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高垣楓は誰の物なのか

「宮瀬さん、つきましたよ」


 運転手に声をかけられて、後部座席でウトウトしていた男が顔を上げる。

 仕事が終わって家まで送ってもらうことになったのだが、どうやら疲れが溜まっているのか眠りかけていたようだ。


「ありがとうございました」

「いえいえ、今日もお疲れさまです」


 運転手に礼を言って車を降りると向こうも笑顔で挨拶を返してから去っていった。


「明日からは連休だし今日は早めに休もうかな……」


 彼の名前は宮瀬翔一。声優と俳優を兼業している男性だ。

 エントランスをくぐってエレベーターに乗り自分の部屋に向かう最中も眠気が襲っているのだが、もう少しだからと自分に言い聞かせて歩き続ける。

 扉の前に立った彼は鍵を使わずに横にあるインターホンを押した。

 数秒ほどしてドアの向こうから足音が聞こえてきて、鍵が開く音がしてからドアも開く。


「おかえりなさい翔一君」


 ドアの向こうから現れたのは、人気アイドルの高垣楓だった。

 彼女は翔一の顔を見て喜んでいるような、それでいてホッとしたような顔になっている。


「ただいま楓。今日は君のほうが早かったんだね」

「ええ。お仕事がはやく終わったので……夕食の用意もできていますよ」


 楓が翔一のコートと鞄を預かる。

 お互いの事務所にすら内緒にしているが、翔一と楓はだいぶ前から隠れて交際をしていた。

 その関係は今では同棲生活を送るまでになっている。

 今日は楓のほうが速く帰ったので彼女が食事の用意をしてくれたらしい。

 お酒を飲みながら二人で夕食を取るのは楽しみだと思う翔一だったが、今日の楓にどこか違和感を感じた。


「……楓。仕事で何かあった?」

「え?」


 翔一の言葉に楓が驚いたような表情になる。

 付き合いの深い翔一は彼女の顔を見ただけで自分の推測が正しかったことを確信する。


「えっと……どうしてそう思うんですか?」

「君の様子がおかしいことくらいはすぐにわかるよ」


 ついでに言えばいつもは帰って来るとダジャレを言う楓が今日は何も言わないのもおかしい。

 楓は「翔一君に隠し事はできませんね」と苦笑しながら気まずそうに口を開いた。


「実は今日スポンサー企業の社長さんから仕事の話を頂きまして……」

「それはいいことなんじゃないか?」

「ですがその……条件として、遠回しにではあるんですが……今度個人的に時間を作ってほしいと言われたんです」


 楓の表情が険しくなる。

 彼女自身も相当言葉を選んだようだが、手っ取り早く言ってしまえば枕営業の話を持ち掛けられたという事だろう。

 最愛の恋人にそんな話が来たとなれば翔一も当然冷静でいることなどできず、思わず楓と同じように険しい顔になる。


「あ、安心してください。もちろんお断りしました」


 そんな翔一の顔を見て楓が慌ててそう言った。


「とはいえ社長さんが諦めていないように見えたので、少々怖くなってしまいまして……」


 恋人以外に抱かれるなど楓が了承するはずがないのは翔一自身もわかっているのだが、断ったとしても楓がそんな目で見られたのも我慢できない。

 それに楓に不安を与えている社長とやらにも当然怒りがこみあげてくる。

 自分でも考えられないほどドス黒い感情がこみあげてきて、楓に対する独占欲も強くなっていく。


「あの、翔一君? ちょっと怖いですよ? 私は大丈夫ですから――きゃっ!?」


 翔一は突然楓を抱き上げる。

 いわゆるお姫様抱っこされた楓はポカンとしていたが、普段の翔一からは考えられないほど情欲の籠った目で見られた瞬間に身体が疼き始めた。

 これから何をされるのかを雌の本能で理解した楓は、自分を寝室に運ぶ翔一に対して抵抗することはなかった。

 それどころか両手が塞がっている翔一の代わりに寝室のドアを開ける。

 そのまま扉を閉めることもなく翔一はベッドに向かうと、楓をそこに降ろして押し倒してしまう。


「んっ……翔一君。今日は強引ですね……」


 あまりにも真っ直ぐに情欲をぶつけられて楓が照れくさそうに微笑むが、翔一の顔は全く笑っていなかった。

 社長が枕営業を持ち掛けてきた時のように翔一は自分を雌として見ているのだが、あの時と違って全く嫌ではない。


「楓は僕の物だ。誰にも渡さないからね」

「……はい♡ もちろんで――んちゅ♡ ちゅう♡ れりゅううう♡」


 翔一が楓に唇を重ねていきなり舌を侵入させる。

 わざとぴちゃぴちゃと水音を立てて楓の羞恥心を煽りながら瑞々しい唇の感触を堪能していく。


「んむっ♡ れろぉ♡ 翔一君♡ ちゅっ♡ もっとキスしてください♡ れりゅうう♡ ちゅるるううう♡」


 楓もいきなりの激しいキスに臆することなく、自分からも積極的に舌を絡めていった。

 情熱的なキスを交わしながら二人はお互いの服を脱がせていく。

 部屋の中にはキスの水音とお互いの吐息、そして布が擦れる音が静かに響いていた。


「ちゅう♡ れりゅう♡ んっ♡ あんっ♡ そこは――ああっ♡」


 上半身が下着だけになった楓の胸を翔一がブラ越しに揉み始める。

 可愛らしい下着越しの感触も悪くないのだが、直接触れたくてブラをずらして内側に手を侵入させた。

 生胸に指を食い込ませて柔らかさとスベスベの肌の感触を掌で堪能する。


「ひああっ♡ あんっ♡ そこ、気持ちいいです♡ ひあっ♡ 翔一君に胸を触ってもらうの好き♡ あああっ♡」

「この胸も僕だけの物だ。他の誰にも触らせない」


 楓の乳首を指でつまみながらうなじにキスの雨を降らせると、彼女の身体がビクンっと跳ねた。


「んひいいいっ♡ わかっています♡ あああっ♡ 私の身体は翔一君だけの物です♡ あなた専用の身体です♡ あああっ♡」

「楓の身体は相変わらず触り心地がいいね。どこもかしこも柔らかくて、力を籠め過ぎたら壊れてしまいそうだ」

「あんっ♡ 私よりもスタイルがいいアイドルも沢山いますけどね♡ ひあああっ♡」


 ブラジャーを外して楓の身体を起こしてベッドに座らせると、彼女を背後から抱きしめるようにして胸を二つとも揉み始めた。

 楓の甘い声を聴きながらグニグニとおもちゃのように弄び、顔を横に向かせて唇も奪う。


「他のアイドルなんて知らない。楓が一番だよ」

「んちゅう♡ れろぉ♡ そう言ってもらえると嬉しいですね♡ あんっ♡ この身体を知っているのは翔一君だけですから、好きなだけ楽しんで下さい♡ あああっ♡ ファンの人にも絶対に見せない私の全てを見られるのは貴方だけです♡ んっ♡ れりゅううう♡ じゅるるううう♡」


