こんにちは魔太郎です。
今回は現在、魔太郎が一番力を入れている「フィギュア」のお仕事についてお話ししようと思います。
フィギュアに興味のない方は、セブンイレブンのかりんとう饅頭でも食べててください。
マジで美味しいので、甘いモノが好きな方は是非買ってみてください!
※ここ最近見ないけどもしかして販売終わった…?
話を戻しまして、
どの仕事にも言えることですが、ご依頼から皆様にイラストをお披露目するまでには、時間がかかります。
例えばエロ本表紙の場合、
→1月頃に依頼
→4月頃作業開始
→5月イラスト納品
→7月発売
ってな感じです。ご依頼からお披露目まで大体半年くらいかと思います。
本題のフィギュアの話です。
では、何故そんなに時間がかかってしまうのか、イラストレーター目線で語っていこうと思います。また今回のお話はガチ長文ですので、1部と2部に分けさせていただきました。それでもまだ長文ですので、時間あるときにお読みください。
まず何を軸に語ろうか考えた結果、
やはり大人気シリーズの「エルフ村」を題材に語っていこうと決めました!
↓ご存じない方は是非ともチェックしてみてください。↓
https://www.vertex-figure.com/elf-mura
エルフ村と言えば「第五村人ククルちゃん」!
フィギュアにご興味ない方もBOOTHで販売していたこちらのイラストならご存じの方も多いかと思います!
早速、このククルちゃんを元に「フィギュアが出来るまで」を書いていこうと思います!
※この記事につきましてはヴェルテクス様(エルフ村シリーズを展開しているメーカー様)及び、原型師様に許可をいただき執筆しております。
①依頼(2019年8月)
まずフィギュアメーカー様よりフィギュア製作の依頼が来ます。
その依頼には2つのパターンがあります。
・既存のイラストのフィギュア化
・フィギュア用にイラストを描き下ろす
の2つです。
エルフ村の場合は後者の「フィギュア用にイラストを描き下ろす」となります。
依頼を受ける前、「エルフ村の依頼こね~かな~」とエルフ村のHPを見たりしていたので、ご依頼をいただいたときはガッツポーズして「よっしゃぁ!」と声がでました。
ヴェルテクスの担当の方に「なぜ魔太郎をご指名してくれたんですか?」と聞いたところ「エルフをうまく描いてくれそうだから!」とご説明いただきました。(その際に、熱いエルフ愛を色々とご教授いただきましたが、その話は割愛させていただきます。)
選考基準は、よくエルフを描いている方というよりは、この方なら良いエルフを描いてくれる…!といった感じだそうです。
②スケジュール、報酬、仕事のルール決め
こういったルールをちゃんと決めておかないと後々揉めたりする場合があるらしいです。
フィギュア関連のお仕事ですと、大体以下のようなことを決めます。
【例】
◇フィギュアメーカー側
「イラストの確認はラフ、線画、清書の3か所でさせてください。」
「フィギュアイベントに合わせたいので、可能であればxx月までに完成原稿が欲しいです。」
「報酬はxx円で良いでしょうか?」
「デコマスの彩色チェックでは原型修正は出来ませんのでご了承ください。」
◇魔太郎側
「キャラクターデザインラフの提出は2種類まででお願いします。」
「ラフ修正は2回までお願いします。」
「作業着手は半年後で完成はxx月予定です。」
こんな感じです。
フィギュアだけではないですが、当然のことですが契約書を交わします。勿論ちゃんと読みますが本当に読むのが面倒くさいです。ガチで面倒くさいです。
➂仕様の確認
今回のククルちゃんのようにフィギュア用にイラストを描き下ろす場合、基本的にはキャラクターの仕様書をいただきます。
ククルちゃんの場合、
◇外見
・白肌金髪
・ハイレグスーツ系衣装
・武器は片手剣
◇その他
・やや露出度が高め
・キャストオフ要素
・立ちポーズ
という内容でした。
しかし「基本的にはイラストレーターの好きなようにやってください!」という寛大なお言葉を担当の方からいただけたので、ククルちゃんはかなり好き放題やらせていただきました!
