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くすぐり催眠学校 08

くすぐり催眠学校、第八話 真唯「はあ…追試か……どうせくすぐられるんだろうな……まあ昨日のよりはマシか…」  昨日、真唯はくすぐり地獄を受け解放された直後に気絶してしまった。その後、目を覚ました時は寮の自分の部屋にいた。教師に運ばれたらしい。疲れていた真唯はまたすぐに寝てしまった。そして今は、追試を受けに行くために準備している。 真唯「さて…行くかぁ…」  時刻は9時50分。真唯は校長室の前に来ていた。コンコンっと二回ノックする。 真唯「失礼しま~す。」 早乙女「どうぞ。あら真唯さん。え~と…あっ追試ね。」 真唯「…くすぐるんですか…?」 早乙女「…ええ。昨日は大変だったわね。さすがに今日は昨日ほど苦しくはないから安心して?」 真唯「もうくすぐりは嫌っす……」 早乙女「…わかったわ。じゃあ今日追試が終わったら、私をくすぐっていいわよ?真唯さんからしてみれば、私はくすぐったがりにした張本人だし、仕返ししたいって思ってるでしょ?」 真唯「まっまあ、そりゃそうっすけど…まあ先生がいいってんなら…」 早乙女「さあ、これで少しはやる気でたでしょう?早速始めましょう。」 真唯「結局、何をするんですか?」 早乙女「昨日の催眠バトルは言ってみれば催眠試験よ?つまり、生徒が催眠術をちゃんとマスターしてるかを判断するもの、昨日は催眠解除をマスターしてるかどうかって試験だから、この追試は真唯さんがちゃんと催眠解除をできればいいのよ。」 真唯「いや、あの…あたし、催眠解除できますよ…」 早乙女「え!?じゃあ、バンザイで拘束する催眠をかけるから、解除してもらえる?」 真唯「わかりました。」  早乙女は、真唯に催眠術をかけバンザイさせた。 早乙女「じゃあ、解除してみて?」 真唯「くうぅ…、ん……!!」 早乙女「あらホント!結構早くできるじゃない!?」 真唯「だから言ったじゃないですか!じゃあ追試は終わりって事で…」 早乙女「なるほど……くすぐりが苦手すぎるのね…」 真唯「…え?」 早乙女「普通の人も確かにくすぐられると集中力が乱れて、思うように力を使えないけど、くすぐりから逃れたい一心で本来よりも強い力で集中して催眠解除できるようになるの。ところが、真唯さんはくすぐりに弱すぎて、くすぐりから逃れたいって思いよりも、くすぐったいって思いが強すぎて力を発揮できないのね。」 真唯「それって先生のせいじゃん!!」 早乙女「確かにくすぐりに弱くしたのは私だけど、そんなにくすぐったがりになるはずないわ。ちょっと、どれくらいくすぐりに弱いか調べさせて?」 真唯「!!?…どっどうするん…ですか……?」 早乙女「ちょっとこっちに来てもらえる?」  早乙女は校長室の奥にあるくすぐり室に真唯を連れて行った。 早乙女「催眠術がどう働いてるかも一緒に調べたいから、まずはあの服に着替えてくれる?持ってきてるわよね?」 真唯「あの…服ですか…」  真唯はくすぐりの罰を受ける際にもらった、黒の丈の短いタンクトップに着替えた。 早乙女「これで拘束するけどいいかしら?」  早乙女が指差したのは、金属でできた十字架だった。手首、肘、腰、膝、足首につけるであろう枷が付いていて、拘束されたものが一切動けないような作りになっているのが見ただけでわかる。 真唯「てか、何でこんなのあるんすか…?まあいいや…どうせ拒否権なんてないんですよね…」  真唯は渋々十字架の前に立ち、両腕を水平に広げた。 早乙女「真唯さん…くすぐられるの好きじゃないわよね?」 真唯「当たり前じゃないですか!!」 早乙女「いや、なんかあっさり自分から拘束されようとするから…」 真唯「潔いと言ってください…どうせやらなきゃいけないならさっさとやりましょう!」  早乙女は、真唯の手首、肘、腰、膝、足首に枷をかけ、十字架に固定した。真唯は試しに体を動かしてみたが、やはりびくともせず、枷がガタガタと音を立てるだけだった。 早乙女「真唯さんがどれくらいくすぐりが苦手かは、くすぐってみればわかるわ。その拘束は当然催眠術が関与してないけど、催眠解除しようと力を使ってみてくれる?それで、真唯さんがくすぐられている時に催眠術がどう働いているかも調べるから。」 真唯「…やっぱり腋の下…ですよね…?」 早乙女「そりゃあ、一番苦手な所じゃないと意味ないわ。じゃあ始めるわよ?」  早乙女は真唯の正面に立ち、右手で左腋の下を、左手で右腋の下を、軽くさわさわと撫でるようにくすぐった。 