 ゾクゾクするほど嬉しいことを言われて、改めて自分の腕の中に高垣楓がいるのだという実感がこみあげてくる。

 いったいどれほどの男が楓の身体を好きにしたいと思っているのだろうか。どんなにいたとしても楓がすべてをさらけ出すのは自分だけ。

 優越感がこみあげてきて独占欲も湧いてくる。楓は誰の女なのかをわからせるように胸を揉みながら唇を重ねていく。

 顔をずらして唇がぴったりと重なる位置を探し、見つけたら強弱をつけて押し付け合う。

 お互いの唾液を交換するように舌を絡めていき、ねっとりとした唾液の糸を作りながら唇を離し、その糸が切れた瞬間にもう一度舌を絡めあう。

 楓の身体は細身なのに腕に力を籠めるとどこまでも沈んでいきそうなほど柔らかい。

 抱きしめているのでその柔らかさと体温が翔一にはしっかりと伝わって生きて、どんどん興奮が高まっていく。


「れろぉ♡ ちゅるるうう♡ はぁ♡ はぁ♡ 翔一君……♡」


 楓が潤んだ瞳を向けてくる。この目をする時の彼女はもう我慢ができないから入れてほしいという合図だ。

 翔一は楓を裸にするとベッドに寝かせて、正常位で挿入する体勢になった。

 すでに彼女の秘部は愛液が大量にあふれており、それを肉棒にまぶしながら割れ目に沿って秘部を擦っていく。


「ああっ♡ ひあっ♡ すごく熱いです……♡ んっ♡ 今日は大丈夫な日ですから♡ あああっ♡ そ、そのまま入れてください♡ あなたのおちんちんを直接感じさせてください♡」


 楓から生ハメの許可が下りたが、今日は許可が下りなくても生でしてしまったかもしれない。

 両手を恋人繋ぎで強く握ると、翔一はゆっくりと楓の中に肉棒を挿入した。


「ん――あああっ♡ 入ってきてます――あああっ♡ んああああああああっ♡」


 肉棒が奥に進むたびに恋人繋ぎの手に力がこもる。

 翔一のモノが根元まで入ると、楓は気持ちよさそうに大きく息を吐いた。

 すっかりと翔一専用の穴になっている彼女の膣内は程よい締めつけで肉棒を締め付けてくる。

 ゆっくりと抽送を開始すると、楓の口から甘い声が漏れて揺れる乳房が視覚的にも翔一を楽しませていた。


「あああっ♡ ひあああっ♡ いつもより大きい気がします♡ んっ♡ 興奮しているんですか♡ あああっ♡」

「あんな話を聞いたから独占欲が湧いているみたいだね。楓が誰の物なのかを何回でも身体に教えてやらないと」

「あんっ♡ 貴方だけの物ですが、んっ♡ 興奮してもらえるのは嬉しいですね♡ あああっ♡ 何回でも教えてください♡ ああっ♡ 貴方専用の身体をもっと堪能してください♡ あああっ♡ おちんちんが暴れてます♡ ふあああっ♡」


 翔一は恋人繋ぎの両手をベッドに押し付けると、楓に覆いかぶさって腰を打ち付けた。

 体重をかけて楓を潰すつもりで欲望をぶつけるが、彼女は嫌顔一つしないでそれを受け止めている。

 単純な抽送だけではなくグラインドさせたり浅い部分を亀頭で擦ったりと、楓に的確に快感を与えていくと、彼女の身体は面白い様に反応する。

 精液がはやくほしいと膣が収縮し、楓の表情もとろんとしたものに変わっていった。

 恋人繋ぎの手を離して、仰向けになっても形の崩れない胸を揉みしだく。

 掌で感じる柔らかさと温かさは何度触れても飽きることはない。

 吸い付いてくるような感触は楓の身体が自分専用だという証明に感じられた。

 入れたばかりだというのに射精感がこみあげてきて、肉棒が一回り大きくなって震え始める。


「ふあああっ♡ んっ♡ もっとしてください♡ あああっ♡ 翔一君とのエッチ好きです♡ ああっ♡ 気持ちよくて幸せです♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡ じゅるるううう♡」


 楓を抱きしめて2人の身体を密着させて唇を重ねる。

 お互いの身体が触れ合っている部分が少しでも多くなるようにして、お互いが一つになるつもりで舌を絡めあう。

 もう出そうになったが楓もイキそうになっており、二人同時に絶頂に向けて駆け上がっていく。


「んちゅっ♡ れりゅうう♡ 翔一君 あああっ♡ 出して下さい♡ ちゅっ♡ あああっ♡ 私もイッちゃいます♡ ふあああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んああああっ♡ 熱いのが出てます♡ ひあああああああっ♡」


