小説本 勇者一行の人外化TS(4) 授乳の道中
Added 2023-12-17 12:56:15 +0000 UTC約9100字、次から本格的なエロパートになります。 ~~~~~~~~~~~~~~ 「あ~、久しぶりの外だな!」 胸いっぱいに空気を吸い込んで、大きく伸びをする勇者。 予定外の長丁場となったダンジョンから出ると、空は快晴で明るく、すでに高い位置に太陽があった。 「すみません、私が寝過ごしてしまって……」 「いいって、その身体だし負担もすごかったんだろ」 あれから母乳を出しきり乳房の苦しみから解放された魔導士は、ようやく休息を取ることができた。 しかし今までの負担の反動からか、かなりの時間寝てしまったようで、目覚めたときには夜が明けて昼と呼べる時間帯となっていた。 勇者はそれを責めるでもなく、その間ずっと見張りをしていてくれたのだ。 「よし、じゃあ街まで戻るか!」 晴れやかな表情で出発を告げる勇者を先頭に、一行は街へ向けて歩き出した。 ダンジョンさえ出てしまえば、あとは比較的簡単な道のりだ。 まだ木々や草むらの多い一帯を抜ける必要があるし魔物も出現はするものの、勇者ほどの実力があれば十分すぎるほど安全といえる。 スタートがいくらか遅れたとはいえ、今日中には街に着くはずだ。 「何かあったら、すぐに言ってくれよ。休憩も小まめにとるから」 「はい……ありがとうございます」 こんな姿になっても変わらず心配してくれる勇者の優しさを感じながら、後ろをついていく魔導士。 ダンジョン内での疲労も回復できたし、魔導士もまた頭上の青空と同じようにスッキリとした気分で……といきたいところだったが。 「んっ……」 どぷっ、だぷっ、ゆさっ やはり、女体ゆえの負担は消えていなかった。 一歩ごとに揺れる乳房が、その圧倒的な質量で魔導士の上半身を振り回す。 石造りで平坦な地形のダンジョンとは異なり、凹凸のある地面はより不安定で余計に乳肉を揺らすこととなった。 足元を確認しようにも視界を占拠する乳肌と谷間が前方1メートルほどを遮って、なんでもない小石やくぼみでバランスを何度も崩しかける。 くわえて腕と横乳が干渉したり、下乳が肋骨とぶつかってダプリと波打つたび衝撃が伝わってきて、スピードを出そうにも上半身がついていかない。 ブルッ、ムチッ、ダプンッ! そして胸だけでなく、脂肪を蓄えた尻も揺れている。 細くなった腰の倍はあるんじゃないかと思えるサイズの尻肉は、後方と左右に大きく張り出して、ビキニ程度の面積ではまともに抑えることはできていない。 骨盤からも溢れだすほどのボリュームで盛られた脂肪が、不安定な地面の衝撃を振動に変える。 それに連なる太腿もかなりの太さで、歩きにくさを助長していた。 ジワァ 「っ……」 ビキニの内側で、母乳が滲む感覚。 歩く振動が乳腺を刺激して、母乳の生産を増進させているような気がしてくる。 くわえて、明るい屋外では嫌でも自らの肉体を認識してしまうのもあった。 燦燦と降り注ぐ太陽の光のもとで肌の白さや肉感が際立ち、丸みを帯びつつ細くなった腕や指の輪郭がくっきりと浮き上がる。 視線を少しでも下げると柔らかな乳肌が視界に入ってくるし、母乳と汗で湿った乳肌はうっすらと光沢を放っているようだ。 牛柄ビキニの柄も日差しでよりはっきりと際立っていた。 あきらかに目立つ格好ではあるが、めったに人が入らない僻地のダンジョンへ続く道ゆえに周囲に通行人は誰もいない。 下手に注目を集めないという意味では、牛柄ビキニ姿の魔道士にとっては、ありがたい状況といえた。 「ふぅ……」 そして、盗賊の表情も浮かなかった。 まず、胸元にはサラシの布を巻いている。昨夜の一件で肥大化した乳首を隠すためだ。 母乳の影響……なのだろう。 魔導士がかかったトラップのように高濃度の魔力ではないが、母乳を介して盗賊の肉体にも変化が現れたとみて間違いない。 (バレてはねぇけど……) 宝箱の開錠をはじめとした細かな作業をするために布は持っていたし、手や腕に巻くことも今までに結構あった。 くわえてサラシの大半は服の内側に隠れており、何も知らない勇者が気にすることはなかった。 しばらくは何が起こるでもなく、静かに進んでいた一行。 しかし、着実に変化は生じていた。 「んっ……」 2人の後ろを歩きながら、悩ましげな吐息を漏らす魔導士。 歩いているうちに、ふたたび胸がじくじくと疼きだしていたのだ。 昨夜、ずっと苦しめられた感覚が戻ってくる。 (また、おっぱいが張って……) 乳房の中に母乳が溜まっているのだと、すぐにわかった。 思いっきり射乳して数時間しか経ってないにも関わらず、すでに胸の内側には疼きが生まれつつあった。 時間が経てば経つほど、巨大な乳肉の内側に張りめぐらされた乳腺は母乳を生産し、疼きとともに溜め込んでいくのだろう。 そして盗賊の方も、表情は浮かなかった。 「はぁ……」 胸の変化もあるのだが、それとは別の問題が生じていた。 なぜか、喉が渇いてたまらない。何かを求めているように唾液が湧いてくる、 水分補給は十分にしているし、水筒の中身を頻繁に口に含むものの、まったく渇きは癒されない。 もっと甘くて、少しとろみもあって、喉に少しだけまとわりついて……。 何を求めているかは、昨夜の記憶が答えを示していた。 「でやぁぁぁっ!」 何も知らない勇者は、現れた魔物や獣を相手に斬りかかっている。 魔導士と盗賊がこのような状態なので、普段のように1人で先んじても止める者はいない。むしろ自由に動き回れて生き生きと楽しそうですらある。 一行のリーダーとして、そして勇者としても相応しい活躍といえるだろう。 ……とはいえ、パーティーの進みは芳しくなかった。 魔導士が乳房に振り回されているのは相変わらずで、むっちりとした牛娘の肉体は冒険はおろか歩行にも相応しいとは到底いえなかった。 汗ばんだ乳肌と蒸れた谷間、それ以上に滲み出た母乳でべっとりと濡れ、ビキニの内側から下乳にかけてを白く濡らしていく。 胸の張りは悪化してゆき、肉体も精神も疲弊していく。 その歩みが徐々に遅くなっていたのも、遅れの原因ではあるのだが── 「悪い、ちょっとトイレ」 今回はそこに、盗賊も加わっていた。 唐突な申し出に足を止めて振り返る勇者。 「魔導士も行くだろ、さっきからもじもじしてるし」 勇者に背を向け、後ろを歩いていた魔導士へと声をかける。 とくに催しているわけではない。もじもじしているのは乳房の苦しみによるものだし、そこは盗賊も昨夜の一件で分かっているはずだ。 しかし勇者に背を向けてこちらを見つめてくる彼の目は、一緒に来てくれるよう懇願していた。 「え、ええ……」 「じゃ、すぐに済むから!」 普段あまりない出来事だが、勇者もわざわざ止めるわけにもいかない。 ぐいっと腕を引かれて、盗賊とともに路を外れる魔導士。 勇者からは見えない茂みの奥へと進んでゆき、大きな木の裏に回って魔導士をそこに追い込むようにして手をついた。 「……ダメだ、後ろから甘い匂いがするだけでガマンできねぇよ」 何かを堪えつつ、もう限界だというトーンで話す盗賊。 その視線は、彼の頭よりも大きな爆乳に釘付けになっていた。 道中、滴り落ちた母乳の匂いが渇きを増幅させていたのだろう。口の端からはよだれが垂れ、半開きになった口からは舌まではみ出している。 それでもぎりぎりのところで理性で抑えていたようで、勇者の前では必死に隠していたことが伝わってくる。 「でも、さらに飲んだら何が起きるか……」 昨夜の授乳から冷静さを取り戻した魔導士は、自らの胸から滴るこの母乳の摂取を危惧していた。 呪いが混じっているのは明らかだし、すでに身体にも変化が出ているのだ。 