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彼だけが、雪ノ下雪乃の変化を知っている。

 雪ノ下雪乃が高校を卒業して数ヶ月ほどが経過しており、彼女は大学生になっていた。

 恋人である比企谷八幡が雪乃の学力に合わせられるはずはなく、かといって雪乃もレベルを落とすわけにはいかないので、二人は別々の大学に通っている。

 雪乃は八幡と一緒の大学ではないというのは少し心細かったのだが、こまめに連絡は取り合っており忙しくてたまにしか会えないが、何とか時間を作ってデートなどもしているので、大学生活で不安を覚えることはほとんどなかった。

 しかしそんな彼女にも悩みは存在する。それは雪乃狙いで近寄ってくる男たちの存在だった。

 雪乃のルックスは大学でも非常に目立ち、彼女をサークルなどに誘ってくる男は山ほどいるのだ。

 当然雪乃は八幡との時間と作るためにサークルなどは断っているのだが、それでも諦めずに声をかけて来る男たちはいくらでもいる。


「なぁ雪ノ下さん。この前の話考えてくれた?」


 講義が始まる前に席に着いた雪乃に話しかけてきたこの男もその一人だった。

 名前は滝沢巧という雪乃と同期の大学生であり、以前雪乃に声をかけてきたのだ。


「……サークルなら断ったはずです」

「そんな事言わずに少しだけ顔出すだけでもいいからさー。あ、もしかして人と話すの苦手? だったらサークルに行く前に二人でどこか遊びに行ってオレと話す練習でもしようぜ」


 ぺらぺらと話す滝沢を無視して雪乃は内心で大きなため息をついた。

 同い年相手に敬語を使って壁を作ったつもりなのだが、彼はそんなものを無視して話しかけてくる。


(はぁ……しつこい男ね)


 雪乃は自分の容姿が優れているという自覚があるので、大学に入れば男に声をかけられることも想像していた。

 街中でのナンパなどならば全て無視をすればいい。大学でも二回目以降のサークル勧誘は断りを入れてすぐにその場を去った。

 滝沢に対しても同じように接するつもりだったのだが、彼は講義が始まる前に声をかけてきたので逃げるわけにはいかないのだ。

 必修科目なので今後も声をかけられるかもしれないと今からうんざりしている。


(それにしても……サークル勧誘なんて本当かしらね。下心が丸見えだわ)


 滝沢はチャラついておりいかにも遊び慣れてそうな男。しつこく声をかけてきて隣でうるさくしているので、雪乃からすれば好意的な感情を持つ要素は一切ない。

 流石に鬱陶しくなってきたので「さっさと消えてくれないかしら」と直接言おうとした瞬間に彼は席を立つ。


「まぁ考えててくれよ。じゃあな」


 そう言って彼は雪乃から離れて別の席に座った。


(助かったわ……次からは時間ギリギリにくる必要があるわね)


 講義が始まっても隣にいるようなら席を変えるつもりだった雪乃は内心ホッとしており、サークルを断られた滝沢は内心彼女を諦めていなかった。


(流石にガードが硬いな……だけどあれだけの美人なんだから絶対に俺の女にしてやるぜ……)


 滝沢は雪乃をサークルに勧誘していたが、それはあくまでも雪乃に声をかけるきっかけであり、本当の目的は雪乃を自分の女にすることだった。

 しかし数々の勧誘を断っているだけあって、彼女は非常にガードが硬い。


(焦らずにじっくり行くか……)


 滝沢は講義が始まっても雪乃をどうやって自分の女にするのかだけを考え続けるのだった。



 雪乃が滝沢に声をかけられて1週間後。

 彼女は大学の近くにある喫茶店でレポートを作成していた。


(……よし、これで終わったわね。時間は……まだ大丈夫みたい。少し休憩しようかしら)


 レポートを書き終えた雪乃が店員に追加の紅茶を注文する。

 今日は久しぶりに八幡とのデートをする日。待ち合わせは午後3時だが今は午後2時なので、少しだけここで時間を潰していくつもりだった。

 紅茶が来たので読みかけの本でも読もうかと思って鞄から本を取り出すと、雪乃の隣にいきなり誰かが腰かけて来る。


「あー……雪ノ下さん。この前はごめんな」


 その人物は以前声をかけてきた滝沢だった。


(まさかこんなところでも声をかけて来るなんて……この喫茶店は気に入っていたのにもう来ないほうが良いのかしら。いえ、でも……)


 声をかけられて迷惑なのは事実だが、謝罪をしてきたのが気になってしまう。


「なんのことかしら? サークルの勧誘? それともこの前ではなくて今プライベートの時間を貴方に邪魔されていることかしら?」


 気になったのは事実だが八幡とのデート前に声をかけられてしまい口調が強くなってしまう。


「いやぁ、サークルの勧誘もそうだけど彼氏がいるのに一緒に遊びに行こうぜなんて言っちまったからさ。○○大学の比企谷って男と付き合ってるんだろ?」


 滝沢の言葉に内心雪乃が焦る。

 男避けのために自分に恋人がいる事は隠していない。とはいえ恋人がいるか聞かれたら答えるだけあり、自分から恋人がいる事を言いふらしたりはしない。

 彼氏の詳細を聞かれても自分のプライベートを必要以上に話したくないので、八幡の名前や彼が通っている大学の名前も出したこともない。何より同じ大学に恋人がいないので、男避けの嘘だと思っている者達も多いくらいだ。