 楓の中で熱いものが弾けて、二人同時に絶頂した。

 オスの欲望を流し込まれるたびに全身に多幸感が広がっていく。

 腰をグイグイと押し付けながら翔一は射精を続けて、少しでも奥に精液を放出していく。

 体重をかけるたびに楓の身体の柔らかさを感じることができて、翔一の肉棒は全く衰えることはなかった。

 射精が終わって二人の唇が離れても繋がったまま。目が合うとお互いに求めたりないことはすぐにわかった。


「はぁ♡ はぁ♡ あんっ♡」


 繋がったまま楓の身体を抱き起して、正常位から対面座位に移行する。

 動くことはなくお互いに抱きしめあって体温を感じながら呼吸を整える。

 その最中でも楓に挿入されたままの肉棒は時折跳ねており、その度に楓が甘い声を漏らした。


「一回出したのに翔一君のおちんちんは元気なままですね♡ んっ♡ このままもう一度しましょう♡ ちゅっ♡ れりゅう♡」

「楓の身体が気持ちよすぎて1回じゃ治まらないんだよ」

「嬉しい♡ んちゅっ♡ れりゅう♡ 何回でも求めてくださいね♡ ちゅっ♡ あんっ♡ あああっ♡」


 今度は楓の方から腰を振り始める。

 絶頂の余韻で先ほどよりもさらにトロンとした表情になっており、動くのも辛いはずなのに健気に動いてくれる。

 彼女自身気が付いているのかいないのか、キスに夢中になるあまり口元から涎を垂らしてしまっていた。

 自分以外には絶対に見せない表情をまた一つ見ることができた翔一が更に滾り、楓を抱きしめながら自分からも舌を絡めていく。


「んちゅっ♡ れりゅう♡ じゅるるううう♡ はぁ♡ 翔一君♡ ちゅっ♡ 好きですよ♡ 大好きです♡ ちゅるるう♡ 愛しています♡」

「愛してるよ楓。君だけを愛してる。楓……うっ、かえでぇ……!」


 お互いに優しく抱きしめあい、先ほどの正常位よりも一つに溶け合うような感覚に浸る。

 愛を囁きキスをしながらの対面座位は頭が蕩けてしまいそうだった。

 欲望をぶつけあうようなセックスとは違った恋人同士にしかできないセックスを堪能しながら、もう一度ゆっくりと絶頂に登りつめていく。

 右手を楓の背中に手を回して抱き寄せて、左手は尻をがっちりと掴んで指を食い込ませる。

 彼女の胸が自分の胸板でつぶれる感触を楽しみながら瑞々しい唇を味わっていく。

 柔らかい胸と硬い乳首が翔一をどんどん興奮させていき、楓の首や頬も念入りに舐めてマーキングを行う


「あんっ♡ もう、翔一君♡ あああっ♡ ワンちゃんみたいですね♡ んっ♡ あああっ♡ もっと沢山マーキングしてくれていいんですよ♡ ああああっ♡ ひああああっ♡」


 楓の耳を甘噛みすると彼女の身体がビクンっと跳ねる。

 甘イキした楓は自分の足を翔一の腰に絡めて、今までよりも強く体を密着させる。

 本当にお互いが一つになるような感覚に溺れていく二人はもう一度唇を重ねた。

 口の中を隅々まで舐めまわして、歯茎や舌の付け根まで丹念に味わっていく。


「れりゅう♡ 好き♡ ああっ 好きです♡ んひいいっ♡ 大好きです♡ 好きぃ♡ ひああああっ♡」


 楓にも余裕がなくなってきているのか、好きと言う言葉を連呼することしかできなくなっていた。

 最愛の女性がここまで乱れて自分を求めてくれるなど男冥利に尽きるので、翔一も徐々にこみあげてきていた射精感が一気に強くなる。

 楓の身体をつぶすほどに抱きしめながら腰を突き上げて、もう一度二人一緒に絶頂に登りつめていく。

 そして楓の膣内で肉棒が一回り大きくなって震え始めると、楓は絶対に離れないという意思をこめて足を翔一の腰に強く絡めた。


「楓、愛してる! 好きだ! このまま中に出すからね! 楓……ううっ!」

「ちゅるるう♡ 好きです♡ 大好きです♡ れりゅう♡ じゅるるうう♡ 出してください♡ 熱いのを私の中に、もう一度たくさんください♡ れりゅううう♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んううううっ♡ また来てます♡ あああっ♡ ちゅるるう♡ 好き♡ 好きぃっ♡ ひああああああっ♡」