真唯「ひゃあわああっはははははははははははははははははははははははははははは!!ちょっくすぐ…っははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「催眠解除をしようとはしてるし、力も問題ないわね……ただ、集中できずにいるから、力をコントロールできていないのね。」 真唯「あっはははははははははははははははわかったからぁぁ!!ははははははははははははははははやめてぇ~!!」  早乙女はくすぐりをやめた。真唯は軽くくすぐられただけなのに、ぐったりしている。 真唯「はあ…はあ…」 早乙女「それにしても、真唯さん前よりくすぐりに弱くなったんじゃない?」 真唯「はあ…風紀委員の美雪先輩に、くすぐりに強くしてもらおうとしたんですよ。他の所はある程度強くなれたんですけど…腋の下だけはどんどんくすぐったくなっちゃって……」 早乙女「なるほど、じゃあ他のところをくすぐってる分には催眠解除できるのかしら?」 真唯「やってみないとわかりませんけど……多分。」 早乙女「じゃあ、脇腹がくすぐったくなる催眠術をかけるから、催眠解除してみてくれる?」 真唯「…わかりました。」  早乙女は再び真唯を催眠状態にし、脇腹がくすぐったくなる催眠術をかけた。 早乙女「催眠解除!」  催眠状態から解放っされた直後、真唯は脇腹にくすぐったさを感じた。 真唯「ん、くひっ!?くっくくくくくくくくくく…んっふふふふふふふ…」 早乙女「確かに、前くすぐった時よりも脇腹は平気そうね。」 真唯「くぅっふふふ……ふんっふふ!……はあ…、解除、できました…」 早乙女「やっぱり、くすぐったさが強すぎると催眠解除できないのね……」 真唯「じゃあ…どうするんですか?」 早乙女「他の人以上に催眠解除の力を上げるしかないわね。ちょっとの集中力ですぐに催眠解除できるようになれば、腋の下をくすぐられていても解除できるようになるわ。」 真唯「どうやって強くするんですか?」 早乙女「練習あるのみよ!」  早乙女はそう言うと同時に、真唯を催眠状態にした。 早乙女「荒っぽいけど、これでだんだんとできるようにするしかないわ。催眠解除!」  早乙女が催眠解除したとたん、真唯はまたくすぐったさを感じた。しかし今度は脇腹ではなく、苦手な腋の下だった。当然、腋の下が苦手な真唯は我慢できず笑い出した。 真唯「あっははははははははははははははははははははははは!!くすぐったぁぁぁい、きゃあああっははははははははははははははははははははははは!!無理無理ぃぃ、やあああっははははははははははははははははははははははははははははは!!」  そのくすぐったさは丁度、十秒たったところでなくなった。 真唯「はあ…、はあ…、やっぱり、腋の下は……、無理ですよぅ…集中、できな…あっひゃあああっははははははははははははははあっははははははははははははははははははははははは何でまたぁぁぁああっはははははははははははははははははははははははははは!?」 早乙女「その催眠術は指定したところだけ、十秒置きにくすぐったく感じるのよ。これでひたすら催眠解除の練習をするしかないわ。」 真唯「きゃああははははははははははははははははははははははは!!だから無理だっははははははははははははははははあぁぁ……はあ、はあ…、死ぬって……これ…」 早乙女「そんなんじゃ、いつまで経ってもできるようにならないわ。次からはお仕置きよ?」 真唯「…はあ!?…お仕置きって…何ぃぃやあああっはははははははははははははははははははははははは!!急にぃぃいいやああああっはははははははははははははははははははははははははははははくすぐったいってぇぇ!!あ~っははははははははははははははははははははははははは助けてぇぇぇ!!ひゃああははははははははははははははぁ…はあ、ひゃわあ!?あっはははははははははははははははははははははははははははくすぐったああぁあっははははははははははははははははははははははははは!!何してんにゃああっはははははははははははははははははははは!!」 早乙女「何ってお仕置きよ?くすぐったさを感じなくなる十秒間は私がお仕置きとしてくすぐるわ。十秒経てばくすぐりから解放されるって考えじゃいつまで経っても催眠解除できるようにならないわ。」 真唯「あひゃあああっはははははははははははははははははははははは!!これじゃ、あ~っはははははははははははははははははははは休めないぃぃぃっやあっははははははははははははははははははははははは!!くすぐったいってばあぁぁっははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「くすぐりが嫌なら催眠解除しなさい!」 