チュクッ……チュプ……チュク……
…………
……
「ッ――ぷはぁッ! 全て汚れた箇所は舐め取れたと思うが……」
程なくして、塩木は娘のマンコから顔を離し、全体像を眺めながら呟く。
クリトリスの周りや膣穴の周り、ヒダの汚れていたあらゆる箇所まで塩木の唾液でてかり輝いている。
「よし、大丈夫だ。 綺麗になっているな」
尿やこびりついていたカスの汚れが無くなったマンコを確認して、満足げに頷く。
確かに一切の汚れは付いていない。
これまで多くのお客様の股間を綺麗にしていたおかげか、その仕事ぶりは大した物。
「ふぅ、終わったしこのまま待っているか。 っと、そうだ! いつものように足場を掴んでおかないと」
塩木は急いで屈み、自分の足場を両手で掴む。
そうしておかないと、これから巻き起こる激しい揺れで、黄色く濁った溜池まで落ちてしまうおそれがあるからだ。
ピッ♪
ほら、舌を這わす感触が無くなったと気づいた娘は、さっそくボタンを押したようだ。
塩木みたいな男を使用するボタンではない。
今度は多くの洋式便器に備え付けられている、本物のビデというボタンを。
だからか、塩木が乗った洗浄ノズルの先端から、勢い良く温水が噴き出した。
彼が舐めていたマンコを目掛けて、激しい放水が。
「うおッ! くぅぅッ!」
放水しながら機械音と共に、足場が連続して前後に動き続ける。
頭上にある、マンコの上下の間を行ったり来たり。
これは、最後の締めとして、お客様の娘は放水で洗い流しているのだ。
塩木が舐めていた為に付いた、唾液を……。
本来、小さくした自慰用性具である男の唾液は人肌には害はない。
寧ろこの者達の唾液は特別で、肌に艶を与える効果がある。
~なら、何故洗い流しているのか?
それはひとえに、便器の中に住む塩木みたいな小人は汚いと、お客様は思われているからだ。
自分だけならまだしも、多くの人間の排泄したばかりの穴を舐めている舌であるから。
だからこうして最後に、念のため洗い流しているのだ。
せっかく塩木が綺麗にしたというのに、それを無下にするかの如く。
一方で塩木は、マンコから跳ね返る水の飛沫を一身に浴びて身体を洗っていた。
身体や顔に付着した娘の尿を落とすために、多く飛沫を浴びる位置に移動して。
また、口の中にマンコから滴り落ちる水を含んだりして、ガラガラと口の中をゆすいだりもしている。
これがただの水であっても、今の自分には毒になる事を知っているから、間違っても飲み込まないよう気を付けて……。
塩木はこの行為を、自ら進んでおこなっていた。
少しでもお客様に、自分は汚れのない綺麗な者であると見て知っていただくために。
理由は、小さくされたあの日に聞いたから。
――汚く古い備品は全部処分すると。
だからこそ塩木はお客様がビデを使う際、毎回こうして身体を洗っていたのであった。
既にお客様からは、汚いと思われている事は知らず。
して、当のお客様はしばらくの間、自分で腰を動かしたりしながら水を浴び続けていた。
バシャバシャとした勢いのあるビデの放水を――全てマンコで受け止めて。
……そんな中、
《……て……たす……け》
水の放水音に混じって、何処からか人の声らしきものが塩木の耳に入ってきた。
「な、なんだ? 人の声がしたような……」
確かに聞こえた人の声。 首だけを動かし辺りを探すが、どこにも人らしき姿はない。
「ま、まさか! 口から吐き出された人の声か? ――生きていたのか⁉」
塩木はすぐさま眼下の溜池の中を確認する。
……だけど違った。 どう見ても事切れているようで、プカプカとうつ伏せのまま浮いている。
「……違うな、気のせい……だったのだろうか」
そう思い、これ以上探すのはやめてしまう塩木だったのだが、娘がビデの放水を止めた際、決して気のせいではなかったのだと思い知る事になる。
《たす……け…て……くれぇ…………》