 二度目の膣内射精を受けて楓が絶頂した。

 子宮に精液が入っていく感覚を堪能しながら唇を重ねる。

 愛する男の欲望をたっぷりと注がれてメスの幸せを感じながらの絶頂が永遠のように続いたかに思われたが、数秒ほどでお互いを抱きしめる力が緩む。

 それでも二人は唇を離すことなく、離れることを名残惜しむように愛を囁いていた。


「ちゅう♡ れろぉ♡ はぁ♡ はぁ♡ 好きです♡ ちゅっ♡ 好き……♡ んちゅっ♡ ふぅ……♡ すごくたくさん出してくれましたね♡」

「最初は少し乱暴になっちゃったかな」

「いえ……激しく求めてもらうのも好きですから♡ 野獣みたいなあなたもステキでした♡ ん……あんっ♡」


 ぬるっと楓の膣内から肉棒を抜くと、二人は抱き合ったままベッドに倒れこんだ。

 仰向けに寝転がる翔一に楓が身体を密着させて寄り添い、少しでも肌が触れあうようにと足も絡めてくる。

 お互いに何も言わずに体温を感じながら呼吸を整えていたが、翔一は楓が自分の顔をじっと見ている事に気が付いた。

 目が合うと少し照れくさそうに彼女が顔を逸らしてしまうので、自分の方を向かせて唇を重ねる。


「ん――ちゅ♡ ふふ、予定が狂っちゃいました。本当ならあなたと夕食を食べた後に一緒にお風呂に入って、その後で愛してもらうつもりだったんですよ」

「あんな話を聞いたから我慢できなくなったんだ。すまなかったね」

「いえ……あなたとこうしているのは好きですから。あんっ♡ そんなに胸を触っちゃ――んっ♡」


 楓の肩を抱いていたがその手をさげて乳房を揉みしだく。

 セックスの余韻に浸っていたとはいえまだ敏感であり、楓の口からは甘い声が漏れ始めた。


「本当に敏感になったよね」

「誰かさんに調教されてしまいましたから♡」

「人聞きの悪い言い方をしないでくれないかな」

「本当じゃないですか♡ もうとっくにあなたなしでは生きていけない身体にされてしまいました♡」


 うっとりした表情で微笑みながら、こんどは楓のほうからを重ねてくる。


「ですが疲れてしまいましたね。それにお腹が空いてきました。今からシャワーを浴びて食事をする元気がありませんし、このまま寝ちゃいましょうか」

「それは魅力的な提案だけど、せっかくの夕食が無駄になるんじゃないか?」

「朝ごはんにしましょう」

「夕食のメニューを朝食べるのは重い気が……」

「朝食にするのは名案だと思ったんですが……超ショックですよ……」


 ダジャレも出てきたので楓もいつもの調子が戻ってきたようだ。


「それより明日から連休だろう? 久しぶりにデートに行こう」

「いいですね。ふふ、実は少し期待していました。どこに行きましょうか?」

「それは明日になってからのお楽しみってことで」


 楓が教えてほしそうな目をしているが翔一は秘密にしたままで、二人はもう少しの間まったりした時間を過ごすのだった。



「ここに来るのも久しぶりですね」


 翌日のデートで2人がやってきたのは、二人が初めて共演することになったロケ地の温泉街だった。

 共演しただけではなく知り合った場所でもあるので、二人にとっては思い出の場所だ。

 最近は来ていなかったのだが、付き合い始めた頃は休みのたびにここに来ていたものだ。

 二人が有名になってからは騒ぎになりそうなので来るのを控えていたのだが、今日は軽く変装をして来ている。


「出会った時と比べて楓はすっかり有名になったから気を付けないとね」

「ここにくるとあなたと出会った時のことを思い出しますね。仕事に真面目な方だと思っていました」

「僕としては仕事の後の方が印象に残ってるけどね……少し飲もうかと思って偶然入った居酒屋に高垣さんがいたのは本当に驚いたよ」


 楓の雰囲気的に居酒屋で一人で飲むタイプには見えないのは仕方がないだろう。

 彼女がそういう人間だと知っている者はほとんどが意外だと口にしている。


「美味しいお酒が飲めると聞いたのでつい……さっそく二人が初めて飲んだ思い出の店に行きましょうか」

「まだ日が高いうちから居酒屋はやめておこうね」

「残念です」


 楓が翔一の腕を組んで身体を寄せてくる。

 残念と言いながらも彼女はとても楽しそうなのは、翔一と同じで思い出の場所に二人でいるだけで楽しいからだろう。

 そのまま二人は温泉街で出店や足湯などをしばらく楽しんだ。

 楽しい時間というのは本当にあっという間に過ぎてしまうようで、すっかり日も暮れてしまった。

 人込みで疲れた二人は高台の方に移動して、明かりがついて明るくなった温泉街を見下ろす。


「やっぱりここから見下ろすのは綺麗ですね」

「ホテルから見る夜景とかも好きだけど、ここの景色が一番好きだな」

「ここで私に告白をしてくれた思い出の場所だからですか?」


 もちろんという意味を込めて微笑みかけると、楓も照れくさそうに景色を眺めはじめた。

 そのまま二人で夜風を感じながら無言で景色を眺める。

 言葉を交わさなくても気まずさなど一切なく、むしろ居心地のよさすら感じていた。

 こんな気持ちになれるのはきっとお互いだけだろうという確信が二人にはすでに存在している。


「楓」

「なんですか?」

「結婚しよう」


 気が付けば翔一は楓にそう伝えていた。

 元々楓の事は真剣に考えており、少し前からプロポーズもしようと思っていたのだが、驚くほど自然に伝えることができた。


「……はい」


 楓も嬉しそうに微笑み返してくれる。

 まるで今日の夕食が決まったかのようなあっさりとしたやり取り。ロマンチックさも足りない気がするが、OKを貰えた喜びが翔一の胸に込みあがってくる。


「……なんだか随分とあっさりと返事をくれるんだね」

「駄目でしたか?」

「駄目じゃないけど……なんだか実感がわかないというか……」

「少し前からそろそろプロポーズされるなと感じていましたからね。心の準備はとっくにできていたんですよ」

「どうして気が付いたんだ?」

「恋人のことですからわかります。ふふ、なんだか結婚する前から夫婦みたいですね」


 おかしそうに笑う楓だったが、夫婦のようにわかり合えているのならばきっとうまくいくだろうと翔一も確信を持てた。

 楓の身体を抱きしめると、彼女も背中に手を回してくる。


「翔一君……ちゅ♡」


 唇を重ねるだけのキスをして、10秒ほどして二人の唇が離れた。

 頬を染めている楓が可愛すぎてもう一度すぐにキスをしたくなったが、それをぐっとこらえる。


「これで君は一生僕の物だからね」

「はい。一生一緒にいましょう」

「はは、言うと思った」


 もう一度唇を重ねてお互いに想いを伝えあうと、二人ともお互いが欲しくて我慢が出来なくなる。

 その場で始めるのを我慢して、二人は温泉宿ではなく少し離れたホテルへと移動するのだった。

 プライバシーの観点からも安心できる高級ホテルなので、二人も安心して泊まることができる出来るのだ。

 とはいえ、今の二人が密室に入って泊まるだけで済むはずがなく、中に入った瞬間に翔一が楓を抱きしめた。


