機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』外伝 ~ルナマリアとシュラ~『決着』サンプル
Added 2024-10-26 23:06:34 +0000 UTCシリーズ作 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』 前編 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』 後編 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~合同作戦~ 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~闇に落ちるキラ・ヤマト~ 機機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~ファウンデーションの策略~ 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』外伝 ~ルナマリアとシュラ~ 上記も併せて読んで頂けたら幸いです。 https://www.pixiv.net/novel/series/12610564 シリーズまとめ シュラはそのままパーティ会場を後にしようと、ルナマリアの前から一歩後ずさり始める。その姿を見て、ルナマリアは思わず叫んだ。「ちょっと…どこ行くのよ!」 「トイレだよ…」シュラは軽く振り返りながら、淡々とした声で答える。彼の言葉には、まだ余裕がたっぷりと感じられた。 ルナマリアは、シュラに仕返しをするつもりが、逆に彼に気持ちよくさせられてしまったという事実に腹が立っていた。彼女の心には、シュラへの怒りと、彼に対する屈辱が入り混じっている。しかし、その感情の中に、彼へのさらなる興味が芽生え始めている自分に気づき、彼女はますます自分を追い詰められていく。 「どうしても仕返しがしたいなら、チャンスはあるよ…」シュラは振り返り、冷静な声で言葉を続けた。「2Fの共用トイレ…そこは基本誰も使わないんだ…俺はそこに行く。」まるで彼女を誘うかのように、シュラは最後に一瞥を送り、再び歩き出した。 ルナマリアは、その言葉に激しく動揺しながらも、彼を追いかけるべきかどうか迷っていた。彼女の心には、屈辱と興奮が交錯し、次に彼に会うときに何をすべきかを必死に考えていた。 パーティ会場の片隅で、ルナマリアがまだ自分の感情の整理をつけられないでいると、シンが無邪気に近づいてきた。彼の足音が軽快に響き、まるで何事もなかったかのような様子だ。 「どうした、ルナ?」シンは笑顔を浮かべながら、彼女に軽く声をかける。「ちゃんと手洗ったか?」 ルナマリアは一瞬動揺し、ついシュラとのやり取りを思い出してしまう。彼の無邪気さが、今の彼女には苛立たしい。「…もう!! そんなんだからシュラに負けるのよ!」彼女は不満げにシンを睨みつけた。彼が何も知らずに無邪気に振る舞う姿が、彼女の怒りをさらに増幅させていた。 「え? な、なんであいつの話が出てくるんだよ…?」シンは困惑した表情を浮かべたが、ルナマリアの怒りを理解できていない様子だ。彼はシュラとのやりとりに全く気づいていない。むしろ、彼女が何に怒っているのかすら分かっていないのだ。 「どこ行くんだよ?」シンが後ろから声をかける。 「…トイレよ…」ルナマリアは短く言い放ち、強い足取りでその場を後にした。 「え? トイレって…さっき行ったばっかじゃ…痛っ!」シンは首を傾げるが、その無邪気さにルナマリアは限界だった。彼の鈍感さに、苛立ちが頂点に達し、軽くシンの頭を叩いて、怒りに満ちた表情のまま立ち去った。 シンは一瞬呆然とし、後頭部をさすりながら「なんで怒ってんだよ…」と呟くが、すぐに諦めてしまった。彼は何が起こったのか分からず、ただ立ち尽くしていた。 ルナマリアは急いで階段を上がり、シュラが言っていた2階の共用トイレに向かっていく。彼女の心の中では、怒りがますます燃え上がっていた。「アイツ…このままじゃタダで済まさないから…1、2発思いっきり引っ叩いてやるんだから…」彼女は自分自身に言い聞かせるように呟き、トイレのドアを力強く押し開けた。 そこには、すでに待ち構えていたシュラが立っていた。彼の姿は、どこか余裕を感じさせるものだった。 「待ってたよ…君が来ることは分かっていたよ。」彼の声は落ち着いていて、まるでルナマリアの心の中を見透かしているかのようだ。「あんな男より、俺の方が君に相応しい…」 その言葉に、ルナマリアはすぐさま反発した。「そんなわけないでしょ! あんたみたいなのより、シンの方がよっぽど素敵だわ!」 シュラは冷静に彼女を見つめ、穏やかな笑みを浮かべた。「じゃあ、なんでここに来たんだい?」彼の問いに、ルナマリアは言葉を詰まらせたが、すぐに意を決して答えた。 「アンタを思いっきり引っ叩くためよ!」彼女はその言葉を強く言い放ち、怒りを隠そうとしない。 シュラはそれを聞いて、肩を軽くすくめながら笑顔を浮かべた。「…それは恐ろしい…」その表情には全く恐れなど感じられない余裕が漂っていた。 場面転換:パーティ会場 シンは一通り食事を終え、パーティ会場を見渡しながら立っていた。彼の目は、どこかルナマリアの姿を探しているようだったが、彼女は戻ってこない。 そんな時、ムウがふとシンの横に現れた。「お? 一人か? ルナマリアはどうした?」 シンは肩をすくめながら答えた。「ルナはトイレに行ったまま戻ってこなくて…」 ムウはその答えに軽く眉を上げて、「ふ~ん…まあ、この宮殿は広いしな…もしかしたら迷ってるのかもしれんぞ」と笑いながら言った。 シンは困ったような顔をして「まさか…」と呟いたが、ムウはそのまま会場を見回しながら「まあ、もう少し待ってみたらいいさ」と肩を叩いた。 場面転換:2F共用トイレ 続きは応援プラン限定