真唯「きゃははははははははははははははははははははははくすぐったいからぁぁぁあっはははははははははははははははははは無理だってぇぇぇえっへへへへへへへへへへへあははははははははははははははははははははははははははあ~っはははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「それでもやらなきゃ、ずっとこのままなのよ?」 真唯「あ~っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは先生だってぇへへへへへへへへへへへへへへへへこんだけくすぐぅあっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははくすぐったかったらぁぁぁああっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは無理だってぇぇぇぇ!!」 早乙女「たっ確かに、真唯さんがどれだけくすぐったく感じてるか知りたいわね。実際私でもくすぐったすぎたら催眠解除できないのかしら…?」  早乙女は真唯の催眠を解除した。 真唯「はあ……、はあ……、はあ…、どっどう…したん、ですか…?」 早乙女「いいこと考えたわ!確かに、くすぐったすぎたら催眠解除なんて不可能かもしれないし、まずは私ができなきゃいけないものね。」 真唯「はあ…、どういう…ことですか…?」 早乙女「私も同じくすぐったさを受けている状態で催眠解除ができなければ、真唯さんができるわけないわ。私自身に催眠術をかけて、真唯さんが受けてるくすぐったさをそのまま私も受けるようにするわ。」 真唯「そんなこと…はあ…、できるんですか…?」 早乙女「ええ、私が催眠術でくすぐったさを与えてる相手と同じくすぐったさを受けるのよ。まあ、くすぐられ好きしか得しない催眠術ね。真唯さんの腋の下のくすぐったさは多分学園一、いや、世界中でも真唯さんほどくすぐったがりはいないんじゃないかってくらい弱いはずよ?」 真唯「くすぐりが効かなくて、罰を与えるためにくすぐったがりにされて、それが世界一くすぐったがりになって……、ってことは皆はあたしほどくすぐったさを感じてないってことですよね!?ずりぃなぁ!!」 早乙女「ちょっと罪悪感を感じるわ…私、くすぐりに強くなる催眠術は持っていないから、あなたを元に戻すことはできないのよ…」 真唯「ってことは、あたしは一生最強のくすぐったがりって訳ですか…いよいよホントにくすぐられキャラか……」 早乙女「お詫びに、ここに来てくれればいつでも私をくすぐらせてあげるわ。」 真唯「くすぐられ好きってずるいっすね。結局先生は損しないじゃないっすか!…いっそこのくすぐったがりを生かして、くすぐられ好きになりたぁ~い!」 早乙女「一時的にする催眠術ならあるわよ?でもそれじゃあ意味ないわよね。ずっとくすぐられ好きにする特殊な催眠術があるか追試が終わったら、調べてみるわ!取得できたら、あなたを永遠のくすぐられ好きにしてあげるわ!」 真唯「あ…追試のこと忘れてなかったか…ってかいいです!くすぐられるの嫌なんで!さっきの冗談ですからね!?」 早乙女「だから、くすぐられるのが好きになるのよ?」 真唯「ああ…そっか。くすぐられるのが好きになるんだもんなぁ~。むしろくすぐったがりでよかったとか思うわけか。」 早乙女「じゃあ、追試再開よ。私に特殊な催眠術をかけて、真唯さんと同じくすぐったさを感じるようにしてから、また十秒置きにくすぐったく感じる催眠術を真唯さんにかけるわ。かけている間ずっとくすぐったく感じる催眠術もあるけど、もし私がくすぐったすぎて自分の催眠術を解除できなかったら、それこそ永遠のくすぐり地獄になるわ。」 真唯「恐ろしいっすね……」 早乙女「じゃあ、まず私に特殊な催眠術をかけるわ。」  早乙女は自分に催眠術をかけた。 早乙女「この状態ではまだ何もないけど、私が催眠術で真唯さんをくすぐると、その感覚が私にも共有されるのよ。だから……」  早乙女は正面から、真唯の腋の下をこちょこちょとくすぐりだした。 真唯「いやああぁっはははははははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「今真唯さんをくすぐっても私にくすぐったさは共有されないわ。」 真唯「あひゃぁぁあははははははははははははははははははははわかぁっはははははははわかったからぁぁぁ!!