しかし盗賊の方はそんなリスクを考えている余裕はなかった。 据わった目つきで、両手を胸へと伸ばす。 「口ではそう言ってもさ、乳首は勃ってるじゃん」 ギュムッ 「ひゃっ!?」 そのまま、魔導士の乳首を摘まみ上げた。 極太の乳頭はビキニごしにも分かるほどに布地を押し上げており、ホルスタイン柄の黒にもいっそう濃くした影を生み出している。 不意打ちの快感に甘い喘ぎ声が喉から漏れる魔導士。 刺激に反応して、ビキニの内側から母乳があふれて滴り落ちる。 「1人じゃ出せないみたいだし、オレに飲ませてくれよ」 母乳の匂いが辺りに撒き散らされ、盗賊の欲求不満も増幅していく。 今まで見たことのない表情で迫ってくる盗賊。 そして魔導士の方も、心から拒絶することができなかった。 視界の下端で揺れる自らの乳房。その内側が熱く疼き、はやく出したいと訴えてくる。 母乳で張り詰めた乳房は苦しくなりつつあったし、揉まれて意識させられたせいか、さらに焦らされているような切迫感が広がっていく。 このまま戻ったとしても、勇者の前で平静を保っていられないだろう。 そもそも「母乳が飲みたい」と言われた時点で身体は興奮していたのも事実だ。 「わかりましたよ……」 ピンと張ったビキニの紐に指をかける。 母乳で濡れた水着はヌルリと滑りながら、音もたてずにずり落ちてゆき── ブルンッ! 圧迫から解放されて、跳ねるように乳房がまろび出た。 おっぱいの疼きも、喉の渇きも、このままでは解消されない。 そして、解決する方法はたった1つしかなかった。 (こうしないと、母乳が出てくれないから……勇者を待たせてるから……!) 自分自身に言い訳をしながら、片乳を持ち上げる。 昨夜、吸いつかれたときの記憶が蘇って、乳首からコプリと母乳が溢れだす。 魔導士の許可が出てすぐ、盗賊は声をかけるのも億劫だと言わんばかりに顔を近づけ……。 「んっ」 ふたたびの授乳となった。 咥えこまれ、暖かで少し湿った唇の感触。 すぐさま陰圧が乳輪にまで広がっていく。 「あむっ……んぐっ……」 吸い付いてくる盗賊の口の動きは、昨夜よりも少しだけぎこちなさがなくなり、強さも増しているように感じる。 蘇ってくる昨夜の感覚。 出口を求めて熱い疼きが膨れ上がり、胸の内側から乳首へと一気に流れ込んで…… 「あっ……ふあぁっ♡」 ブビュルルル……ッ! 2回目だからか、困惑や緊張はなかった。 肩の力を抜いて、溜め込んだ母乳が迸るのに身を任せる。 授乳を受け入れたせいだろうか、昨夜よりも大量の母乳が噴き出しているようだ。 盗賊の方も母乳がより出やすくなるよう吸い方を模索しているようで、乳首の付け根あたりから唇と陰圧で刺激され、さらに乳量が増していく。 母乳が乳肉の内側を流れて、じんわりと広がっていく淡い快感。 (これ、やっぱり気持ちいい……) 魔導士の中で、女体に変わった困惑や異様な状況への抵抗は薄れている。 むしろ乳房から滲む快感や、苦しさからの解放感を味わっていた。 (この肉体の本能、なのでしょうか) 母乳を出す、誰かに飲ませるということに、全身が悦んでいる。 子供のようにむしゃぶりつく姿が愛おしくてたまらない。 魔導士は肉体から湧き上がる悦楽を受け入れ、そして身を任せていた そのせいだろうか、乳首の刺激にあわせて、甘い痺れが乳房全体に染み渡っていく。 「あ、あれ……なんだかヘン……」 淡い雪のような快感は、しかし消えることなく積み重なっていく。 だんだん上半身に溜まり、何かが内側で膨らんでいくような感覚。 大木の幹にもたれかかった背中が勝手に緊張して反っていく。 「ちょ、ちょっと待ってくださ……これ、おかしっ……!」 おかしくなっていく身体に声をあげる魔導士だったが、盗賊の耳には入っていないらしく夢中で乳首に吸いつき続けている。 