 しかし滝沢は八幡の名前を知っていた。


「どうして……」

「いや、マジでごめん。どうしても雪ノ下さんと仲良くなりたくて、同じ高校の奴に色々聞いちまったんだよ」


 そう言われて雪乃は納得した。

 高校の時から八幡とは付き合っていたし、周囲にもバレていたので知っている者は多いだろう。

 しかし自分のプライバシーを暴かれたのはいい気分ではない。


「そう……謝罪が済んだのならもう帰ってくれるかしら?」

「それなんだけどさ……雪ノ下さんの彼氏ってマジで比企谷八幡って男なのか?」

「私が誰と付き合っていようとあなたには関係ないでしょう」

「そうなんだけど……いや、やっぱり別人かな。雪ノ下さんみたいな美人が彼女なのに……いや、でも実際に……」

「なによ。言いたいことがあるならはっきり言いなさい」

「それなら言うけど……その比企谷って奴、合コンに参加しまくっていろんな女と遊んでるらしいぞ。ほら、これ見てみろよ」

「なにを言って――え?」


 八幡が合コンなど全くイメージできないので雪乃は信じていなかったが、滝沢が自分のスマホを見せて来る。

 そこには合コンに参加している八幡が確かに映っていた。

 彼は二人の女性に挟まれている。二人共薄着であり雪乃よりも遥かに胸が大きい。


「こ、これは……」

「合コンに参加した先輩が撮った写真なんだけどさ……雪ノ下さんの彼氏って本当にそいつ?」


 あまりにもショックを受けた雪乃が素直に頷いてしまう。

 八幡は二人の美人に挟まれて戸惑っているように見えるが、彼の視線は左隣に座る女性の胸元に……大きく露出した谷間に釘付けになっていた。

 右隣の女性は八幡の腕に抱き着いて、豊満な乳房をムニュムニュと押し付けている。


「……」


 雪乃は無言でスマホを取り出すと八幡に電話をかける。


「もしもし。どうした雪ノ下?」


 数回のコールが鳴った後に八幡の声が聞こえてくる。


「比企谷君、合コンは楽しかったかしら?」

「な――っ!?」


 ストレートに尋ねると八幡が息を飲んだのがわかった。

 そして恋人である雪乃は今の反応だけで八幡が合コンに参加したのは事実だとわかってしまう。


「私よりも随分とスタイルのいい女性二人に挟まれて情けない顔をしているわね。目の腐り方がハリウッド級と褒めたことがあるけど、この写真に写るあなたの目は随分とギラギラしているわ。私にはないモノを見られてそんなに嬉しかったのかしら。室内で良かったわね。外なら通報されていたかもしれないもの」

「い、いや待て雪ノ下! それは万乳引力の法則で目が引き寄せられただけで――」

「ところで比企谷君。急用ができたから今日のデートは中止よ」


 それだけ言って雪乃は通話を切ると、そのままスマホの電源も切ってしまった。

 隣では滝沢が申し訳なさそうな顔になっている。


「あー……な、なんかごめんな。てゆーかマジで彼氏だったのかよ。あんな最低な男が雪ノ下さんの彼氏とか半信半疑だったって言うか……いろいろと酷いことも言ってたみたいだしさ」

「……酷いこと?」

「あ、いやなんでもない――」

「いいから言いなさい」

「その……俺の彼女は胸が小さいからヤってもつまらないとか、あいつよりも胸がデカくてかわいい女が自分に惚れてたからそっちにしておけばよかったとか……」


 言葉のナイフが次々と雪乃の心を抉っていく。

 落ち着くために紅茶を飲もうとするが、想像以上に動揺していたのかカップを掴み損ねて倒してしまった。


「あ――」

「おいおい、マジで大丈夫かよ? すいません、店員さーん!」


 テーブルに紅茶が零れて雪乃の服も汚れてしまう。

 今日の服装はガーリーな雰囲気の青色カーデに白ワンピ、カゴバッグにベレー帽とぱっと見お嬢様ルックな装い。

 八幡と付き合って初めてデートをした時と同じ服が紅茶で汚れていき、あの日の想い出まで汚れていくような感覚。

 テーブルを拭く店員や隣で気遣ってくれる滝沢の声も今の雪乃には届かなかった。



 喫茶店での出来事から1時間後。

 雪乃は服を汚してしまったので、滝沢の部屋に避難することになった。

 服はドラム式の洗濯機で洗濯中であり、シャワーも借りたので身体も綺麗になっている。

 ドライヤーで髪を乾かしているとようやく彼女は落ち着いてきて、今の状況を少しだけ冷静に考えられるようになった。


「男の人の部屋に連れ込まれたというのはやっぱりまずいわよね……」


 八幡以外の男に部屋に入るなど当然初めてで緊張してしまうし、何より恋人がいるのに他の男の部屋でシャワーというのはまずい気がする。

 だが今の雪乃はまともに物事を考えられる状況ではなく、むしろヤケを起こしていると言っても過言ではない。

 それゆえに髪を乾かすと使っていいと言われた黒い無地のTシャツを羽織ると、下着も付けないで彼の元に戻った。


「シャワーありがとう滝沢君」

「ああ……ほら、こっちにこいよ雪乃」


 滝沢はボクサーパンツ一丁になってベッドに腰かけており、自分の横をポンポンと手で叩いた。

 下の名前で呼ばれているにもかかわらず、雪乃はふらふらと引き寄せられるように彼の隣に座るとすぐに抱き寄せられる。


「あ――」


 八幡よりも遥かに逞しい腕に抱かれて、雪乃はもう逃げられないことを悟った。


「あんなバカ彼氏の事なんてオレが忘れさせてやるからな」

「ま、待って滝沢君。やっぱり――んむっ♡ ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ んむううっ♡ んうううううううっ♡」


 滝沢は雪乃を抱きしめて唇を重ねる。

 舌を絡めるディープキスを仕掛けてお互いの唾液を交換し合うが、雪乃はした事もないキスで混乱していた。


(な、なにこれ♡ いつものキスと違う――んっ♡ す、すごい♡ こんなの初めて……♡)


