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レックスの軌跡~リベール組編~

「あんっ♡ あああっ♡ レックスっ♡ ふああああっ♡ そんなに激しくされたら感じすぎちゃうっ♡ んああああっ♡」

「ああ……レンちゃんったら本当に気持ちよさそうですね♡ んひっ♡ あああっ♡ こ、今度は私にっ♡ ふあああああっ♡」


 ミシュラムのホテルの大部屋では、複数の女性の喘ぎ声が響いていた。

 部屋にいる者達は全員が生まれたままの姿になっている。

 クローゼが仰向けでベッドに寝て、その上に折り重なるようにレンが四つん這いになっており、二人の膣をレックスが交互に味わっているところだ。


「クローゼさんがここまで乱れるなんて……♡」

「いつものイメージと全然違うわよね♡ ティータ、しっかり撮ってあげてね♡」

「うん♡」


 レックスの右隣にはリースが、左隣にはエステルが密着して寄り添っていた。

 ティータは様々な角度からクローゼとレンを写真に撮っている。


「へへ、ジェニス王立学園のOBと現役学生をいっぺんに抱けるとか興奮しちまうぜ。ほらクローゼ、久しぶりのオレのチンポは気持ちいいか?」

「は、はいっ♡ ひあああっ♡ レックスさんのペニスはすごく気持ちいいですっ♡ んっ♡ レックスさんに抱かれていると女の幸せを感じすぎておかしくなってしまいそうです♡ んっ♡ ふあああああ♡」

「リベールの至宝の本性とかスゲー特ダネだけど、オレだけの秘密にしておくか」

「はぁ♡ はぁ♡ レックス♡ レンの中にもちょうだいっ♡ レンだってレックスのが欲しくておかしくなっちゃいそうなのよ♡ ふあっ♡ ひあああっ♡」


 今度はレンの膣内に挿入して蹂躙していく。

 左右のエステルとリースを抱き寄せて、タプタプと胸を弄びながらレンとクローゼの膣内をかき回す。


「ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ レックス♡ ちゅっ♡ レックスとのキス気持ちいい♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡」

「リースさんばっかりズルい♡ んちゅっ♡ れりゅう♡ あたしだってレックスとキスしたかったんだから♡ ちゅっ♡ ちゅるるううううう♡」


 胸を揉むだけではなく交互にキスをして唾液を交換しあうように舌を絡めていく。

 すると今度は背中に柔らかな感触を感じた。

 写真を撮っていたティータが背後から抱き着いて、自分の胸を押し付けてきたのだ。


「ん……♡ レックスさん♡ お姉ちゃん達ほど大きくないので、楽しんでもらえないかもしれませんけど……♡」

「そんなことないっての。もっとくっついてくれよ」

「はい♡」


 ティータが更にギュッと胸を押し付ける。

 セックスの前に全員がすぐに裸になったのは、少しでも多くレックスと肌を密着させて彼を感じたいからだった。

 ティータも挿入されているわけでもないのだが、レックスに肌を密着させているだけで心が満たされていく。

 それはエステルとリースも同じで、彼に胸を押し付けて感触を楽しんでもらいながら自分たちもレックスを感じていた。


「んひっ♡ あああっ♡ んちゅっ♡ れりゅうう♡ れ、レンちゃん♡ んちゅ♡ れりゅうう♡」

「ちゅっ♡ ちゅるるるうううう♡ クローゼったら可愛すぎて我慢できなくなっちゃったわ♡ ちゅっ♡」


 レンがクローゼにキスをすると、それを見たレックスがさらに興奮していく。

 クローゼに挿入している肉棒が一回り大きくなって震え始める。

 挿入されていない4人も今までのレックスとのセックスから、彼が射精寸前だということは理解していた。


「レックスさん♡ クローゼさんの中にいっぱい出してあげてくださいね♡ んっ♡ わたしの大好きなレックスさんのせーえきをいっぱい♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ひああああっ♡ レックスさんのザーメンっ♡ 熱すぎて――んあああああああああああっ♡」


 リースに唇を重ねながらクローゼの子宮に精液を注ぎ込む。

 絶頂により膣が収縮して精液をどんどん搾り取っていく。

 ただでさえ他の女たちの柔らかさと温かさを感じているので精液はなかなか止まらなかった。

 口をパクパクさせながら絶頂の余韻にひたるクローゼを見て、レックスは今度はエステルにキスをしながらレンの膣内に肉棒を挿入する。


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んああああっ♡ レックスっ♡ レンの中にもいっぱい出てるわっ♡ ふああああああああっ♡」