「あんっ♡ ちゅっ♡ れりゅう♡ いきなり激しいですね♡ れりゅうう♡ じゅるるうう♡」


 唇を重ねて舌を絡めると楓も積極的に舌を動かしてくる。

 お互いを求めあうようにキスをしながら服を脱がせ始めた。

 シャワーを浴びる時間どころかベッドに向かう時間すらもったいなく感じて、服を脱がせながら楓の乳房を揉みしだく。

 形のいい胸を下着越しに揉みしだきながら、乳首の位置を探して見つけると、指で押してぐりぐりと刺激していく。

 敏感な部分を刺激されて甘い声を漏らした楓は、お返しとばかりに服の上から翔一の肉棒を手で撫で始めた。


「ちゅう♡ れりゅう♡ もう大きくなってますね♡ ちゅっ♡ そんなに私が欲しかったんですか♡ あん♡ ひああああっ♡」

「楓だって準備の必要がないくらい濡れてるじゃないか」


 彼女のストッキングの中に手を入れて、ショーツ越しに秘部を指でかき回す。

 少し動かしただけでクチュクチュと水音が響いており、大洪水と言ってもいいほど濡れてしまっているのがわかる。

 恥ずかしそうに顔を逸らす楓が可愛すぎて、自分の方を向かせて唇を重ねた。

 わざと水音が出るように舌を絡め合わせて、彼女の瑞々しい唇の感触も堪能していく。

 楓の上半身を下着だけにすると、ブラの内側に手を入れて直接揉み始めた、

 しっとりと掌に吸い付いてくる胸をグニグニと揉みしだいていると、楓が翔一のジッパーをさげて勃起した肉棒を露出させる。


「はぁ♡ はぁ♡ は、早くください♡ もう我慢できないんです♡」


 目をうるうるさせながらおねだりしてくる楓を見て、翔一の理性の糸が完全に切れる。

 ピリッとストッキングを破いてショーツをずらすと、立ったまま楓の中に自分の物をぶち込んだ。


「あ――ひああああっ♡ は、入ってきました♡ んっ♡ 昨日よりも大きい――んっ♡ ふあああっ♡ あああああっ♡」


 いきり立ったものをいきなり根元まで入れられて、楓の背筋がピンっと伸びて天井を仰ぐ。

 立ったままなので足がガクガクと震えてしまい、楓は翔一の首に腕を回して自分の身体を支えた。

 そのまま二人は移動することなく対面立位でお互いを求め始める。

 下から突き上げるような動きで抽送が繰り返されて、楓が思わずつま先立ちになってしまう。


「んああっ♡ 奥まで来てます♡ あんっ♡ もっと激しく付いてください♡ あああっ♡ ひああああっ♡」

「最初から随分と積極的だね」

「しょうがないじゃないですか♡ あああっ♡ 今は滅茶苦茶にされたいんです♡ あんっ♡ ふあああっ♡」


 翔一が楓のブラをめくると、プルンっと揺れて形のいい胸が姿を現した。

 桜色の可愛らしい乳首にしゃぶりついて舌でコロコロと転がしていく。


「んひいいっ♡ それ気持ちいいです♡ ひあっ♡ ふふ、赤ちゃんみたいですね♡ あああああっ♡」

「子供はこんなことをしないだろう?」


 楓の乳首を唇で甘噛みしながら、硬くした舌先で何度も突いていく。

 乳輪を舌でなぞってから乳首に軽く歯を立てると、楓の身体がビクンっと大きく跳ねた。


「ああああっ♡ ひああああああっ♡」


 微かな痛みがスパイスになって楓が一気に絶頂に登りつめそうになる。

 何とかこらえたがイキそうになったのは翔一にもバレており、彼はより一層激しく腰を突き上げてきた。

 楓の胸に顔を埋めて、乳房の柔らかさと温かさを堪能しながら膣内を蹂躙していく。


「んっ♡ んひいいっ♡ 気持ちいいです♡ あんっ♡ 私の中でおちんちんが震えています♡ あああっ♡ ふあああっ♡」

「楓もう出そうだ……うっ。このまま中でいいよね?」

「あんっ♡ ああああっ♡ もちろんです♡ あああああっ♡ 中に出してください♡ 翔一君の熱いのをたくさんください♡」


 楓の乳首をしゃぶって乳房に顔を埋めながら翔一がラストスパートをかけていく。

 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、楓も翔一の頭を強く抱き寄せた。


「楓……楓は僕の物だよ。誰にも渡さないからね」

「ふあああっ♡ ひあっ♡ はい♡ 私は貴方の物です♡ あん♡ んあああっ♡ イ、イッちゃう♡ イキます♡ あああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ひああああああっ♡ 熱いのが出てます♡ んああああああああっ♡」


 楓の中に欲望をたっぷりと注ぎ込み、彼女はそれを全て受け止めてくれる。

 二人同時に絶頂したが立っているのが厳しくなり、翔一は楓を壁に押し付けて身体を支えていた、

 壁と翔一に挟まれた楓はうっとりした表情で射精が収まるのを待ち、ようやくそれが収まると翔一の頭を抱きしめていた両手がだらりと下がる。


「はぁ……♡ はぁ……♡ んっ♡ まだ大きいままですね……♡」

「そうだね……流石にベッドに行こうか」


 一度肉棒を抜くと、楓の身体を支えてベッドに向かう。

 汗で服が張り付くのが気持ち悪いので、服を脱ぎながらゆっくりと歩いていく。

 ベッドにつく頃には楓は下着とストッキングだけの姿になっていた。

 自分に背中を向けて上着を全て脱ぐ翔一を見て、彼女はイタズラを思いついた子供のような笑みを浮かべる。


「ふふ……えいっ♡」


 楓が翔一をベッドに押し倒す。

 豪華なベッドなので痛みなどは全くないが、彼女にこうして押し倒されるというのは珍しいことだった。

 嬉しそうに自分を見下ろしている楓と目が合う。


「今度は私がしてあげますね♡」


 そう言うなり楓は翔一の肉棒を手で扱き始めた。

 細く柔らかい指に扱かれているだけで当然気持ちいいのだが、セックスの直後で勃起が継続している状態なので物足りなさを感じてしまう。

 そんな翔一の内心を読んだかのように、楓は肉棒に舌を這わせ始めた。


「ん――ちゅ♡ れりゅうう♡ じゅるるうう♡ 私のと翔一君のが混ざった味がします♡ れりゅうううう♡ ちゅるるうううう♡」


 精液と愛液まみれの肉棒に楓の舌が絡みついてくる。

 亀頭にキスの雨を降らせた後に、汚れを舐めとるように根元からじっくりと舐め上げてきた。

 玉袋を揉み解すのも忘れることはなく、楓の奉仕にこのまま身を委ねているだけで気持ちよく射精できそうだ。


「ちゅるうう♡ いかがですか♡ ちゅっ♡ 翔一君に仕込まれたテクニックは楽しんでもらえていますか♡ れろぉ♡ じゅるるうう♡」

「う……言い方はともかく気持ちいいよ」

「れりゅうう♡ だって本当のことじゃないですか♡ ちゅうう♡ こういうことを何も知らなかった私を自分好みに調教したんでしょう♡ れりゅ♡ ちゅるるううう♡」


 楓は玉袋を揉みしだきながら、翔一の肉棒を一気に根元まで咥えこんだ。

 肉棒が丸ごと温かい口内に包まれて、舌も絡みついているので当然強い快感を得ることになる。

 わざと水音を立てながら楓が奉仕を続けていく。

 単調な動きだけではなく、亀頭を頬にこすりつけて外側から指で擦ったり、カリ首に唇をひっかけて咥えて亀頭を舐めまわしたり、様々な方法で翔一の肉棒を気持ちよくしていく。

