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誰にも見せたことのない場所を彼氏にぐちゃぐちゃにされちゃう話 番外編3

見かけるたびにずっともやもやすることがあった。 「悪い瀬野、待たせたか?」 「……別に」 待ち合わせて帰るのが当たり前になった日々の中にたまに割り込んでくる他人が嫌いだった。特に今日みたいな、よくある放課後の呼び出しなんて大嫌い。 「…なんの用だった?」 「好きだって言われた」 「ふーん?」 予想通り。いや、これ以外にあるとも思えないが。 南はモテる。俺も割と告白される方だけど付き合ってから見ている限り、南は俺の倍くらい呼び出されている。 最初はまぁ悪い気はしなかった。カッコイイだろ俺の彼氏。ふふん。とドヤ顔してたくらい。でもそれが二桁に到達するとうんざりしてきた。もう諦めろよ、付き合ってんだよ俺と!と言いたいが、それはちょっと難しいのでぐぬぬ……となるしかなくて、日々鬱憤が貯まる始末。 「?……瀬野、何か怒ってるか?」 「……怒ってない!」 気遣う南の声が背後から聞こえて、甘えたいのに素直になれないまま歩き続ける。今日は2人とも時間があるからイチャイチャしてやろうと思ってたのにこのざまだ。 俺は本当に怒ったりしてない。ただ不安なだけ。南が告白されるたび、内心「いつか他のやつを好きになっちゃうんじゃないか」という不安が大きくなる。俺は元来ネガティブなんだ。枯渇した自信を南の好意が補填してる感じでどうにか生きてる。だから南の行動次第でこうやってすぐに不安になっちゃうんだ。 ……やっぱ女の子のほうがいいやなんて思っちゃったらどうしよう。俺は一人焦り続けていた。 「南っち?モテるよそりゃ〜〜!」 大声を上げた女子に続いて周りの女子たちも大げさに頷きこれに同意する。俺だけがぽかんとした顔をして固まっていた。 「……そんなに?」 否定してほしくて聞いたのに返事は期待と真逆なもの。「まぁそれなりにモテるんじゃね?」とか適当な答えを期待してたのに、しっかり太鼓判を押されて撃沈する。俺の想像よりずっと南は人気者らしかった。 「だってカッコイイじゃん〜男子特有の厭らしさもないしさ」 「さりげなく優しいし。でも押し付けがましくないしねぇ」 「べらべら話すわけでもないけど優しく話聞いてくれる男なんて完璧じゃね?」 「……お前ら詳しいな」 「そりゃイケメンは見るっしょ」と盛り上がる女子たちとは対象的に俺は凹んでいく。 クラスでも割と喋るこいつらは大げさではあるが嘘はつかない。誰も彼も目立つタイプの女子たちで男への発言は厳しいものが多い。なのに南は褒めちぎられていた。 辛口のこいつらであったもこうなのだ。おとなしい女子なんかもっとファンが多いのでは?どうすればいい。このままじゃ本当に南を取られてしまうかもしれない。俺は誇れるものは持ってないし、女子に勝てるとも思えなくなってきた。 「……南の人気を下げるためにできることって何」 「何よいきなり」 「私達Siriじゃないんすけど」 「友達取られるの嫌なの?瀬野っちも可愛いところあるじゃんっ」 「……友達じゃねえし」 机に突っ伏して唸るとカラカラと笑い声が聞こえた。イジケてると頭を突かれてイライラして跳ね除ける。友達じゃない、彼氏だ!……って言えたらどんなに楽か。でもまぁ言ったあとで壮大に後悔するのも目に見えている。昔のトラウマで人からの好奇の目が苦手な俺は、そんなことをすれば耐えられなくなるだろう。