 レンの子宮にもたっぷりと精液が注がれていき、彼女もクローゼと同じように絶頂してしまった。

 リースの胸を弄びながらエステルと激しく舌を絡めあい、背中にはティータの胸の柔らかさまで感じている。

 レンがぐったりとした表情でクローゼの胸に顔を埋めるとレックスが肉棒を抜いた。

 その瞬間、どぴゅっと最後の一発が放たれて、クローゼとレンの顔まで飛び散った。


「ん……中も外もマーキングされちゃったわ♡」

「はい……レックスさんのモノになれて幸せです♡」


 折り重なったまま膣から大量の精液を垂れ流し、顔も精液で汚れながらも幸せそうな二人をパシャっと写真に撮る。


「さーてと、次は誰を――」


 突然レックスがリースに押し倒されて唇を奪われる。

 彼女はもう一秒も我慢ができないと言った感じで、夢中で自分の胸を押し付けながら舌を絡めあう。


「ちゅっ♡ ちゅるるうう♡ レックス♡ もう待てない♡ 私が動くから入れていい?」

「仕方ねーな……」

「それじゃあいくね♡ ん――あああっ♡ 大きいペニスが、私の中をみっちり広げて――ああああああっ♡」


 騎乗位で挿入した瞬間にリースの背筋がピンと伸びて天井を仰いだ。

 根元まで受け入れて子宮口をグリグリと押し上げられ、動かなくてもイッてしまいそうなほど感じてしまっている。

 下腹部を撫でて肉棒の感触を確かめた後に、リースはゆっくりと腰を振り始めた。


「んっ♡ んああっ♡ 一番奥に当たってる♡ ふあっ♡ あああっ♡ レックスのやっぱりすごいっ♡ ふあああっ♡ ひああああっ♡」


 レックスに揉まれ続けてサイズが大きくなった巨乳を思う存分揺らしながらリースは腰を振り続ける。

 それを写真に撮りながら快楽に浸っていたレックスだったが、突然リースの動きが止まった。


「んひいいっ♡ あんっ♡ エステルさん♡ ふあっ♡ あああっ♡」

「リースさんの胸ってやっぱり大きいわよね♡ いいなぁ♡」


 騎乗位で腰を振るリースの背後に回ったエステルが、彼女の乳房を二つともタプタプと弄び始めた。

 巨乳に指が沈んでいき形を変えるたびにリースの表情が快楽で歪む。

 エステルはいつも自分がレックスにされているように、揉むだけではなく乳首を摘まんで引っ張るなどして愛撫を続けていると、ティータとレンがレックスの左右に寄り添う。


「レックスさん♡ れりゅう♡ ちゅるるううう♡」

「レンたちが気持ちよくしてあげるわね♡ ちゅっ♡ ちゅるるるうううう♡」


 肌を密着させて寄り添いながら二人がレックスの乳首に舌を這わせていく。

 すると最後の一人であるクローゼがレックスを膝枕すると、甘く蕩けた表情になっている顔を彼に近づける。


「ちゅ♡ ちゅるるううう♡ レックスさんとのキス……ちゅ♡ 好きです♡ ちゅ♡ 愛していますレックスさん♡ ちゅるるううう♡」


 顔が反対になっているのでいつもよりもキスはやりにくかったが、クローゼは唇がぴったりとくっつく位置を見つけて強弱をつけて押し付ける。

 レックスは全員の奉仕を全身の力を抜いて味わっていた。

 リースが根元まで受け入れて腰を大きくグラインドさせると、膣の中で肉棒がピクンと跳ねる。


「んあああっ♡ レックスのペニスが震えてるっ♡ ふああああっ♡」

「ちゅ♡ ちゅうう♡ これだけの人数に気持ちよくしてもらえて嬉しいのかしら♡」

「ちゅるるうう♡ わたしも頑張ります♡ ちゅ♡ 大好きなレックスさんに気持ちよくなってもらいたいですから♡」


 ティータとレンの奉仕にもさらに熱が入っていく。

 彼女たちがレックスを気持ちよくすればするほど肉棒が固くなり、リースの快楽も大きくなっていった。


「んっ♡ んううううっ♡ お、大きいっ♡ すごいっ♡ あっ♡ あああっ♡」

「ケビンさんのよりでかいんだっけ?」

「ふあああっ♡ 大きいっ ケビンのとは比べ物にならないくらい大きいっ♡ さ、最近はケビンとのセックスが全然気持ちよくないのは、レックスのせいなんだから♡ んあああっ♡ ふあああっ♡ せ、責任取って♡」

「当たり前だろ。今日もお腹いっぱいにしてやるからな」

「ひあっ♡ お、お願い――あ♡」


 ぴたりとリースの動きが止まった。


「わ、忘れてた……今日は危険日……♡」


 レックスとのセックスが楽しみすぎて忘れてしまっていたが、リースは今日危険日だったのだ。

 下腹部をもう一度撫でてみると、レックスに孕ませてもらう準備が完全に整っていると確信してしまう。


「おっと、そうだったのかよ。それなら外に出すか?」

「そ、それは――あんっ♡ ひああああっ♡」


 レックスの方から数回突き上げた後に、彼が体を起こして騎乗位から対面座位になる。

 顔が近くなりドキッとしてしまうリースだったが、なぜかレックスから目を逸らすことができなかった。


「ほら、どうするんだよ?」

「あ……い、今は空っぽだから、お腹いっぱいにしてもらいたい……んっ♡ んううううっ♡ ああああああっ♡」


 リースを抱きしめたままレックスが腰を動かし始める。

 彼女のうなじにキスをしていくつもキスマークをつけながら、子宮口をこじ開けるように念入りにイジメ続ける。


「もう出ちまうぜ? じゃあオレに孕まされてもいいから中に出してほしいってことだよな?」

「~~~っ♡ そ、そうよっ♡ レックスに中に出してほしいのっ♡ んっ♡ ふああああっ♡」

「初めての妊娠がケビンさんじゃなくていいのか?」

「いいのっ♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡ レックスの赤ちゃんがいい♡ 大好きなレックスの精子で私を孕ませてっ♡ ちゅっ♡ れりゅうううう♡ ふあああっ♡ 好き♡ レックスの事が好きっ♡ ふあああっ♡」