 そんな愛情たっぷりの奉仕が気持ちよくないはずがなく、翔一がすぐに出そうになってしまった。

 だがそれも楓には伝わっており、彼女は突然口から肉棒を抜いてしまう。


「楓? うっ……」


 舌を伸ばして亀頭を舐めまわす楓は小悪魔のように微笑んでいた。

 そのまま奉仕のやり方を変えて、今度はまるで焦らすようにフェラを続けていく。

 舌が触れるか触れないかの刺激のみで、少しでも出そうになったら舌を離してしまう。

 息をふーっと吹きかけられるとゾクゾクした快感が背筋を襲った。


「意地悪しないでそろそろイカセてくれないかな?」

「ふふ……昨日から私を自分の物だと言ってますが、翔一君は誰の物ですか? 言ってくれないと出させてあげませんよ?」

「そんなの――うっ!」


 楓がブラジャーを外すと、自分の胸で翔一の肉棒を優しく挟む。

 柔らかさと温かさをダイレクトに感じて、肉棒に肌がぴったりと吸い付いてくる感触は安心感すら感じられる。

 だが今翔一が欲しいのはこの快感ではなかった。

 楓は乳房でゆっくりと肉棒を扱きながら、舌を伸ばして亀頭を舐めまわす。

 カリ首を硬くした舌先で何度もなぞり、鈴口も突きながら焦らしていく。

 パイズリフェラで焦らされている翔一は余裕がなくなっており、はやく射精することしか考えられない。


「うぅ……僕の全部は楓の物だよ……っ!」

「なるほど……よくできましたね♡ んっ♡ れりゅうう♡ じゅるるうううう♡」


 満足のいく答えを聞いた楓が乳房で肉棒をギュッと強く挟んだ。

 乳圧を強くしただけではなく左右の乳房を別々に動かして肉棒を扱いていき、亀頭も咥えてこれまで以上に激しく舐めまわしていく。

 あまりの快楽に翔一の腰が浮いてしまっており、自分からも楓の口を犯すように腰を突き上げた。


「ちゅるるうう♡ れろぉ♡ ふふ、ピクピクしています♡ んっ♡ このまま出してください♡ 貴方のを飲ませてください♡ れりゅうう♡ じゅるるうう♡」

「楓、もう出る……出る……うっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んむうううううっ♡ んぶうううううううっ♡」


 楓の口の中にドロッとした熱い液体が放たれた。

 焦らされていただけありその量は相当なもので、翔一はベッドに身体を預けて全身の力を抜くと、思う存分精液を放出していく。

 自分は何もしないで気持ちよくしてもらえる優越感を感じながら、最後の一滴まで気持ちよく射精すると、楓も尿道に残っていた精液まで吸い取った。


「ん……ちゅるるるうう……ちゅぽんっ♡」


 塊のような精液を何度も咀嚼して噛み切ってから飲み込んでいく。

 酒よりも酔いが回りやすい精液を飲んでしまった事で楓も完全に発情してしまい、余韻も冷めないうちにベッドに仰向けになっている翔一に跨った。


「はぁ……♡ もう一度入れちゃいますね♡ ん――ふああああっ♡ ああああああっ♡ んっ♡ あんっ♡ もっと気持ちよくしてあげます♡ あああっ♡ ふああああっ♡」


 騎乗位で楓が動き始める。

 形のいい胸が揺れるのが翔一を楽しませており快楽に浸っていたが、楓が両手を伸ばしてきたので恋人繋ぎにした。


「んっ♡ ふあああっ♡ 恋人繋ぎは好きです♡ んっ♡ 翔一君と深くつながっている感じがします♡ あああっ♡ ひあああっ♡」


 一度根元まで受け入れて腰を大きくグラインドさせると、膣内の肉棒が気持ちよさそうにピクンっと跳ねる。

 自分で気持ちよくなってもらうことが嬉しくて楓が更に激しく腰を動かす。

 その表情は快楽で蕩けきっており、翔一は楓の顔を見ているだけでどんどん肉棒が固くなるのを感じた。

 しかし当然それだけで我慢できるはずがなく、楓の両手をギュッと握って自分からも腰を突き上げる。


「んひいいいっ♡ あんっ♡ ああああっ♡ ま、待ってください♡ 今は私が――んああああああああっ♡」


 楓の声も無視して翔一はガンガン腰を突き上げる。

 騎乗位という女性上位の体位で下から攻められて、楓は快感のあまり動けなくなってしまった。

 全身の力が抜けて翔一の元に倒れこむと、彼の首に腕を回して抱き着く。

 翔一も楓の背中に腕を回して、密着させたまま腰を動かし始めた。


「んちゅっ♡ れりゅうう♡ 翔一君♡ ちゅっ♡ もっと突いてください♡ れりゅうう♡ ちゅるるううう♡」


 抱き合ってキスをしながらお互いに求めあい、二人同時に絶頂に向けて駆け上がっていく。

 楓の身体を抱きしめながらのセックスで密着感を堪能しながら、お互いが一つに溶け合うような快感に浸る。

 翔一が腰を突き上げると楓も迎え腰でタイミングを合わせてくれるので、すぐに射精感が込みあがってきた。


「ちゅるるうう♡ れろぉ♡ また大きくなってますね♡ ちゅっ♡ 良いんですよ♡ 何回でも出してください♡ あんっ♡ 何回でも、受け止めますからぁ♡ ああっ♡ ひああああああっ♡」

「楓……! また出る! 楓の中に――うっ! で、でるぅ……!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んひいいいいいっ♡ ふあああああああっ♡」