きゃあははははははははははははははははははははははははははははははははやめてぇってばぁ!!」 早乙女「じゃあ、真唯さんにはまた、さっきと同じ催眠術をかけるわよ?」 真唯「はあ…、はあ…、はいぃ…」  早乙女は真唯に催眠術をかけた。 早乙女「これで真唯さんの催眠を解除したら、私にも真唯さんと同じくすぐったさが……なんだか少し緊張してきたわ…」  そう言いながらも、早乙女は真唯の催眠を解除した。 真唯「んにゃああっはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「きゃあっはははははははははははははははははくすぐったすぎぃぃいやあああっははははははははははははははははははははははははははは!!」  想像もしないくすぐったさに早乙女も集中できず、最初の十秒間くすぐったさを味わった。 真唯「はあ…、はあ…、何で…催眠解除、はあ…しないん、ですか…!」 早乙女「はあ…、正直…、はあ…、はあ…、なめてたわ…。あなた…今まで、あんなくすぐったさを…味わってたのね…」 真唯「もしかして…催眠解除…できないなぁぁあっははははははははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「いやっははははははははははははははははは解除ぉぉあっはははははははぁあ……はあ…、何とか…できたわ……」 真唯「はあ…、はあ、やっぱ…、先生クラスになると…あのくすぐったさでも…できるんですね…」 早乙女「確かに…あんなくすぐったさは…初めて経験したわ!…でも、私に限らず、優秀な一年生でもギリギリ解除できると思うわよ?」 真唯「そんな~!!」 早乙女「逆に言えば、十分真唯さんでも解除できるってことよ?教師がギリギリできるぐらいじゃ一年生じゃまず無理でしょうけどね。」 真唯「でもできるのって優秀な一年ですよね!?あたしどちらかと言うと落ちこぼれだし…やっぱり無理ですよ…」 早乙女「私もこのまま真唯さんと同じくすぐったさを受けてあげるから、もう少し頑張ってみなさい?私の知る限りでは、どんな落ちこぼれでも最終的には強い催眠術師になっているわ。今の教師にも学生時代は落ちこぼれだった人もいるみたいよ?」 真唯「……わかりました。頑張ってみます!このままくすぐられるのも悔しいし!」 早乙女「その意気よ!じゃあもう一度催眠術をかけるわよ?」  それから二時間以上が経過した。 真唯「あ~っはははははははははははははははははははははははははははははひゃはあああはははははははははははははははははああはあ…、は、はあ…でっできた……?」 早乙女「はあ、はあ…、完っ璧…よ…!」 真唯「はあ…、はあ…、はあ、長かった……」 早乙女「はあ…、はあ…、これ…、くすぐったすぎて、私でも…、くすぐりが嫌になるわ……」 真唯「はあ…、じゃ、じゃあ…、あたし…くすぐられ、好きになっても…、意味無いんじゃ…」 早乙女「試してみる?」 真唯「…はい!?」  早乙女は真唯を催眠状態にした。 早乙女「目が覚めたら、あなたは一分間だけくすぐられ好きになるわ。催眠解除!」 真唯「…ん、あたし…」 早乙女「真唯さん、腋の下くすぐっていい?」 真唯「えっ!?嫌ですよ!さっき散々くすぐられて…(…何でだろう、つい嫌がっちゃったけど…今思うと…)」 早乙女「別に隠さなくていいのよ?あなた、くすぐられたいんでしょ?」 真唯「…はい、自分がくすぐりにすっごい弱いってわかってるのに…拘束されて、腋の下晒してると……くすぐって欲しいって気持ちが…」 早乙女「こちょこちょ~!!」 真唯「きゃっはははははははははははははははははははははははははははくすぐったぁぁい!!やっはははははははははははははははははははははははははははははダメぇ、あははははははははははははダメだってぇぇへへへへへへへへへへへ!!あ~っははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  早乙女はくすぐりをやめた。 真唯「はあ…、はあ…、はあ、くすぐったかった~。やられてる時は苦しいのに…終わるともっとやって欲しくなる。」 早乙女「真唯さんには、あの強烈なくすぐったさが当たり前になってるから、嫌にはならないのね。(そろそろ催眠術が解けるころね…催眠術が解けても、自分がくすぐられたいと思ってた今の記憶は残るわ。これでホントにくすぐられ好きになる人もいるし、真唯さんはどうかしら?)」 真唯「…ん…?あっあれ!?(何でだろう…今、くすぐられたいって思ってた…?)あ~先生の催眠術か!!」 早乙女「真唯さん?