くすぐり催眠学校、第十三話 くすぐりエリアをやっとの思いで突破すると、目の前には大きな別荘が建っていた。そして扉の前には早乙女校長がいた。 早乙女「ようやく来たわね!待ちくたびれたわよ。」 玲「全部真唯が悪い…!」 真唯「すいません……」 薫「この別荘が合宿所なんですか?」 早乙女「そうよ?ここで催眠術の修行と、くすぐりの修行をしてもらうわ。」 真唯「もう無理っす…」 ???「あら、皆そろったようね。」 紀子「うわっ!すっごい格好~」 別荘から出てきた女性は上はビキニで、下は黒い短パンという大胆な格好だった。 智恵「お久しぶりです、理絵さん。」 理絵「久しぶりね、智恵ちゃん。」 聡美「智恵先輩、この方は?」 智恵「この人は早乙女先生の友人であり、楠乃女子高校の理事長よ。」 一同「理事長!?」 理絵「大村 理絵(おおむら りえ)よ。理絵って呼んでくれればいいわよ。よろしくね。」 香里奈「この人があの学校を…」 真唯「理絵さんもくすぐり好きなんですか?」 理絵「ええ、何しろ私が明利をくすぐり好きにしたからね?」 早乙女「理事長…生徒の前では一応早乙女校長とか言ってくれないと…」 真唯(早乙女先生って明利って名前だったんだ…) 理絵「良いじゃない別に。」 沙紀「では、理事長があの学校にくすぐりを取り入れたのですか?」 美雪「あれ、でも早乙女先生が校長になってからくすぐりが取り入れられたって…」 理絵「明利が校長になる前、教員に強い催眠術を使える人がいなくてね。明利を校長にせざるを得なかったのよ。」 早乙女「私は教員免許も持ってなくて、無理矢理取らされたのよ。で、校長になる代わりにくすぐりを取り入れさせてもらったって訳。」 薫「そうだったんですか。理絵さんも催眠術はすごく強いんですよね?」 早乙女「私以上よ!なのに自分で校長をやるのは面倒とか言って…」 智恵「さっきの森で植物や虫にくすぐられたり、分かれ道作られたり、くすぐりエリアがあったり、あれも全部理絵さんが催眠術をうちらにかけたんだよ。」 薫「すご~い!」 理絵「そんなことより、中に入って?早速修行よ!この森に入った瞬間にあなたたちの性格やくすぐりスキル、弱点なんかは全部催眠術で知ってるから。」 真唯「だからあたし、腋の下しかくすぐられなかったのか…」 理絵「真唯ちゃんだっけ?」 真唯「あ、はいっ!!」 理絵「真唯ちゃんはとくに私のお気に入りだから、楽しみにしててね?」 真唯「帰ろうかな…」 別荘の中に入ると、高い天井、そして正面に大きな階段があり、一階、二階共、左の壁沿いに二つ、正面に二つ、右の壁沿いに二つ、計十二もの部屋があった。二階は部屋に入るための通路しかなく、別荘に入った瞬間全体を見渡すことができた。そして、部屋は全て扉が閉まっていて、中を覗くことはできなくなっていた。 理絵「じゃあ、これから部屋分けするわね?まず、1番の部屋に沙紀ちゃん、香里奈ちゃん、智恵ちゃん、玲ちゃんの4人ね。薫ちゃんと聡美ちゃんが2番。美雪ちゃん、紀子ちゃん、明利が4番。」 一同「はい…!」 早乙女「4番で…このメンツか…なるほど、私は“受ければ”いいのね?」 理絵「そういうこと!さあ皆、部屋に入って?後でやること説明するからそのまま待ってて?」 薫達は自分の指示された部屋に入って行った。部屋の番号は一階の左側の壁の手前から数えて1~6、二階も同じ所から数えて7~12となっている。 真唯「あの~……あたしは………?」 理絵「あなたは私と5番ね。さ、行きましょう。」 理絵と真唯が5番の部屋に入ると、理絵は部屋に備えてあったマイクに向かってしゃべり始めた。この部屋はもちろん、全ての部屋にマイクとスピーカーがあり、それぞれの部屋だけに話したり、全部屋同時に話したりもできる。 