④ラフ提出 Ver.1(2020年1月初旬)
仕様書に沿って描き、出来上がったラフがこちらになります。
あらまぁ~すでにほぼククルちゃんっ!
デザインするにあたって、意識したのはこの時すでに発表されていたエルフ村の4人と異なったボブ~ミディアム系の髪型。クール&大人しいイメージに仕上げました。
ギャップでゴツい斧!仕様書に「片手剣」と記載してありましたが、インパクトが欲しくて独断で斧にしちゃいました…!
メーカー担当の方に提出したところ、ほぼ修正がありませんでした。
ただ、やはり斧は面積が大きくコストが高くなってしまうので、難しかったらしいです。イラストとは違い、フィギュアは体積や装飾を派手にすればするほど販売価格が高くなる。というデメリットもあるのでメーカー側はバランス加減が難しいんだなぁ…と思いました。(小並感)
➄ラフ Ver.2
ラフ提出時に以下の修正がありました。
・胸を差し替えパーツにするので、分割線(取り外しの境界線)を目立たせないようなデザインにする。
・斧もパーツを分割出来るデザインに
・鳥の脚は折れるのでしまってください。
・表情差分は怒りテレ顔で
上記をふまえて修正ラフを再度提出
このように細かい設定をどんどん詰めていきます。
なんと驚くことに、この段階で早くもラフにOKがでたので、次の工程「線画作業」に進みます。
また、ラフの提出前から担当の方は原型師を探す作業をしているそうです。人気原型師だと半年から1年待ちが当たり前とかなんとか…
⑥線画
ラフのボヤっとしたイラストを丁寧に実線にしていきます。
お気づきかと思いますが、「右目」もちゃんと描いているんですよ!
ちなみにイラストレーター全般に言えることですが、ここでのデザイン変更は基本NGとなっています。(例えば髪型をロングに、下乳はやめようなど)「デザインは「ラフ」の時点でのみ変更が可能です。ここではラフではわからなかった細かい装飾などのバランス調整的な役割かと思います。
修正はありませんでした。
➆完成イラスト(2020年1月下旬)
皆さんが見たことがあるイラストの完成です!
ここで確認するのは主に色見のチェックとなります。
【例】
「髪色をもう少しだけ明るく」
「スカートのグラデーションを抑えめで」などなど…
線画と見比べていただきたいんですが、線画ではムチっと感があまり感じられないと思います。しかし色を付けることにより立体感が出てエロスがマシマシになるのです!
またフィギュアのお仕事の場合はキャラクターの見えていない部分の説明も必要になるため、三面図というものを一緒に提出します。※デザインが複雑な場合や、クライアント様によります。
【三面図】
余談ですが、この時点でまだ彼女の名前は決まってませんでした。朝10時に完成原稿を提出し、夜までひたすら名前を考え、21時に「ククル」でお願いします!と担当の方に連絡しました。
名前の由来はクールな娘、クール、ククール、「ククル」です。
なんかすいません。
またこの時に「原型師はふぉるとねいしょん先生という方が担当します。」と担当の方から告げられました。
今回はこの辺で終わろうと思います!
いかがだったでしょうか?
次回は原型監修について詳しく語っていこうと思います。
※なおこの記事の倍くらいの内容となっております。
じゃーの!
ぬいぐるみ
2021-11-17 08:21:26 +0000 UTCニーギ
2021-11-14 18:04:41 +0000 UTCfebruary3
2021-11-14 14:32:43 +0000 UTCnanoha084
2021-11-14 09:43:37 +0000 UTC刀条 刀
2021-11-14 09:04:14 +0000 UTCロック
2021-11-14 08:47:47 +0000 UTC