NokiMo
栄たいじ
栄たいじ

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こういうのくれ


自分が想いを寄せていた相手が好きな人は今度自分が対戦する相手だった。

この試合に勝ったら告白するつもりだったのに、想い人は彼女のコーナーの側の席で彼女を見守っている。

対戦相手は彼女なんか知らないだろう、伴侶もいる女だ。

彼女はただ憧れている人だと言っていた。

その視線も言葉もどれもこれも自分には向けられていない。

彼女は次の試合で自分が彼女に倒されるシーンを待ち望んでいるのだろう。



試合当日、リングに上がり対戦相手と対峙する。

これまで無敗の今注目のボクサーだ、きっと自分に勝って更にステップアップしていくつもりだろう。

お前にはじめての敗北を刻んでやる


「よろしく」と差し出された対戦相手の拳を、苦々しい顔をしながら拳で打ち返した。

軽く力を込めた

「お前の最後のボクシングにしてやる」

殺気と怒気のこもった独り言が漏れてしまった。

対戦相手の女は、大きな目を激しく瞬いて驚いた顔をしていた。

その顔も二度と見られない顔にしてやる、少なくともあの人が見放す程度にはボコボコにしてやる。


一方的な怨念を拳にこめ、ボクシンググローブをはめたそれをバシンと打ち鳴らし、ゴングをまった。



みたいな感じで好きな人の眼の前で、彼女の好きな人をボコボコにする漫画希望(最終的にはボコボコにしかされて負ける)

こういうのくれ

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