 二度目の中出しだというのに勢いは一切衰えない。

 楓の極上の身体を抱きしめながらの射精。お互いに腰を押しつけ合って結合部をぴったりと密着させて、激しく舌を絡めあいながら絶頂の余韻に浸る。

 いつもの落ち着いた雰囲気など今の楓には一切見受けらず、こんな彼女を見ることができるのは自分だけだという優越感も合わさって射精はなかなか止まらない。


「ちゅるうう♡ 翔一君♡ ちゅっ♡ 好きです♡ れろぉ♡ 愛しています♡ ちゅうう♡ れりゅううう♡」


 楓は腰だけではなく胸も押し付けてきて、彼女の柔らかさを強く感じられる。

 二人はそのまましばらくの間抱き合いながらキスを続けていたが、ねっとりとした唾液の糸を作りながら楓が唇を離す。


「はぁ……♡ はぁ……♡ ちょっと疲れましたね……♡」

「部屋に入ってからすぐに始めたからね。そう言えばシャワーも浴びていなかった」

「それではちょっと休憩してシャワーを浴びましょうか♡ ふふ、もちろん一緒にですよ♡ 身体を洗ってあげます♡」

「それは休憩できるか不安だなぁ」


 苦笑しながら二人は体を起こして、服を脱ぎながらガラス張りの浴室に向かう。

 湯船にお湯が溜まるまでシャワーで身体を洗おうという話になったのだが、翔一は楓の裸を見ているだけでムラムラとした気持ちを抑えることができなかった。

 そしてシャワーを浴びて水滴が彼女の身体のラインに沿って流れていくのを見て理性が切れて、楓を抱きしめてうなじに顔を埋める。


「あんっ♡ 翔一く――んちゅっ♡ れりゅうう♡ ひあああっ♡ ああああっ♡ ちゅるるうううう♡」


 シャワーを浴びながら抱き合ってキスしてお互いを求めあう。

 汗が流れた彼女の肌の感触を堪能しつつ、楓の首筋にも何度もキスの雨を降らせた。


「んうううっ♡ くすぐったいですよ♡ あんっ♡ ひああああっ♡」

「ここにキスされるの好きだろう?」

「そうですけど――ああああっ♡」 


 かぷっと耳を甘噛みして何度もしゃぶり、胸もグニグニと揉みしだいていく。

 彼女の背中に回していた手も下げて尻を撫でまわし、何度も指を食い込ませて弾力を楽しむ。

 耳から口を離すと今度は頬にキスをして、舌を這わせたままうなじ、そして胸まで舐めまわす。

 お湯が流れている彼女の胸にもキスをして、綺麗になった傍から唾液でマーキングしていく。


「んっ♡ んひいいいっ♡ 翔一君♡ あんっ♡ キスマークは、んっ♡ ひあああっ♡ ああああっ♡」


 アイドルの胸元にいくつものキスマークをつけていく。

 バレてしまえばスキャンダル間違いなしだが、翔一は自分の独占欲を抑えることができない。

 自分の物だという印を胸や首筋に何度も付けていきながら、楓を強く抱きしめて愛撫を続けていった。

 セックスの後でシャワーを浴びているので、体温が高くなった彼女の身体をつぶすほど抱きしめると、楓はそれだけで甘い声を漏らし始めた。

 それに加えて愛撫までされているのですぐにイキそうになってしまうが、翔一は先ほど自分がされたように楓を焦らし始めた。


「んああっ♡ ど、どうしてそんなに中途半端なんですか♡ あああっ♡ も、もっと激しくしてください♡ 切なくておかしくなっちゃいます♡」

「楓は誰の物か教えて?」


 乳輪を舐めまわして太ももを撫でながら問いかけると、楓は翔一の頭を強く抱きしめて自分の胸元に押し付ける。


「あなたの物です♡ んああっ♡ 私は貴方の物ですからイカセてください♡ あんっ♡ ふああああっ♡」


 満足のいく答えを聞いた翔一が指で楓の秘部をかき回しながら乳首を唇で甘噛みする。

 欲しい刺激が来た楓は一気に高まっていきすぐに絶頂を迎えてしまった。


「んああっ♡ イキます♡ イッちゃいます♡ ひああああああっ♡」


 ビクンっと楓の身体が大きく跳ねて、秘部からぷしゅっと潮が飛び散る。

 立っていられなくなった楓はガラスに寄りかかって身体を支えていたが、翔一は彼女の身体を反転させると壁に手を突かせた。


「んっ♡ こ、こんな格好恥ずかしいです♡ あ――ふああああああっ♡」


 尻を突き出す格好になり恥ずかしくて楓は顔が赤くなるが、翔一はそんな彼女にお構いなしに立ちバックで挿入した。

 挿入されただけで楓の背筋がピンっと伸びる。

 甘イキしてしまったのは分かるのだが、翔一は我慢ができないのですぐに動き始めた。

 楓の肩を掴んで彼女をガラスに押し付けたまま、犯すように膣内を蹂躙していく。


「ふあああっ♡ おっぱいが潰れちゃいます♡ んひいいっ♡ あああっ♡ 先っぽが擦れて、あんっ♡ んひいいっ♡」


 ガラスに乳首が擦れて感じてしまい、あっさりと楓は絶頂してしまうが、翔一は腰の動きを緩めない。

 さらに強く楓の胸をガラスに押し付けると、わざと乳首が擦れるように斜め下から腰を突き上げた。

 膣と乳首から快感が広がり楓の身体が跳ねるたびに、ますます乳首と胸がガラスに擦れて感じてしまう。

 楓の尻に腰を打ち付ける音と彼女の喘ぎ声が浴室に反響し、結合部から愛液が大量に溢れてきて楓の太ももをつたって流れていく。

 最愛の女性が自分の手で喘いでいることに翔一の興奮は最高潮に達して、彼女の耳を甘噛みしながら抽送の速度を上げていく。


「んああっ♡ 耳は――あんっ♡ ふあああっ♡ 今は駄目です♡ あああっ♡ 何をされても感じすぎてしまいますからぁ♡ あああっ♡」

「楓……僕の子供を孕んで」

「あああっ♡ い、今なんてっ♡ ひあああっ♡ んああああああっ♡」


 耳元で孕んでほしいと囁いただけで楓は絶頂してしまう。

 最愛の男性に孕めと言われた楓の子宮が疼き始めて、精液が欲しいと膣が肉棒に絡みつく。

 翔一は一度楓の胸をガラスから離すと両手で鷲掴みにして揉みしだき、今度はそのままガラスに押し付けた。

 硬いガラスを手の甲で感じながら、柔らかく揉み心地もいい楓の乳房の感触を掌で楽しんでいく。

 乳首も掌で転がすように触れていくと、楓は何度も絶頂してしまっている事に気が付いた。


「ねえ、良いだろう楓? 僕の子供を産んでよ」

「んひいいっ♡ ああああっ♡ しょ、翔一君の子供♡ あああっ♡ 私たちの、ふあっ♡ ひあああああっ♡」

「嫌なのかい?」

「い、嫌なわけがありません♡ ふあああっ♡ 孕みます♡ 貴方の子供を孕みますから中に出してください♡ んああっ♡ あなたの熱いので私を孕ませてください♡」


 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、翔一はラストスパートをかけていく。

 楓の口元からは快楽のあまり涎が垂れてしまっており、子宮だけではなく全身が翔一に孕ませてほしいとおねだりをしていた。

 彼女の胸に指を食い込ませて、腰を肉棒が抜けるぎりぎりまで引くと、とどめを刺すように根元まで突き入れる。


「ああああっ♡ またイッちゃいます♡ 中出しされてイッちゃう♡ ああああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ふああああああっ♡ んあああああああああああっ♡」