理絵「1番の部屋、私の声聞こえる?」 玲「これ、マイクで話したりしなくて平気なの?」 智恵「向こうからの通信の場合ならそのまま話せるんだよ。理絵さん聞こえてますよ~。」 理絵「そっちのことは智恵ちゃんに任せても平気?やることはわかってるわよね?」 智恵「大丈夫ですよ~!」 理絵「じゃあ時間とかも好きに決めていいからよろしくね。」 智恵「はい!」 理絵「さて、次は…、薫ちゃん、聡美ちゃん聞こえる?そのまま返事してみて?」 薫「へ?理絵さん!?えっと…聞こえますよ~!」 理絵「その部屋に赤いボタンがあるでしょ?」 聡美「これですね。ありますよ。」 理絵「そのボタンを押すとスタートするから、その部屋は全部自動でやってくれるからすぐにスタートしてね!もし何かあっても、私が定期的に巡回するから安心してね?じゃあ、頑張ってね!」 聡美「わかりました。」 理絵「明利~聞こえる~?」 早乙女「大丈夫よ。二人が攻めでいいのよね?」 理絵「ええ、じゃあ後はお願いね!」 早乙女「わかったわ。」 理絵「じゃあ、真唯ちゃん、この部屋で何するか教えるわね。」 真唯「はっはい……」 理絵「この部屋はただひたすらくすぐられるだけの部屋よ。」 真唯「……ん?」 理絵「長時間のくすぐり、最大24時間のくすぐり地獄よ?」 真唯「無理!!」 理絵「わかってるわ。去年、智恵ちゃんにやったんだけど、今よりくすぐったがりじゃない状況でも辛そうだったから、すでに今の智恵ちゃんを超える感度の真唯ちゃんじゃ体がもたない、でも安心して?時間は短くするし、あらゆる部位をくすぐるから真唯さんが比較的平気な部位ならまだ耐えられるでしょ?」 真唯「で、でも……!」 理絵「くすぐりに怯える気持ちはわかるわ、でも真唯さんは風紀委員としてやっていくって決めたはずよ?当然あなたをくすぐりたい人は多いはず。そうなると今ここで長時間耐えられないと風紀委員としてもやっていけなくなるわ。」 真唯「確かに…」 理絵「このトレーニングをしたからこそ、智恵ちゃんは長時間のくすぐりに耐えられるようになったのよ?」 真唯「(この合宿をやりとげれば…あたしもくすぐりに耐性が付く。くすぐったくならない訳じゃないだろうけど…よし!!)わかりました!あたし、何時間でもやりますよ!なんたってくすぐりのみで評価されて風紀委員になったんですから!」 理絵「その意気よ!じゃあ、そこに立って?」 理絵は部屋の真ん中にある、ほんの少しだけ高くなっている台のようなところを指差した。真唯がそこに立つと、その瞬間、天井が開き、機械のアームが出てきて真唯の両腕を掴んだ。 真唯「うわっ何これ!?」 思わず台から離れようとしたが、いつの間にか両足も、台から出たアームに掴まれて動けなくなっていた。それと同時に、掴まれていた両腕を上に引っ張られバンザイさせられていた。 理絵「この部屋ではこのアームがいろんな物を使ってひたすらくすぐるのよ。それじゃあ、始めるわね!」 真唯「待って!まだ心の準備が…!」 理絵は真唯の言葉を聞かずにスイッチを押した。すると、天井や台からアームが飛び出してきた。アームはマジックハンドのように人の手の形になっていて、器用に指を動かしながら真唯に迫る。 真唯「ちょっマジ来ないでぇ!見てるだけでくすぐったいから!!」 真唯の言葉など聞き入れないアームはゆっくりと真唯の腋の下に近づいていく。 真唯「無理無理!!腋の下は…きゃあああああっははははははははははははははははは嫌だあああぁぁぁぁっははははははははははははははははははははくすぐったいってば~!!」 理絵「やっぱり真唯ちゃんはいいくすぐられっぷりね~!!」 