NokiMo
くろねこ@9605
くろねこ@9605

fanbox


【全体公開】【無料サンプル】改変された高校〜32歳高校教師の須永憲太郎が、元不良で下品な男好き教師に改変されるまでの三日間〜

一日目


 文武両道の男子校である東雲第一高校を異変が襲ったのは、ある月曜日の朝だった。


(いったい全体、これはどういうことなんだ……!?)


 東雲第一高校の数学教師である須永憲太郎は、出勤しようと校門前まで来たところで立ち尽くしていた。目の前では、生徒たちが登校するいつも通りの光景がある──にも関わらず、校門を境界線にして、異常な光景が広がっていた。


「おーっす!」


「おはよー」


「そういや、数学の宿題終わった?」


 朝練に向かおうとしている数人の野球部員たちが、校門を通った。その次の瞬間、野球部員たちの髪が変化した。全員、真っ黒な坊主頭だったのだが、みるみる髪が伸びていき、茶や赤や金などの派手な色に変わっていく。あっという間に、全員がウルフモヒカンやリーゼントのような不良っぽい髪型に変わっていった。それだけでなく、背が伸び、肩幅が広がり、胸板も分厚くなり、首周りも太くなっていく。太腿にも筋肉が付きすぎて、がに股で歩くようになってしまった。しかし同時に制服のサイズも変わっているようで、ズボンの丈が足りなくなったり、学ランのボタンが弾け飛んだりするようなことはなかった。


「やっべ。忘れてた。朝練終わったら写させてくれよ」


「えー? お前さ、こないだも忘れてたじゃん」


 校門を通って数秒後には、全員が厳つく、喧嘩に明け暮れる雄臭い不良のような外見になってしまった。しかし野球部員たちは自分たちの変化には気づいていないようだった。そして変化したのは肉体だけで、服装は変化していなかった。髪を染めて、眉毛も細くなったり剃り込みが入っているにも関わらず、制服の着こなしは東雲第一高校の生徒にふさわしいままで、全員きっちりと学ランのボタンを留めている。なんとも肉体と服装がちぐはぐなまま、雄臭い不良の肉体になった高校球児たちは、部室へと向かっていった。


(他の先生はこれ知ってるのか?! とにかく、職員室に──!)


 目の前で起きた異常事態から我に返った須永は、職員室に向かおうとして、校門から敷地内に入った──そして、生徒だけでなく、教師である自身も異常の対象であることを思い知った。


(んあっ!)


 全身をむず痒い違和感が包み込む。そして濃厚な雄臭さが、ガツンと鼻孔から脳天へと突き抜けた……それが自身の体臭だと気づいたときには、既に須永の変化は終わっていた。数学教師で、学生時代はテニス部員だった須永は、細身の筋肉質だったのだが……しかし今は、まるで現役の格闘家を思わせるような、筋骨隆々たる肉体に変わっていた。ワイシャツは分厚い胸板で盛り上がり、逆三角形のシルエットを作っており、スラックスの太腿も筋肉がみっしりと詰まっている。そして股間のイチモツも、かなりのデカさになってしまったらしく、スラックスの生地の下で、外から見ても卑猥なほどにその存在を主張していた。


(お、俺まで……体が変わっちまった……のか!?)


 須永は恥ずかしさで、顔がかぁっと赤くなっていくのを自覚しながら、そそくさと教職員用の昇降口に向かった。昇降口の壁掛けの鏡に映っていたのは、テニスラケットが似合う細マッチョな教師ではなかった。髪をツーブロックにして整髪料で撫で付けた、赤銅色に日焼けした屈強な男が映っていた。元不良の成人男性にありがちな、やたらに男らしさを主張する、ギラついた雄臭い容姿。さっきまで生やしていなかった顎髭まで生えている。ギラギラと雄臭い男が、ありふれた普通のワイシャツとネクタイ、スラックスにその筋肉質な体躯を押し込んでいるのが、あまりにもミスマッチだった。しかし元は須永であることに変わりはなく、目元や鼻筋に自分の面影があった。


「おお、おはようございます。須永先生。いったいそんなところで、どうされたのですかな?」


「加納先生……!? お、おはようございます」


 不意に野太い声を掛けられて振り返ると、二年生の学年主任で、体育教師の加納幸三がいた。いたのだが……やはり加納も異常に巻き込まれていた。加納の髪型は角刈りで、その外見同様に実直で厳格な中年教師だったのだが、今の加納の髪型はハードモヒカンになっており、モヒカンの部分はジェルでかっちりと固めていた。昨日までなかった、ブラシのように太い口髭を生やしており、ハードモヒカンと相まってかなり雄臭い。固太り気味だった中年体型も、異変のせいでゴリマッチョな体型になっており、白いポロシャツに、分厚い胸板と乳首の形がくっきりと浮かび上がっていた。腕も太く筋肉質になっており、もじゃもじゃとした剛毛で覆われていた。