五感が鈍っていくような、しかし快感だけが明瞭に認識できている状態。 乳房から上半身へと流れ込んだ快感の塊は徐々にせり上がってゆき、そのまま頭の中にまで流れ込んで── 「あっ……うぁ、あぁっ!?」 精通を経験したときのような快感の波が押し寄せてきた。 頭の中まで痺れるような感覚で満たされて、心臓がドクドクと高鳴り、熱い快感の塊が全身に染み渡る。 しかし牛娘の肉体となった魔導士に、男性器はついていない。 つまり射精しているわけではないのだが、これがこの身体の絶頂……しかも、乳房でイったのだと理解した。 「……ぷはっ、んっ……大丈夫か?」 口元をべったりと白く濡らした母乳を手の甲で拭いつつ、声をかけてくる盗賊。 存分に飲んだところで、魔導士の絶頂に気付いたのだろう。 浅い息を繰り返して、呼吸を整えようとする魔導士。 痺れたままの脳内がゆっくりと戻ってくる。 しかし…… ムクッ 「「っ!?」」 さらなる異変が、盗賊の胸に起こった。 巻きつけた布を持ち上げるように、丸みを帯びた膨らみが大きくなっていく。 慌ててほどくと小ぶりの、しかし確かな膨らみが2つ胸板についていた。 乳首そのものも、さらに一回り肥大化したようにみえる。 「あぁ……」 間違いなく、母乳を飲んだことで呪いが進行したのだろう。 理性が後悔を滲ませるが、お互いに変質した褐色の胸を眺めることしかできなかった。 「あ、あいつには秘密にしておこう」 「……そうですね」 今後の振る舞いを示し合わせる2人。 もし勇者にこのことを伝えたら、彼は間違いなく正しい判断を下すことだろう。 呪いの混じった母乳を飲むなんて止めさせるだろうし、1人での搾乳すら許してくれないかもしれない。 この快感も、お預けにされたまま……想像するだけで寒気がしてくる。 (街に着くまでの辛抱ですし……) 魔導士は、自分が欲望に忠実になっていることを自覚できていなかった。 「おーい、そろそろ行かねぇと野宿するハメになるぞ」 「い、いま行きます!」 茂みにこもったまま戻ってこない2人を待ちかねた勇者の声が聞こえてくる。 「とにかく、これを隠さねぇと……」 盗賊は両手にギリギリ収まるレベルの膨らみをサラシでギチギチと押し込めながら、強く巻きつけていく。 褐色の双丘は乳房ゆえに柔らかくたわみ、きつめに縛るだけで傍目には分からなくなった。 これで勇者の前に立っても目立つことはないだろう。 盗賊からする母乳の匂いも、牛柄ビキニや乳肌がまき散らしているがゆえにバレることはなさそうだ。 そのまま衣服を整えて、茂みから戻ってくる2人。 「だいぶ長かったが大丈夫か?」 「ああ、すっきりしたから、もう平気だぜ」 「え、ええ」 やはり授乳していたなど想像もしていないようで、ただこちらを心配してくる勇者。 胸もすっきりしたし、盗賊の渇きも癒えた。昨夜からの時間を考えれば、街へ着くまではもつだろう。 これで元通り……だと思っていた。 しかし、1時間もしないうちにふたたび胸の張りに悩まされることになる。 (なんで、ペースが異様に早くなって……) 想定外の事態に困惑するが、乳房の苦しさは膨れ上がるばかり。 母乳を生産する量が異様に増してきている気がする。 盗賊の方も、見るからに苦しそうな様子だ。 「すまん、ちょっと腹が……」 「あ、私も……」 2人して勇者のもとを離れる。 彼から見えない所まで移動して、さきほどと同じように向き合う。 本題は言わなくてもすぐにわかった。 「ダメだ、また飲ませてくれ……!」 さらなる授乳をねだってくる盗賊。 しかし、魔導士の表情は苦々しいものだった。 母乳を飲むたび、盗賊の身体には変化が生じている。 自分も苦しいとはいえ、やはり乗り気にはなれなかった。 「ですが、もうこれ以上は……」 「教会で治してもらうんだから、な!?」 今のうちだけだと、強引に迫ってくる盗賊。 