真唯「あはははははははははわか、ははははははわかったから、あははははははははははははははははははは止めてぇぇぇぇ!!あっははははははははははははははははははははは!!」 理絵「今20時間で設定してあるから時間が経ったら自然に止まるから。私は少し他の部屋も見てくるから、頑張ってね!」 真唯「いやあああっははははははははははははははは待ってぇぇぇぇぇ!あっははははははははははははそんな、あはははははは無理ぃぃぃぃひひひひひひひゃあああっははははははははははははははは助けてぇぇぇぇぇ!!」 理絵は真唯を残し部屋を出て行った。 その頃、ほかの部屋では… 智恵「よし、じゃあ早速始めるよ。時間は…最初だし30分ぐらいかな。」 玲「何するかよくわからないけど、結局くすぐられるんでしょ…?30分って長くない…?」 智恵「いやいや、そんなんじゃトレーニングになんないから…」 沙紀「この部屋はどういうトレーニングをする部屋なんですか?」 香里奈「ただくすぐられるトレーニングなら、何室もいらないもんね…。智恵先輩、教えてくださいよ!」 智恵「ん~まあ、今更トレーニング内容聞いたって、逃げはしないか…」 玲「そりゃあ、ある程度は覚悟した上で来てるからね。」 智恵「ここは、ひたすらくすぐられて、身体の感度を上げるための部屋。つまり、よりくすぐったがりになるトレーニングね。今時間は設定したけど、感度はどんどん上がるから、くすぐられる対象が危険な状態になったら自動で止まるようになってるから安心して?」 香里奈「そもそも…智恵先輩みたいなくすぐられ専門の人ならまだわかりますけど…感度を上げる意味あるんですか?」 玲「くすぐられ続けるだけで感度が上がるっていうのも気になるわね。普通はどんどん慣れていくものだけど…」 沙紀「それと、どんどん上がるとはどういう事でしょう?そんなに短時間で感度が上がってしまうものなんでしょうか?」 智恵「順番に質問してよ…、えっと、まず…うちら風紀委員の仕事として、くすぐられて生徒のストレスを発散させたりっていうのはとても重要な仕事の1つなの。香里奈はまだそういう仕事の実感ないだろうからわからないのも無理ないけどね。」 玲「生徒たちがストレスを限界まで溜めてると、無意識に強力な催眠術を発してしまうこともあるわ。それを事前に防ぐ為にもこういう仕事が実は一番大事なのよね。」 智恵「うちや、真唯はその中でも人気だろうけど、香里奈をくすぐりたい人だっていない訳じゃないだろうし、いざくすぐられた時に反応がイマイチじゃ余計にくすぐる方はストレスを溜める場合があるし。」 香里奈「なるほど…」 智恵「で、この部屋は催眠術に似た特殊な機能があって、くすぐられる対象の感度が慣れて下がるのを防ぐために、その対象の感度を少しずつ上げることができるの。まあそのくすぐりから解放されると感度は戻るんだけど。」 沙紀「だからどんどんくすぐったくなっていくんですね。でもそれだと、意味ないんじゃありませんか…?」 智恵「普段のくすぐったさを超えるくすぐったさをずっと受けてれば、嫌でも自分の感度は上がってく。身体にそのくすぐったさが染みついていくから本当は慣れていくんだろうけど…理由はわからないけど、実際うちがここまでくすぐったがりになったのもこの部屋でトレーニングしたからなんだよね。」 玲「物は試しってことね…じゃ、時間勿体ないし始めましょうか。」 智恵「じゃあ、始めるよ。」 智恵がスイッチを押すと、壁や天井が開き、無数のマジックハンドが現れた。それは、この別荘に来る途中にあったくすぐりエリアを漂っていたマジックハンドに似て、どういう原理で宙を浮いて漂っているのかわからないが、マジックハンドは意思を持っているかのように4人に襲い掛かってくる。 