…そもそも南だって男同士で付き合ってるって周りに知られたくないだろうしな。 こんな顔だけしか取り柄のないやつと付き合ってるとか言われたくないよな……じめじめ。……ん?顔だけ? 「あ!南より俺が目立てばいいんじゃん!」 「?…どういうこと?」 「俺のこと好きなやつが増えたら、南のことを好きなやつは減るはず!」 良い案だろ?!と周りを見渡したら渋い顔が並んでて肩透かしをくらう。 「うーーーん」 「……なんだよ俺もそれなりにモテるぞ……」 ちょっとは……きっと……。と、俄然自信がなくなっていく俺に「そりゃ瀬野っちもモテまくってるの知ってるってば」と周りはフォローしてくれた。 「でも瀬野と南の女子の派閥全く違うからなぁ」 「派閥?」 「そうそう。貴族派と一般市民派ってくらい違う」 「貴族……?」 首を傾げ続ける俺にレクチャーは続く。 「瀬野は高嶺の花って感じなんだよね。みんなカッコイイって思うけど手が届かないってわかってるっていうか。遠くから見て満足する感じなの。南のほうがモテてるのは、瀬野より手が届きそうってみんな思ってるんだよ。ワンチャン狙い。瀬野はアイドルで、南は近所のかっこいい男の子、みたいな?だから瀬野のファンが増えても南のファンは減らないと思う」 うんうん、と賛同の声多数。よくわからん。だが効果なしだというのは理解できてやはり撃沈。顔くらいしか取り柄がないのに……詰んだ。 「マジ凹みしてんの?」と気遣いの言葉に「だいじょぶ……」と力なく答える。あまりにも哀れに思ったのか頭を撫でる手が群がる。 「落ち込むなよ〜彼女ができても南なら瀬野との時間減らしたりしないべ」 「それな。彼女も大事にしつつ、瀬野との友情も大事にできる男だ、南は」 「お前らが南の何を知ってんだ……」 「「「瀬野の大親友」」」 「…………」 周りからそんなふうに見えてんだと思うと気恥ずかしい。誤魔化すようにムスッとした顔を作るのに、ますます頭を撫でられてしまう。「可愛い」だと。女子ってすぐそれ言うよな。ええい、触るな! 何も解決はしてないが、南は確かにすぐ他に目移りするような、大事にしてるものをホイホイ取り替えるようなタイプにはとても見えない。いつも大事だって言ってくれてるんだし、俺も信じるべきなんだよなきっと。しかし自信ってどうやったらつくんだろ。 「あっ、王子様のお迎えがきたよ」 ふざけた言葉に顔を上げると入り口に当人が立っていた。王子、たしかに。誰も知らないはずの関係を言い当てられた気がしてちょっと顔が熱くなる。 「南……」 「瀬野、帰ろう」 珍しく南の方から迎えに来たことに驚いて時計を見上げる。いつの間にかかなり時間が過ぎていた。慌ててカバンを持って立ち上がろうとすると、女子たちが俺の頭を撫でながら南へと話しかける。 「南っち、うちの可愛い瀬野っちが落ち込んでたからイイコイイコしてあげてねー」 「……?」 「捨てられちゃうって泣いてたよ〜抱きしめてやって?」 「おいっ!」 慌てて声を上げてもやつらは気にせずキャッキャッとはしゃぎながら離れていった。南は何も言わない。気まずい空気が流れる。 「……」 「……か、帰るか!」 恥ずかしさに早歩きで歩いていく。しばらくして南がついて来てないことに気づいて首を傾げた。南はまだ一人で教室の方を眺めていた。 「南?」 「……あ、悪い」 俺が名前を呼ぶまで南は視線を外さなかった。少しだけ睨むような怖い目で教室を睨んでいた。まるで何かに苛立っているような目。そんな南を見るのは初めてで、少しだけ不思議な気持ちになった。 