SSS バカテス 霧島翔子 婚姻
「どわぁあああああああああぁっ!? 痛いっ!? 奇襲かっ!? F組連中の夜討ちなのかっ!?」
11月11日早朝。2年F組代表坂本雄二は腹部への強い衝撃と共に目を覚ました。
ベッドから上半身を起こすとA組代表学年首席で幼馴染の霧島翔子が腹の上に馬乗りで座っていた。
「雄二、私たちは負けられないっ」
物静かな少女の語気が荒かった。けれど、雄二には通じなかった。
「何に負けられないんだ? それに私たちって……俺も、巻き込まれてるのかよ?」
証拠はゆっくりと深く頷いてみせた。
「吉井は瑞希と美波を娶ってエロ三昧な日々を送っている。同じ高校生夫婦として雄二は負けちゃ駄目」
翔子は凛々しい表情で語ってみせた。だが、雄二は納得できなかった。
「明久が2人を娶ってエロ三昧ライフを送っているのは確かなんだろうが……明久のやつれ具合から見て、搾り尽くされているというか。最近はF組の連中も羨ましがらなくなったぐらいだからな」
雄二の脳裏に思い浮かぶのは干からびたバカ友の姿。やたら艶々して血色の良い2人の嫁。何もなくてもプルプルと体を震わせて疲労困憊の吉井明久を見て、最初は美人2人を娶ったことを羨ましがり殺し掛けたFクラスの面々も今は放置になっていた。
「か弱い女に支配なんてできない。私も含めてみんな非力」
「か弱くはないと思うんだが……」
腹の上に乗る幼馴染を見て雄二の額に冷汗が流れた。翔子は力技に訴えて押し通してしまう場合が多かった。
「か弱いから頭を使うしかない。瑞希も美波も、吉井の家族を先に懐柔して実印を手に入れて婚姻届を提出。受理されてから吉井に婚姻を求めて夫婦になった」
「それ、やっちゃ駄目な手順の結婚だからなっ!」
ツッコミを入れる。だが、雄二は他人事だと思っている時点で甘すぎた。
「ちなみに私も、17歳の誕生日を記念してお義母さまの許可を得て雄二の実印を頂き、婚姻届は既に提出受理済み。私の今のフルネームは坂本翔子♡」
翔子は照れ顔を浮かべながらどこか誇らしげだった。
「なんてことをしてくれるんだっ!? 取り消せっ!」
「無理。もう正式に受理されている。私たちは正式な夫婦」
「畜生ぉおおおおおおおおおおおおぉっ! 明久の時に他人事だと思って馬鹿笑いしていた自分が憎いぃいいいいいいぃっ!」
雄二は嘆いたが後の祭りだった。Free!婚の世の中なので、婚姻の提出は実にスムーズに行われてしまう。自分には関係ない話だと高を括った時点でもう負けだった。
「お義母さまには1日も早く孫を見せろと暗に陽にプレッシャーを受けている。嫁として屈するしかない」
「嘘を吐けっ! 息子の俺を現在進行形で持て余している状況で孫を欲しがるゆとりなんてないはずだっ!」
「私は坂本家の嫁として、子孫繁栄の責務をまっとうする」
翔子は決意を語ってみせると、雄二の腹に乗ったまま器用に衣服を全て脱いでしまった。
「うわぁああああああああああぁっ!? いきなり脱ぐなぁあああああぁっ!」
エロ本は大好きだが、生身の女体には免疫が乏しい雄二は焦って暴れた。だが、翔子は巧みにロデオして雄二から離れない。
「子作りするのだから脱ぐのは普通」
「子作りって……今から学校だろうがぁあああああああぁっ!」
雄二は再び暴れた。だが、翔子は離れない。
「結婚記念で2人でしばらく休みますと学校には既に連絡済み」
「手回しだけは良いな、畜生っ!」
「安心して、私に子孫繁栄の責務を全うさせれば良い」
わずかな表情の変化でドヤ顔を浮かべる翔子。
だが、雄二の腹の上に座ったまま動かない。
雄二が疑問に感じると小声が室内に響いた。
「……子作りって、これからどうしたら良いのか分からない」
翔子はほとんど変化は見せないものの困り顔になっていた。
「学校の教科書や参考書にはセックスの具体的な手順は乗ってないからな」
「雄二のエロ本コレクションを全て中身を見分せずに焼き捨てたのは早計だった」
