夕方と言うには遅い時間、ヤスヨリは学校帰りにサウナに立ち寄った。相撲部の厳しいトレーニングの疲れを癒したかったからである。
体を洗ってからサウナ室に入ると、そこには先客がいた。小山のような体のいかつい顔つきの象獣人だ。
ヤスヨリは軽く会釈して隣に座り、二人無言でサウナ室の湯気を浴びた。
何とは無しに象獣人の股間を見ると、そこにはとんでもないモノがあった。
巨大な体と比較すると小さなタオルで股間を覆っていたのだが、タオルの下からゴツゴツした節くれだった大木の幹のようなモノが覗いていたのだ。
サウナの熱でダラリと垂れ下がったモノは、通常時の姿ながら暴力的ですらあった。
巨大な男根からヤスヨリは目が離せなくなっていた。
こんな馬鹿でかいモノが勃起したらどんなことになるのだろう。普通の人の腕ぐらいの大きさになるのではないだろうか。
象獣人が皆巨根という話は本当だったんだ、と思わず相手の顔を見ると、思い切り相手と目が合ってしまった。
しまった、股間を凝視していたのがバレていた!
慌てて視線を自分の足元に向けたのだが、その時になってようやく自分がガチガチに勃起していた事に気づいた。
タオルを押し上げるように、そして自分の早くなった鼓動にあわせてビクンビクンと動くそれは、もはや言い訳のできないほど興奮しきっている事が誰の目にも明白だったのだ。
気づかれただろうか、と恐る恐る再び相手の顔を見ると、また目が合った。
相手はしっかりとこちらを見ていたのだ。象獣人がいやらしくニヤリと笑った。
ヤスヨリはまた相手から目をそらし、再び股間をチラリと見たが、先ほどとは違う光景がそこにはあった。
巨大ながらダラリと力なく垂れ下がっていた象獣人の男根は、ヤスヨリが見ている間にどんどんと大きさが増してきたのだ。
赤黒いそれはムクムクとゆっくりと鎌首をもたげるかのように上を向き始め、元々半分覆っていた包皮は自然と押し下げられた。脈打つように屹立しきった時には、テラテラとした亀頭を完全に晒していた。
グロテスクといれるくらいにボコボコと血管が浮き出したそれは、もはや今まで考えたことも無いくらいの巨大さだった。
象獣人は自分のタオルを剥ぎ取ると、ヤスヨリの手を取って無理やりその凶悪なまでの巨根を握らせた。
ヤスヨリは手が大きい方ではあったが、手にした熱い肉棒はそれでもなお全く握り切れないほどの太さを持っていた。
象獣人に肩を引き寄せられて相手の体温を感じながら、相手の巨大なイチモツをしごく……。サウナの熱気のせいなのか、雄の強烈なフェロモンのせいなのか、興奮しすぎたためなのか、ヤスヨリはもうなんだか頭がクラクラしてきて何が何だかわからなくなっていた。
そして気づいたときには、はち切れんばかりに勃起した己の逸物を空いた手で夢中でしごいていた。
象獣人は相変わらずニヤニヤと笑いながら、その長く大きな鼻でヤスヨリの体を舐めるように刺激し始めていた。
脇腹から胸元、乳首、脇。
そしてその鼻が首筋を刺激したとたん、ビクッと肩を震わせ思わず低く声をあげてしまったヤスヨリ。
よりいっそういやらしい笑いを浮かべた象獣人は、鼻でヤスヨリの首筋に熱い息を吹きかけながら刺激を続け、そして我慢しきれないかのように自らの腰を振り始めていた。
ぐちゅっ。ぐちゅっ。ぐちゅっ。ぐちゅっ。
我慢汁でしとどに濡れそぼった長大な肉幹で、まるでヤスヨリの片手を犯すかのように。
ぐちゅっ。ぐちゅっ。ぐちゅっ。ぐちゅっ。
粘着質な音の中、くぐもったうめき声まじりの荒い息は、早くもお互いの限界が近い事を知らせていた。
「んんっ……んぐうううぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
象獣人が最後に一番強く腰を打ち付けたかと思うと、押し殺した声と共に大量に射精した。あまりの大量のため、びちゃっびちゃっと床に飛び散る音がしたくらいだ。
ビクンビクンとひどく体を痙攣させながら、最後の一滴まで絞り出すようにさらに腰を振る象獣人。
我慢できずにヤスヨリもそのまま絶頂をむかえた。
「ううううんんんんがあああっっ!!」
毎日数回自慰行為をしているヤスヨリだったが、自分でもびっくりするくらいの飛距離をただき出した射精だった。
二人とも全力疾走した後かのように荒く息をしていた。サウナの中なので熱気が胸に痛いくらいだ。
床は二人の精液でべちょべちょ……と言ってもほとんどは象獣人のものだったが。男根の大きさだけでなく、射精量もとんでもないものだったのである。
誰も来ないうちに、と急いで二人でどうにかタオルで精液をふき取ると、また目が合った。
またもニヤッと象獣人は笑い、そしてアゴでくいっとドアの外をさす。
ヤスヨリは慌ててコクコクと頷いた。
サウナ室から二人で出ると、急いで水で汗を流し、飛び込むように水風呂に入った。お互い勃起が納まらなかったので、他の客から見られないようにしかかったのだ。
さっきまでの熱に浮かされたようなひと時から一変、氷のように感じる水風呂につかると、さすがにガチガチになっていた逸物もゆっくりと硬度を失ってきた。
また目が合う。今度は出口の方にアゴをしゃくった。
ヤスヨリが頷くのを見て、象獣人は水風呂から立ち上がり、ゆっくりと出口に向かっていく。あのとんでもない巨根も、さすがに低温の水風呂で萎えたようだった。
象獣人の後ろから着いていきながらふとその尻を見ると、股の間からその長大なモノがブラブラと揺れているのがよく観察できた。
二人で連れ立ってこれからどんな事をするのかを思わず考えてしまい、萎えた自分自身の硬度が再び高まって来る感覚を覚え、慌てて目をそらした。
そう、まだ夜は始まったばかりなのだ。