香里奈「…なんか、自分からくすぐられるために捕まるってのも…嫌ですね…」 智恵「言い忘れてたけど、この部屋は対象の弱点をくすぐるようになってるから。マジックハンド自体も一番弱い所を探して這いまわったりするから、ホントにくすぐったいんだよ…。」 玲「腋の下ってことか…はあ…」 智恵「うちなんて全身なんだから…一箇所なだけマシだと思え!」 沙紀「わたくし、イマイチ自分の弱点という所がわからないのですが…」 智恵「もしかしたらうちみたいに全身かもね。」 沙紀「………」 そんなことを話している内に、マジックハンドによるくすぐりが始まった。玲は腋の下、香里奈は足の裏、沙紀は脇腹、智恵は腋の下、脇腹、おなか、へそ、腰、足の裏をくすぐられる。 玲「きゃああああああっはははははははははははははははははこれ、ひゃあはははははははははは異常にくすぐたあははははははははははははははははっははははははははははははは!!」 香里奈「あっははははははははははははははははははははストップストップ~!あははははははははははははははははははははははははダメだってばぁぁ~!!」 沙紀「あ~っはははははははははははははははははさ、30分も…あははははははははははははははははは無理ですわぁぁぁああああっははははははははははははははははははは!!」 智恵「いやあっははははははははははははははははははははちょ、あははははははははははは辛い辛いぃぃぃやああああああっははははははははははははははははははははくすぐったすぎぃぃ~!」 そこへ、理絵が部屋に入って来た。 理絵「お~やってるやってる。智恵ちゃんは相変わらず弱点が多いね~。私の予想だと、沙紀ちゃんはその内弱点を見つけられてマジックハンドが何箇所にも群がるだろうから!」 沙紀「あははははははははははははははははそんな~っははははははははははははははははは!!」 理絵「ん?30分?どうせ危なかったら機械が勝手に止まるんだから、限界の10時間にしておくわね!」 玲「きゃあああああっはははははははははははははははちょっと、あははははは何でぇぇぇぇ!?あ~ははははははははははっははははははははははは無理ですってばぁぁぁぁあぁあ!!」 香里奈「あはははははははっははははははははもう無理ぃぃ!!きゃははははははははははホントに、止まるんなははははっははははははは止まるんですかー!?あははははははははははははははははははははは!!」 理絵「本当に危険だったらね。多分皆なら大丈夫よ。じゃあ、次の部屋行くから~!」 その頃、薫と聡美のいる2番の部屋では… 聡美「じゃあ、スイッチを押すわよ?」 薫「はい!」 聡美がスイッチを押すと、触手が天井や壁からウネウネと現れたかと思うと、瞬く間に2人を拘束してしまった。するとまた、2本の触手が伸びてきて、その内の1本は、薫のおなかを、もう1本は聡美の脇腹をくすぐり出した。 薫「くっふふふふ、な、何っで…くくくくくくくくく…おなか…!?」 聡美「くっくく…手加減…ふふ、してるふふ、つもり……?うっふふふふ、弱点を…攻めてこない、ふっふっふ、なんて…」 触手はゆっくり、じわじわと、じらすようにくすぐったさを与えるだけだった。 薫「ふふふふふふふふふふ、あっは…!ふふっ、じれった~い!くっくくくく…」 聡美「うっふふ、でも…すぐに慣れる、くすぐったさね…」 二人がくすぐったさに慣れた頃合いを見計らって、触手がくすぐるポイントを変えてきたのだ。薫をくすぐる触手は二の腕に、聡美は脇腹から少し下に行き、腰のあたりをそれぞれくすぐり出した。 