※この小説は、FANBOX運営の要請により、一部の表現を削除・変更しています。
2024年8月10日 くろねこ
「あの……寺岡先生。お話って、なんですか?」
「そう緊張しなくていい。先生は、成島のことを叱ろうとしているわけじゃない。ただ、もしかしたら成島が知っていることが、先生の助けになるかもしれない。だから、先生に協力して欲しいんだ」
月曜日の放課後、俺は担任しているクラスの男子生徒である、成島充を生徒指導室に呼び出していた。色白で太っていて、おとなしい男子生徒だ。先週の金曜の放課後に起きた出来事について、彼が何か知っているのではないか……と思う節があったためだ。
「先週の金曜日、佐藤たちが本館棟の校舎裏で倒れていた件……知っているか?」
「……はい」
成島は身を固くした。佐藤を含む生徒5名が、校舎裏で失神しているのが、放課後に発見されたのだ。すぐに救急搬送されたものの、命に別状はなかった。だが彼らは、なぜ倒れていたのか記憶が定かではなかった。そこまでは、既に月曜の朝には噂が広まっていたので、成島が知っているのはおかしな話ではなかった。
「それじゃあ成島。佐藤たちが倒れていた理由については……何か、心当たりはないか?」
「ありません」
成島は目を逸らしながら、早口で言い切った。俺はさらに言葉を続けた。
「実を言うと、成島が本館棟の裏から出てくるのを、見た人がいるんだ」
俺は優しい口調を崩さずに言った。俺から完全に目を逸らして、床の一点を見つめていた成島の目が、左右に動いた。
「ただ、何も先生は、成島を犯人と疑っているわけじゃない。佐藤たちは体格もいいし、成島ひとりでどうこうできるわけじゃないのはわかっている。ただ、成島がもし何かを見たり聞いたりしていたら……どんなことでもいいから、先生に教えて欲しいんだ」
俺がそう言うと、成島はポロポロと目から涙を流し始めた。追いつめてしまったか……と、俺が言葉を発するよりも早く、成島が口を開いた。
「先生、その……ごめんなさい」
「いいや。先生こそごめんな。何か思い出したことがあったら、後でいいから……」
「そうじゃないんです。僕なんです……えっと、その……加減、わからなくて、やりすぎちゃって」
何かを間違えた気がした。俺は成島に対して、質問をすべきではなかった──のではないか。
「は、初めて、だったから。誰かの心とか、体をぐちゃぐちゃにするのが……あんなに、気持ちいいなんて、僕、知らなくて。すっごく、すっごく気持ちよくて。でも、あそこまでする気は、なかったんです」
『──でも、佐藤くんたち、いっつも僕をいじめてたから……だから、当然ですよね』
「そ、そうかな……そうかも……」
「成島……?」
それは成島が、独り言で自分と会話しているように見えた。だが、成島が口を動かしていないのに、もうひとつ、成島の声が聞こえている。俺は顔をこわばらせて、一歩後ずさった。そんな俺に対して、成島は涙ぐみながら口を開いた。
「寺岡先生……た、助けて。僕、怖いんです。このままだと、僕……」
『──ううん。寺岡先生もやっちゃおうよ。だって僕、寺岡先生のこと、前から好きだったでしょ?』
「そ、そうだけど、だめだよ! 先生にひどいこと、したくない……」
『じゃあ、とびっきり気持ちよくしてあげようよ。それなら寺岡先生も喜んでくれるよ』
「んっ、そ、それ、いいかも……」
「な、成島。お前はさっきから、誰と……その、喋っているんだ?」
誰と? いや……何と? そう言いたい言葉を飲み込んだ。俺が取るべき賢い行動は、このまま生徒指導室から逃げ出して、他の教師に助けを求めることだった。なのに、俺はどうしても声の正体が気になってしまい、余計な質問をしてしまった。その問いに、成島がおずおずと右手を俺に見せた。その手のひらに、人間の口があった。唇は成島と同じ色と形で、歯並びも同じだ。
『アハハッ! やだなあ、僕ですよ。成島充ですよ。さっきからいたじゃないですか。』
その口がくぱぁと涎を垂らしながら開いて、笑い声を上げた。そのあり得ない光景に俺が背筋を固くしていると、異形の口は、成島の声でさらに語った。
『でも、僕は言いたいことを押し殺すような僕じゃない。欲しい物は全部自分のモノにしたい。もちろん、寺岡先生もね』