南の部屋についた途端、激しく抱きしめられて困惑する。 「み、みなみ……?」 「……」 名前を呼ぶ声も戸惑いが滲んでしまう。どんな顔をしているのか覗き込みたいのに、それを嫌がるみたいに首筋に南が額を寄せる。甘えられてるみたいできゅんっとしたのに、甘えるどころか首筋にキスをされて変な声が出てしまう。 「あっ、……なめ、るなよぉ……」 「……ん、美味しい……」 「ぁ、うぅ……♡」 うっとりした声でそんなことを言われて、身体が勝手に褒め言葉と受け取って震える。さっきまでの不安が少しずつ溶けていくのがわかる。なんて簡単なやつ。でもさ、触れている間は絶対に愛されていると確信できるんだ。 「…あっ! あぁっ♡ …っや、 あぁっ……♡」 南の大きな手が俺の尻を掴んで揺さぶる。上下に揺さぶられる度に、勃ち上がったペニスが南のそれと擦れ合って腰が震えた。たくましい胸にしがみつくと南の熱いため息が耳の中に落ちてきて気持ちよさに涙が滲む。 「ま、まってっ、みなみ、みなみ……!」 「……どうして?気持ちよくない?」 「っ〜〜〜♡♡」 「瀬野」 「…きもち、いぃっ……♡」 「……かわいい」 「んぁ゛っ♡♡」 素直に白状したら嬉しそうに南は笑った。好き。たまんないって顔をされて、俺の方こそたまらない気持ちになる。好き。南が大好き。どうやったらこの気持ち、伝わってくれるんだろ。 「…っ、……はぁ、はっ……!」 「んっ♡ んぁっ、やっ、あぅっ♡ …っふ、んっ♡ んぅ、んぁっ♡」 そのまま激しく揺さぶられて、ズボン越しにペニスが擦り付けられる。硬く勃ち上がった南の凶悪なペニスが俺のペニスを貪るみたいに蹂躙する。一擦りするたびに脳天まで突き抜ける快感が走って腰が逃げそうになる。でもそれを許さないっていうみたいに、南の手が俺の尻を強く掴んで上下に揺さぶった。気持ちいい。目の前がチカチカする。 「あっ!はぅっ♡ はぁっ、らぇっ♡ らぇ♡」 「はっ、はぁ、はっ」 「みなみっ、キちゃ♡ あぁ゛っ!あ♡ あぁ゛っ♡ きもちい、の、キちゃっ♡」  「はっ、瀬野、瀬野ッ!」 「あっ、あ、あぁ゛ーー〜〜゛♡♡♡」 ブチュッ゛♡♡♡ 「ン゛ッ゛♡♡♡」 ビクンッ♡ ……ビク、ン♡ …ぴくっ……♡ ぴくっ……♡ 「はぁ゛、 ぁ゛……♡」 「はぁっ、はぁ、はぁ……!」 射精してぴくぴくと痙攣を続ける俺を強く抱きしめて南が大きく息を吐く。南もイッたのだとぼんやりした頭で理解するとまた甘イキしてしまう。嬉しい。南に愛されてるって自覚すると脳内麻薬みたいなものが出てくる気がする。余韻に震える俺の頬や首筋に南がキスをくれるたび、甘えるような声が出てしまう。好き。大好き。 「ちゅ、……ん、好きだよ、瀬野……」 「んっ、う……、ぅん……♡」 ベッドに誘導されて仰向けになると、いつの間にか伸びてきた手が乳首をクリクリと刺激する。まだ少しだけ抵抗する本能が目覚めて指を噛むと、宥めるようにまたキスをされた。 「瀬野、大丈夫か?…嫌だったら触らないから言って?」 「いやじゃない、けど……」 「けど?」 「…………」 ぼんやりと蕩けた頭が余計なことを口走ろうとする。ダメだって思うのに、甘やかされて子供みたいになっているせいか少しだけ収まっていた不安がまた顔を出す。好き。南が大好き。だから不安になる。好きだから、大好きだから。 「……南は、俺のおっぱい、好き……?」 「……、……」 「嫌いなんかよ……」 返事がなかったことで絶望の声を出した俺に南が「いやっちがうっ」と慌てている。 「ちが、想定外の質問すぎて驚いたんだ!」 