 雪乃は訳が分からないままキスを受け入れて、初めての快楽に思考が溶かされていく。

 何も考えられない雪乃とは裏腹に、滝沢はこの状況に内心歓喜していた。

 滝沢は雪乃を自分のセフレにするために先ほどの写真を用意したのだ。

 雪乃は高校では目立っていたので交友関係を調べるのはそこまで難しくはなく、高校時代の友人や現在の恋人も調べる事が出来た。

 そして八幡の存在を知ると、彼と同じ大学の友達に連絡を取って、八幡を無理矢理合コンに参加させたのだ。

 八幡の両隣に座っていた巨乳の二人も滝沢の女友達であり、彼とイチャついている写真を撮ってもらい雪乃に見せつけた。

 効果は抜群であり、滝沢はこうして雪乃をお持ち帰り出来たのだ。


(へへ、やっと雪乃とキス出来たぜ。ディープキスには慣れてないのか? だったらオレが教えてやる!)


 強弱をつけて雪乃の唇の感触を堪能し、舌を絡めて口の中を隅々まで舐めまわしていく。

 ねっとりとした唾液の糸を作って二人の唇が離れると、滝沢は雪乃のTシャツを脱がせて彼女を裸にしてしまった。


「あ……」


 雪乃は思わず両手で胸を隠してしまう。

 先ほどの八幡の言葉で自分のスタイルに対して自信を失ってしまったのだ。

 もちろんその言葉は滝沢の嘘だが、今の雪乃はそのことに気付けない。


「なんで隠すんだよ?」

「ち、小さいでしょう? こんな胸じゃ抱いてもつまらないわ。飽きられるのも当然――きゃっ♡ 滝沢く――んっ♡ ふあああっ♡ ひあああああああっ♡」


 滝沢は雪乃をベッドに押し倒すと、彼女の乳房を両手で撫でまわすように揉みしだいていく。

 膨らみがほとんどないつつましい胸に掌を押し付けて撫でまわした後に、指を沈めて確かに存在する柔らかさを楽しんでいく。


「んっ♡ やめて――ふあっ♡ 胸は――あんっ♡ んっ♡ ふあっ♡」

「クズ彼氏に言われたことを気にしてんのか? そりゃあ魅力的な巨乳もいるけど、あの写真の女はデカくて下品なだけだ。どうせ酒臭くて抱く気も失せるような女だろ。それに比べたら雪乃は最高だぜ。肌はスベスベで甘い匂いもするし、胸の感度も抜群で可愛い声も聞かせてくれるしな。もっと聞かせてくれよ」

「そ、そんなことを言わないで♡ ふあっ♡ ダメ――ふあああっ♡ んああああああっ♡」


 滝沢は雪乃の乳首をしゃぶって乳輪にも舌を這わせていく。

 乳首を唇で挟んで甘噛みし、口の中でコロコロと転がしていくと雪乃は甘い声が止まらなくなった。

 左手で乳房を揉みしだき、右手は雪乃の太ももを撫でまわして尻の方も揉みしだいていく。

 両手と口を使った乳房と胸の三ヵ所同時責めなどされたことのない雪乃は、未知の快楽に戸惑いながら喘ぐことしかできなくなっていた。


「ふああっ♡ んっ♡ やめて――んっ♡ や、やっぱり駄目よ♡ こんなことは――ふあっ♡」

「そんな声を出すってことは気持ちいいんだろ? 彼氏とどっちが気持ちいい?」

「それは――んっ♡ い、言えないわ♡ ふあああっ♡ 許して滝沢く――んうううううううっ♡」

「それってもう言ってるようなもんじゃん」


 滝沢は尻を揉みしだいていた右手を雪乃の股間に伸ばす。内ももを少し撫でた後に秘部に触れると、そこはもう愛液が溢れて来ていた。

 指を一本挿入して上の方を軽く擦ると、雪乃の身体がビクンっと大きく跳ねる。


「ああああっ♡ ふあああああああああっ♡ ゆ、指を入れないで♡ んひいいいっ♡」

「オラ、正直に言え! 彼氏にされるより気持ちいいだろ!? 正直に言うまでやめねーぞ!」

「んあああっ♡ わ、わかったわ♡ み、認め――んっ♡ 認めるからやめて♡ あなたにされるほうがずっと気持ちいいわ♡ こんなの初めてでおかしくなってしまいそうなのよ♡ ああああっ♡ ひあ――ああああっ♡ また激しくっ♡ ふあああああああああっ♡」

「素直になれたご褒美にイカせてやるぜ」


 正直に言ったにもかかわらず滝沢の愛撫は激しさを増していく。

 乳首と秘部の三点責めで雪乃は大きな快楽がこみあがってくるのがわかった。


「ああああっ♡ ダメっ♡ こんなの知らないわ♡ やめて――ひあああああああっ♡」


 ぷしゅっと雪乃が潮を噴きながら絶頂した。

 腰をガクガクと震わせながら絶頂の余韻に浸っており、口をパクパクさせて何も考えられなくなってしまう。


「はぁ……♡ はぁ……♡ い、今のは……んっ♡ な、なに……♡」

「もしかしてイクのは初めてなのか?」

「イク……? 今のがエクスタシー……というものなの?」


 絶頂という言葉は知っているが、雪乃はそれを経験したことが無かったのだ。


「おいおいマジかよ……雪乃の彼氏ってオス失格だな」

「そ、それは言い過ぎでしょう? 私もヴァージンだったし、こういうことは回数を重ねて慣れていかないと中々――」

「そりゃ感じにくい女とか最悪不感症の女とかもいるだろうけど、こんなに感度のいい極上の女をイカせられなかったのは正真正銘の雑魚オスだろーが」


 そう言われると雪乃は何も言い返せない。

 今までのセックスに特に不満はなく、お互いに処女と童貞だったので絶頂を経験するのは当分先だと思っていたのだ。


(私って……感度が良かったの? それならどうして比企谷君は……やっぱりテクニックの差なのかしら……?)


