SS その着せ替え人形は恋をする 喜多川海夢 妄想
五条新菜は小学生以来ぼっちで、日本人形が好きという変わった趣味を持っているが普通の高校生である。性欲も普通にある。リアルクラスメイトをおかずに自慰に励んでしまうぐらいにはムッツリだった。
{五条くぅ~ん♡}
畳敷きの自室内で、少年はクラスメイトの美少女ギャルが自分に向かって微笑んでいる場面を思い返していた。
クラスカーストの頂点にいるギャルが、コスプレという趣味を通じて新菜ととても親しくしているのは事実だった。
ただ、違うのは微笑まれた新菜が制服姿ではなく、下半身を曝け出している点だった。
彼は現在学校で最も親しい友人を相手にオナニーに励んでいる最中だった。
{五条くんに私の新しいコスを見て欲しいんだ~♪}
{新しいコス、ですか?}
{雫たんが学生服からお風呂に入る時のコスプレ~♪ こう、シャツを脱いでおっぱいを晒して楽しそうな表情を浮かべるの~♪}
新菜の脳内で、海夢はシャツを脱いでその巨乳を惜しげもなく晒してみせたのだった。
偶然見てしまったことがある、海夢の桜色の突起を思い出しながら右手で竿をしごく速度が一気に上がった。
{五条くぅ~ん♪ どうかなあ~♪ 私と雫タン、どっちの裸の方が綺麗~?}
新菜の脳内で全裸のまま海夢が近付いてきた。採寸までして衣装を作ったことがある海夢の体型は熟知している。無防備なので、歩く度に揺れる乳の具合もよく知っている。
新菜の右手は激しさを増す一方。そして──
{そっ、それは勿論……喜多川さんの方、です}
クラスメイトの名前を挙げた瞬間に、少年のペニスの先端からは白濁液が勢いよく天井に向かって放たれたのだった。
仲の良いリアルクラスメイトをおかずにして射精してしまう。新菜は二律背反した想いに囚われていた。
「喜多川さんを……また、汚してしまった……」
喜多川海夢という少女に出会えた喜び。その海夢を一方的に性欲を満たす為に使ってしまっていることへの後ろめたさ。おかずがナマモノ、それも近しい人間だけに少年の葛藤は深かった。そして──
「…………って、もうこんな時間? 人形作りの練習、しなくっちゃっ!」
慌てて起き上がってパンツを穿く。
喜多川海夢をおかずにしてのオナニーは滾り過ぎて時間の経過を忘れさせてしまう。それは人形師を目指す彼にとっては大きなマイナス要因となっていた。
海夢をおかずにして、その手で精巧な日本人形の洋服を作っていく。五条新菜の1日は忙しいのだった。