「好き?」 「……好きだよ」 「ホントに?」 「本当に好きだよ。どうした?何か不安にさせたか?」 「…………」 大きな温かい手が俺の頭を慰めるように優しく撫でる。温かいそれに胸がじわじわ熱くなってきてやばい。甘えのような気持ちがどうにか我慢していた砦を決壊させて、俺はとうとう隠そうとしてた本音を吐き出してしまった。 「……女子のおっぱいと、俺のおっぱい……どっちが好き?」 「え?」 「……女のおっぱいみたいに大きくないし、柔らかくないけど、俺のほうが好き……?」 「…………」 恐々問いかけてみると大きく目を見開いたまま南が固まった。そこで後悔する。やっぱ聞かなきゃ良かったって。でも我慢できなかった。ずっと不安だったんだ。 南は優しくてカッコよくて、みんな南が欲しいって言う。南だって、俺みたいなプライドばっか高いやつより、大人しかったり女らしかったりするやつの方がいいって思っちゃうんじゃないかって。いつも不安が付きまとうんだ。南が好きだと言ってくれる時でさえ、いつかはその好きも他の誰かのモノになっちゃうんじゃないかって。 だって南のことが好きだから。俺のこと一生好きでいてほしいって思っちゃうじゃんか。 「……俺ばっか、お前のことどんどん好きになっちゃう……」 「…………」 「……責任取れ!……ほ、他のやつの告白とか、無視しろよぉ、ばか……」 「瀬野……」 「一生、俺のことだけ好きでいてよ……」 「…………」 無視なんて南はできないし無理にそんなことをしてほしいわけじゃない。わかっているのに我儘は止まらなかった。多分一生消えない不安。大勢の女子たちから「好きだ」と言われ続けたら、そのうち誰か一人くらい好きになっちゃうことがあるんじゃないか。 俺には南しかいないのに。俺のほしいもの、俺のことを欲しいって言ってくれたのは南だけなのに。 俺からこいつを取らないで。 えぐえぐと情けなく涙を流しているせいで目の前がぼやけている。俺を見下ろしていた南が大きくため息をついた。呆れられた、もうだめだ……。悲痛な気持ちで震えていると、倒れ込むように圧し掛かってきた南が俺をぎゅっと抱きしめた。……あれ? 「……な、んだよ?」 「…………かわいい」 「はぁぁ゛?」 「…なんでそんなに可愛いこと言うんだよ。これ以上好きになったらヤバいのに……」 「……や、ヤバいの?」 「うん。もっと離せなくなる……」 ぎゅっと抱きしめられて絞り出すようにそう言われて顔が赤くなる。ぎゅっと抱きしめられたまま、南の吐息が耳をくすぐったい。優しく宥めるように、指先がクリクリと乳首の縁を弄る。 「んっ…♡ あっ…♡」 「……俺は瀬野のおっぱいの方が好きだよ」 「……っ♡……ほ、ほんと……?」 「ホント。……正直、俺もう瀬野以外の裸見ても勃起しないと思う」 「えぇ?」 勃起不全!?……そんなわけないか。さっき散々激しく擦りつけ合いしたもんな。硬かったし。じゃあ、まぁ、そういうことか。俺でしか勃起しないって、そういう、へぇ……。ふ、ふーん?悪い気分じゃないけど?…もっと言っていいけど!? ちょっと回復した自尊心で照れていると、苦しそうな顔をした南が顔を近づけてきた。 「み、──んッ……」 キスをされる。何度も何度も、もどかしいような表情を浮かべて南は繰り返し唇をくっつけてきた。足りない、まだ足りないって言われてるみたいで嬉しくて、俺は甘えるみたいに首に両手を絡ませて引き寄せる。もっと。 「……ん、……もっとほし、……」 「瀬野、もう挿れていい?」 