薫「ふうっふふふふ…また、くくくくくく…じれったい……ふふふふふふ…」 聡美「ふっふふ…さっき、から…くくく、こんな…く、くすぐり……ふふ、ばっかりぃ…!」 理絵「この部屋はじらしくすぐりの部屋よ?」 聡美「くっくく…理絵、さん…?」 理絵「一見すると“すぐに慣れる”とか、“案外楽”とか思うし、実際もどかしかったり、じれったいだけだけど、やっている内にこのくすぐりの意味を知ることになるわ。」 薫「くっふふ、そう…んふふぅ、なんです…くく、か…?」 理絵「そして、この部屋の意味を知ると辛くなってくるのよ?とくに薫ちゃんはね。」 そう言い残して理絵は部屋を後にした。 早乙女「さ、この部屋でやることを教えるわ!」 紀子「は~い!」 美雪「どんなことやるか楽しみですよ。」 早乙女「私があの拘束具に拘束されるから、二人は私をくすぐるだけ。」 そう言って早乙女はバンザイで拘束するような金属の板でできた拘束具の前に行くと両腕をバンザイさせた。すると、早乙女の存在に拘束具が気付いたかのように、早乙女の両腕を金属のベルトで固定した。 紀子「すっご~い!自動で拘束するんですね~!」 早乙女「それだけじゃないのよ?」 すると、今度は早乙女の足にも金属のベルトが巻かれ拘束されると下半身に位置する金属の板が起き上がり、拘束された早乙女の足も動かされ、早乙女は高い位置で足を前に伸ばし、L字に拘束された。それと同時に腰にも金属のベルトで拘束された。 美雪「私たちのくすぐり力を上げるためのトレーニングですか。良いですね~!くすぐり放題ですね~!!」 紀子「美雪ちゃん、落ち着いて~…」 美雪「ですけど、ただ早乙女先生をくすぐるだけじゃトレーニングにならないんじゃ…?」 早乙女「この拘束具のすごさを教えてあげるわ!拘束された人の感度を極限まで低くするのよ。つまり、よっぽど強いくすぐりじゃなきゃ私をくすぐって笑わすなんてできないってことよ。」 紀子「なるほど~、笑わす事ができたらそれだけ私たちのくすぐりも強くなるって事ですね~。」 早乙女「もう一つ、拘束された人の感度もランダムになって、私自信も今どこが弱点かわからなくなってるのよ。」 美雪「ということは、まずは早乙女先生の身体のわずかな反応で弱点を探し出し、それから笑わせなきゃいけないんですね。」 早乙女「私相手って時点で、あなたたちは理事長になめられているの。未熟ってことよ?」 美雪「聞き捨てなりませんね!くすぐりには自信があるんですが!」 早乙女「ならくすぐって私を笑わせてみなさい?今の言葉の意味がわかるわ。」 紀子「私はどちらかというと催眠術を駆使してくすぐるタイプだから自信ないけど~、やっぱりくすぐり役として悔しいな~!ということで、早速いきますよ?」 紀子は早乙女の右足の裏をくすぐりだした。 早乙女「全然平気よ?っていうか、こっちも自分でどこがくすぐったくなってるかわからないし、もともと苦手意識があって感度が低くなっているのをわかっているのにちょっと怖いわねぇ…」 紀子「ん~確かに平気そう…」 美雪「まだ甘いですよ、紀子先輩!多少のくすぐったさを我慢するぐらい早乙女先生なら余裕なはずです。同じ足の裏でもこうやってしつこくやらないと!」 美雪はもう片方の足の裏をくすぐりだす。 早乙女「だから、足の裏は何にもくすぐったくないわよ?ず~っとそんなことやるつもり?」 美雪「くぅ……、まるで私のくすぐりが効いていない…!」 理絵「苦戦してるみたいね?」 紀子「理絵さ~ん!」 美雪「不覚です……」 理絵「私がお手本を見せてあげるわ。」 早乙女「…ちょっとにして下さいよ?」 理絵「はいはい。」 理絵は右の人差し指を出すと、早乙女の左足の裏からさら~っと撫で、体中を触りだした。 