「プロデューサーどの~!拙者にボクシングのお仕事が来たというのは本当でござるか~~~!?拙者、ボクシングなど今まで…」
「(電話ちゅう)…はい、ええ、申し訳ありません。弊社の仙石はボクシングはちょっと…はい、適任がおりますのでご検討いただけないでしょうか。はい、ありがとうございます。では、失礼します。」
「そ、その様子だと拙者は今回は命拾いしたようでござるな…?はて、適任とは…?」
(某所心御用達のボクシングジム。サンドバッグを叩く音が響いている。)
ピピッ!
ラウンド終了を告げる電子音が響くと、南雲鉄虎が振り返った。
「あ、姉御!来てたんスね!気づかなくて申し訳ないッス!」
「練習中ごめんね。実はかくかくしかじかで…。」
「助けてほしいでござる~~!!」
「俺ッスかぁ~!?いや、すごくうれしいッスけど、本当に俺でいいッスか?忍くんもいいんスか?俺やっちゃうッスよ?」
「拙者は鉄虎くんのセコンドとして馳せ参ずるつもりでござるよ!」
「じゃあ決まりッスね!」
~当日~
「さあバンタム級8回戦迎えた第7ラウンド、ここまで2度のダウンを喫し手元の採点で南雲鉄虎4ポイントのビハインド、勝利のためにはKOしかありません。しかし南雲苦しい!ロープを背負って防戦一方です。」
(ぶふっ、ぐっ、うぷっ、つ、強いッス…!)
(うごぉぉぉぉ!!!!!!)
「左ボディ!!南雲の腹に深々とグローブがめり込んでいます!さらにグローブを押し込む!たまらずダウンです!」
「ごぷっ…」ばしゃしゃ…!
「おーっと南雲嘔吐!残りのラウンド耐えきれるか~!?」
(くそっ…)
「鉄虎くん!あと少し!耐えて帰ってくるのでござる~!」
「…そッスよね。俺、なにやってんだか…」
「南雲立ち上がりました!グローブで口を拭い、ファイティングポーズをとります。」
「今日だけは…今日だけは絶対に勝たなきゃならないんスよ!!」
「南雲目つきが違いますね。」
「まるで何かにとりつかれたようです。先ほどとは動きが全く違いますね。」
「南雲猛攻!攻める攻める!」
…
「ジャッジ佐々木73-75、ジャッジ近藤74-74、ジャッジ田中72-76 勝者、青コーナー……~!!」
「…負けちゃったッス。」
「でも、拙者は鉄虎くんの漢らしさにシビれたでござるよ。マジかっこよかったでござるよ~!」
「忍くん…ちゅっ」
「わわ!いきなり何をするでござるか!?」
「…誕生日おめでとうッス。勝利はプレゼントできなかったッスけど、今の俺にできる精一杯の誕生日プレゼントッス。」
「て、鉄虎くん~~~~~!!!!」
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忍お誕生日おめでとう~!!
弊社はボクシングを売りにしているのに推しの一人である忍にはボクシングをさせられない(個人的に笑)…そや!!!と、てちにがんばってもらいました。
久々に服描いたんでひっくり返りそうになりました。ジャージ、あってるかなあ…?