「――やはり聞こえるぞ! 何処だ? 何処から声が!」
何故なら放水がなくなったからこそ、巨大な尻で密封された便器内に、今度こそハッキリと人間の男の声が聞こえたからだ。
さらには――
「ぐあぁぁぁッ! くそう、こんな近くでおならを……ん?――えッ!」
娘のおならと共に、肛門から上半身だけを外に飛び出し、その姿を現したからだ。
「ゴホッ! ゴホッ! そ、そうか……この尻穴の中からの声だったのか……」
そんな男の姿に、塩木は大して驚いた様子もなく、同情した面持ちでポツリと呟く。
便器内の備品として置かれてから、稀に肛門から飛び出す男を見てきた故に知っているからである。
――排泄物を出しやすくするために、この男を浣腸の道具として入れているという事を。
「ん? 何かお尻の穴から感触が……」
《グアアッ! ア”ァ”ァ”……》
娘はギュッギュッと肛門に力を入れて、尻の穴に感じる異物感を確かめているようだ。
こうした行為に上半身だけを肛門の外に飛び出している男は、体を締め付けられ、苦しそうな悲鳴を上げている。
「あーもしかしてこれって、浣腸のために入れていた小人の感触かも。 でも何で勝手に外に出てきてるのよ。 せっかく奥の方まで挿入していたのに」
娘本人は忘れているようだ。 自分が便器に座ってから、排泄物を出そうと息んでいた行為を。
この男は、娘の力強い息みと同時に、肛門の穴奥からズルズルと出口の穴付近まで追いやられていたのだ。 男の意思とはまったく関係なく。
そんな男に対して、ブツブツと文句を言っている娘。
自分のした行為のせいであるのに、あんまりである。
「はぁ……まあいいや。 とりあえず飛び出た浣腸用の小人をもう一度入れとかないと」
そう言って娘は、ポチッと便器のリモコンのボタンを押した。
「おわッ! おわぁぁッ!」
すると、塩木が乗っている洗浄ノズルが、マンコの下からお尻の下の位置まで縮んでいく。
男の上半身が飛び出ている、肛門の真下まで。
だからこそ目が合った。 合ってしまった。
肛門から飛び出した男と、塩木の目が。
《うぐぁ……ぁ……よ、良かった……人がいた……。 あ、あんた……すまないが俺を……ここから引き抜いてくれ……たのむ……。 く、苦しくて……たまらないんだ……》
「……………」
塩木は罪悪感に苛まれる。
娘が何の目的で、自分を肛門の真下まで移動させたのかを分かっているから。
「……すまない…………」
《お、おい……何を……押すな……押さないでくれぇ……》
男の両腕をまず最初に穴の中へ入れ、それから頭を押して、グイグイと押し込んでいく塩木。
《やめ……やめろぉ……》
そんな押し込んでくる塩木の手に、男は暴れて抵抗をする。
だというのに、塩木は力を緩める事なく尚も押し込む力を強めていく。
「大人しくしてくれ……お願いだ」
塩木自身、出来ればこの男を助けてやりたいと思っている。
だけど、心を鬼にして押し込まなければならないのだ。
言葉を言わずとも、お客様はそれを求めていらっしゃるから……。
――この飛び出た浣腸用の人間を、もう一度肛門の穴奥に入れろと。
逆らえないのである。
自分よりもかなり年齢の離れた娘子であっても、今や自分は、そんな娘子の排泄をした器官を掃除するだけの、ちっぽけな存在であるため。
この男もそうだ。 現に、肛門の穴にすら敵わないではないか。
故に逆らえない。 例え使用しに来る客が幼女であったとしても、絶対に……。
《うあ”ぁ”ッ! 嫌だッ! いや……だぁぁ……》
塩木の両手で押し込む力と呼応して、肛門の穴が蠢き動く。
少しだけ開いては、ズル……ズル……と着実に男を呑み込んでいっている。
もう――頭だけ。
頭だけが、外に出ている状態にまでなってしまった。
《うぅぅ……お願い……だぁ……助け……てぇ……》
尚も男は泣きながら助けてと懇願する。
……だけども既に手遅れである。