 八幡はオスとして弱すぎるのかもしれない。

 雪乃の頭にそんな考えがよぎったのと、滝沢が雪乃の股を開いて正常位で挿入しようとしたのは同時だった。


「あんっ♡ ま、待って♡ それだけは――ひっ♡ な、なによそれ……♡」

「ここまで来て止まれるわけないだろ。へへ、やっぱりカレシは租チンかよ。オレが本当のセックスを教えてやるぜ」


 滝沢の肉棒は八幡のモノよりも二回り以上は大きい。あんなものを挿入されたら壊れてしまうのではないかと雪乃は恐怖してしまう。

  自分に覆いかぶさって正常位で挿入しようとしてくる滝沢の胸に両手を当てて、グイグイと押し飛ばそうとするが男の力にはかなわない。


「ま、まちなさい――あんっ♡ こすりつけないで♡ それにコンドームもしないで――ふあっ♡ ああああっ♡」

「記念すべき雪乃との初セックスなんだから生ハメ中出しに決まってんだろ。どうせ彼氏も巨乳の女子大生と生ハメ楽しんでるんだろうし気にすんなよ」


 そう言われた瞬間に雪乃の全身から力が抜ける。

 八幡も他の女と楽しんでいる。八幡にとって自分の身体は抱く価値がない。けれど目の前にいる男は自分の身体を求めてくれている。

 そう思った瞬間に、めりっと鈍い音がして雪乃の膣内に肉棒が挿入された。


「あ――んぎっ♡ んううううううっ♡ お、大きい――んああああああっ♡」


 自分のモノとは思えない声が自然と漏れてしまう。

 焼けた鉄の棒でも入れられているかと錯覚してしまうほど熱くて硬いものが入ってくると、雪乃は処女喪失よりも激しい痛みに襲われた。

 身体が裂けてしまうのではないかと思うほどの痛みなのだが、肉棒が入ってくるにつれて痛みが甘い痺れに変わっていき、全身が多幸感で満たされていく。


「キツいな……マジで処女じゃねーのかよ。奥の方とか硬すぎるし、彼氏はここまで届かなかったのか? 雑魚オスの租チンなんてすぐに忘れさせてやるぜ……!」

「あああっ♡ も、もう入ってこないで♡ それ以上入れないで――ふあああああああああっ♡」


 肉棒が根元まで挿入されると、雪乃はシーツを掴んで絶叫して背中がベッドから浮いてしまった。

 先ほど絶頂した時と同じように口をパクパクさせて何も考えられなくなるが、身体は無意識に挿入されている肉棒を締め付けている。


「ふぅ……ようやく入ったぜ。キツイけどチンポに絡みついてきて最高――うっ! 気を抜くと暴発しちまいそうだ。動くぜ雪乃」

「んひいいいいっ♡ 動かないで――ちゅっ♡ れりゅうううう♡ んうううっ♡ んむううううっ♡」


 滝沢は雪乃に唇を重ねながら抱きしめて、肌を密着させながら腰を打ち付けていく。

 お互いに汗をかいているので触れ合っているだけでぬるぬると滑って気持ちよくなり、彼女を強く抱きしめて全身で柔らかさと温かさを堪能していく。

 舌を絡め合わせながら雪乃の口内を隅々まで舐めていき、彼女の心と身体に自分というオスを刻み付けていく。


「あんっ♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡ は、激しい――ふああああっ♡ もっとゆっくり動いて♡ ああっ♡」

「おいおい、十分ゆっくりだろ? いままでどれだけ退屈なセックスしてたんだよ」

「ああああっ♡ い、今までだって満足していたわ♡ だけどこれは――んあああっ♡ こんなセックス知らないのよ♡ んあっ♡ ペニスの大きさも激しさも全然違うわ♡ あなたの方がすごい♡ すごく気持ちいいの♡ あああっ♡」


