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機機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~ファウンデーションの策略~ サンプル

本作品は忠実な再現を避けてますが、 若干のネタパレ要素も含まれてる為ご注意ください。 前作、 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』 前編 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』 後編 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~合同作戦~ 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM『ラクスの想い』~闇に落ちるキラ・ヤマト~ 併せて読んで頂けたら幸いです。 キラ・ヤマトのフリーダムガンダムは、いるはずのないミケールの幻影に引き寄せられ、最大速度で向かっていた。しかし、その先はユーラシア領内、立ち入りが厳しく禁じられたエリアだった。普段のキラなら、決して踏み入れることのない領域だが、今の彼には判断力が完全に欠如していた。それはブラックナイトスコード隊の精神攻撃の影響によるもので、彼の意思はその影響下にあった。 「隊長!!戻ってください!!隊長!!」シン・アスカは必死にキラを止めようと声を張り上げたが、その呼びかけは届かない。戦略情報室も一気に緊張が高まり、オルフェ・ラム・タオは厳しい顔つきでモニターを睨みつけていた。ユーラシアの将校たちは怒りに燃え、ラクス・クラインに詰め寄る。 「どういう事です!!総裁!!」ユーラシア将校の一人が怒鳴り声を上げた。その声は怒りと不安で震えていた。ラクスはすぐに通信モニターに向かい、必死にキラに呼びかける。 「フリーダム、ただちに引き返してください。……キラ!!」ラクスの声は焦りと愛情が入り混じったものであったが、今のキラにはその声さえも届かない。それどころか、ラクスの声は彼の心に響かず、何も意味をなさないものになっていた。 一方で、ユーラシア軍は国境を越えて接近するフリーダムに対し、威嚇射撃を開始した。ラクスは痛切な叫びを上げた。「待ってください!!キラを撃たないで!!」その声は悲痛に満ちていた。彼女は信じていた、キラがこんなことをするはずがないと。彼が平和の象徴であることを、ラクスは誰よりも理解していた。 フリーダムは威嚇射撃を軽々と避けながら進み続ける。その機敏な動きは、まるでこれまでの戦いの集大成のようであり、その圧倒的な技量を見せつけていた。しかし、キラの目には、ユーラシア軍がまるで敵であるかのように映っていた。そして、彼の心に迷いはなかった。 「…っ!!抵抗するのかっ!!」キラは怒りに満ちた声で叫び、瞬時にユーラシア軍の警備モビルスーツ複数をロックオンした。 「隊長ダメだ!!」「おい!キラ!!やめろ!!」「駄目よ、キラくん!!」シンの声、ムウ・ラ・フラガ、マリュー・ラミアスからの通信が重なり、全員が必死にキラを止めようとした。しかし、彼の決意は固く、「…平和の為に…ラクスの為に……ここで…」キラの声は冷酷で、もはや理性を失っていた。 ラクスは涙を浮かべながら必死に叫んだ。「キラ、キラ!!」しかし、その叫びも無情に消え去り、キラは「…終わらせるっ!!」と断言し、フリーダムガンダムから一斉にビームを放った。その瞬間、ユーラシア軍のモビルスーツは次々と爆発し、国境付近にいた部隊は瞬く間に殲滅された。 「……これは明確な侵略行為だ!!!」戦略情報室のユーラシア将校の怒号が響き渡る。彼らは激怒し、その怒りは収まることなくラクスに向けられた。ラクスはなんとか状況を落ち着かせようと努めるが、ユーラシア将校たちの怒りは燃え上がる一方だった。 「キラ!キラ!聞こえないのですか!?」ラクスは再びキラに呼びかけた。その声には切実な願いが込められていた。そして、ついにキラからの通信が返ってきた。 ラクスは一瞬、安堵の気持ちが心をよぎったが、キラの言葉がそれを打ち砕いた。「大丈夫…敵は殲滅した。……あとはミケールだ!ここであいつを逃がすわけにはいかない!」キラの声は冷たく、彼女の知る優しいキラとはまるで別人のようであった。 ラクスは驚愕と絶望が入り混じり、心が引き裂かれるような感覚に襲われた。彼女の中で複雑な感情が渦巻き、言葉にできないほどの苦しみが広がった。キラが、どうしてこんなことをするのか理解できなかった。 オルフェはすぐに場を収めようと行動に移した。「…これは当方やコンパスの意思ではない…」彼は毅然とした態度でユーラシア将校たちに立ち向かった。しかし、将校たちは怒りを抑えきれず、「ではどういうことなのだ!!説明していただきたい!!」と声を荒げた。 それでもオルフェは冷静さを失わず、状況を説明し、ユーラシア将校たちに落ち着くように促した。その姿は、ラクスにとって今現在、唯一頼りになる存在に見えた。「オルフェ…閣下…」ラクスの声は弱々しく、頼りなさが滲んでいた。 しかし、オルフェの次の言葉が彼女の心を打ち砕いた。「……これは……キラ・ヤマト隊長の……“独断”です。」ラクスはその言葉に、言葉を失い、胸が張り裂けるような痛みに襲われた。 続きは応援プラン限定


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