くすぐっていい?」  早乙女はいやらしく、真唯の腋の下にギリギリ触れないところで、指をこちょこちょと動かした。 真唯「いやあっははははははヤダヤダぁ~!!」 早乙女「まだくすぐってないわよ?」 真唯「今あたし、くすぐられ好きじゃないんだから!マジでやめてください!!」 早乙女「これでホントにくすぐられ好きになっちゃえばいいのに。」 真唯「そっそれより、早くこの拘束解いてください!!追試は合格したんですから!」 早乙女「そっそうね…!……ねえ、ちょっとだけ実験していい?」 真唯「ダメ!絶対ダメ!!どうせくすぐりですよね!?嫌ですよもう!!」 早乙女「仕方ないわね…」 真唯「…!?」  早乙女は真唯に催眠術をかけた。 早乙女「一時的だけど、これから真唯さんの腋の下の感度を高めるわ。今の真唯さんがさらにくすぐりに敏感になったらどうなるか試させてね。催眠解除!」 真唯「…ん…?あっ、先生!あたしに何したんですか!?」 早乙女「じゃあちょっと失礼して…」  早乙女は右手の人差し指で真唯の左腋の下を軽くなぞった。 真唯「ひやああああっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは何これぇぇあっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!くすぐったぁぁあ~っははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 早乙女「すごいわね…!軽くなぞっただけなのに、こんなにくすぐったがるなんて!」 真唯「はあ…、はあ…、マジ…はあ、死ぬから…、はあ…、はあ…」 早乙女「一時的に真唯さんの腋の下を敏感にしたのよ。でも安心して、もうその催眠術の効果は切れてるから。」 真唯「はあ…、はあ…、生徒は相手が…、許可しないと…、はあ…、催眠…術…、使えない…のに、先生は使えるなんて…、はあ…、ずるいっすよ…はあ…、はあ…」 早乙女「教師だって、罰や授業、テストでもないのに相手の許可なしに催眠術をかけるのは違反になるわ。もちろん今のも違反よ。普通の教師は私が罰を与えるけど、私が違反をした場合は、後で私の体中が勝手にくすぐったくなるわ。一時間、何をしようとくすぐったい感覚が全身を襲うの。これが私が受ける罰よ?」 真唯「そもそも、そんな罰受けてまであたしをさらにくすぐったがりにしたかったんですか!?」 早乙女「そうよ?じゃあ、今度こそ拘束を解くわね。」  真唯は十字架の拘束からやっと解放された。 真唯「はあ~、やっとこれで先生をくすぐれる!!」 早乙女「え!?あなた、そんなに私をくすぐりたいって思ってなかったじゃない!本当にくすぐるの?」 真唯「だって、先生からくすぐっていいって言ったんじゃないですか!」 早乙女「それはそうだけど…それに、真唯さんと一緒に散々くすぐったい思いしたんだし…」 真唯「こういうのって自分でくすぐるから仕返しになるんじゃないですか?」 早乙女「わかったわよ…この部屋にある好きな拘束具で拘束していいわよ?」 真唯「この十字架でいいですよ!あたしがどんな思いでくすぐられたか思い知ってください!」 早乙女「わかったわ。」  真唯は早乙女を十字架に拘束した。 真唯「好きなだけくすぐっていいですか?」 早乙女「私の罰は違反をしてから一時間後にこの部屋にいると、強制的に発動するけど、その罰も催眠術の一種で、私以外の人なら催眠解除が可能らしいのよ。でえもそれじゃ罰にならないから、この部屋に私以外の人がいると発動しないのよ。だからって、発動する時間になってもこの部屋に誰かいると、その時間だけどんどん罰を受ける時間が長くなるし、くすぐったさも強くなるわ。流石にそれはこまるから三十分だけね。」 真唯「ちぇ~、まあいっか!じゃあ今から三十分、たっぷりくすぐらせてもらいますね!」  そう言うと、真唯は早乙女の腋の下をこちょこちょくすぐりだした。 早乙女「いやああっははははははははははははははははははははははははははははちょっと待ってぇぇぇ!!きゃあははははははははははははははははははははははくすぐったすぎぃぃぃいやああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!本当に待ってぇぇあっははははははははははははははははははははははははははははははははははははストップストップ~!!」 真唯「もう、何ですか!大人しくくすぐられてくださいよ!」 早乙女「はあ…、はあ…、おかしい…!いつもより……くすぐったい…!