 快楽で訳が分からなくなっている雪乃は心の内を素直に吐き出してしまう。

 彼氏である八幡よりも自分の方がオスとして格上だと実感し、大きな優越感に浸りながら滝沢は雪乃の頬にキスの雨を降らせていく。

 頬だけでなくうなじを舐め上げて、耳や脇などにも舌を這わせる。そのどれもが雪乃にとっては初めての経験であり、彼女はあっという間に滝沢のセックスにハマっていく。


「そんなところを舐めないで――ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ ふあああっ♡」

「マジでお前のマンコ最高だわ。へへ、なぁ雪乃。オレとセフレになれよ」

「ああっ♡ な、なにを言っているのよ♡ セフレ――あんっ♡ セックスフレンドなんて許されるわけがないでしょう♡」

「セフレがいるなんて普通だし、お互いに浮気してるんだから気にすんなって。それに身体の相性もオレのほうが良いだろ?」


 痛いところを突かれて雪乃が言葉を失う。

 身体の相性は間違いなく滝沢の方が上であり、セフレになればこの快楽をもっと味わえるというのは心が揺れてしまう。

 しかし八幡への想いが完全に消えたわけではないので、やはりセックスフレンドというのは無理な話だった。


「はぁ……♡ はぁ……♡ や、やっぱり駄目よ……あんっ♡ あなたとはこれっきり――きゃっ♡ な、なにをするの――あんっ♡」


 滝沢は挿入したまま器用に動いて、体位を正常位から四つん這いの後背位に変更した。

 雪乃の尻をがっちりと掴んで、彼女に腰を打ち付けていく。


「ふあああああっ♡ んあああああっ♡ こ、こんな格好でしないで♡ はずかし――いっ♡ ひあああああああっ♡」


 雪乃はまるでメス犬のような格好で犯されて恥ずかしいにもかかわらず、それすらも快楽のスパイスになっている事に気付いてしまう。

 オスの欲望を乱暴にぶつけられるというメスにしか味わえない悦びを生まれて初めて感じており、身体の方はとっくに滝沢を八幡よりも遥かに優秀なオスと認めていた。

 髪を振り乱しながら喘ぐ雪乃は八幡の顔を思い出して快楽に耐えようとするが、子宮口を亀頭で突かれるとあっさり恋人の顔が消されてしまう。


「オラッ! 彼氏にこんなセックス出来ねーだろ! オレのセフレになれ雪乃! セフレになりやがれっ!」

「ふあああ♡ で、でも――んっ♡ 確かに気持ちいいけれど――あんっ♡ ふあああっ♡」

「租チンでテクもない雑魚オスがお前のエロい身体を満足させられるわけねーだろ! それとももう二度とイケなくてもいいのかよ! 彼氏とのオママゴトで満足できるのか!」

「あんっ♡ それは――ふあああっ♡ んあああああっ♡」


 本物のセックスを知ってしまった雪乃は、もう八幡とのオママゴトでは満足できないなどわかりきっていた。


「~~~っ♡ な、なるわっ♡ あなたのセックスフレンドになるっ♡ ああああっ♡ だ、だからもっと――んひいいっ♡ ふあああっ♡」


 雪乃のセフレ宣言を聞いた滝沢は、彼女を押し倒して寝バックでラストスパートをかけていく。

 全身で彼女を押しつぶして蹂躙しながら、子宮にマーキングすべく腰を打ち付ける。雪乃の唇も奪って舌を絡めながら、最高に気持ちいい射精に向けて駆け上がっていく。


「出すぞ雪乃……っ! これでお前はオレの女だっ!」

「ちゅっ♡ ちゅるるうう♡ 出してっ♡ ふあああっ♡ あなたのザーメンで私の中を満たして♡ んあああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ふあああああっ♡ 熱いのが出てるっ♡ んっ♡ ひあああああああっ♡」


 熱いゼリーのような精液を子宮に注がれて雪乃が絶頂した。

 全体重をかけた寝バックの種付けプレスで、滝沢は腰を何度もグイグイと押し付けながら精液を放出していく。


「おお……彼氏のいる女に中出し――うっ! 溜まんねぇ……!」


 恋人がいる女。それもレベルの高い極上のメスに中出しする優越感に浸りながら、滝沢は最後の一滴まで気持ちよく精液を放出した。

 どぴゅっと特別濃い精液を出して射精が止まると、二人の身体がぶるっと震える。ねっとりとした唾液の糸を舌同士に作りながら唇が離れると、滝沢は雪乃から肉棒を抜いてベッドに仰向けに倒れこんだ。


「ん……♡ はぁ……♡ はぁ……♡ お腹……熱いわ……♡」


 雪乃はうつぶせのまま荒い呼吸を繰り返して動くことができなくなっている。

 ごぽっと大量の精液が膣からあふれてきているのだが、子宮にはたっぷりと精液が入っているのがわかった。

 中出しされて絶頂するという幸福の余韻に浸っていると、滝沢が雪乃を抱き寄せてきた。


「あ……♡」


 自分にメスの悦びを教えてくれたオスに抱き寄せられて、雪乃は恥ずかしさと同時に嬉しさを感じてしまう。

 彼の足に自分の足を絡めると、ぴったりと寄り添って肌が触れ合う部分を少しでも増やしていく。


「ふぅ……これでお前はオレのセフレだからな」

「……ええ、わかっているわ滝沢君♡ でもこんなに胸のない女でいいのかしら♡」

「雑魚オスの好みは知らないけどオレは雪乃をセフレにしたいんだよ」


 恋人ではなくセフレと言われているのに雪乃はときめいてしまう。

 自分を構ってくれて気持ちよくしてくれる優秀なオスに求められたことで、メスの部分が疼いて彼に惹かれているのだ。


「次は雪乃の家でヤろうぜ」

「私の家……構わないわよ。一人暮らしをしているから気兼ねなくセックス出来るわ♡」


 自分の家でセックスをすることも許可してしまい、今から次のセックスが楽しみになる。

 二人はその後もしばらくの間甘々なピロートークを楽しんだ。

 ちなみに八幡は雪乃を怒らせてしまい、スマホも通じないのでひたすら彼女がいる心当たりのある場所を走り回っていた。

 デートをした場所や雪乃の家などを汗だくになりながら回ったのだが、当然滝沢の部屋にいる雪乃を見つけることはできなかった。



 雪乃が滝沢と浮気セックスをした数日後。

 彼女は約束通り滝沢を自分の部屋に招くことになった。


「へぇ……随分と良い所に住んでるんだな。防音もしっかりしてそうだしオレの部屋でするよりもここでヤッたほうがよさそうだ。雪乃の声はデカいから隣の奴に声を聴かれてたと思うぜ」

「っ♡ あ、あなたのせいでしょう♡ 自分があんな声を出すなんて知らなかったわよ。でもそう言うことなら基本的にはここでした方がよさそうね。滝沢君以外に声を聞かれたくないもの……♡ 防音がしっかりしているホテルも探しておくわ」

