NokiMo
hfhefhuewf8fvg
hfhefhuewf8fvg

fanbox


機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』外伝 ~ルナマリアとシュラ~ サンプル

シリーズ作 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』 前編 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』 後編 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~合同作戦~ 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~闇に落ちるキラ・ヤマト~ 機機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~ファウンデーションの策略~ 上記も併せて読んで頂けたら幸いです。 https://www.pixiv.net/novel/series/12610564 シリーズまとめ ブルーコスモスの盟主ミケール大佐の逮捕に協力を申し出てきたファウンデーションを訪れることとなったコンパスの面々。 オルドリン市の戦闘から数日後、キラとラクス、その他コンパスの面々はファウンデーションの首都、エリシオンへ向かっていた。 広大な都市は近代的で美しく、宮殿に到着すると、彼らは豪華な迎えを受けた。 コンパスの面々は宰相オルフェ・ヴァンガード、アウラ女王との謁見を終え、国務秘書官イングリット・トラドールに案内されながら宮殿内を歩く。高い天井には豪華な装飾が施され、壁には古代からの伝統を示すかのような絵画や彫刻が並んでいる。 「こちらが近衛師団の練兵場です」と、イングリットが手を振ると、広々とした中庭に精鋭の兵士たちがサーベルを手にして訓練しているのが見えた。鋭い掛け声が響き、金属がぶつかり合う音が鳴り響く。その中心には、ひときわ異彩を放つ人物がいた。鍛え抜かれた体、鋭い眼差し、そして威風堂々とした佇まい。それがブラックナイトスコードの隊長、シュラ・サーペンタインであった。 「やれやれ、シュラには勝てませんね…」と、負けた兵士が息を切らしながらも、どこか当然のような諦めの表情で言う。彼は汗を拭きながら、シュラに対して敬意を払うかのように頭を下げた。 その瞬間、シュラの鋭い視線がコンパスのメンバーに向けられた。冷静でありながらも、敵意や威圧感ではなく、好奇心や興味が感じられる視線だった。 「彼がブラックナイトスコードの隊長、シュラ・サーペンタインです」と、イングリットが紹介する。高貴な態度を崩さず、シュラは一礼し、口を開いた。 その時、シン・アスカがぽつりと、「へー、隊長って言っても、俺とそんな変わんないんじゃないか?」と、悪気もなく天然な口調で言ってしまった。 「シン!!」ルナマリアが鋭く叱る。彼女の目は怒りと心配が交錯している。 だが、シュラは全く気にする様子もなく、ゆっくりと歩み寄り、コンパスの隊長、キラ・ヤマトに近づいた。 「一手、ご指南頂けませんか?ヤマト隊長」と、静かでありながらも強い意志を感じさせる声で言う。 キラは視線を逸らしながら、「いや、僕は…」と、申し訳なさそうに返す。彼はモビルスーツの操縦においては「最強」と称されるほどの存在だが、生身での戦闘となると、精鋭たちには到底及ばないと自覚していた。 その場のブラックナイツの兵士たちは、キラに対して冷ややかな視線を投げかけ、口々に軽口を叩く。 「へぇー、剣が使えない隊長さんか…」 「コンパスっての、案外大した事ないんじゃない?」 「大した事ないのは、今に分かった事じゃないだろ」 イングリットがすかさず、「客人に失礼ですよ!あなた達!!」と厳しい口調で咎めるも、兵士たちはどこか面白がっているようだった。 キラは言い返すこともできず、少し俯いた。その様子を見たシンは、前に出てキラの前に立ちはだかる。 「隊長…ここは俺が…!」彼はすぐにサーベルを手に取り、シュラに対峙する構えを見せた。 