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熱気球からの生還-09

「この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものであり、実在する団体、人物などとは一切関係ございません。」 舞は背面に嵌められた手錠を針金1本だけでを勘を頼りに外すそうとしていた。 水面が舞の足元から更に腰の部分へと上昇してくる。 しかし舞はまだ背面の手錠の解除に手間取っており、手錠一つさえ外す事も出来ないでいた。 なにしろ手錠の鍵穴に針金を突っ込んでの作業である。 又背面での作業なので目視する事も出来ないため全ては手の感覚と経験と感だけが頼りである。 さほど大きな水槽でもないので水面が上昇してしまえば呼吸ための空気は失われてしまうだろう。 マジックの失敗は即ち溺死に繋がり兼ねない危険なマジックである。 ここに来て初めて舞の表情に少し変化が現れた。 水槽の外にも彼女が格闘している声が響いてくる 「んんんん!!んーん!!んーん!!!んんんーーーーーん!!んーーーーーん!!んーーーーー!!」 舞の表情に焦りと不安が現れ始めてきた。 それを見ている会場の観客達からも (何だ?全然外れる気配が無いぞ!早くしないと本当に溺死してしまうぞ) という声が漏れ始めた。 既に水槽内には舞の腰辺りまでの水嵩が上がってきている。 司会者の男がスタッフ達の方を振り向いたが、彼らは一切手を出さず黙って彼女の脱出を見守っている。 という事はつまり彼らの判断ではまだ彼女が自力で脱出する事は可能だと思っているのだろう。 司会者の男はマイクを手に取ると水槽の中の舞に呼びかけた。 「舞さーんどうしました!?大丈夫ですか?早くしないと時間がありませんよ!」 いつの間にかに舞の表情からは先程までの余裕は消え失せていた。

熱気球からの生還-09 熱気球からの生還-09

Comments

はい、乞うご期待。

どう思いますか、今回のショーは密閉水槽の挑戦ですね?ははは、期待して後ろを見て、すべてとても刺激的です! 笑う

今回は前半は比較的安心して見ていただけるかと。 そのかわり後半は・・・。

本物のMagic showを見ているような緊迫感です‼ エロへの期待よりも、つい舞ちゃんの無事を願ってしまいます💦

その答えはもうちょっと先で彼女の口から聞かれますけどね・・・・・。 (*´Д`)

あれれ~! もしかして、舞ちゃん、初の「大失敗」なんでしょうか!? それとも、ここでも余裕の表情をワザと消して見せて、観客を最後までハラハラさせようとしているのでしょうか!? もし後者でしたら、ホント凄いマジシャンですね~(^_^;)


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