「嬉しいことを言ってくれるじゃん。でも防音がしっかりしてるラブホって高いだろ?」

「そんなことを貴方が気にする必要ないわよ」


 それはホテル代を全て自分が支払うという意味に他ならない。

 関係を持って数日だというのに自然と自分に貢ぐ思考になっている雪乃を見た滝沢がいやらしい笑みを浮かべる。

 そしてさらに彼女を自分の好みに染め上げるべく、滝沢は手に持っていた紙袋を彼女に手渡した。


「今日は雪乃にプレゼントを持ってきたぜ」

「プレゼント? そんな、悪いわよ」

「セフレになった記念だからいいんだよ」

「そ、そうなのね。そういうことならありがたく――っ♡」


 内心では大喜びで袋を受け取った雪乃は、中身を見て思わず驚愕してしまった。

 そんな雪乃の反応を見て滝沢がいやらしい笑みを浮かべている。

 袋の中に入っていたのは紫のド派手な下着だったのだ。

 いつも雪乃が身に付けている清楚なタイプとは真逆で、見るからに男を誘うために身に付ける類の下着だろう。


「これ……」

「この前ヤッた時のブラとパンツが地味過ぎたから、オレ好みのエロいやつを買ってきたんだよ」

「あなたの好み……ふふ、そういうことだったのね。ありがとう」


 滝沢の好みという理由だけで雪乃は彼に感謝する。

 そして袋を床に置くとその場で服を脱ぎ始めた。


「お、ここで着てくれるのか?」

「ええ。すぐに見たいでしょうし……着替えているところも見たいのでしょう?」

「流石はオレの女だ」


 滝沢はソファに座ると、雪乃の着替えを舐めまわすようにじっくりと見て楽しむ。

 彼の視線で肌が火照っているのを感じながら、雪乃は焦らすように服を一枚ずつ脱いでいった。

 服を全て脱いで下着だけの姿になる。今日彼女が身に付けていたのは薄いライムグリーンの下着。

 かつて八幡に見られた時と同じような色で、可愛らしいが悪く言えば地味な下着だ。

 雪乃はブラを外すとポイっと投げ捨てて、紫のブラジャーを身に付ける。

 ショーツも脱ぐ際はわざわざ片足ずつ足を抜いて、履く際はゆっくりと上げて大事なところを見せつけながら着替えていく。


「ふぅ……どうかしら?」


 色気たっぷりのセクシーランジェリーを身に付けた雪乃に滝沢は見惚れてしまう。

 そして彼女が完全に自分の女になった事と、これから思う存分汚せることに興奮していく。

 立ち上って彼女に近づいていくと、雪乃の視線が滝沢の股間に向かう。

 彼の肉棒は服の上からでもわかるほどに勃起していたのだ。


「思った通り似合ってるぜ雪乃」

「……♡ そういうことを素直に言って貰えるのは嬉しいわね♡ 今度からはこういう下着を買って身に付けておくわ♡」

「彼氏は褒めてくれないのかよ?」

「アレはひねくれてるから素直に褒めてくれないのよ……んむっ♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡」


 滝沢が雪乃を抱きしめて唇を重ねる。

 雪乃は何も言われなくても服の上から肉棒をすりすりと優しく擦っており、それだけで射精してしまいそうなほど滝沢は興奮していた。

 しかしこのまま出すのは流石にもったいないと判断した雪乃は、ねっとりとした唾液の糸を作りながら唇を離してキスを中断する。


「もう大きくなっているわね♡ ベッドに行きましょう♡」

「ベッドまで待てるかよ。ここでやるぜ」

「え? リビングでなんて――んむっ♡ んううううっ♡ れりゅうううう♡」


 滝沢は右手で雪乃を抱きしめてキスをしながら、左手はショーツの中に入れて秘部をかき回す。そこはもう愛液で湿っており、キスをしながらの手マンで愛液はどんどん溢れてくる。


「あんっ♡ ふあああっ♡ そこは――んっ♡」

「ほーら、どんどん溢れてくるぜ。雪乃もベッドまで我慢できないだろ? 入れてやるからさっさと濡らせよ」


 耳元で囁かれて雪乃がビクッと震える。オスに命令されるメスの悦びはとっくに教え込まれているので、雪乃の身体はあっという間に挿入できるほど濡れてしまった。


「ひあっ♡ そんなに激しくされたら――んっ♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡ じゅるるうう♡ 指とキスだけでイカされちゃうわよ♡ あんっ♡」

「何回でもイカセてやるよ。このまま入れるぜ」

「このままって――んっ♡ ど、どうすればいいの?」

「立ったままセックスもしたことないのかよ。今まで本当にオママゴトしかしてこなかったんだな」


 滝沢は雪乃の尻を揉みしだきながら抱き寄せて、ショーツをずらすと対面立位で挿入する体勢になった。

 立ったままセックスをするなど雪乃にとっては当然初めての事であり、新しい快楽を知ることができるのだと期待してしまう。


「ふあっ♡ もう固い――んっ♡ ひあああっ♡ んああああああああああっ♡」


 雪乃に膣内が肉棒で満たされると、彼女はつま先立ちになって天井を仰いだ。

 滝沢は雪乃の尻を両手でがっちりと掴みながら、斜め下からグイグイと押し上げるように亀頭を子宮口にこすりつける。


「あー……やっぱり雪乃のマンコ締まりが良いわー。こんないい女を堪能できないとか彼氏くん可哀想だぜ」

「んあああっ♡ い、今はアレのことは言わないで♡ ちゅっ♡ あんっ♡ これ、バランスが――んっ♡ ふああああっ♡ すごい♡ 奥に当たってる♡ あああっ♡ ひあああっ♡」


 雪乃はバランスを取るために滝沢の背中に腕を回して抱き着く。

 貰ったばかりのブラジャーに包まれた小ぶりな胸を彼の胸板に密着させて、少しでも柔らかさを伝えようと必死になっていた。

 下着越しでは上手く柔らかさは伝わっていないのだが、滝沢は雪乃が自分に奉仕している事に興奮する。

 八幡よりも二回り以上大きな肉棒で、雪乃の膣内を蹂躙しながら快楽を刻んでいく。


「ちゅう♡ れりゅううう♡ ふあっ♡ あんっ♡ もっと突いて♡ あああっ♡ あなたの逞しいペニスで突き上げて♡ あああっ♡ んああっ♡ ひあああっ♡」

「りょーかい。彼氏に変わって気持ちよくしてやる」

「も、もう♡ 今は言わないでって言っているでしょう♡ ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ それとも――んっ♡ 彼より気持ちいいって言えばいいのかしら♡ そんな事を言わなくても、あなたにはしっかり伝わっているはずなのに♡ あんっ♡ ひあああっ♡」