 楓を孕ませる勢いで大量の精液を放出していく。

 結合部から精液が溢れてきてぼたぼたとおちていくが、それよりも多くの精液を楓に送り込むつもりで腰を押し付ける。

 もはやイキすぎて楓の足はガクガクと震えており、ガラスに手をついていないと立っていられなくなっていた。

 妊娠したらいいなと思いながら彼女は絶頂の余韻に浸っている。


「はぁ……♡ す、すごいですね……♡ あんっ♡ しょ、翔一君♡」


 翔一が楓の手を引いて浴室を出る。

 湯船には湯が張っているのに入らない。シャワーで身体が濡れているのにタオルで拭くこともない。

 さきほどまで使っていたベッドに楓を押し倒すと、正常位でもう一度肉棒を挿入した。


「ふあああっ♡ まだ硬い♡ あんっ♡ ああああっ♡ 私の中で暴れています♡ んっ♡ おちんちんが私を孕ませたいって叫んでいます♡」

「実際に孕ませるつもりで抱いているんだから当たり前だよ。ほら、もっと激しくいくぞ!」

「ま、待ってください♡ ふあああっ♡ もう何度もイッてますから、身体がっ♡ ひあああああっ♡」


 仰向けになっても形の崩れない楓の乳房を両手で揉みしだきながら、高速ピストンで彼女を責めていく。

 カリ首が膣内をガリガリと擦る感覚が気持ちよすぎて腰の動きを止めることができない。

 指を乳房に何度も食い込ませて形を歪ませていき、掌を押し付けて柔らかさと弾力を堪能していく。

 もう何度も中出ししたというのに翔一の肉棒は衰えておらず、必ず楓を孕ませるという意思をこめて膣内を蹂躙していく。


「んひいいっ♡ ああああっ♡ 私の身体も赤ちゃんを欲しがってます♡ ああっ♡ 二人の赤ちゃんを作りましょう♡ んっ♡ ふああああっ♡ ああああっ♡」


 キスマークだらけの楓の乳房から手を離すと、彼女に覆いかぶさって身体を密着させて抱きしめる。

 楓も抱きしめかえしてくれて、お互いの体温を感じながら登りつめていく。

 シャワーを浴びた後だというのに二人はもう汗をかいており、身体が擦れるだけで絶頂してしまいそうなほど気持ちいい。

 全体重をこめて楓を押しつぶすようにピストンしながら、瑞々しい唇を奪って舌を絡めあう。

 お互いの唾液を交換し合うような激しく情熱的なキスで、楓はまた何度もイッてしまっていた。


「んちゅっ♡ れりゅうう♡ 好き♡ 愛しています♡ ちゅっ♡ 赤ちゃんください♡ あああっ♡ 翔一君の赤ちゃんを産ませてください♡ ちゅ♡ じゅるるううう♡」


 楓は蕩けきった表情でキスを強請り、愛を囁きながら孕ませてほしいと懇願している。

 翔一も恋人として彼女の願いをかなえるべく、肉棒を根元まで挿入して少しでも奥で精液を出す準備を始める。


「そろそろ出る……孕め楓! 孕め……孕めぇ……っ!」

「ふあああっ♡ 孕みます♡ ちゅうう♡ ちゅるるううう♡ あああっ♡ イッちゃう♡ 翔一君の赤ちゃんを孕みながらイッちゃいます♡ ひあああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ふああああっ♡ 好きですっ♡ 大好きです♡ ああああっ♡ んあああああああああああっ♡」


 楓と抱き合いながら彼女の中に精液を流し込む。

 種付けプレスで中出しをすると楓も足を腰に絡めてきて、だいしゅきホールドで翔一の精液を受け入れる。

 膣が収縮して精液を強請り、とびきり濃い精液が大量に放出されていった。


「ちゅるるうう♡ れりゅうう♡ ちゅっ♡ ああっ♡ こんなにたくさん♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡ 絶対に妊娠しちゃいました♡ ちゅうう♡ じゅるるううう♡」


 キスをしながら二人は絶頂の余韻に浸る。

 アイドルではなく一人の女としての高垣楓を自分のモノにしたという実感がわいた瞬間にようやく射精が収まった。

 流石にお互いに体力の限界であり、翔一はゆっくりと楓から肉棒を抜くと、力尽きたように彼女の隣に倒れた。

 楓も翔一に寄り添って体を密着させると呼吸を整え始める。


「はぁ……ちゅ♡ 気持ちよかったですね……ちゅ♡」

「こんなに良かったのは初めてかもしれないな」

「私もです♡ 翔一君に求められてうれしかった……ちゅ♡ いつもこのくらい激しく求めてくれてもいいんですよ♡」


 心地よい疲労を感じながら抱き合ってキス。

 激しい種付けセックスが終わり、甘いピロートークが始まった。

 楓は翔一の胸板に手を置き、翔一は彼女の肩を抱き寄せる。

 膣から精液が漏れてくるのを感じながら、楓は子宮の位置をそっと撫でる。


「翔一君……私はアイドルを引退しようと思います」


 楓の言葉に翔一が驚いた表情になる。


「いいのかい?」

「はい。アイドルよりも貴方だけの楓として一緒に過ごしていきたいですから」

「僕としては嬉しい限りだけど……君のファンに恨まれそうだね。でも君と一緒になれるのならそのくらいの恨みは甘んじて受け入れるよ。これからは君と子供を守っていかなくちゃいけないから仕事も頑張らないと」

「頼もしいですね。愛してますよ翔一君♡ これからも一生一緒に過ごしていきましょうね♡」

「ああ、一生君だけを愛し続けるよ」


 二人の唇が重なる。

 そのまま寄り添いあって、二人はこれからの未来の事を語り始めるのだった。



「次のニュースのお知らせです。アイドルの高垣楓さんの引退が発表されました」


 そのニュースが報道されたとたん、テレビの前にいた人たちは耳を疑ったらしい。

 誰もが知っているアイドルである高垣楓。年齢的にも実力的にもまだまだ現役を続けられるのは確かだからだ。

 なので勘のいい者たちは引退の理由も察することができてしまう。


「高垣さんは以前から俳優の宮瀬翔一さんと交際を続けており、結婚することになったので引退を決めたとのことでした。お二人は開かれた会見において――」


 高垣楓が結婚して引退することに彼女のファンは嘆き、宮瀬翔一のファンも驚きを隠せなかったらしい。

 事務所としては結婚してもアイドルを続けてほしいと打診したが、高垣楓の意志は固く彼女は引退を宣言。それでもあきらめきれない事務所側は今でも説得を続けているようだ。


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