「……へ?」 珍しく早急なことを言って、南は俺の返事も聞かず制服を脱いでいく。珍しい。いつもと違うその様子に戸惑っていると、いつのまにやら臨戦態勢が整った南がこっちを見てた。息が荒いし顔も赤い。完全に興奮してる時のそれだった。思わずごくっと喉が鳴る。俺に煽られた時の南みたいだ。 ちょっと乱暴にしてほしい時とか「今日はセックスやめとこう?(大体俺のための提案)」って言う時にこう、ちょっと煽っちゃうことあるんだよな。だってほら、大事にされてるのは嬉しいけどさ、セックスとか毎日でもしたいじゃないですか。 南は健全な男子高校生なので俺が煽ると結構簡単に目の色を変えてくれる。いつもの溶かすみたいな優しいセックスも大好きだけど、凶悪な顔でちょっと乱暴に揺さぶられるのも堪らなく良くて好き。だからドキドキする。俺のことを無視して乱暴にセックスしようとする南なんて初めてで。ごくり、と無意識に喉が鳴る。 「ま、まって……」 「……お願い、瀬野。早く挿れたい……!」 「あっ、や、やだ……!……あっ、あ、あぁっ……♡」 強い力でズボンを脱がされて、隙間からぐちゅぐちゅと穴に指が挿入ってくる。いつもよりもずっと早急な、少し乱暴な準備だった。俺のこと傷つけたくないのに、でももう我慢できない、待てないって息を荒げる南。さ、最高か!? ホント最高に嬉しくて、もっともっといっぱい傷つけてすら欲しくて、自分から押し付けるように腰を揺らす。でもやっぱり初めての南の様子がちょっと怖くて、口からは怯えるような声が勝手に出た。まるで南をもっと煽ろうとするかのように。 「あっ♡ ひ、まって!…や、やだっ、まって、まってぇ……!」 「ごめん、瀬野……!」 「ひっ……ん゛!……あ、あぁ…ッ♡♡」 ぐ、ぷぷ……、といつもよりも圧迫感をもって南のペニスが挿入ってくる。苦しそうな顔した南が、俺に何度も謝りながら。けれどその侵入は止まらなかった。 ぐぷ、ぷ、ぶちゅ……♡ 「…ひ、ぁ……♡ ……はいっちゃ……♡ は、いってぇ……、あっ、あぁ……♡」 「瀬野、好きだ……!瀬野、せの……!!」 「あっ!あぁっ!み、みなみっ♡ みなみの、はい、って、きちゃっ……♡ ♡」 南の凶悪なほど膨れ上がったそれが俺の中を容赦なくえぐって、脳天まで快楽が突き抜ける。仰け反って無意識に逃げようとする体はすぐに捕まって、一気に奥まで貫かれた。 ぐちゅんッ!♡♡ 「ひぐぅ゛っ♡♡♡」 「あ、はぁ……!!」 「…ッん、はっ……!……あ、……あぁ゛……♡♡」 「……ぴくぴくしてる、瀬野……。……俺のペニス、奥まで響いてる?」 「ん゛ぅーーー~~~…っ♡♡」 「もう、わかんない、かなっ」 「はぅっ♡♡ ひっ、ひぃっ…、らぇっ、きもち、いっ……♡♡」 筋肉質な身体が前後に動いて俺を揺さぶる。子どもみたいに息を切らしていやらしい言葉を口にするたびに、打ち付ける腰遣いから遠慮が消えていった。悪い子どもを叱るみたいに、俺のお尻に南の腰がぶつけられて音を立てる。だめ、恥ずかしいから聞きたくないのに。腰が打ち付けられる音とベッドのきしみ、南の荒い息遣いがますます俺を興奮させる。助けてほしくて手を伸ばしたらその手を掴まれて食べるみたいに舐められて。その痺れる刺激さえ気持ちよくて、俺は泣きじゃくりながら何度もねだってしまう。 「みっ、みなみの、かたっ……♡ っ~~きもちいぃ!…っもっと、いっぱ、ぱんぱん、してっ♡ みなみの、おくッ、あ、はぁっ♡♡ っ〜〜もっとぉ……!♡」 「エッチな瀬野、可愛い……あぁっ、腰が、止まんねぇ……!」 