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小梅
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こちょ憑き(水野彩月編:10)

 国語の授業が終わり、次は音楽の移動教室。

 だけど中々立ち上がれない状態のため、わざとゆっくり授業の準備をしながら考えてしまうのは、やっぱり先生のことばかり。

 さっきの授業中ずっと見ていた映像は……すごく見たいけど、あえて流さない。

 あれは、リアルの先生がいる状態で見るの一番だと、さっきわかったから。

 代わりにするのは、日に日に回数が多くなっていく妄想。

 あの真夏に届いた『サンタさん』のプレゼントの影響で、どんどん色濃くなっていく妄想――



「都田くん……これはどういうことですか?」


 一度体育の森本先生が休んだとき、ちょうどプール開きで運良く見られた、先生の水着姿を思いだし――

 もちろんこんな名札はつけてなかったけど……すごく先生には似合ってなくて、いいと思ったから……。


「黙ってないで説明しなさい」


 先生の鋭い視線がぼくを射抜く。

 けどみよく見るとすごい不満そうに長い睫毛を震わせ、バンザイで丸出しの腋下が何度もピクピクと動いている。

 

 ――まさか……あそこと違うのだから……くすぐられることなんてあるはずない。


 いつものポーカーフェイスとは全然違う、そんな不安だだ漏れな……とても可愛らしい姿。

 そんな先生の不安は正しいものだった、そう証明するように――

「ふくっ……やめっ……なさいっ!」


 軽く指先で窪みが深いエロ腋下をなぞると、先生は険しかった表情は途端緩みはじめ、なんともこそばゆそうに身を捩らせている。


「ほんきでぇっ……おこっ……るわよ」


 学校で研修を受けるのが嫌で、わざわざTTSの県庁センターまで行った、恥ずかしがり屋でプライドの高い先生は、生徒のくすぐりなんかに絶対意地でも笑わないつもりらしい。

 でも、無駄なのに……。

 立派な大人のくせに誰よりもこちょ弱な先生が、こんな好き放題できる状態で、恥ずかしい弱点なんか隠せるわけないのに……。

 そんな無駄の努力を早くやめさせてあげるべく――

「あ゛ひゃあぁああああああぁああッ!! ぎゃひゃはははははははははははははははははッ!!!」


 少し本気で腋下をこちょこちょしてあげれば、途端真っ赤な顔で我を忘れたように笑い狂ってしまう先生。

「おねがひぃいいいいいいいいいいいぃいいぃいッ!!!」


 じっとり汗で濡れたシーツを皺くちゃにさせる、激しい身を捩らす大暴れ。


「ぐっくひゅぐりいいいいぃいいいいいぃいいッ!!! よわひのぉおおおおおおおおぉおおお~~~ッ!!!」


 先生と生徒の立場とか、もうそういうのは関係ない。

 ただ自分の激よわな刺激から逃れたく、手足を縛る縄をギシギシと軋ませながら、笑い泣き叫びの懇願を真っ赤な顔でぼくに向け続ける。


「だぶぇえええええええええええぇえええええッ!!! よっっよびゃいのぉおおおおおおおおおおぉおッ!!!」


 少しでも止めてくれる可能性、固く勃った乳首を弄る相手に手加減を泣き求め、恥ずかしい弱点を笑い叫び続ける――


「ひゃっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃぁあぁああッ!!! びゃへでぇええええええぇええええぇええええッ!!!」


 むっちりと水着を押し上げるおっぱいをぶるんぶるん揺らしながら、笑い泣きの懇願を馬乗りのぼくにし続ける。

 そんな先生をもっと情けなく哀れに、可愛くさせたく……僕はたっぷりと指にローションを垂らしかけ――


「ん゛きゃはあぁあああああああああああああああああぁああッ!!! ぎゃあぁああぁあああはははははははははははははははははははははははははあああああぁああッ!!!」