「へへ、オレも好きだぜリース。今日はお前の子宮もオレのモノにするからな。ケビンさんに謝りながらイケよ」


 対面座位でお互いに抱きしめあって唇を重ねながらのセックス。

 どう見ても恋人同士にしか見えないというのに、リースは恋人に謝罪をしながらレックスというオスのモノになれることを悦んでいる。


「れりゅうう♡ じゅるるうううう♡ ごめんなさいケビンっ♡ でも私の身体がレックスを求めちゃってるの♡ ふあっ♡ ああああっ♡ ケビンの精子じゃなくてレックスの精子でお腹いっぱいになりたいのっ♡ あああっ♡ んああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ひあああああああああっ♡ イッちゃうっ♡ んむううううううううううううううっ♡」


 空っぽだった子宮が一発で満たされるほど大量の精液が放たれる。

 熱いゼリーのようなそれを注がれる感覚を堪能しながらリースが何度も絶頂した。

 自分から足を絡めてレックスに腰を押し付け、唇も押し付けて舌を絡めていく。

 レックスの舌はリースの口の中を隅々まで舐めて蹂躙していき、体の内側から彼のモノになっていく感覚があった。


「ちゅるるう♡ れろぉ♡ レックス♡ ちゅう♡ すきぃ♡ しゅきぃ♡ ちゅるるううう♡」


 半ば放心状態でもリースはレックスという存在を求め続けて、無意識のうちに足を強く絡める。

 どぴゅっと最後の一滴が放たれて、リースの身体がぶるっと震えた。


 ――ぷちゅ♡


(ん……女神よ……あなたのご慈悲に感謝します♡)


 女として生まれたことを女神に感謝しながら、自分がレックスのモノになったことを本能的に確信する。

 唇を離すとレックスはカメラを手渡され、繋がったまま妊娠の記念撮影を行った。


「へへ……ケビンさんより先にリースの子宮を完全攻略しちゃったぜ」

「はぁ……♡ はぁ……♡ 攻略されちゃった♡ ……もうケビンじゃ絶対に攻略できないと思う♡」


 下腹部を撫でながら、自分は一生レックス以外の精子では孕まないだろうという確信めいた予感を感じていた。

 たとえそれがケビンであっても、リースにとって女として一番大切な場所を捧げたいのはレックスだけなのだ。

 リースから肉棒を抜くと、ごぽっと大量の精液が膣からあふれてくる。


「レックスさん……♡」


 余韻に浸るまもなく次に我慢が出来なくなった少女がレックスを誘う。

 ティータがベッドに四つん這いになって尻を振り始めた。秘部からは愛液がトロッと流れてベッドにシミを作る。


「ん……レックス♡ レンも可愛がって♡」

「私もお願い♡」


 レンとリースがティータを挟むように四つん這いになる。

 二人の尻を片手で撫でながら、レックスはガチガチになっている肉棒をティータの膣に挿入した。


「んうううっ♡ ああああああっ♡ レックスさんのおちんちんが入って来てます♡ ふあああっ♡ わたしをたくさん気持ちよくして、勇気づけてくれたおちんちん♡ んっ♡ ひああっ♡」


 ティータの中をじっくりを味わっていると、左右からエステルとクローゼが抱き着いてくる。

 レックスに触れているだけで幸せな表情になっているふたりは、自分の体の柔らかさと温かさを少しでも彼に楽しんでもらおうと肌を密着させた。

 レンとリースの膣を指でかき回しながら、ティータの事も気持ちよくするために抽送も休まない。


「ったく、これだけ人が多いと大変だぜ。身体が持たねえよ」

「ちゅっ♡ れりゅう♡ なに嘘ついてるのよ♡ ちゅうっ♡ レックスは何人相手でも、全員満足させてくれるじゃない♡ ちゅるるううう♡そういう所がいいんだけど♡」

「れりゅうう♡ ちゅるるうううう♡ はい♡ 流石は私達の愛するレックスさんです♡ ちゅう♡ あなたのモノになれたことを女として誇りに思います♡」

「あんっ♡ あああっ♡ そ、そうですよっ♡ ひああああっ♡ むしろわたし一人の時に満足してもらえるのかが不安で――ひあああっ♡」

「ティータちゃんそんなこと考えてたのかよ?」


 締まりのいいティータの穴を拡張するようにレックスが腰を回転させると、ティータの口から切なそうな声が漏れる。


「はぁ……♡ ん♡ だ、だって、オーバルギアを作る時もレックスさんにはすごく助けてもらったのに……ん♡ 辛い時にはいつでも話し相手になってくれて励ましてくれたり……い、息抜きをするために会いに来てくれたり……あんっ♡ わたし、すごく嬉しかったんです♡ でもレックスさんはわたしとのエッチで満足してくれてるのかなって……ふああああっ♡ あああっ♡ お、おちんちんが急に大きくっ♡ ひああああっ♡」