「それでも口に出してもらうと嬉しいんだよ」

「~~~っ♡ わ、わかったわ♡ ちゅっ♡ あなたのペニスはステキよ♡ あんっ♡ 比企谷君のペニスなんて、あなたの半分もないわ♡ それにすぐに射精するから、今思うと情けないわね♡ ふあああっ♡ あなたと全然違うの♡ 私を気持ちよくしてくれるペニス――んああああああああああっ♡」


 子宮口を一際強く突き上げると雪乃は絶頂してしまった。

 滝沢は雪乃の膝を抱えると、対面立位から駅弁に移行してラストスパートをかけていく。


「ふあああっ♡ んあああっ♡ こ、この体位も初めて♡ あああっ♡ ペニスだけじゃなくて全てが逞しいのね♡ こんなの比企谷君じゃ絶対に出来ないわ♡」

「オレの女になったからには彼氏君じゃ絶対に出来ないセックスなんていくらでもしてやるよ!」

「ひああっ♡ 嬉しい♡ もっと気持ちよくして♡ 私も貴方の女に相応しくなれるように頑張るわ♡ ああああっ♡ んあああっ♡ 私の中で膨らんでる♡ 出して♡ 一番奥で射精して♡ あなたの熱いザーメンを沢山注いでえええっ♡」


 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、滝沢は雪乃の蕩けきった表情を眺めながら激しく腰を打ち付けていく。

 自分好みの下着を着た極上のメスに欲望を思う存分ぶつけることのできる優越感に浸りながら、込みあがってきた射精感に身を委ねる。


「出すぞ雪乃っ! 中出しキメてやるからイっちまえ……!」

「ふああああっ♡ イッちゃう♡ 中に出されてイッちゃう♡ んあああっ♡ ひあああああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んひいいいいっ♡ 熱いのが出てるっ♡ ああああっ♡ ふわあああああああああっ♡」


 マグマのような精液を子宮に注がれて雪乃が絶頂した。

 腰をグイグイと押し付けながら気持ちよさそうに射精をしている滝沢を見ていると、雪乃はメスとしてオスを気持ちよくできたという達成感がこみあがってくる。

 八幡とのセックスでは絶対に知ることのできなかった快楽と多幸感に包まれて、滝沢の女にしてもらった事を心から喜んでいた。


「あー……スゲーたっぷり出たぜ。やっぱ雪乃に中出し最高だわー」

「ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ 好きっ♡ 愛してるわ♡ ちゅっ♡ 好きよ♡ ふあっ♡ ああああっ♡」