「…ひっ!らぇっ、そこ♡ らぇっ♡ ひっ!っ~~すぐ、イッちゃ、イッちゃ……!」 「いけ、いけよ、ほら、いけ!いけって!」 「ッ~~~~♡♡♡」 ぱちゅッ!ぐちゅッ!ぱちゅっ、ぱちゅっぱんっぱんっぱんっぱんっ! 「あぁ゛ーーーーッッ♡♡」 ぴゅるっ♡  「ッ~~~ぁん゛っ♡♡」 「っ、…はぁっ……やばい、俺もイかけた……」 「はっ♡ はっ♡ はぁ……♡♡」 お腹にぽたぽたと白い液が飛び散っている。気持ちよくて放心していると、そんな俺を優しく撫でながらも容赦なく腰を揺らす南が見えた。まだまだ硬いそれが敏感なところを擦って、その度に押し出されるように声が溢れる。 「ひっ、み、なみっ♡ まだ、だめっ♡ イッ、いっちゃ、また、すぐ、イッっちゃ……♡」 「……はぁ、……ッ、……はっ、はぁ、はっ……」 「あっ、まって、やだっ、あっ♡ ……ひっ♡♡ っ~~~そこっ、……ッ~~~だ、めぇッ……!♡♡」 弱い場所を意地悪するみたいに押しつぶされて、あまりの気持ちよさに仰け反って腰が浮く。それを叱るみたいに腰を掴まれて何度も何度も同じ場所を押しつぶされる。目の前がチカチカと点滅して、すぐに俺の思考回路は脳みそごと蕩けてしまった。 南、気持ちいい、好き、すきっ、だいすき、もっと、もっともっともっともっと♡♡ 「みなみ、きもちいっ♡ もっと、もっと……!いっぱい、そこ、こすってっ♡ いっぱい、きもちいいの、してっ゛♡♡」 ずっともやもやすることがあった。 瀬野はモテる。分かりづらいけどすごく優しいやつだし、綺麗で気遣いもできるから女にも男にもよくモテる。女子曰く他校でも有名らしい。告白してくる人間ももちろんいたが、俺が想像してたよりずっと少なかった。多分瀬野の警戒心が人一倍高いせいだ。過去のトラウマのせいか、瀬野は周りと親しい関係を築こうとはしない。多少話したり交流がなければ人間は期待すらできないものなんだ。瀬野の無関心さと美しさは、そういう期待をぶち壊しているんだきっと。 瀬野は俺のことを好きだと言ってくれる。俺も瀬野が好きだし大事にしたい。誰にも渡したくない。渡さない。そう思うけど、でも周りの人間だってこんな綺麗なやつ見逃さないだろうって思う。 瀬野は自分に自信が持てないからわからないんだ。誰も彼も瀬野を見てる。男女の友情が成立してる雰囲気のクラスの女子でさえ、瀬野が本気で「好きだ」と言えばきっと受け入れるだろう。男に興味のない男子でさえ、瀬野が言えば誰も彼もきっと喜んでイエスと言う。そんなこと誰にだってわかるのに、瀬野だけがわかってない。鈍感な、可愛い可愛い俺の彼氏。これ以上好きにならないだろって思うのに、いつも毎日、昨日より好きになっていく。絶対に誰にも渡したくない。いっそのこと、誰にも見えない場所に隠してやりたいくらいなのに。 俺に捨てられるだなんて、ありえないことを考えて怯える瀬野に、脳みその血管が何本か切れた気がした。もちろん怒りじゃなく興奮で。そんなことありえないのに。 ずっとずっと欲しかった。瀬野は知らないけど、彼は小学生の頃からずっと抱えてきた俺の初恋なんだ。付き合えたことが奇跡みたいに思ってる。たとえ瀬野から頼まれたって手放したくないのに、赤の他人の横やりで霞むほど軽いわけないじゃないか。 瀬野は知らない。俺がどれだけ重くて粘っこい感情をお前に向けているのかなんて。けど知らなくていいんだ。一生言う気なんてないから。逃がさない。泣いたって、嫌がったって、どれだけ苦しくても手放せないんだきっと。 ごめんな?