一度覚えたことは忘れない。その一方で、学業以外のことに関しては積極的に知識を吸収しようとはしない。翔子は性に関する情報が一般的な女子高生に比べて不足していた。
だが、セックスは1人でするものではなかった。
「雄二の股間、すごく大きくなって私のお尻に当たってる。でも、どうしたら良いのか分からない……」
「証拠がエロい体を俺の眼前で見せつけるから……ああぁっ! こうなったら自棄だぁあああああああああぁっ!」
雄二は両腕を伸ばして翔子の体を抱きしめると、彼女の体を強引に押し倒して体位を入れ替えてマウントポジションを取ってみせた。
「確認するが、俺と翔子はもう夫婦なんだよな?」
「うん。婚姻届は正式に受理された♪」
「なら……もう、後戻りできないし、する必要もないなっ!」
雄二は翔子の股の付け根の淡い茂みに指を伸ばしてひと撫でしてみせた。
「ひゃぁあああああああああぁっ?! なっ、何っ!? 今の、刺激っ!?」
膣の入口を触れられて翔子は甲高い声を発した。それと共に彼女の閉じられたスリットから愛液が零れ始めた。
「子作りの為の準備だよ。随分、敏感なんだな」
翔子の愛液が指に付いたことを感じながら雄二はぶっきらぼうに答えた。
「なんだか分からないけれど、全部雄二に任せる。雄二に触れられると……とっても気持ち良い♡」
翔子は全てを雄二に任せていた。任せながら体は敏感に反応していた。
「無知な少女をエロく染め上げるパターンってのは、俺のエロ本の趣味的には合わないんだが……翔子は俺の嫁だし。構わないかっ!」
「うん。雄二好みに染め上げて……ふわぁあああああああああああぁっ!?」
翔子は雄二に愛撫される度に大きな声で喘ぎ、全身で感じてみせた。
少女が敏感に感じる様に雄二もすっかり興奮して歯止めが利かなくなった。
「翔子……そろそろ、いいか?」
雄二はもう我慢の限界を迎えていた。ペニスがひくひくと宙に揺れていた。
「…………雄二に全部、任せる♡」
翔子は雄二の言葉の意味を理解していなかった。だが、愛する幼馴染、今は夫を全面的に信頼していた。
「分かった。痛かったら、言うんだぞ」
「……うん?」
翔子はまだこれから何が始まるのか理解していなかった。けれど、雄二の方は興奮が高まり過ぎてこれ以上説明に費やす余裕がなかった。
「挿入するぞ」
雄二は断わりを入れてからフル勃起したペニスを翔子の膣に押し当て、一気に突き入れた。
「ひぐっ!?」
翔子の口から悲鳴が漏れ出た。目には涙が浮かんでいた。
雄二のペニスは半ばまで膣内に突き刺さっており、その入り口からは赤い鮮血が流れ出ていた。
「だ、大丈夫か?」
初めて故に力加減が分からなかった少年は、物静かな少女が挙げた悲鳴に驚いて戸惑った。
けれど、今度は少女の方が落ち着いていた。
「これは、知ってる。破瓜の痛み」
翔子は涙を流しながらも微笑んでいた。
「雄二と一つになれた。嬉しい」
「痛くないのか?」
「凄く痛い。でも、これは幸せな痛みだから構わない」
翔子の涙は止まらない。痛がっているのは体の緊張具合から雄二にもよく分かる。それでも翔子は幸せそうに笑っていた。
「雄二のお嫁さんに、なれた♡」
「お前ってヤツは……ほんとっ、大事なところがどこかずれてるよな」
雄二も翔子の笑顔を見て少し緊張がほぐれた。
「雄二、いっぱい動いて私に膣内射精して。雄二の赤ちゃん、欲しい」
「言い方が直接的だったり。願望がもっと直接的だったり。いや、翔子らしいな」
雄二は深く挿入できるように姿勢を正した。
「その、もう挿入しちまったんだし。途中で止めるなんてできないからな」
「うん。雄二がいっぱい気持ちよくなってくれれば私は幸せ♪」
「俺の嫁は本当に可愛いな、ああっ、もうっ!」
雄二は上半身を屈めて翔子に熱いキスをした。
「学校は休んじまったんだし。今日は、いっぱい子作りするぞ」
「うん♡」
雄二は大きく深呼吸をすると、翔子のより深くまでペニスを突き入れた。
翔子からはまた悲鳴が漏れ出た。けれど、その顔は幸せに満ちていた。
坂本若夫婦の初めての共同作業はこうして始まりを告げたのだった。