落ち着いて考えれば、飲んでいい理由にはなっていない。 そもそもこの呪いが街の教会で治療できるかも分からないのだが…… 「そう……ですね。飲んでもらえますか?」 トプッ 押し切られる形で……自分のせいではないという体裁にして、欲望に身を任せる魔導士。 いけないとわかっているのに、止められない。 両手で乳肉を飲みやすいよう持ち上げて、盗賊の口元まで差し出す。 「んぐっ、ごくっ、ちゅぷっ……」 「あっ……あぁぁっ♡」 そして、また乳絶頂することになった。 ひとたびタガが外れてしまえば、あとはあっという間だった。 足をくじいた、休みたい、何かと理由をつけてはこまめに休憩をとって授乳を繰り返し、母乳で張ってくる間隔もどんどん短くなっていく。 いくら母乳を噴き出しても、絶頂しても、まだ足りない。 ずっとムラムラして落ち着かないような、欲求不満が身体の中を渦巻いていた。 「「「ガアアァァッツ」」」 その間にも、魔物の出現は止まってくれなかった。 まるで戦力にならない魔導士と、ずっと渇きに苛まれている盗賊。 「おりゃあぁぁっ!」 勇者は、実質1人で立ち回っていた。 不運というものは重なるもので、彼らが遭遇したのは大規模な群れだった。 街に近づいてきているぶん、ダンジョン内と比べても弱い個体ばかりではある。 しかし数が多ければ、1人で立ち回る難易度は上がってゆき…… 「ウガァッ!!!」 「っ!」 実力差はあっても、完全に無傷とはいかなかった。 わずかに腕をかばいつつも、襲ってきた相手を反撃で仕留める。 「あー、ちょっと掠っちまった」 剣を持つ腕にはまっすぐに傷が走り、すでに赤く血が滲んでいた。 戦闘の中ではよくあることだし、彼一人に任せているこの状況では咎める気も起きない。ただ── 「治療したいけど……そっか、魔法が……」 普段なら治癒魔法をかけてすぐに回復するはずの怪我。 しかしヒール役である魔導士が呪われて魔法を使えない状況では、イレギュラーな事態といえた。 「ちょっと待ってください、ポーションが荷物の中に……」 もちろん回復は魔導士に頼りきりというわけではなく、アイテムとしての回復薬は準備してある。 戦闘中は手の空いた人間が使えば、他の人をカバーできるわけだ。 「「「グルルル……」」」 「くそっ、またか!」 どうやら、魔物の群れと遭遇したらしい。 回復する間もなく、押し寄せてくる第二陣を対処していく勇者。 傷を負ったとはいえ、戦うだけなら問題ない程度のものだ。 盗賊も襲ってくる個体を適度に捌きつつ、勇者が背後を取られないよう補助をしている。 「確か、数か月前に買っておいたぶんが……あった!」 魔導士は狙われないよう1人で身を隠しつつ、荷物を漁ってポーションを取り出す。 自分の回復魔法で事足りるケースが多くて荷物の底の方で眠っていたが、ちゃんと備えておいたかいがあった。 透明な瓶に詰められた、水色の液体。 「これを飲めば……っ!?」 ドクンッ それは、唐突な思いつきだった。 とてもシンプルな、連想と呼べる程度のもの。 (勇者が、自分の母乳を飲んだら……) 自分の乳房からあふれ出した乳白色の液体を、彼が口にする……その想像をするだけで胸がキュンキュンと高鳴り、母乳がポタポタと乳首から滴りだす。 下を向いた視界に映るのは、ポーションを持った手と、半分以上を占拠している爆乳。 (……飲んでほしい) 盗賊だけでなく、仲間であり尊敬している勇者にも、この胸を味わってほしい。 (……飲ませたい) 欲求はみるみる膨れ上がってゆき、落ち着いていたはずの乳房が急激に疼き出す。 もちろん、普通に乳房を出したところで彼は飲もうとはしないだろう。 丸出しにした乳房をビキニにしまうよう、顔を背けながら諭してくるのが目に浮かぶようだ。 しかし、今まさに口にしようとしている回復薬が手元にある。 