「いやあ、今朝はなんとも清々しい朝ですなあ。気力が充溢して、急に若返ったような気分ですよ。ガッハッハ!」


「そ、そうですね……」


 須永は後ろを振り返った。ちょうど学校前のバス停にバスが到着したらしく、そこから降りた生徒たちが、続々と校門から入って来ていた。品行方正な東雲第一高校の生徒達が、学校の敷地内に入った途端、雄臭い不良の肉体になっていく光景を、須永は呆然と見つめていた。



「〜〜〜ッ!!!」


 その日の放課後。須永は職員用のトイレで、今日五度目のオルガスムスに達した。まるで海外のポルノ男優のように、太く長いイチモツから濃厚な精液が噴き上がり、便座と床を汚した。


 異変によって雄臭い肉体になった須永は、絶倫になった精力を持て余していた。ムラムラしていて授業に集中できない。数学の授業中も、問題の解説の合間にぼんやりしてしまうことがあった。それは生徒たちも同じようで、どこか皆上の空に思える。授業中に当てた生徒が、雄臭い不良の容姿のまま、恥ずかしそうに半勃起の股間を目立たせないようにしながら、黒板に書かれた問題を解く場面もあった。


 個室内の後始末をしてから職員用トイレの洗面台で手を洗っていると、加納が入ってくるところだった。妙に鼻息が荒く、目がとろんとしている。やがて加納は奥の個室に入ると、押し殺したような声がかすかに聞こえてきた。須永同様、性欲の処理に苦心しているらしい。


(いったいこんな調子で、これからどうなっちまうんだ……?)


 須永は、顧問である男子テニス部の指導に戻った。テニスコートには野太い声が響いている。テニス部は試合ではテニスウェアを着るものの、普段の放課後の練習では学校の体操着を着て行っている。そのためリーゼントやウルフモヒカン、ハードモヒカンをワックスやジェルでガチガチに固めた雄臭い不良たちが、筋肉でムチムチとした体で半袖半ズボンの体操着を着て、やたらでかいチンポや金玉の輪郭をくっきりと半ズボンに浮かび上がらせながら、熱心にラケットを振るっていた。他の部活──野球部やサッカー部、柔道部や、はたまた文化系の合唱部や美術部でも、外見だけはやたら雄臭い不良たちが真剣に部活動に取り組む姿があった。



二日目


(あー……完全に寝不足だ……)


 校門を越えた生徒や教師の肉体が、別人のように雄臭く不良じみてしまうという異常事態が起きた翌日。須永憲太郎は、学外にある職員用駐車場に車を停めてから、東雲第一高校の校門前までやってきた。昨日はこの厳つい姿のまま自宅に帰ったが、妻も小学生の娘も、何も異変に気づいていないようだった。どうやら須永は元からそのような姿だったことになっているらしく、免許証の写真も現在の姿に変わっていた。そして精力絶倫になった須永はその性欲に抗えずに、昨晩は何度も妻を組み敷いた……


「んっ、あっ」


 格闘家のように太くなった須永の首から、野太い声が漏れた。いつにまにか、チンポが痛いほどに勃起し、スラックスの生地に完全に輪郭が浮き上がっていた。今朝も家を出る前に抜いて来たのに、妻とのセックスを思い出しただけでもう勃起してしまっている。須永は鞄を持った手でこっそりチンポを隠しながら、校門前までやってきた。


(うわっ……! 今度は服か!)


 今日は校門を越えた生徒の制服が変化していた。リーゼント姿の男子生徒が校門を通り過ぎると、きっちりとボタンを留めていたはずの学ランが、全てボタンを開けた状態に変わった。そして制服の下に着ていた学校指定の白いカッターシャツが、赤い派手なTシャツに変わった。学ランのズボンもダボッとしたもの変わっている。変化は生徒ごとにまちまちで、短い学ラン、いわゆる短ランになる生徒もいれば、文字で刺繍が入った特攻服風になってしまう生徒もいた。


(ということは、俺の服も変わる……ってことだよな)


 須永は覚悟を決めて、拳を握りしめた。どのみち、こんなことを他人に言っても信用されるはずがない。なるようになってやれと、校門へと足を進めていく。そして校門を通り過ぎるとき、奇妙な違和感が全身を走った。須永はおそるおそる自分の体を見た。


(うっわ……なんだこの派手なシャツ!)