理絵「左足の裏は違う…、あっ、仮に左足の裏が平気だったからって右足の裏も平気とは限らないからね?」 紀子「そうなんですか~!」 理絵「あと、くすぐる人数で弱点の数が決まってて、くすぐる人数が多いほど弱点が減るのよ。そうしないとすぐに弱点が見つかってしまうからね。二人だと弱点は二つってところかしら?」 美雪「一人一個ってことですか…」 理絵「さ~て、続きよ?左足の脛を通って…膝、ここも違う。腿は~?違うわね…」 早乙女「ちょっと、本当に怖いからぁ…!」 理絵「左脇腹、あばら…」 早乙女「…!?」 理絵「左あばらね?」 そう言い、人差し指で早乙女の左あばらを渦を巻くようにぐるぐる撫で始めた。 早乙女「うひぃぃ!?っやああっははははははははははははははははやめてぇぇぇぇぇ!!」 理絵「ほらね?」 美雪「…嘘…、全然気付かなかった…!」 理絵「じゃあ、美雪ちゃん明利のここ、くすぐってみて?」 美雪「あっはい…!」 美雪は人差し指で軽く撫でるようにくすぐった。 早乙女「美雪さんのそんなくすぐりじゃ全然平気よ?」 美雪「何で…!?そうか…感度が低くなって……。!!じゃあ、理絵さんのくすぐりはあんなに…!?」 美雪は早乙女の弱点を疑うように本気で左あばらをくすぐった。 早乙女「…ん~、ちょっとくすぐったいな~って思うけど、笑うのを我慢するぐらいならできるわね。」 美雪「そんな…!?」 理絵「じゃあ、もう一つの弱点を私が確かめるから、どこか当ててね?」 理絵は左あばらの上、左胸の横から順番に人差し指で触り出した。 理絵「左胸の横、左腋の下、左二の腕、首、鎖骨、胸の谷間、右の二の腕、右腋の下、右胸の横、右あばら、右脇腹、おなか、おへそ、右腿、右膝、右脛、右足の裏…さ、どこかわかった?」 美雪「いいえ…わかりませんでした…」 紀子「私もです~」 理絵「正解は…ここよ?」 理絵は早乙女の左腋の下を人差し指で突っついた。 早乙女「ひゃわあああっははははは!!」 理絵「スタートして割とすぐだったからつまんなかったわ…」 紀子「わずかな反応を見逃さないのはもちろん、人差し指だけであんなに笑わせるなんて~…」 美雪「そんなに…理絵さんのくすぐり方がうまいようにも見えないのに…」 理絵「試してみる?」 理絵は素早く美雪のおなかに人差し指で撫でた。 美雪「ひゃああああはははははははははは!!」 理絵「美雪ちゃんは脇腹が一番弱かったっけ?」 美雪「はあ、はあ、はい…。おなかは平気な方ですけど…」 理絵「くすぐったかったでしょ?」 美雪「今までにないぐらい…」 理絵「私もくすぐりは苦手だけど、明利以上にくすぐりを耐える自信もあるわ。明利を笑わせられたら、次は私ね?じゃあ、二人とも頑張ってね。」 早乙女「理事長は異常なのよ…智恵さんが唯一くすぐったすぎて腕を上げてられなかった相手だから…。」 紀子「智恵でも耐えられないんですか~…。」 早乙女「私の今の弱点は知られちゃったから、リセットしましょうか。紀子さん、この拘束具の右についてるスイッチを押してくれる?」 紀子「は~い!」 早乙女「これで私の弱点が変わったわ。さあ、二人とも、頑張って!」 紀子、美雪「はい!」 理絵「さてと、真唯ちゃんはどうなったかな?」 理絵は真唯のいる5番の部屋に入った。 真唯「いあやあああああああっははははははははははははははははははははははははははははり、理絵さぁぁぁぁぁぁああああははははははははははははははははははははははは!!助けてぇぇぇえええっへへへへへへへへへへへへ!!」 理絵「まだまだ元気そうじゃない!さすが、この数ケ月の間に急にくすぐったがりにされてから頻繁にくすぐられてるだけの事はあるわね!」 