そして傷を負いつつも、戦闘に集中している勇者。サポートに回っている盗賊。 今なら、誰も見ていない。 キュポッ ポーションの蓋を外して、中身を確認する。 青い色はついているけれど、瓶の底まで見えるほどに有色透明な液体。 「んっ……」 ブルンッ ビキニをずらして乳房を露出させ、腕を伸ばさないと届かない乳首の位置調整に苦心しつつも、開けたポーションの口元に乳頭をあてがう。 そのまま、瓶を持つ手とは反対側の手で乳肉を圧迫していく。 (これを、勇者に渡して……) 脳裏に浮かぶのは、戦闘中にポーションを使う勇者の姿。 自分の出した母乳を、勇者が飲む……。 その姿を想像した途端── 「んぅっ♡」 プシャアァァッ! 自分で搾っているにもかかわらず、快感をともなって母乳が噴き出した。 透き通った青い液体の中に母乳が滴って、うっすらと白く濁っていく。 (これ以上入れたら色でバレちゃうから……) もっと射乳したいと訴えているが、すでにポーションはあふれんばかりに満杯だった。 瓶の蓋を閉め直して、真剣な表情を作り直す。 心臓が高鳴っているが、じっと戦況を見定める。 そして戦闘が一息ついた瞬間…… 「これを!」 勇者に向けて、ポーションを投げ渡した。 パシッ 「ありがとな!」 勇者は片手で受け取り、すぐに口へと運びながら容器を傾ける。 中身を気にするような状況ではないし、そもそも気にする必要も感じてないだろう。 ゴクッ 喉が動いた。 遠目にはまったく分からない程度、わずかに白く濁ったその中身が減ってゆき、ものの数秒で空になる。 魔導士の思いつきは、あっけなく達成された。 「っ……♡」 ゾクゾクッ 自分の母乳を、勇者が飲んだ……その事実に甘美な背徳感が背筋を走り抜けた。 物陰に隠れながら、ドクドクと高鳴っている胸を抑えて荒い息を吐く魔導士。 「よし、治った!」 そんな魔導士の背後で、ポーションの効果は十分に発揮されていた。 傷はみるみる癒えてゆき、勇者は完全に回復する。 「はぁぁぁっ!!」 群れの中へ斬り込んでいく勇者。 その動きの鋭さが一気に増す。 銀色の軌跡だけを残して振られた剣が、近くにいた敵を数体まとめて両断する。 魔物の残党たちも勇者の加速ぶりについていけなかったようで、あっという間に屠られていった。 「終わったぞー」 「っ!」 気の抜けた勇者の声に、魔導士もビクリと反応する。 興奮を悟られないように深く息をしてから、そっと岩陰から姿を現す。 魔物たちの亡骸と、その中に立つ勇者。 辺りには静けさが戻っていた。 「ポーション、ありがとな。お陰でたすかった」 「いえ……今の私には、これぐらいしかできませんから」 律儀にお礼をしてくる勇者に対し、胸の中にじんわりと広がる悦びを味わいながら応じる魔導士。 「久しぶりに飲んだけど……これ、めっちゃ美味いな」 「お疲れみたいですし、身体が欲してるんじゃないですか?」 ニヤつきそうになる口元を微笑みを浮かべるにとどめ、普段と変わらないトーンを心がける。 「使ったぶん、また補充しとかないとな」 「ええ、街で買っておきますね」 母乳といってもごく少量ゆえに、勇者の身体に変化が出ることはないだろう。 魔導士の行為自体で何かが起きたわけではない。 ただ…… (もっと飲ませたい) 彼の精神は大きく歪んでいた。 できることなら乳首から直接、彼の口腔へ母乳を注ぎ込みたい。 勇者が自分の胸に吸いついてくれるのを想像しただけで興奮が高まり、こみ上げてくる欲望が全身に広がっていく。 (今度は、もっとじっくり……直接この胸から、いっぱい……) 勇者に授乳する想像で甘イキしかける魔導士。 完全に、乳房の快楽と欲求の虜になっていた。 自らの乳房に、思考の主導権を握られていることすら自覚できていない。 清廉な聖職者としての思考は、すでに失われていた。