「バカねぇティータ♡ ひあっ♡ あああっ♡ そんな事を考えていたの♡ んっ♡ あああっ♡」

「レックスが満足しているかどうかは、んああっ♡ 彼に抱かればわかる事ではないですか♡ んっ♡ ふああああっ♡」

「アガットさんがいつまでたっても女として見てくれないから自信がないのかなー。オレからしたら初めて会った時からティータちゃんは大人の女だってのにさ」

「んっ♡ んああああっ♡ あ、あのあのっ♡ だったら本当に大人になりたいです♡ んっ♡ レックスさんの赤ちゃんが欲しいです♡ ふああっ♡」


 妊娠のおねだりにレックスの肉棒が更にいきり立つが、エステルが慌て始める。


「ちょ、ちょっとティータ。学生の内は流石に……」

「そ、そうですね。レックスさんの子供を授かりたいというお気持ちはすごくわかるのですが……」

「へへ、ティータちゃんはそんなにオレに孕ませてほしいんだ? アガットさんじゃなくてもいいのか?」

「あああっ♡ は、はい♡ 大好きなレックスさんの赤ちゃんが欲しいです♡ あんっ♡ わたしの心も体も、アガットさんの入る隙間なんてもう全然ないですからっ♡ 全部レックスさんでいっぱいになっちゃってますからぁっ♡」


 レックスがティータの体を起こして、後背位から背面座位に移行する。

 自分の右手とティータの左手を恋人繋ぎにして、左手では彼女の下腹部を撫でながらスパートをかけた。

 ティータは自由な右手をレックスの首に回して抱き寄せて、自分から唇を重ねる。


「ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ レックスさん♡ 好きっ♡ 好きです♡ ちゅうう♡ じゅるるうううう♡ 赤ちゃん欲しいよぉっ♡」


 ――ポコン♡


「んむっ♡ ふあああっ♡ あ、今お腹に……ああああっ♡」


 キスで何かを飲まされたと思った瞬間、今度は排卵したという感覚をティータが襲う。

 エマの作った薬をレックスが口移しで飲ませたのだ。


「オレもティータちゃんのこと好きだぜ。そこまで言われて孕ませないなんて男じゃねーよな。トールズに残れたお祝いもまだだったし、プレゼント代わりに孕ませてやるよ」

「は、はい♡ 嬉しいですレックスさん♡ ちゅっ♡ れりゅうううう♡ じゅるるううううう♡」


 二人の世界に入ったレックスとティータをうっとりした表情で周囲のモノたちは見つめており、自然と手が秘部や胸に向かってしまう。

 エステル、クローゼリースなどは出会った頃は幼かったティータがレックスという男によって立派な女になったことに感慨深さすら感じていた。


(ん……レックスになら、エステルたちに出会った頃でも……ううん、あの頃だって……♡)


 レンに至ってはエステルたちに出会った頃どころか、楽園時代の頃だろうとレックスになら喜んで抱かれたいとすら思ってしまう。


「んむっ♡ レックスさん♡ わたしのなかで震えてます♡ ちゅっ♡ このまませーえき出して下さい♡」

「言われなくても出してやるよ。もう後悔しても遅いぜ?」

「ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ 後悔なんて絶対にしませんからっ♡ 大好きなレックスさんの赤ちゃん下さい♡ あああっ♡ レックスさんっ♡ 好きですっ♡ 大好きですっ♡ ふああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ああああああっ♡ すごいっ♡ せーえきいっぱい出てるよぉっ♡ んあああああああああああっ♡」


 ティータを孕ませようといつも以上に熱くて濃い精液が大量に放出される。

 アガットの入る隙間など一切ないティータの子宮は、レックスのモノを無条件で受け入れて彼のモノになる準備を整えていく。

 身体の内側からマーキングされて支配されていく感覚は今まで何度も味わってきたが、今日のそれは今までとは比べ物にならないほどの快楽と多幸感だった。

 口の中を舌で犯されながら下腹部を撫でられて、レックスの射精の勢いがだんだんと弱まっていくのを感じる。

 やがて射精が止まるとレックスがゆっくりと唇を離した。

 終わってしまった切なさで胸が締め付けら荒れた瞬間、不意打ちのようにもう一度レックスが唇を重ねてくる。


 ――ぷちゅ♡


(あ――デキちゃった♡)