塩木が何をせずとも、肛門の伸縮運動だけで自動的に呑み込んでいっているから……。
「本当にすまない……。 私もこんな事はしたくなかったんだ……。 どうか恨まないでくれ……」
キュッ! と完全に閉じた肛門の穴に向けて謝罪する。
罪悪感で、塩木も顔を涙で濡らして。
「うん、ちゃんと全部入ったようね。 まったく、そんなに外に出たかったら腸内を刺激してくれれば、私のウンチと一緒に出してあげるのに。 ほんとバカよね」
そんな娘の言葉が聞こえた後、ピッというボタン音と共に、ガタガタガタと塩木の乗った洗浄ノズルが、元あった位置まで縮んでいく。
これは、やるべき事を終えた、塩木の仕事の終わりの合図である。
「ふぅ……さてっ」
ギシィッ! と音を立てて天井を覆っていた巨大な尻が離れる。
娘が便器から立ち上がったからだ。
おかげで、新鮮な空気が便器の中に入ってきた。
それでも便器内は、相変わらずアンモニア臭や、おならの臭いがこびりついて残っているのだが……。
コシコシコシ……
立ち上がった後、娘は濡れた股間をトイレのペーパーで拭い、便器の中――男の亡骸の上に投げ捨てる。
娘にとって、この体液を吸い尽くした男の亡骸は、股間を拭いたペーパーと同一の存在なのだろう。
それから娘は、悠々たる動作で下着を上げて穿く。
さらにはショートパンツまで。
これでもう完全に、男は自力では脱出できない。
肛門自体に尻肉で挟みこんだパンツで、封をしてしまったのだから。
ピッ♪
下半身の身だしなみを整えた娘は、おもむろに便器の水を流しだした。
それによって、尿の溜池に浮いていた男の亡骸は、渦に巻き込まれて底穴に呑まれてゆく。
ああ、なんて悲惨な光景か……。
この男もまさか自分の亡骸が、娘の排泄した尿と股間を拭いて汚れたペーパーと一緒に流されるなんて、微塵も思ってもいなかっただろう。
男の亡骸ごと何もかも底穴の中に呑み込んだ後、すぐに新たな水が流れだし、新しく綺麗な溜池を作りはじめる。
ここで行われた残虐な行為が、あたかも無かったかのように。
方や娘は便器の水が元通り溢れゆく様を、まったくの感情のない目で眺めていた。
口で体液を吸い殺した男に思い入れなんて何もない。 ただただ自分が出した尿が、完全に消えたのを確認するため。
「……うん、よし」
すっかり元通り、綺麗な様相を取り戻した便器の中を確認した娘は、くるりと踵を返して退室していった。
……彼らにかける言葉なんてない。
股間の汚れの後始末をした塩木に向けての言葉も。
尿と一緒に流れていった男に向けての、自分が舐り吸い殺した死者に対する手向けの言葉すら――。
しかしそれは娘からすれば当たり前の事。
何しろただこの便器で、排尿をしただけなのだから。
使用者が居なくなったのを認識して、自動で便座の蓋が閉じてゆく。
「うぅ……」
暗闇に包まれた便器の内部、塩木は洗浄ノズルの上で寝ころび、猫のように丸まる。
消費した体力を少しでも回復させるために。
いつでもこの個室に来るお客様に、使われてもいいように。
塩木は待つ。 恐れながら待つ。
彼は便器に備えられた備品がゆえ、この便器を使う次の使用者を。
仄暗い底の中から天を見上げて。
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読んでいただき、ありがとうございます!
小さな者にとっての便器内の仕事というのは、本当に大変ですね。
悪臭に包まれる中、頑張って働いたというのに、感謝なんてされる事はないのですから……酷い('ω')
次のお話は同じタイトル【仄暗い底の中から】で、塩木の元秘書のお話を書いていきますね٩( ''ω'' )و
広域はんい
2022-11-23 04:15:29 +0000 UTCzexcy15
2022-11-23 01:22:26 +0000 UTC