 雪乃は愛を囁きながら情熱的なキスを開始すると、滝沢は雪乃を抱きしめなおしてそのキスに応える。

 やがて射精が終わると雪乃から肉棒を抜く。雪乃はすぐに滝沢の正面にしゃがむと、そのままお掃除フェラを開始した。


「れりゅうう♡ ちゅっ♡ はぁ♡ オス臭いペニス……♡ ちゅうう♡ ちゅるるううう♡ 綺麗にしてあげるわ♡」


 精液と愛液がこびりついた肉棒に、雪乃は優しく丁寧に舌を這わせていく。

 極上のメスがお掃除フェラをしている光景にご満悦の滝沢が雪乃の頭を撫でると、雪乃は褒められた犬のような顔になるとさらに熱心に舌を這わせていく。


「ん……ちゅるるうううう……ちゅぽんっ♡ お疲れ様♡ ん――ちゅ♡」


 雪乃は尿道に残ったダマになっている精液も綺麗に吸い取ってお掃除フェラを終えると、最後にキスをしてから顔を離す。


「ちゃんと掃除できたみたいだな。偉いぜ雪乃」

「この前セックスした時にやれと言ったのは貴方でしょう♡ フェラチオなんて初めてだから上手くできるか不安だったけど、一晩で仕込まれてしまったわ♡」

「雪乃は物覚えが良いから間違いなくセックスの才能があるぜ」

「そんな才能は少し前ならいらないと思っていたでしょうけど……貴方の女になる以上は必須の才能ね♡」


 お掃除フェラを終えてすっかり勃起した肉棒に雪乃が愛おしげな表情で頬ずりする。

 もっと犯してくださいという意志をこめた上目遣いでチン媚びするのも、前回のセックスで仕込まれたことだった。


「本当に物覚えが良いな。これからもオレ好みの女になれるようにじっくりと調教してやるよ」

「嬉しいことを言ってくれるじゃない♡ 私も貴方のセフレとしてテクニックを磨くわ♡ だからこれからも私に本物のセックスを教えてね♡ ん――ちゅ♡」


 雪乃が肉棒にキスをすると、二人のセックスは再開する。

 二人はその後も様々な場所でセックスを楽しむのだった。



 雪ノ下雪乃が滝沢巧のセックスフレンドになってから一ヶ月がたった。

 雪乃はあの日から様々な場所で何度も滝沢に抱かれている。

 彼の部屋だけではなく自分の部屋やラブホテル。更には大学でも人目に付かないところでキスやフェラチオ、セックスまでしていた。

 今日も大学なので雪乃は朝のシャワーを浴びて、ドライヤーで髪を乾かす。

 洗面台には歯ブラシや男物の洗顔、髭を剃るシェーバーなどが置かれているが、これは当然雪乃のモノではなく滝沢のモノだ。


「彼の私物も増えてきたわね……ふふ、これからもっと増えるかしら♡」


 髪を乾かすと雪乃はバスタオルを巻いただけの状態でリビングに向かう。

 滝沢の私物は少しずつ雪乃の部屋に増えている。

 来客用ではなく滝沢用のスリッパ。マグカップ。着替えなども置かれていた。

 テレビのデッキにはパンダのパンさんを始めとしたディスティニー作品以外にも、滝沢が好んで見る映画が並ぶようになり、セックスをしながら映画を見る事もある。

 逆に少しだけ置かれていた八幡の私物は全て処分している。

 八幡とセックスをする際に使っていたSサイズで極厚のコンドームも捨てられており、滝沢とのセックスで使うXLサイズで極薄のコンドームが大量に常備されている。

 八幡以外の男に部屋が侵食されているというのに、雪乃はその事実に悦びを感じている。

 着替えるために自分の部屋に戻ると、朝からスマホが鳴っている事に気付く。

 滝沢からだろうかと思い相手を確認した雪乃が落胆する。そこには「雑魚オス」と表示されていたからだ。


「……なにかようかしら?」

「ゆ、雪ノ下か? いや、その……」


 電話をかけてきたのは「雑魚オス」と登録されてしまっている比企谷八幡だった。


「あー……お前に黙って合コンに参加しちまったことなんだが――」

「ああ……私よりも遥かに大きな胸を凝視していた男がいたみたいね」


 八幡はあの日から言い訳の電話などを何回も送ってきている。

 しかし雪乃はもはや彼に恋愛感情など全く残っていない。だからこそ「雑魚オス」という名前でスマホに登録しているのだ。

 もしも滝沢に別れろと言われたらすぐに別れるつもりだ。


「いや……本当にすまなかった」

「そう言えばあなた、いらなくなったら捨てていいって言ってたわよね」

「い、いや……」

「ふぅ……とりあえず言い訳があるなら聞いてあげるから言ってみなさい」

「あ、ああ。あの日は――」


 八幡が長々とした言い訳を始める。

 要らなくなったら捨てていいと言ったくせに、いざ捨てられそうになるとみっともなくしがみ付いてくる。

 もしも滝沢ならぐだぐだと言い訳などせずに、一度抱いて自分から離れられなくするのだろう。

 強いオスならそれが出来て当然なのだが、八幡は雑魚オスなのでそれができないのだ。

 聞くのも面倒なので雪乃はスマホを机に置くと、今度こそ着替えるためにタンスを開いた。


(今日はどれにしようかしらね)


 タンスの中には下着がたくさん入っている。女性ならば何もおかしくない事なのだが、タンスの下着は全て派手な色の下着だった。

 以前の雪乃は清楚なものを好んでいたのだが、今では黒や赤、紫など派手な色のセクシーランジェリーだけを身に付けている。

 これは滝沢の好みに合わせた結果であり、元々持っていた下着は全て処分してしまった。

 下着だけではなくタンスには長手袋、タトゥーシール、チョーカーなども入っている。これらも全て滝沢に喜んで貰うために用意したものだ。

 雪乃は悩んだ末に黒レースのセクシーランジェリーを身に付ける。スマホからはまだ長々とした言い訳の声が聞こえている。


「つまり――」

「比企谷君、とりあえず大学があるからもう出たいのだけど」

「え? あ、ああ……」


 雪乃が今どんな下着を身に付けているのか、八幡は当然見る事が出来ない。


「じゃあな雪ノ下。また今度都合がいい時にでも――」


 八幡の言葉を遮って通話を切ると、雪乃は自分の下着姿を自撮りしていく。

 極上のメスが色気たっぷりのセクシーランジェリーを身に付けている写真。それを滝沢に「今日の私の中身よ」というメッセージ付きで送信した。

 これは雪乃の日課であり、その日に身に付ける下着を自撮りで滝沢に送っているのだ。

 下着を身に付けた雪乃は服を着始める。服の趣味は以前と全く変わっておらず、変わったのは下着の趣味だけだ。

 雪ノ下雪乃は表向き何も変わっていない。

 サークルは相変わらず断り続けており、滝沢とも外ではあまり話しておらず、それどころか冷たい態度をとっている。

 しかし服を脱げば滝沢の好みに変えられてしまっているのだ。下着だけではなく性格も同じ。八幡を雑魚オス認定するなど以前の雪乃ならばあり得なかった。

 見た目は一切変わっていないのに、中身だけは別人になっているということを知っているのは、雪乃以外では滝沢しかいなかった。

 着替えを終えて大学に行く準備を整えるとスマホが鳴ったので、今度こそ滝沢かと思いながら確認をする。


「あ……♡」


 雪乃の予想が当たり今度は滝沢からだった。

 内容は「今日家に行く」という短い文章だが、雪乃は自宅で抱いて貰えることがわかり身体が疼く。


「夕食も食べていくでしょうし、食材を買って早めに帰ってくるほうが良いわね。彼の部屋の掃除はこの前行ったからまだ大丈夫かしら」


 雪乃は滝沢の女になってから、彼の部屋に赴いてセックスだけではなく家事などもするようになっていた。

 セフレの範疇を超えた通い妻とも言える行動だが、彼女は滝沢に尽くすことに喜びを感じているので負担だとは思わない。

 作る料理の種類や味付けも滝沢の好みになっており、以前は紅茶を好んで飲んでいたが今では外でしか飲まず、家では滝沢は好むコーヒーだけを飲むようになっている。

 雪ノ下雪乃はあらゆる意味で滝沢が好む女に変えられているのだが、八幡は当然そのことを知らない。


「ふふ……楽しみに待っているわね巧君♡」


 八幡の事も名前で呼んでいないにもかかわらず、滝沢の事は名前で呼ぶようになった雪乃は、今日も彼に抱かれることに期待してショーツを濡らしながら部屋を出て大学に向かうのだった。


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