「こっちの僕、すごいんですよ。僕が言いたくても言えなかったこと、全部言ってくれるし……佐藤くんたちも、こっちの僕が言い負かして……めちゃくちゃにしちゃったんです」
『それじゃあ寺岡先生、まずは……【僕のことを、大好きになってください】』
「あ、あぁああっ!!?」
それはまるで耳の穴が犯され、脳みそまで精液をぶちまけられたような、猛烈な不快感だった。続いて俺を襲ったのは、甘美さを伴う虚脱感。目の前にいる成島の、肥満気味の体型や、肉付きのいい顔が、たまらなく魅力的に思えてくる……俺はいつの間にか勃起し、鼻息を荒げながら床に膝を付いていた。成島を抱きしめ、怒張したチンポをその体に擦りつけたい、という衝動を抑えながら、どうにか口を開く。
「だ、だめだっ……教師が、生徒に、こんな……ンッ、はぁッ……!」
『あれあれ〜? 寺岡先生、僕のこと、嫌いなんですか? 悲しいなぁ〜』
「そ、そんなことは、ない、ぞッ! だが、こんなのは……!」
『う〜ん、もうちょっと簡単なお願いからしましょうか。【ポロシャツを脱いで、僕に筋肉を見せてください】』
「フーッ! フーッ! ん、あっ!」
成島の言葉に、俺の体は電流が流れされたかのように、反射的に動いた。すくっと立ち上がると、キビキビとした動きで白いポロシャツを脱ぎ捨てる。そして、学生時代にラグビーで鍛えた厚みのある体を、両腕で力こぶを作って、成島に見せつけた。その途端、チンポがよりいっそう固くなり、ジャージの股間をぐぐっと押し上げた。
(ぎ、ぎもっぢ、いッ!)
成島の命令に従うことに、俺の細胞のひとつひとつが喜びの悲鳴を上げていた。がに股で踏ん張る大腿筋が、力こぶを作っている上腕二頭筋が、ピクピクと動く大胸筋が。そして、成島の言葉を理解する脳細胞が──もっと成島の命令に従いたい、もっと命令して欲しいと、懇願していた。ただ、成島を大好きになるようにと命令された俺の心だけは、生徒を性的な目で見てなるものかと、必死に抵抗を続けていた。
「な、成島ッ! こんなことはやめるんだ! 人の心を、こんなふうに踏みにじっちゃいけない! こんなことをしても、先生は──ンッハァアァアン!!?」
上半身裸でポージングしながら勃起し、さらにお説教をしているという、情けない俺の股間が、むんずと掴まれた。成島の手が、無遠慮にジャージの上から俺の勃起を撫で回していく。そのたびに、俺は「んあっ!」だとか「んおっ!」という喘ぎ声を上げていたが、成島の命令通りに、ポージングを続けていた。
「わっ、おもしろーい。先生、気持ちいいですか?」
「き、気持ちよくなんかッ……!」
『寺岡先生は【僕に隠し事をせず、正直に答えてください】』
体を発情させられようとも、心までは屈してなるものかと踏ん張っていた。その大人としての、教師としての矜持が、解きほぐされていく。固く閉ざした心が強引に開かれる。次の瞬間、俺の口は威勢のいい返事をしていた。
「んっ、き、気持ちいいッ! とっても気持ちいいぞッ! 成島に命令されるのも、チンポを弄られるのも……最高だッ!」
またひとつ、成島の命令に従ってしまった。それを自覚すると、多幸感で頭がいっぱいになる。ツバを飛ばしながら喋るかたわら、成島に自分の本音を見せる気持ちよさで、俺のチンポは痛いほどに勃起していた。
『だいぶ素直になってきましたね。それじゃ【ジャージも下着も脱いで、チンポを見せてください】』
「ハイッ!」
俺は成島に返事をした。それだけでも、胸がキュンキュンしてしまう。成島の命令を実行できたことが、嬉しくて誇らしい。まるで発情期の犬のように勃起しながら、男子中◯生の命令に従ってしまう。その異常さを頭で理解しつつも、俺の体は即座にジャージと下着を脱ぎ去り、反り返った勃起チンポをぐいっと成島に見せつけた。成島は、ドギマギした様子で俺の勃起チンポを見つめている。
「すっごい……パパのよりでっかい……」
『ちょっと触ってみようよ』
「うん……わっ、すごく熱い……」
成島のぷにっとした右手が俺のチンポに触れる。俺は先ほどと同様、両腕に力こぶを作り、ポージングしたままされるがままになっている。成島の右手のひらに生えた「口」が、舌をれろりと出して俺のチンポを舐めはじめた。