優しいふりしてるけど俺はそんなに優しいやつじゃないんだよ。 ぐちゅんッ♡♡ 「ひン゛っ♡♡」 腕の中で瀬野が蕩けた顔で鳴く。手加減しなきゃと思うのに、その顔と声を聞くといつも加減ができなくなる。 好きだ、好きだよ。頭がおかしくなるくらい。その声を聞くだけで、触れるだけで、瀬野以外の何もかもどうでも良くなるくらいに。 パンッ!パンッ、パンッパンパンパンッ! 「あ゛ーー、出そう……!」 「あ゛っ♡ だして、なかっ、だしてぇ……!♡♡」 「こら、締め付けるな、瀬野……!」 「あっ♡ にゃか、おっきぃ……!♡ ぁふっ♡ ん゛ーーー♡ んっ、んぁ、あっ♡ あ゛ぁーーーー♡♡」 中出しをせがまれて思わずそうしてしまいたくなる。瀬野の中全部、俺の精液でベタベタにしてやりたい。ずっとおねだりされても我慢してきた。だって瀬野の身体を傷つけたくない。誰よりも大事にしたい。守ってやりたいのに、けど時々無性に傷つけてやりたくもなるんだ。 散々全身を弄っていじめて、俺のせいで泣きじゃくる瀬野を優しく抱きしめて慰めてやりたい。矛盾した感情がずっと俺の中にある。あぁいっそ、全身に噛みついて俺のモノだって見せつけてやりたい。女子にも男子にも大人にも子どもにも、他の誰にも見せたくない。あぁ、駄目だ。絶対傷つけたくないのに。 「ッぐ、!」 「あっ!だめっ、ぬいちゃ、やだぁ!」 「ーーーッ!」 嫌がる瀬野の身体を抑えつけて無理やりペニスを抜く。あと数回擦ればイッてしまうそれを瀬野に向ける。ぽかんとした顔がこっちを見てた。可愛い。俺のこと何も疑ってないようなとろんとした目。それを見つめながら、瀬野に向けて数回自分のペニスを擦る。強烈な震えが湧き上がってきて、そこから白い液体がその綺麗な顔に降り注いだ。 びゅるッ♡ 「っん、ぁ……♡」 「ん゛ッ!……ッ……、はっ、はぁっ、……瀬野、ごめん……」 「……ぁ、みなみの、…」 ぼんやりと何が起こったかわからない顔をして、瀬野が俺の名前を呟く。顔射なんてやったことはなかったし、やりたいと思ったこともない。けど今日は我慢できなかった。昼間見た瀬野のクラスメイト達の顔がよぎってしまって。知らない女子たちが親しげに瀬野の頭に触れていた。他人の手が瀬野に触れているのを見た瞬間、頭が煮えたぎるのを感じた。 瀬野の頭を撫でていたあの手を上書きしてやりたかった。少しの残り香もしないほど、俺の汚い液体で汚してやりたかった。瀬野は俺のものだ。そう口にはできない言葉が漏れ出てしまった。けどやっぱりやった後に襲い掛かるのは罪悪感だ。 「ごめん瀬野……目に入ってないか?」 「…………」 「……瀬野?」 ぼんやりした様子に心配になると、その頬がいっそう赤く染まっていることに気づく。はっ、はっ♡と荒い息で、瀬野は嬉しそうに笑っていた。 「……南に、顔射されちゃった……♡」 「…………」 「……も、いっかい、して……?」 「ーーーー」 悪魔っていうのは、多分瀬野みたいな顔をしてるんだろう。この世の誰よりも美しくてワガママで。自分に自信が持てない彼は、怯えながらも俺にだけは甘えてくれる。それがもどかしくて、たまらなく可愛くて、甘えられたら何でも従いたくなってしまう。たとえ瀬野が悪魔だって言われても、俺はそんなことどうでもいいって思ってしまう。甘えるように名前を呼んでくれたらそれだけでいい。 かき抱くように頭を掴んで激しくキスをすると「んぅ♡」と喜ぶような声がした。髪の毛についた精液を塗り込むように混ぜると、その意図をわかっているのかいないのか「もっと」と瀬野がうっとりした目でねだる。 