 白いワイシャツとネクタイは消えて、金色の龍の柄が入った、派手で悪趣味な紫色のワイシャツに変わっていた。そして、スラックスの代わりにダボッとした白いスウェットを穿いている。香水でも付けているのか、雄臭い体臭に混じって蠱惑的な匂いが漂っていた。靴下と革靴の代わりに、素足でサンダルを履いていた。鞄もありふれた革製の通勤鞄から、安っぽいコピーブランドのバッグに変わっていた。地元の量販店にいそうな、元ヤンキーっぽい男の格好だった。


「あの……須永先生。ちょっといいっすか?」


 須永が校門前で自分の服装を確かめていると、白い特攻服を着た生徒が声を掛けてきた。金髪のリーゼントで、眉が細く、いかにも喧嘩で鍛えたようなゴツい体格をしている。その風貌は見覚えがあった。須永が担任している二年三組の生徒で、野球部員の河内雅英だ。もともと、精悍な顔つきで男前な高校球児だったのだが、河内も見事に厳ついヤンキーになってしまっている。


「……河内か。あー、その、どうしたんだ?」


 河内はその金髪リーゼントという派手な風貌で、もじもじと恥ずかしそうに口を開いた。


「その……須永先生も『気づいている』側っすよね? 実は俺もそうなんです」


「なにっ!? 本当か!」


 須永は場所を変えて、人気のない空き教室に移動して河内と話した。河内によると、昨日様子がおかしかった生徒にそれとなく探りを入れて、他にもこの異常に気づいている生徒を見つけているのだという。


「俺の他には、一組の後藤と、二組の斉藤と中島。あと四組の吉岡もそうっすね」


「そ、そうだったのか……」


 須永は性欲に振り回されてオナニーばかりしていた己を恥じた。河内も須永同様に精力絶倫になっているだろうに、教師である自分よりも広い視野で、昨日のうちに行動を起こしている。河内はそんな須永の自己嫌悪には気づかない様子で話を続けた。


「でも、先生たちの中で気づいてそうなのは須永先生ぐらいっすね。今朝、校門の近くでやたら自分の服を確認してたんで、そうだってわかったんすけど」


「あぁ……なるほど」


 確かに「学校の敷地内に入ると不良化することに気づいているか?」なんて面と向かって質問しては、異常に気づいていない人間からはおかしいと思われてしまう。しかし異常に気づいている人間を見分けるには、異常に巻き込まれた直後の姿を見ればいいわけだ。


「まあでも、今朝のはたまたまっすよ。つうか俺も、今朝は格好までこんなコテコテのヤンキーになるとか、思わなかったんで……」


「そうだな……というか、この分だと明日も何か変わるんじゃないか?」


「確かに、そうっすね。俺、明日の朝練休んで、中庭の方から校門の前を見張ってようと思います。そうすれば、他にも気づいている連中を見つけられるかもしれないし……」


「そうだな。明日待ち合わせて……いや、朝練休んだ生徒と教師が一緒にいると目立つか。後で結果を教えてくれるか? 気づいていそうな先生がいたら、俺から声を掛けてみるよ」


「はい。お願いします。あ、そうだ。俺の方が学校来るの早いと思うんで、明日何が変わったのか、それとも変わらなかったのか、須永先生にメール入れときますね」



三日目


(ん? 何か校舎の雰囲気が変……だな)


 例の異変から三日目。出勤した須永は校舎に違和感を覚えた。私立の男子校で、設備も施設も充実しているはずの東雲第一高校の校舎が、妙に薄汚れた……荒んだ雰囲気に思えたのだ。一昨年本校舎を改築したばかりなのに、まるで築数十年も経っているかのように汚れて見える。


(今朝も……何か変わるのか? ん? 河内からのメールがないな……)


 たまたま生徒の人並みが途切れているのか、周囲には誰もいなかった。昨日の打ち合わせでは、河内から変化の有無をメールで送ってくれる手はずになっていたのだが、須永のスマホには何も届いていなかった。


(いつまでもここにいても仕方ない。入って……みるか)


 須永は校門に向けて歩き出した。鼻先に校門と公道の境界線が感じられたとき、昨日以上に気色悪い違和感を覚え、須永の足は反射的に飛び退ろうとした。それを抑えて、強引に境界線を突っ切った。


「んあっ!? あぁぁああっ!!!」


 まるで脳みそが柔らかな粘膜で包まれ、愛撫されるようだった。嫌悪感と快感でおかしくなりそうになる。須永の後ろを通行人が通りすぎたが、校門で奇声を上げている須永の声や姿は、認識していないようだった。


【この続きは300円プランで公開しています。こちらからどうぞ】

【全体公開】【無料サンプル】改変された高校〜32歳高校教師の須永憲太郎が、元不良で下品な男好き教師に改変されるまでの三日間〜

Related Creators