「ひぁあっ!?」
「わっ、すご……ビクってした!」
子どもの舌が、俺のチンポを舐めていく。それ自体は拙い動きのはずなのに、俺はどうしようもないほどに興奮していた。歯が亀頭にわずかに当たる。唾液と舌とチンポが擦れ、じゅぽりじゅぽりといやらしい音を立てる。このまま、射精させられるのか? 生徒指導室で? 男子生徒に? こんなわけのわからない、手のひらに生えた口でチンポをしゃぶられて? 俺は、懸命に射精を堪らえようとしたが、俺の肉体は、男性として備わった生理機能を存分に発揮してしまった。
「あっあっあっ! んあぁっ! イクイクイクぅッ!!!」
がに股でポージングする俺の背筋を、快感が駆け上る。金玉からチンポへ、堰を切ったかのように精液が押し寄せ、亀頭からブビュビュルルと噴き出す。俺は射精後の、すうっと冷えていく思考と、まだ熱く火照ったままの体をそのままに、深く溜息を吐いた。
※
翌朝。布団の中で体がビクッと痙攣し、俺は不意に目が覚めた。スマホを見ると、いつもの起床時間よりもずいぶん早い。なぜこんなに早く目が覚めたのだろうと考えているうちに、昨日の成島との出来事がありありと脳内に蘇ってきた。
「くそっ!」
男子生徒にチンポをしゃぶられ、射精させられた──大人として、教師として、そのことに対する悔しさはあるものの、成島に対する怒りは不思議と湧いてこなかった。むしろ──
「ンッ、あっ……」
いつの間にか俺は、成島の顔を思い浮かべながら、朝勃ちしたチンポを扱いていた。そのことに気づいて、途中で慌てて手を離す。チンポはビクビクと痙攣をしており、全く萎える気配がなかった。
【僕のことを、大好きになってください】──異形の口から発せられた言葉。それを脳内で思い出すたびに、妙に胸がざわめく。その言葉に従い、成島に愛情を捧げたなら、俺はどんなに幸せに──
「い、いや! 駄目だろう! 教師が生徒と!」
俺は慌てて首を振り、肩で息をしながら洗面所へ向かった。まずは顔を洗って、邪念を頭から追い出さなければ。その間も、俺のチンポは股間で固くそそり勃っていた。
出勤する前に一発抜こうと思ったのだが、いつものAVではどうにも興奮できず、かといって成島をおかずにするのは抵抗があったので、俺は悶々とした気持ちを抱えたままアパートを出た。職員用の駐車場に車を停め、本校者の玄関に回ると、朝練をする生徒たちの声がグラウンドから聞こえてくる。それはいつも通りの日常風景で、昨日俺の身に起きた異常な出来事が、夢だったのではないかと思えてくる。
「おはようございまーす」
「おう、おはよう!」
挨拶してくる生徒に挨拶を返しながら、下駄箱に靴をしまったところで、不意に俺の視界に影が入ってきた。成島だった。
「あの……おはようございます、寺岡先生」
「あっ、お、おはよう……成島」
成島の顔を視認した途端、かあっと俺の顔が熱くなる。家で成島のことを考えた時の比ではなく、はっきりと俺の肉体は成島に対して発情し、ジャージの中でチンポは一気にグイッと勃起を遂げた。【僕のことを、大好きになってください】という異形の口の命令を、少なくとも俺の肉体は、遂行しようと努めている。対する俺の心の方も、まるで初恋を知ったばかりの子どものように、胸がきゅぅんと切なくなる。成島の肥えた顔を見ていると、瞳が潤んでくる。それに抵抗するのは、多大な精神力を必要とするものだった。俺は周囲を見回して勃起を隠しながら、成島と廊下の隅に行き、小声で話した。
「成島、その……なんなんだ、これは」
「えっと、これっていうのは……?」
「その、だな。昨日から先生は、成島のことを考えると、妙な気分になっちまうんだ。あー、つまり……保健体育の授業でもやったよな? その、言いづらいんだが……」
『僕のことを考えると、勃起しちゃうってことですか?』
「ちょっ……!」
成島の手のひらに、例の口が浮かび上がり、面白がるような口調で声を発した。俺は慌てて自分の体で、廊下を通る生徒たちの目から成島の体を隠した。
『そこまで慌てなくても大丈夫ですよ。僕の声は、こっちの僕と一緒だし。ああ、さっきの話ですけど……そうですよ。寺岡先生には、僕のことを大大大大好きになって欲しかったので、そういう風に心も体も弄りました』