真唯「きゃははははははははははははははははははははいいから、あっははははははははははははははははははははは止めてぇぇぇぇぇっはははははははははははははははははははははははははは!!」 理絵「我慢我慢!まだ始まったばっかりよ?」 真唯「あ~っはははははははははははははははははははははははもう無理ぃぃぃいいやあああっははははははははははははははははははははははははは死ぬぅぅ!!きゃああっはははははははははははははははははははははくすぐったいぃぃぃ!!」 理絵「しっかし、よくここまでくすぐったがりになったものね…。明利の催眠術でもここまでくすぐったがりにはならないはずよね。」 真唯「きゃははははははははははははははははははは息、できなあぁぁぁああっははははははははははははははははははは!!苦しいぃぃぃぃあっはははははははははははははははははははははははっはははははははははははははははは!!」 理絵「そういえば、真唯ちゃんは長時間くすぐられたことが何度かあるって明利が言ってたっけ。(なるほど…だとしたら真唯ちゃんはすごい才能の持ち主かもしれないわね…!)また他の部屋の様子見てくるわね?」 真唯「いあやあああああっははははははははははははははははマジ待ってぇぇぇぇぇっへへへへへへへへへへへへへへへへえあああっははははははははははははははははははははははは!!」 真唯の叫びも空しく、理絵は5番の部屋を出て行ってしまった。そして理絵は4番の部屋に行った。 理絵「失礼するわね。どう?」 美雪「こちょこちょこちょ~!」 紀子「こしょこしょ~、我慢しなくて良いんですよ~?」 早乙女「んっふふ…、まだ…甘いわね…!」 理絵「へ~、もう弱点を見つけられるようになったのね!」 美雪「はい、まだ笑わせられないんですけど…」 理絵「ちょっと止めてもらえる?」 紀子、美雪「?」 理絵「明利、真唯ちゃんって何であんなにくすぐったがりになったの?」 早乙女「え?え~と、詳しくはわからないけど、私が特殊催眠術でくすぐったがりにしたのが発端ですけど…?」 美雪「あ、その後、私が真唯さんのくすぐったがりを克服させようとしていた時…」 早乙女「あ~、それ以来余計にくすぐったがりになったんだったわね。」 理絵「何をしたの?」 美雪「特に特別なことはしていませんけど、真唯さんは先入観や思い込みでかなり敏感になるみたいで、“腋の下は特に弱い”って自覚してから、腋の下だけは克服できなくて、最終的に“腋の下だけはくすぐったがり”って思い込みが原因で腋の下が余計くすぐったがりになってるんですよ。」 理絵「なるほどね…。これで真唯ちゃんがあそこまでくすぐったがりなのかがわかったわ。邪魔したわね、続けていいわよ。」 理絵は4番の部屋を後にした。 美雪「今の話…すっごい気になる…!」 その頃、2番の部屋では… 薫「くっひひひ…!くっくく、くす、ぐった~い…!(どうせくすぐるならおへそとか、腋の下がいいのに~!)」 聡美「ふふふ!くっふふ…、もどかしい…!くくくくく…!(くすぐるなら、素直に笑わせようとすればいいのに…。)」 薫「きっひひひ、ふうっふふ…!(あ~!!もっと思いっきりくすぐられた~い!いっそ全身こちょこちょくすぐって欲しいのに…!)」 聡美「きっししし…、くっくっく…!(なるほど…、あえて弱点じゃない所をこれだけじれったくくすぐられると、実際に弱点をくすぐられてた方がマシって思えてくる…。それに、弱点がどんどん敏感になっていくのがわかる…。今腋の下をくすぐられたら耐えられる自信がない…。)」 理絵はドアの隙間からその様子を見ていた。 理絵「薫ちゃんは無意識に思っているだけみたいだけど、聡美ちゃんは理解したみたいね。薫ちゃんは元々くすぐられ好きだから、これだけじらされる事で、もっとくすぐられたいと思う気持ちが強くなる。