 それと同時に切なさなどどうでもよくなるほどの達成感のようなものを感じて、ティータはもう一度軽くイってしまった。

 オスの遺伝子を受け取ることができて、今まで感じることのできなかった女としての自信が生まれ始める。

 ねっとりとした唾液の糸を作って二人の唇が離れると、レンが繋がったままの二人を記念撮影してくれた。


「はぁ……♡ はぁ……♡ レックスさん♡」

「やっとティータちゃんに種付け出来たぜ。このままもう一回戦と行きたいけど……」

「はい♡ エステルお姉ちゃんも可愛がってあげてください♡」


 肉棒を抜くと精液が漏れるが、まだまだたっぷりと子宮の中に残っているのがティータにはわかった。

 最後の一人であるエステルもすっかり蕩けきった表情でレックスに入れてもらうのを待ちわびている。


「そう言えばエステル、あなた避妊薬はまだ飲んでないわよね。ほら、これでも飲みなさいな」

「ああ、そうだったわ。ありがとうレン」


 レンに渡された錠剤をエステルが飲み込んだ。


 ――ポコン♡


「……え?」


 その瞬間、子宮に何か大切なものが落ちてきた感覚がある。

 メスの本能で排卵したと確信してレンを見ると、彼女はイタズラっぽい笑みを浮かべている。


「ごめんなさいねエステル♡ 今のはさっきティータが飲んだのと同じ妊娠促進剤よ♡」

「っ♡ そ、そんな――きゃっ♡」


 驚いた表情のレックスがエステルを押し倒す。


「ま、待ってレックス♡ 今は駄目っ♡ 入れられちゃったらレックスの赤ちゃんが出来ちゃうのよっ♡」


 じたばたと暴れてレックスを押しのけようとしているように見えるが、彼女が本気になればレックスを突き飛ばすことなどたやすい。

 それが嫌がっているだけのポーズだと気が付いているレックスは、正常位で一気に一番奥までエステルに挿入した。


「ふああああっ♡ ああああああっ♡ レックスのチンポが入っちゃってる♡ んっ♡ いつもより大きいっ♡ あんっ♡ ふああああっ♡」

「とうとうエステルを孕ませられるんだから当然だぜ。へへ、浮気セックスでヨシュアさんより先に孕ませてやるよ」

「んっ♡ んううううっ♡ う、浮気じゃなくて、あんっ♡ セックスの練習――ふあああああっ♡」


 エステルの両脇にレンとクローゼが寄り添い、彼女の乳首にしゃぶりつく。


「ちゅっ♡ れりゅうう♡ エステルさん♡ 自分に素直になりましょう♡ ちゅるるううう♡」

「ちゅるるるうう♡ それにセフレとのセックスなんて浮気に決まっているじゃない♡ 自分でも気が付いていたんでしょう♡」

「あんっ♡ ああああっ♡ 胸は駄目っ♡ あああっ♡ ひああああっ♡」


 胸を愛撫されながら膣を蹂躙されるエステルの反応を楽しんでいると、リースがレックスの背後から抱き着いて胸を押し当ててきた。


「エステルさんの気持ちはわかります♡ 私もケビンに隠れて浮気していると思うと、すごく興奮してしまいやめられないんですよね♡ 練習の事なんて忘れて、ヨシュアさんの事も考えられないくらいレックスで身も心も満たされてしまうんですよね♡」

「あっ♡ ああああっ♡ リースさん♡ んっ♡ ふああああっ♡」


 リースと全く同じ気持ちだったエステルが何も言えなくなる。

 膣の中の肉棒がますます大きくなり、自分を絶対に孕ませるという意思が伝わってきた。


「帝国にいる間もヨシュアさんに内緒で何回もセックスしたよなぁ? 確かデートの約束を蹴ってオレに会いに来たことも会ったっけ? あの時は嬉しくて一日中セックスしちまったぜ」

「んっ♡ ふあああっ♡ お、思い出させないでっ♡ あんっ♡ 許してレックス♡ んっ♡ 初めての赤ちゃんはヨシュアがいいの♡ んっ♡ んううううっ♡」

「エステルのココはそう言ってないぜ?」


 レックスがエステルの子宮口をグイっと押し上げると、彼女の背筋がピンっと伸びる。


「ふあああああああっ♡」


 ビクンっと体が大きく跳ねてエステルが絶頂した。

 子宮が甘くうずき始めて、全身がレックスという存在を求め始める。

 抽送が繰り返されるたびにヨシュアの子供が欲しいという気持ちがだんだんと薄れていき、レックスという男の全てを受け入れたくなってくる。


「ひあああっ♡ 駄目っ♡ 気持ちいいっ♡ んっ♡ 気持ちよすぎるのっ♡ レックスとの浮気セックス感じすぎちゃうっ♡ ふああああっ♡ ああああああっ♡ このチンポ好きっ♡ あああっ♡ あたしをいつも気持ちよくしてくれるこのチンポが一番好きっ♡」

「おいおい、好きなのはチンポだけかよ?」

「レックスの事も好きっ♡ 好きよっ♡ んむっ♡ ちゅっ♡ れりゅう♡ キスもセックスも好き♡ ちゅっ♡ レックスっ♡ 愛してるわっ♡ ちゅるるううう♡」


 レックスが屈曲位でエステルに体重をかけてスパートをかけ始める。

 オスに屈服する体位でレックスという存在に自分の全てを明け渡しながら、身も心も彼に染められてしまう。

 初めての妊娠はヨシュアがいいという気持ちさえも、レックスに妊娠させてほしいという気持ちに変わっていく。


「へへ、浮気セックスで孕む覚悟は決まったか?」

「ちゅっ♡ れりゅうう♡ 決まったから中に出してっ♡ 好きよレックス♡ 大好きなあなたの赤ちゃんが欲しいのっ♡ じゅるるうう♡」

「うんうん、ようやく素直になったか。エステルのそういう所は大好きだぜ。可愛い子供を産んでくれよな。おら、ヨシュアさんに謝りながら孕んじまえよ」

「んちゅっ♡ ちゅるるううう♡ ごめんなさいヨシュアっ♡ 今から大好きなレックスに妊娠させてもらうわっ♡ あなたの赤ちゃんじゃなくてごめんなさいっ♡ ひああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んあああああっ♡ 熱いのがいっぱい出てるっ♡ ひあああああああああっ♡」


 全体重をかけた種付けプレスでエステルに欲望を注ぎ込む。

 だいしゅきホールドでそれを受け止めたエステルは、子宮に熱を感じた瞬間に絶頂し、視界が真っ白になってしまった。

 キスをして舌を絡めあいながら射精され、思考がかき回されているので何も考えることができない。

 背徳感すらも快楽のためのスパイスとなり、頭の片隅にいたヨシュアの存在がゆっくりと消えていく。

 それが完全に消え去った時、エステルはレックスの腰に絡めている足に無意識のうちに力を入れて、キュッと強く抱き着く。


 ――ぷちゅ♡


(あぁ……妊娠しちゃった♡)