 にゅるにゅる、くねくねと――

 ローションで濡れ光り、更にエロくなった腋下を、好き放題くすぐり弄んでいく。


「あ゛へひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃッ!!! びゃっぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃッ!!!」


 もう恥ずかしい恰好とか、弱点を知られたくないとか、生徒の手前とか――

 そういうことを何も考えれず、ただただ気の狂うくすぐったを少しでも紛らわそう……そんな本能に従い――


「んきゃあぁああああぁああぁッ!!! うきゃあぁああああああああああぁああああぁあああッ!!!」


 大きなお尻をガクガクと浮き上がらせ、手の平でとても収まらないサイズのおっぱいをぶるんぶるん弾み揺らし続ける。


「お゛あ゛ぁあああぁああああああああああぁあははははははははははッ!!! 

 ぎゃっっぎゃひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいぃいいいいいッ!!!」


 このときの、なにもかも剥がされ笑い狂う、裸以上に裸のような先生の姿が‥‥…この世界もなによりも好きでたまらない……。

 でもくすぐり雑魚の先生は、本気で腋こちょをするとすぐに気絶してしまうから、適度に休憩を与えてあげ――

「はひっ……わひゃひは……わひこちょで……かんひゃんにぃ……まへ……てひまぅ……あ゛うぅぅう……っ」


 ――ちゃんと言わないと、こちょこちょ再開しますよ。


 くすぐったすぎて、早くもちびってしまった先生を優しく促しながら――


「こしょこしょ……ざこよわぁ……きょうひ……へふぅぅ……っ」


 嘘偽りのない真実を、本人の口からしっかりと言わせ認識させてあげる。

 そして――

 

「あ゛っ……あ゛っううぅぅううぅうっ!! い゛ひゃっぁあぁあぁあ!! ひゃんとぉぉっ…い゛っひゃのひぃいぃいっ!!」


 ――こんなこちょこちょ弱すぎな教師には……少し特訓が必要ですね。

 

 そう、にっこり微笑みながら言い放ち、ローションで濡れ光る指先をこれ見よがしとわきつかせながら……

 ちょろちょろと恐怖のお漏らしをしてしまっている先生の腋下に、ゆっくりと近づかせ――


「あっ……」


 気が付くと教室には誰もおらず、ぼくは教科書とリコーダーを引っ掴み、音楽室へと慌てて向かう。

 そんな慌ただしい中でも、昨日もあの動画で……たくさんしたはずなのに……悶々とした想いは全く消えず、むしろ強まってく一方だ。


「はぁ……っ」


 音楽の次は体育。

 つまり、あと二時間は先生と会えない……。

 こちょこちょが……とくに腋こちょが激よわで、くすぐられるとすぐに相手の言いなりと堕ちてしまう。

 休みの日は小さな男子たちのエロ漫画を見てオナっている――

 そんな秘密を知った先生と、あと二時間も合えない……。

「あっ――」


 ずり落としたリコーダーを拾いながら、さっきの授業終わり、先生のいった通達を思い出す。


「今月末に……またTTS治療を行いますので、対象者はこのプリントをご両親に見せ、サインをよろしくお願いします」


 う゛ぇ~~~! っと――

 TTSに患った女子たちの悲鳴が所々聞こえるも……最初の頃よりも心なしか、どこか嬉しいそうな感じもする。

 でも、そんなことより――


「………………」


 さきほど少し言葉に詰まった、先生の思いつめたような表情。

 またあの実施研修があるのか分からないけど、先生の顔を見るに、きっと――そんな確信があった。

 そしたらまた……新しい動画送ってくれないかな……。

 けど、それより、もっと――


「ぼくが先生、くすぐれないかな……」


 わざと口に漏らした……。

 どこかであの『サンタさん』が聞いていて、願いを叶えてくれないか……。

 そんな淡い期待を持ちつつ、ぼくはもう遅刻確定な音楽室まで続く廊下を、ふらふら浮ついた足取りで歩いていた。






 こちょ憑き:水野彩月編 了



 




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