シンは軍での訓練を経ており、剣術にも優れている。その鋭い眼差しは、キラを馬鹿にした者たちに対する怒りを隠してはいなかった。彼にとって、キラは尊敬する隊長であり、馬鹿にされることが許せなかったのだ。 「シン!!」キラが止めようとしたが、その肩にムウが手を置き、穏やかに、「…やらせてやれ…」と一言。 ムウはシンの感情を理解し、彼がここで奮起することを尊重したのだ。 訓練場に静寂が訪れ、シンとシュラの剣が、互いに向き合った。 広がる緊張感の中、シュラ・サーペンタインは静かにサーベルを構え、無駄のない動きで一歩前に踏み出した。彼の鋭い目がシン・アスカを捉える。まるで敵の心を見透かすような、冷静で落ち着いた瞳だ。 「近衛師団長、シュラ・サーペンタイン。」 短く自己紹介するその声には威圧感があったが、余計な感情を見せず、ただ静かに構えている。対するシンは、その圧力に負けじと力強く返す。 「ヤマト隊の、シン・アスカ!」 シンもサーベルをしっかりと握りしめ、身を低く構えた。筋肉が引き締まり、全身に戦いへの意志が漲る。すぐさま距離を詰め、シンが鋭い一撃を放つ。それはまさに猛攻と呼ぶにふさわしい。サーベルが風を切り、シュラに向かって斬りかかる。連続する斬撃、切れ味鋭いその動きは、シンの剣術の高さを如実に表していた。 だが、シュラはそれを涼しい顔でいなしていた。身のこなしは軽やかでありながら正確無比。まるで風に舞う葉のように、シンの攻撃を流れるように避けていく。シンの鋭い斬撃が届くかと思えば、その直前でシュラはさらりと体をずらし、攻撃の軌道を外してしまう。 「シン…」 恋人のルナマリアが心配そうに呟く。彼女の目には、シンの強さを知っているからこそ、シュラの余裕ある立ち回りが不安を募らせていた。 シュラはさらなる一撃を避けた直後、まるで瞬時に消えるかのような動きでシンの背後へ飛び込んだ。その動作はあまりにも速く、シンも驚く暇さえなかった。次の瞬間、シュラのサーベルが鋭く振り下ろされ、シンのサーベルは空高く弾き飛ばされてしまった。 「…っ!」 その瞬間、冷たい鋼がシンの首元に触れた。シュラのサーベルだ。絶対的な勝利を宣告するかのように、シュラの剣がシンを抑え込んでいる。 「くっ…」 シンは悔しさを滲ませ、歯を食いしばった。自分の腕前に自信を持っていたはずが、まったく歯が立たなかったことに愕然としていた。 周囲では、ブラックナイツの兵たちが嘲笑を漏らしている。 「なんだ、やっぱり大したことないな…」 「結構もった方じゃない~?アハハハハ♪」 彼らの笑い声は、まるでシンを嘲るように響いていた。シンの剣術は決して未熟ではなかった。それどころか、一流の兵士として認められるほどの腕前だった。それでも、シュラには到底及ばなかった。 シュラはゆっくりとサーベルを下ろしながら、独り言のように呟いた。 「やはり…アスラン・ザラが最強か…」 その言葉に、シンの顔が一瞬で真っ赤になる。 「はぁ!?誰があんな…!」 怒りが爆発しようとした瞬間、キラが一歩前に出て静かにシンを制した。 「やめろ!シン!!」 その言葉に、シンは何とか怒りを抑え込んだが、その視線は未だにシュラに向けられ、手は震えていた。 シュラはそんなシンの怒りを無視し、再びキラに目を向けた。彼はサーベルの先をゆっくりとキラに向けながら、挑戦的に言い放つ。 「アナタの指揮下で戦うのが楽しみだ…」 その言葉には、明確にキラを自分よりも弱い者として見下しているニュアンスが含まれていた。キラはその冷たい視線を受けながら、何も言わずに立ち尽くしていた。 イングリットが慌てて間に入り、「やめてください!サーペンタイン団長!!」と、厳しい口調で止めに入る。 シュラは軽く一礼し、サーベルを下ろすとその場から立ち去ろうとした。 シンは地面に叩きつけられたサーベルを拾い上げながら、拳を握りしめ、「クソー!!次やったら…絶対に…!!」と悔しさを滲ませる声で呟いた。 ルナマリアはため息をつきながらシンに近づき、彼を諭すように言った。 「やめなさいよ、シン。あんな変なやつ相手にするだけ無駄よ…」 続きは応援プラン限定


Related Creators