 数秒前の自分とは全く別の存在になり、子宮にレックスの存在をはっきりと感じ取ることができた。

 射精が終わったレックスが唇を離すと、放心状態のエステルが蕩けた表情で「もっと♡」と舌を伸ばしているのでもう一度唇を重ねる。

 ねっとりとした唾液の糸を作って今度こそ唇を離すと、エステルは照れくさそうにプイっと顔を背けてしまった。

 肉棒を抜くとごぽっと大量の精液が溢れてきて、全身にまだ力が入らないエステルを起こして肩を抱く。


「ヨシュアさんより先にココもオレのモノにしてやったぜ。へへ、すげー優越感だ」

「も、もう……ダメって言ったのに♡」

「抵抗しなかったのはエステルだろ? それとも嫌だったのかよ?」

「バ、バカ……♡」


 イヤなわけがないと言った表情のエステルの肩を抱いたまま記念写真を撮る。

 全員に一度ずつ中出しを終え、他の4人もレックスの元に集まってきた。


「レックス♡ 今度はもう一度レンの中に出して♡ たっぷり気持ちよくしてあげる♡」

「えとえと♡ わたしのレックスさんを気持ちよくできます♡」


 エステルがレックスに背中を預けて休んでいると、右側にレンが、左側にティータが寄り添ってきたので、レンの胸を揉みティータの尻を撫でる。


「レックスさん♡ 私の事も可愛がってください♡」

「私もまだお腹いっぱいになってない♡」


 リースが右から、クローゼが左から自分の胸をレックスに当てるようにして身体を密着させて来る。

 5人の極上の女に密着されて、彼の欲望が収まることなどありえなかった。


「心配しなくても全員可愛がってやるぜ。今夜は眠れると思うなよな」


 全員の子宮が疼き、朝まで何回可愛がってもらえるのだろうと期待する。

 そのまま一度記念撮影をした後に、部屋に喘ぎ声が響き渡るのだった。



 エステルと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

 ヨシュアの好感度♡♡♡♡♡


 クローゼと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

 ヨシュアの好感度♡♡♡


 ティータと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

 アガットの好感度♡


 レンと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥


 リースと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

 ケビンの好感度♡♡♡♡♡



 エステルたちがミシュラムに来て二日目。

 今日も全員で遊ぶことになっていたのだがケビンは皆とはぐれてしまっていた。

 昨日はリースに付き合って買い食いをしており、今日も彼女は色々食べているのだろうと売店を回っている。


「全く、どこ行ったんやあいつ。食い歩くのはええけど一人で行くことないやんか」


 リースが売店のモノを食べつくさないように見張る意味もあるのだが、単純に彼女と一緒なのは楽しいし嬉しいに決まっている。

 ケビンがキョロキョロと周囲を見回しながら歩いているが、人混みが多くてなかなか見つけられない。

 しかしようやく見覚えのある修道服を見つけて――


「ん?」


 リースを発見したのだが、彼女はレックスと一緒に歩いていた。

 今朝紹介された帝国時報社の記者。それはいいのだが、リースは彼と腕を組んで歩いている。

 そして二人で一つのアイスを美味しそうに食べていた。

 恋人同士にしか見えずに、レックスの頬についたアイスをリースは直接舐めとっている。


「リ――っと、ああ、すんません!」


 人にぶつかって謝り先ほどの場所に視線を戻すと、二人の姿はきれいさっぱり消えていた。


「なんや……疲れとんのかな。リースがあんなことするわけないやん。少し休むか」


 休憩所に戻り飲み物を注文しながらリースのARCUSⅡに通信をかける。

 何度通信を送っても彼女は出ずに、飲み物を飲みながら三十分ほど休憩していた。


「ケビン?」


 すると背後から突然リースに声をかけられた。

 彼女はレックスに支えられるようにして歩いている。


「リース、どないしたんや? 通信にも出ないし心配しとったんやで

「ごめん。食べ歩きしてたらちょっと気分が悪くなって、レックスにここに連れてきてもらった。ARCUSⅡは忘れてきたみたい」


 それはタイミングが悪いことだ。

 しかしレックスと呼び捨てにするほどこの二人は仲が良かったのだろうか?


「顔色が悪いようには見えんな。ん? 首のところ虫にでも刺されたんか?」

「……そうみたい♡ 気が付かなかった♡」

(ん? この二人どこに行ってたんや? 後ろは茂みとかで店なんかあらへんけど……ああ、だから虫に刺されたんか)

「あとはケビンさんにお任せしていいっすか?」

「ああ、任せとき」

「んっ♡」

「おいおい、そんなに気分が悪いんか? ちょっと飲みもん買ってくるわ」

「お、お腹いっぱいで入らないから――んっ♡」


 リースが止める間もなくケビンは席を立ってしまう。


(レックス♡ さっきからずっとお尻を触ってるけど、このままじゃケビンにバレちゃう♡)

(だからスリルがあっていいんだろ? 彼氏からの通信を無視して茂みで浮気セックス……最高だっただろ?)