何で…!?」 真唯「あたしのくすぐり方が上手いんじゃないですかね~!」 早乙女「それはないわ。」 真唯「……………じゃあ、何でいつもよりくすぐったいとか思うんですか!?」 早乙女「…真唯さんとくすぐったさを共有してる訳でもないし……それに、真唯さんと共有してた時ほどくすぐったくはないし………もっもしかして……!!」 真唯「何ですか?」 早乙女「さっき真唯さんにかけた催眠術が違うものだったのかも…」 真唯「え?でも、確かにあんなに軽くくすぐられただけですごいくすぐったから、ちゃんとあたしに効果は出てたと思いますよ?」 早乙女「実はあの催眠術、初めて使ったんだけど、そもそも思ってた催眠術と違った可能性があるわ!ちょっと調べたいから、拘束解いてくれる?」 真唯「あっはい、わかりました!」  真唯は早乙女の拘束を解き、早乙女は十字架から解放された。その後二人で部屋にある催眠術の本を探しまわった。 早乙女「あの催眠術は…そう、確かこの本を読んで取得したものだったわ。…あっこれよ!」 真唯「“催眠術をかけた相手のくすぐりに最も苦手な所をさらにくすぐったくする術”あってますよ?」 早乙女「下の方に小さく注意書きがある!?気づかなかったわ……、え~っと、「この催眠術は特殊な催眠術で、術者にも同じ所がくすぐったくなる効力がある。さらに、この催眠術は術者が何らかの理由で催眠術の使用ができなくなるまで持続する」って…ええ!?」 真唯「ちょってことは、あたしもずっと腋の下がさっきみたいに超敏感になってるってことじゃないですか!!!!」 早乙女「術者が催眠術の使用ができなくなるまでってことは、私が死んだり、重い病気で催眠術の力がなくなった場合にこの効力が消えるってことね…」 真唯「それって、結局永遠じゃないですか!!どうしてくれるんですか!!つーか、何で最後まで読まないんですか!!」 早乙女「この催眠術、私が校長になって、この学校の罰をくすぐりにした時に、くすぐりが効かない人にも罰を与えるために取得したんだけど、この頃は催眠解除しても効力が持続する催眠術があるなんて知らなくて…確かその後、永遠に効力が持続する催眠術を知って…真唯さんに最初にかけた催眠術を覚えたから、この催眠術は使う機会なくなって……」 真唯「ただの思い込みと不注意じゃないですか!!はあ~、あたし…もうくすぐりで死ぬかも…」 早乙女「本当に申し訳ないわ……ごめんなさい…くすぐりに耐性を加える催眠術をいろいろ探してみるから、今日は帰りなさい?」 真唯「確かに…結局三十分、催眠術調べに取られて終わっちゃいましたね…あたしをこんなくすぐったがりにした罪は重いですよ!先生はそれでも、その催眠術を使う前のあたしよりくすぐりに強いってのがずるいっすよ!」 早乙女「くすぐりが苦手な人ほどさらにくすぐったがりになるみたいね……いつでも私をくすぐりに来ていいから…本当にごめんなさい…」 真唯「いや、まあ…そこまで本気で謝られても…もうしょうがない事ですし……でも好きな時にくすぐりに来ますからね!?」 早乙女「ええ、わかってるわ。本当にごめんなさいね…?」 真唯「だからもういいですよ!あたしがくすぐられなきゃいい訳ですし!じゃあ、失礼しま~す!」  真唯は早乙女にそう告げ、校長室を後にした。 早乙女「はあ…、真唯さんって、とっても優しい人だったのね…許してくれるなんて……、さあ、真唯さんの為にも、くすぐりに強くなる催眠術を見つけないと!さて、どれから調べようかしらぁぁあっははははははははははははははははははははははははははは忘れてたぁぁぁっはははははははははははははははははははははははははは!!くすぐった~いはははははははははははははははははははははははははははははははいやぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  その後、一時間全身のくすぐったさに襲われた。普段なら、くすぐられ好きの早乙女にとっては嬉しさもあったが、くすぐりにさらに弱くなった今の早乙女には苦痛でしかなかったが、その後、その苦痛がクセになり、さらにくすぐられ好きになった早乙女であった…

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Comments

ありがとうございます✨

こーじ

くすぐり催眠学園のご投稿ありがとうございました。やはり早乙女先生のくすぐりシーンはいいですね。

オッカ


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