聡美ちゃんも弱点をくすぐられる恐怖心が強くなって、よりくすぐりが苦手になる。それにくすぐられたいと思い始めてきてる。二人は順調ね。1番の部屋は問題なさそうだし、紀子ちゃんと美雪ちゃんも成長が早い、明日は第二段階に入ってよさそうね。」 日が暮れ、外が暗くなってもまだトレーニングは続いていた。 薫「うっふふ…ふぅ~ふっふふふふふふ…!もっと強く…、ふっふふ…くすぐってぇぇぇ!くくくくくく…思いっきりくすぐぅっふふ、くすぐられた~い!!」 聡美「くっくくく…、じっれたいぃぃ…!素直に…腋の下、んっふふふふ、くすぐって…!」 二人をくすぐる触手は弱点だけを避け、体中を這うようにくすぐっていた。薫をくすぐる触手は、おなかをくすぐり、中心に移動しへそに来る直前で戻って別の場所を攻める。聡美をくすぐる触手は脇腹を通り、あばらをくすぐっていく。だんだんと腋の下まで上がっていき、腋の下の直前までたどり着くと、肩の方に回り、二の腕をくすぐる。バンザイで拘束された腕の、肘の方からつぅ~っとゆっくり下に撫でながら降りてくると、腋の下に触れるかどうかのギリギリのところでまた上に昇って行く。そうやって二人の体力を奪いながら、触手はゆっくりくすぐっていた。 沙紀「きゃああああああああっははははははははははははははははははははもうやめてぇぇぇぇぇ!!あっはははははははははははははははっははははははははははははははははは!!」 沙紀は腋の下、脇腹、足の裏、背中をくすぐられていた。あまり意識していなかったが、自分の弱点を知ってしまうと、途端にくすぐったさが倍増するのを肌で感じていた。それと同時に、複数ある弱点を同時にくすぐられる辛さも味わっていた。 香里奈「うわああああっはははははははははははははホントもう無理ぃぃぃ!!」 香里奈は足の裏をずっとくすぐられ続けていた。途中何度か“慣れてきては、くすぐり方を変えられくすぐられる”を繰り返されながら足の裏のみをくすぐられていた。 智恵「嫌あああああああっはははははははははははははははははははははこれ以上…あっはははははははははははははは耐えらんな~い!!」 全身をくすぐられていた智恵はあまりの刺激の多さに、慣れることができず、ひたすら笑わされていた。 美雪「こちょこちょ…はあ…きっつい~!!」 紀子「も~疲れたよ~!!」 早乙女「くっふふふふふふふふ…で、でも…あっはは!確かにくすぐり力は、あっふふふ、強くなってるわよっほほほ…!」 美雪と紀子はくすぐり続け、疲れきっていた。早乙女も少しずつ笑い始め、二人は疲れながらも、くすぐりが強くなってきているのを実感でき、それが糧となりくすぐり続けることができた。 真唯「あ~っはははははははははははははははははははははははははははははダメぇぇぇぇぇええっへへへへへへへへへへへへくすぐったすぎぃぃぃぃ!!きゃはははははははははははははははははははははははははははまだぁぁぁぁぁ!?あっはははははははははははははははははははははははははもうやだぁぁぁぁあっはははははははははははははははははははははははははははは!!」 理絵「まだまだ、耐えなさい!(やっぱり…思った通りだったわね…)」 理絵は今日ずっとくすぐられ続けていた真唯を見て、何かに気付いていた。結局真唯は腋の下以外をくすぐられる事はほとんど無く、唯一の弱点である腋の下をくすぐられ続けていた。そして、この後も腋の下以外をくすぐられることなく、ひたすら笑い続け、一日目を終えるのであった。
分析法
2023-05-02 16:39:33 +0000 UTCオッカ
2023-05-02 12:48:45 +0000 UTC