「こういうの、困るんだ。こんな調子だと、俺にも妙な評判が立つだろうし」
俺は成島にキスしたいという衝動を抑えながら、悶々と話した。股間は痛いほどに勃起しており、下着と擦れて妙な声を漏らしそうになる。俺の訴えに対して、例の口はさらりと答えた。
『それも心配いらないと思いますよ。この学校はいずれ、完全に僕が支配してあげますから。寺岡先生も、それを手伝ってくださいね』
成島が立ち去ってから、俺はようやく平静を取り戻した。先ほどまでの、まるで初恋に悶えるような甘い感情はなりを潜めている。どうやら成島がいない場所では、成島を好きになるようにという例の命令は、効き目が弱まるらしい。職員室で授業の準備をし、朝のホームルームのために担任するクラスに出向いたときも、俺の眼球は成島の顔を見たくてウズウズとしていたが、俺は懸命にそれを押し殺して出席を取った。実際に成島を見さえしなければ、俺は俺のままでいられる。だが、朝のように直接話したら──俺は成島の命令を、嬉々として受け入れてしまうかもしれない。「この学校を支配する」という、あまりにも危険な考えを、どうにか成島に取りやめて貰いたい。まして、俺がそれを手伝うなど──
だが、成島の言葉は、じわじわと俺の心を蝕んでいった。
※
『寺岡先生?』
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
まただ。廊下で成島の「もうひとつの口」に声を掛けられた直後、俺の意識が曖昧になり、空き教室で目覚める──ということが、ここ数日頻発していた。今日は体育倉庫の中で、成島のアナルに俺がガッツリとチンポを挿入し、ドクンドクンと精液を注ぎ込んでいる途中で意識が鮮明に戻ってきた。どうしようもなく発情した肉体と、生徒相手にセックスしてはならないという教師としての規範意識の板挟みになりながらも、男として生まれた悲しい性により、俺は射精を途中で止めることなどできず、鼻息荒く腰を打ち振るってしまっていた。
「ハァーッ……ハァッ……ハァッ……」
肩で息をしながら、チンポを抜く。じゅぽっというスケベな水音と共に、成島のアナルから俺の精液がこぼれ出る。またやってしまった……という罪悪感は、振り返った成島の顔を見ると、途端に歓喜に上書きされた。
「えへへ……寺岡先生、すっごく気持ちよかったですよ」
「あ、あぁ……」
【成島を大好きになるように】と命令された俺の肉体は、その笑顔で急速に愛情に満たされていった。それが成島の「もうひとつの口」による暗◯だか催◯術だかによるものだと頭ではわかっていても、俺の表情筋は緩んでしまい、自然と笑みがこぼれてしまう。射精直後だというのにチンポは再び固くそそり立ち、精液でヌメる亀頭がぺちんと腹筋に当たる。俺は日ごとに、成島に抵抗しようという気力が衰えていっているのを自覚していた。
(俺が……俺が完全に折れたら、この学校は、どうなっちまうんだ)
成島は、この学校を支配するつもりだと言っていた。他人の心と体を意のままにしてしまう、恐るべき力。こんなもの、他人に向けるべきではない。何度も成島を諌めようとしたが、成島の顔を間近で見てしまうと、その途端、俺は成島への愛情が湧き上がってしまい、彼の全てを肯定したくてたまらなくなってしまうのだった。
いったいどうすりゃいいんだと頭を抱えながら、今日も授業と部活の指導を終え、アパートへと帰宅した。昼間、成島とセックスしたにも関わらず、もうムラムラと性欲が湧き上がってきている。俺は苛立ちながらカバンを床に下ろすと、ダメ元でパソコンを開き、AVを再生した。以前は俺の好みだった巨乳の女優がアンアン喘いでいるが、俺のチンポはピクリともしなかった。俺は諦めてパソコンを閉じると、カバンからジップ式のプラスチック袋を取り出した。中には、成島が今日穿いていた白いブリーフが入っている。ブリーフには黄ばんだ染みがあり、さらに精液が乾いてバリバリになった跡があった。俺はプラスチック袋を手にしながら、呼吸が次第に早くなっていくのを感じていた。
(クソッ! こんなブリーフで抜きたくなんかないのに……!)