(……うん♡)


 飲み物を買いにいったケビンは二人のやり取りを聞くことができなかった。



「お、あそこにいやがったか」


 アガットはいつの間にかはぐれてしまったレンとティータを探してさ迷っていた。

 二人はレックスと一緒に観覧車に乗ろうとしているようだ。

 三人で楽しそうに話をしている……だけならばアガットは何も思わなかったのだが、レックスは両脇のレンとティータの腰を抱いているように見える。


(あの野郎……いや待て。ティータもレンもんなことされたら普通に嫌がるに決まってるだろ)


 見間違いだなと思っている間に三人は観覧車に乗ってしまう。

 またはぐれてしまうのもどうかと思い、適当に時間をつぶして一人で観覧車が一周するのを待っていた。

 しばらくして降りてきた三人に近づいていく。

 レンは呆れたような表情で、ティータは恥ずかしそうな表情で自分のスカートを直している。

 近づいてわかったが二人とも妙に顔が赤かった。


「ティータ」

「ん……え? あ、アガットさん」

「あら、一人なのね。ティータを探していたのかしら?」

「へへ、まぁこんなカワイコちゃんから目を離すのは不安っすよね」

「も、もう……レックスさんってば♡ でもごめんなさいアガットさん。楽しくってつい……」

「たまにははしゃぐのもいいだろ。お前ら二人とも虫に刺されてるぞ。後で薬でも塗っとけ」

「は、はい……♡」

「そ、そうね……♡」


 先ほどまでなかった首元の虫刺されをなぜか愛おしげな表情で二人が撫でる。

 元々ティータに悪い虫が付かないようにと気を付けているアガットだが、最近はますます目を光らせねばと思うようになっていた。

 ティータは帝国に行く少し前から女らしくなり、帝国に行ってからはさらに色気のようなものを身に着けている美少女になっているのだから。

 大人の女になった、と感じてしまうのだ。


「なんだか妙に顔が赤いな……念のため聞いておくが、てめぇティータに変な事してねえよな?」

「あー、オレの性格上そう思われるのは仕方ないっすけど――」

「アガットさん。レックスさんはわたしの嫌がる事なんて絶対にしません」


 ムッとした表情のティータがレックスの擁護に回ったので、思わずアガットが驚いてしまった。


「ティータちゃん、アガットさんはそれだけティータちゃんが心配で大切に思ってるってことだぜ? そんなに強く言わなくてもいいって」

「でもでも、レックスさんはいつだってわたしを――あ♡」

「怒ってくれてありがとな」

「えへへ……はい♡」


 レックスに頭を撫でられてティータが笑顔になる。

 彼女の頭を撫でて笑顔にするのは自分の役目だったような気がしていたアガットは、何か大切なものを奪われたような気がした。


「ま、レックスを見てそう思うのは仕方がないけれど、レンもティータも嫌な事なんてされてないわよ」

「そうか……悪かったな。詫びといっちゃなんだがなんかおごるぜ」

「それなら飲み物がいいわね。少し火照っちゃって……♡」

「わ、わたしもお願いします……♡」


 アガットが飲み物を買いに行く。

 レックスの両手が二人の尻をスカートの上から撫でている事には気が付いていなかった。


(も、もう♡ さっきもしたじゃない♡ 我慢できないのなら、お口で抜いてあげるから♡)

(お、いいのかよ。ティータちゃんもしてくれるか?)

(はい♡ 丁度人がいませんから、もう一回観覧車に乗りましょうね♡)


 その後アガットが戻ってくるとレックスたちはおらず、もう一度観覧車に乗っていると通信が来た。

 スッキリした表情のレックスと、先ほど以上に顔を赤くして服の乱れを直しながら降りてくるティータとレンが降りてくるのを待つのだった。



「ここにもいないか」


 ヨシュアははぐれてしまったエステルを探していたがなかなか見つからなかった。

 ホラーコースターを一緒にする約束をしていたので自分も受付に来てみたのだが、やはり彼女は見当たらない。

 そもそも一緒にやると約束したので、自分を待っていてくれだろう。

 別の場所に行ってみようと思いその場を離れようとしたが……


「まったくもう! な、何てことするのよ♡」

「へへ、だからごめんって」


 自分が一番聞きたかった声が聞こえて振り返ると、エステルがホラーコースターの中から出てきたところだった。

 なぜかレックスと一緒であり、彼の手を引いて慌てて出てきたようだ。

 ジト目でレックスを睨みつつ、なぜか乱れている上着を直している。

 つないだ手は恋人繋ぎのままで。


「エステル」

「え? ヨ、ヨシュア!?」


 彼女が慌ててレックスから手を離した。


「ご、ごめんね。はぐれちゃった後にここに来たんだけど、レックスがどうしてもって言うからホラーコースターを先にやっちゃったのよ」

「あれ? エステルのほうからどうしてもやりたいってオレを引っ張ってなかったか?」

「そ、そんなわけないでしょ♡」


 自分と一緒にやるはずだったのに、その役目をレックスに取られてしまい少しモヤっとしてしまう。

 そしていつの間にか二人が名前を呼び捨てで呼んでいるのでさらにモヤモヤしてしまう。


「あれ? エステル、前にやった時と比べてだいぶ点数が下がってるね」

「え、ええ。レックスが……♡ あたしはほとんど見てただけだったのよ。今度はあたしがしたいからもう一回一緒にやりましょ」

「もちろん構わないよ。それじゃあ受付をしてくるね」


 ヨシュアが受付に向かった瞬間、レックスがエステルを抱き寄せる。


(ちょ、ちょっとレックス♡ いい加減にしないと怒るわよ♡)

(怒るどころか喜んでたじゃねーか。ああ、これを忘れてたな)

(ダ、ダメ――っ♡)


 受付を済ませてきたヨシュアが戻ってくるとレックスはすでにおらず、妙に顔を赤くしたエステルが首元をさすっていた。


「エステル? レックスさんは?」

「どこかに行ったみたいね……♡ ほ、ほら行くわよ」


 エステルが先に行き、すれ違いざまに先ほど抑えていた場所に虫刺されを発見する。


(あれ? さっきまであんなところに虫刺されなんてなかったような……)