まだ固く閉ざされたままの乳輪に舌を這わせて思いっきり吸い込むと、ぷるんっと奥から可愛い乳首が飛び出してきた。舌でくりくりといじめる度に、そこは「もっと舐めて」と言わんばかりに痙攣していた。 「はぁ、ぁ……♡♡」 たまらない様子で仰け反ってぴくぴくと震える瀬野をぼんやりと眺める。さっきの刺激でまた甘イキしたのか、そのペニスもぷるぷると震えていた。顔を出した乳首が舐めてほしそうにヌルヌルと光っている。 ーーあぁ足りない。何度舐めても、弄っても、瀬野が足りない。もっともっと全部俺のものにしたい。他のやつが触れないくらいに俺の匂いで埋めつくしたい。俺の手に触れられたらそれだけでイッちゃうくらいに、俺だけのものになってくれればいいのに。 可愛い可愛い、愛おしい俺の彼氏。どうかこんな俺のヤキモチには気づかないでほしい。彼はいつも自信なさげに俺を試そうと必死だから。 ヤキモチを焼いてほしいから、なんて理由で誰かとのイチャイチャなんて見せられた日には、俺は殺人鬼にでもなってしまうかもしれない。 「……愛してるよ、瀬野」 「っ~~~俺も!」 無邪気に抱き着いてくる瀬野を抱き返しながら、仄暗い自分を奥へと隠す。 奇跡のような初恋はあまりにも大事すぎて失うことが恐ろしい。恐怖との戦いだ。けど。 「……キスしてもいい?」 俺の言葉一つで浮かぶこの幸せそうな笑顔さえあれば、どんな苦しみも簡単になかったことにできてしまうんだ。                         (気に入ったらいいねやコメントもらえるとやる気が出ます)

Comments

いつも感想ありがとうございます! お互いにベタぼれすぎてしなくていい嫉妬をしあっちゃう……バカで可愛いですよね笑 瀬野は女の子相手の嫉妬のみですが、南は男女子ども構わず嫉妬します。ムッツリ嫉妬です。今回雄っぱい描写が少なかったなーと個人的に反省点ですが、全身弱々にされてしまった瀬野を描けたような気もしてます!南の性癖を歪めた自覚のない瀬野が、南に全身を開発される様子をこれからも描けたらと思います( ˊᵕˋ )♡ また機会がありましたらぜひ読んでくださいませー! 感想嬉しかったです!

午後

続編ありがとうございます🥹 キュンとエロのバランスがちょうど良くて最高です🎉 DKがお互いにヤキモチやいたり不安になって激しめセッになっちゃうの最高です!寿命が延びる!! 南くん自分のでマーキングしたいとか独占欲強強なのも知れて嬉しかったです💕 あと、瀬野くんの雄っぱいはどんな女子も勝てんから質問に戸惑っちゃう南くんの気持ちめっちゃ分かる👀 2人の続編まだまだ読みたいです。機会がありましたら、またぜひ書いて下さい✨

つぶぐみ

こちらこそ、また読んでもらえて感想まで……!活力になります、ありがとうございます👏👏👏👏気に入ってもらえて嬉しい〜〜!😊😊😊😊😊 瀬野は時間さえあればくっつきたがるし、たとえ南が体の心配をしても煽るし南も簡単に煽られるので触られまくって感度も上昇中です、正解です👏👏👏👏✨ 感想本当に力になります!また二人の話書いたら読んでやってください😊

午後

可愛い2人を書いてくださり本当にありがとうございます🙇🙇🙇🙇🙇🙇ヤキモチ焼きあってるの最高です🙇🙇🙇回を追うごとに瀬野くんの感度マシマシになっている感じがしてとても幸せです🙇🙇🙇

みたり


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