れ、尻肉が振動し、太腿に挟まれた巨玉がたわむ。 歩く刺激にあわせて性欲が増してくるというか、ムラムラしてくるというか……少し入っただけでかなりの効能のようだ。 「ふぅ……」 結構いろいろなお湯に入ったし、少しのぼせた感じがある。 歩くのも疲れてきたし、そろそろ一旦出ることにした。 「お疲れさまでした」 更衣室に戻ると、三助さんが待っていた。 少し驚いたが世話役だし男なのだから、何もおかしくはないか。 「お湯加減はいかがでしたか?」 「ええ、とても素晴らしい温泉でした」 慣れないことも多かったが、これは本心からの言葉だ。 施設も舌を巻くクオリティながら、温泉はそれ以上だった。 今まで入ったことのないお湯ばかりで、ここの評価が高いのも頷ける。 「かなり効いているようで、何よりです」 私の身体を眺めて笑みを深める三助さん。 少し入っただけでもはっきり見た目にまで効果が出るなんて、 「他にも色々なお湯があるんですよ。もっと濃くて、効果も強力なものだって……」 半分も回れてなかったが、まだまだあるのか。 そもそも、大浴場だけではない可能性もある。 「人を選ぶお湯もあるので、ご希望の際はお申し付けください」 今の時点でかなりの効果があったのに、そんなお湯に入ったらどうなってしまうのだろう。 期待もあるが、不安もあるな……何度か入って慣れてから考えよう。 「あれ、服が……」 自分が脱いだ置いたはずのカゴは空になっており、固まってしまう。 そういえば、浴衣なんかの準備もしてこなかったな。 「脱いだお着物はこちらで洗濯させて頂きます」 汗もかいたし、部屋に置いておくのも微妙なところだ。あちらで処理して頂けるのはありがたい。 そもそも、今の自分の身体だと入りそうもないのだけど。 「んっ……」 涼しい空気を感じながら、全身の汗と水滴を拭いていく。谷間や下乳なども、これから蒸れないよう丁寧に。 少し離れた距離には洗面台と鏡があり、ぼってりとした乳首や腰くらいある太腿が映っている。 どこか違和感のようなものをうっすらと覚えたが……温泉の効能だからこれが自然なのだろう。 「お店でサービスのドリンクを用意しているのですが、いかがですか?」 「あ、ではお願いします」 提案されて、即座にお願いする。 温泉に浸かりすぎたのかかなり火照っているし、ちょうどよさそうだ。 「ドレスコードがこちらになっておりまして……」 用意していたらしい、横に置かれたものを示す三助さん。 そこにあったのは、テカテカとした光沢のある生地と、ハイレグの股間。 胸元までしかない形状の服と、左右に長い耳が伸びたカチューシャ。 ……どう見ても、バニースーツだった。

Comments

ありがとうございます。声も身体にあわせた魅力あるものへと変わるようにという、温泉側の配慮ですね。

HNZM

声帯変化とは念入りですねー

瀬谷(アイコンは渦巻トグロウ様)


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