しかし、俺の肉体は巨乳のAV女優よりも、男子中◯生のブリーフに発情するようになってしまっていた。それにこのブリーフそれ自体も、成島から押し付けられたものではなく、俺が自分から成島に頼み込んだものらしい……のだ。「自宅でも成島のことを感じながらオナニーしたい」……と俺が言っていたらしい。成島の前で発情し、頭が舞い上がっていた最中の記憶は曖昧で、正直よく覚えていない。だが、プラスチック袋に包まれた男子中◯生のブリーフを前にして、情けないことに俺の肉体は、男として臨戦態勢になりつつあった。
「ハァッ……あぁっ……だ、だめだ。こんなので、抜いたら……ッ……」
言葉とは裏腹に、俺の指先はゆっくりとスライド式の金具を滑らせていた。俺は、自分が男子中◯生の汚いブリーフに欲情する変態になってしまったことに、静かに絶望しながら、そしてそのことに興奮を覚えながら、その黄ばんだ生地を顔に押し当てた。途端にアンモニアのキツイ臭いが、鼻孔の奥をガツンと刺激した。
「あぁ……♥」
じゅるり、と俺の唇の端から涎が垂れた。先ほどまでの逡巡は何だったのかと思うくらい、俺の体は、成島のブリーフをあっさりと受け入れていた。ブリーフを嗅ぐ鼻孔の動きが止められない。小便臭さと精液の残り香がある黄ばんだブリーフを、何度も何度も嗅ぎ取ってしまう。そのたびに俺の脳裏には、このブリーフが包んでいた成島の包茎チンポが、映像として浮かび上がった。
「ンフッ……チンポ、チンポ……成島の……包茎チンポがッ……この中に!」
俺は何度もつぶやきながら、小便臭いブリーフを愛おしげに頬ずりした。夕方になって伸びた無精髭が、ブリーフの生地と擦れてジョリジョリと音を立てた。とっくに俺の股間は固く盛り上がっている。それを扱きたい気持ちを抑えながら、俺は成島のブリーフのゴムを横に伸ばした。小便と精液で黄ばんだ染みがよく見える。それを頭に被ろうとする俺の中で、成島への愛情と、わずかに残った教師としての矜持が葛藤する。しかし、結果は目に見えていた。
「ああっ! お、俺、俺はこんなこと、しちゃ……」
してはいけない。教師は男子生徒のブリーフを被って、オナニーしてはいけない。そんな当たり前だと思っていた理念は、あの悪魔のような「もうひとつの口」によって、脆弱なものになっていた。俺は小さく悲鳴を上げた。おそらくこれが、俺の理性を殺す最後のひと押しだと、予感があった。ゆっくりとブリーフを被っていく。俺の眼前には、黄ばんだブリーフの染みがある。俺はブリーフのゴムを引っ張っていた指を離した。
バツンという、ゴムの伸縮音。首筋にゴムが勢いよく当たる痛み。成島の穿いていたブリーフが、俺の顔面に張り付いた。鼻腔のより奥まで侵入してくる、アンモニア臭。その刺激臭に、俺は歓喜の雄叫びを上げていた。
「んほっ! おぉぉぉおおぅ♥」
金玉が激しくせり上がる。無意識に腰を振ってしまう。好き好き好き好き好き好き好き好き好き。俺は成島充が好きだ。愛している。教師だとか生徒だとか関係ない。男同士ということも関係ない。俺は成島とのキスを想像して、チュッと唇を突き出して、ブリーフの生地と接吻をした。続いて舌を出してブリーフの内側を舐め取る。まるで、成島とのディープキスのように。苦味と青臭さのある複雑な味わいが、俺の舌の上で広がる。俺はぴちゃぴちゃと音を立てながら、夢中でブリーフの黄ばみを舐めていた。
「ンッ、チュぅっ……ンくっ!」
次の瞬間、手も触れていないのに、
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