 不思議に思いながらもヨシュアは気持ちを切り替えてエステルとの時間を楽しむのだった。

 


 ホラーコースターの後にいったんエステルと別行動を取る事になったヨシュアは、今のうちに行きたいところに向かうことにした。

 鏡の城の占いで自分とエステルについて聞いてみたかったのだ。

 一人で鏡の城に向かったヨシュアだったが、途中の休憩所でレックスとクローゼの姿を見つける。

 彼らは二人並んでベンチに座っているだけではなく、クローゼはうっとりした幸せそうな表情でレックスに寄りかかっている。

 そしてレックスもクローゼの肩を抱いており、まるで恋人同士のように見えてしまった。


(クローゼがあんな顔をするなんて……)


 彼女は昔から美しかったが、今のクローゼはヨシュアが見たことのない表情をしている。

 女の色気のようなものも感じて、エステルという恋人がいるにもかかわらずごくりと唾を飲み込んでしまうほどだった。


「あ、ヨシュアさんじゃないっすか」

「ん……え? ヨシュアさん……ふふ、占いですか?」

「う、うん」


 レックスに見つかってヨシュアも声をかけるが、クローゼが自分に声をかける前に少し残念な表情になっていた気がする。

 まるで幸せな時間を過ごしていたのに邪魔が入ったような表情に見えた。

 姿勢を正してレックスもクローゼの肩から手を離す。

 一人の女からリベール王国の王太女に戻った気がした。


「オレ達はまだ占ってもらってないけど少し休んでたんすよ」

「そうなんですか? クローゼが機嫌が良さそうだったので、てっきり占いでいい結果が出たのかと……」

「そ、そんなに幸せそうな顔になっていましたか?」

「はは、そうだね。あんな顔は初めて見たよ。ん? クローゼも虫に刺されているみたいだけどそんなに多いのかな……」


 首元に虫刺されを発見する。

 エステルも同じような位置を刺されていたが、もしかすると自分もどこか刺されているのかもしれない。


「っ♡ ヨシュアさん、私たちはもう少し休んでいきますのでお先にどうぞ」

「それじゃあお言葉に甘えて」


 ヨシュアが二人を追い越して先に進む。


(見たこともないような幸せそうな顔してたってよ。オレはいつも見てる顔だからわかんなかったぜ)

(も、もう♡ 仕方がないじゃないですか♡ レックスさんにいつか絶対に孕ませるからななんて言われてキスをされたら誰だって……♡)

(クローゼは王太女だからちゃんと予約しておかねーとな)

(予約なんてしなくても、私はとっくにレックスさんだけのモノです♡ クローディア・フォン・アウスレーゼは身も心もレックスさんだけに捧げることを女神に誓います――ちゅ♡)


 クローゼの誓いの言葉もキスも、先に進んだヨシュアは知ることができなかった。



「うーん、最高だったわ♡」

「えへへ……一生忘れられない思い出になったかも♡」

「はい……心身ともにリフレッシュできました♡」

「リフレッシュというには疲れすぎている気がするけど……♡」

「ふぅ……お腹いっぱいです♡」


 ミシュラムから帰る時間になり、女性陣は笑顔ボートに乗っていた。

 それに対して男性陣はなぜかもやもやしたものを胸に抱え込んでいる。

 一日目は楽しかったが、二日目は女性陣とあまり遊んだ気がしないのだ。

 顔を合わせるたびにぐったりしていたり、なぜか服が乱れていり、虫刺されも増えていた。

 女性陣も男性陣などそっちのけで盛り上がっていたようにも思える。


「あれ、そういえばレックスは?」

「レックスなら取材があるからもう一泊するそうですよ」

「なるほど……取材ですか♡」

「いったい誰に取材するのかしら♡」

「せっかくなら帰りも一緒がよかったなぁ♡」


 二日目から合流したレックスは女性陣と楽しく遊んでいたようだ。

 男性陣は今度ここに遊びに来ることがあれば、もっと彼女たちと思い出を作りたいと思いながら。

 そして女性陣はまたレックスとここに来たいと思いながらミシュラムを後にした。



「フラン、なんだか機嫌がいいですね。良いことでもあったんですか?」


 クロスベル警察の受付であるレベッカがご機嫌のフラン・シーカーに声をかける。


「あ、わかりますか。実はこのあとデートなんですよ~♡」

「ふふ、お姉さんとですか?」


 フランが姉であるノエルの事が大好きなのはレベッカも知っていた。


「いえ、レックスさんとお泊りデートです~♡」


 しかし予想が外れて、そしてレックスの事を思い出してレベッカが頬を染める。


「そ、そうですか……♡ それは楽しみでしょうね♡」


 眼鏡を直しつつ平静を装うが、彼の名前を聞いただけで身体が疼いてしまい、今夜彼とデートをするフランを羨ましく思ってしまう。

 警察内で人気がある眼鏡美人である彼女も、とっくにレックスと肉体関係を持っているのだからよくわかる。

 フランとレベッカもお互いにレックスと関係を持っている事は知っているし、他にもたくさんの女性警官が彼と関係を持っている事も知っていた。

 確かにレックスとデートだというのなら機嫌もよくなるだろう。


「よーし、頑張っちゃいますね♡」


 フランはデートを楽しみに思いながら仕事を片付けるのだった。


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