お仕置きプレイ(仮)(底辺sub4話後つづき)
Added 2023-05-09 12:18:54 +0000 UTC「ん、あぁッ♡♡」 ぴゅるるっ♡ 「あー…またイッちゃった?いけない子だなぁ」 「はぁ、あぁ…♡ ごめ、なさぃ…♡ いや、いやぁ…♡」 「イヤイヤって、本当は嬉しい……って本当に嬉しそうだなぁ」 「ん゛ぐぅ…!だ、だってぇ……あっ♡ あっ、だめ、だめ…♡」 榊さんに触られたら例えお仕置きだって言われてもやっぱ無理だって。ひくん…ひくっ…って体の震えが抑えられない。もう何度目かの射精なのにねだるみたいに腰がヘコヘコと勝手に動いちゃう。恥ずかしいのに、もっともっとその手で擦ってって、大好きなその手におねだりしてしまう。 「こら、だめだよ。これはお仕置きなんだから」 「ん、んぅ、やらぁ…♡ んっ、ん、あぁ♡ ほしい、ほしいれぅ…」 「あーあ、涎たくさん垂らしちゃって。…えっちなツバキくん。お口もおちんちんもダラダラだねぇ」 「っ~~~~♡♡♡ …ら、ってぇ、さかきしゃの、あっ、あ、あぁ~~~♡♡」 揶揄されてもほんとにその通りだから言い訳もできない。榊さんに扱かれたら俺のペニスなんて両手上げてすぐ降参だ。介錯してくださいって感じ。太刀打ち出来ない。なんでこんなに気持ちいいのか俺にだって分かんない。 イッたばかりのペニスをまた優しく扱かれて泣きじゃくりながらイヤイヤと首を振る。そのくせ腰はヘコヘコ交尾するみたいに揺れて最高に情けない。でもそんな俺を見てか耳元でふっ、って優しく笑う息が降ってきてもうダメだった。無理、気持ちいいって隠せない。お仕置きなのにヤダって思えない。もっともっと、たくさん擦って、大好き大好き大好き以外分かんない。 「我慢できないの?悪い子だなぁ」 「やらぁ!まっれ、がまん、しゅる♡ …ッん゛ぅぅ♡ …ん゛ッ!あ…♡ …まっ、…ッしゅる、がまん、しゅるからぁ…♡ …き、らいになっちゃやだぁ…!がまん、しゅるから、まっれ…♡ まっれぇ♡♡」 「…っ…あぁ、すごくかわいいよ…」 「あ、あぁーーー~~~♡♡♡」 ぷしゅっっ♡♡ ぴちゅっ♡ 「はっ!はぁ!は、ぁ、あぁぁ゛あぁ…♡♡」 「…イッちゃった…やっぱり悪い子なのかな?」 「~~~~~」 悪い子って言われるたびに多分本能なのか体の芯がびくっとなる。崖から下を覗いてるような背筋が凍る不安がよぎる。けどそんな言葉と裏腹に優しく頬にちゅっちゅってキスが降ってくるから、ほっとして涙が出ちゃった。悪い子って怒られてるわけじゃない、むしろその…エッチな悪い子だな?って言われてるってことだよね、うへへ。 涙を吸い取るみたいにキスを続けながら、ぼんやりと榊さんが言った。 「うーん、やっぱり俺がツバキくんにお仕置きって無理があるよなぁ」 「え!?そ、そう?俺お仕置きされてるーってすごく興奮してるよ?」 「ほらそれ。興奮しちゃうってことは喜んでるってことでしょ。怖がってくれないとなぁ。これは変なお客が来た時の練習なんだから」 「そ、そっか。興奮しちゃダメだった…」 そうだった。榊さんとお仕置きプレイだ!やりぃ!って何か興奮してたけど、これは店長から榊さんに言い渡された俺への指導でもあったんだった。過去の影響か無茶なプレイをどうしても拒否しきれない。そんな俺に拒否を覚えさせる指導プレイ。(…プレイって付くとエッチだね…?…はっ!いかんいかん…) 「うーん、でも俺たぶん榊さんに何されても興奮しちゃうよ?」 「それは光栄だけど。…でもこのままじゃ俺も心配だしなぁ」 「心配?」 「そうだよ。他のお客がまた無茶してツバキくんのこと傷つけちゃうんじゃないかって考えるだけですごく心配になるよ」 「…そ、そっかぁ…♡」 「どうすればいいかなぁ…」 喜んじゃいけないんだろうけど、心配して貰えてるのは純粋に嬉しい。心配はさ、俺のことさ、大事にしてくれてるってことだよね?うはーやばい、ニヤけてしまう。いやいや我慢だ、今はちょっとシリアスな顔をしないと。 「…ん゛んっ!…ほ、他の人なら『悪い子』って言われただけでもモヤモヤするんだろうけどなぁ」 「…………」 俺たちSubは結構繊細だ。言葉をコマンドとして全身で受け入れるせいか、ネガティブな言葉や命令には敏感に反応する。たまーにだけど最低最悪なDomの暴言に連日晒されたSubが衰弱死…なんてことも世間ではあるのだ。俺は多分頑丈な方なんだろうけど、それでも暴力暴言がSubにとってイイことはない。 嫌なことをされたらヤダって断る。お店の規約に則ってないことを強要されそうになったら拒否する。頭ではわかってるんだけど俺にはどうしても難しい。 「…そうだ、俺以外だったらいいのか」 「へ?」 閃いた!みたいな顔で榊さんが呟いた。なんか不穏なことが聞こえたぞ、おい。 「な、何が?」 「ん?だからね、俺だと嫌なことも良くなっちゃうから対策難しいって話」 「う…うん…」 「光栄な話だけど、このままじゃツバキくんのためにもならないからね。ツバキくんはこれから俺以外の人とお仕置きプレイを」 「ヤダァー!!!!」 「!!」 「………はっ…!」 つい心の声が…。俺の拒否を聞いて固まってしまった榊さんに慌ててあわあわと言い訳をする。 「ご、ごめんなさい、榊さんは俺のために…わ、わかってるんだよ?俺のためだって!でも、でもっ…榊さんがいるのに、榊さん以外となんて、俺、おれ…」 「…………」 「ご、ごめんなさ…んっ!」 ちゅっ…、ちゅっ、ちゅぅ…♡ 「んっ♡ …あぇ…?んっ…♡ ん、んぁ、ちゅぅ…♡ …ふぁ…?♡」 「…ほんとに可愛いなぁ、ツバキくん」 「んぁ?…はぇ…♡」 「大丈夫だよ。俺がいるのに他の人間にツバキくんを触らせたりしないよ」 「!…っほんとに…?」 「うん、絶対」 「えへ…えへへ…♡」 褒めるみたいにキスをされて頭がぼーっとしてしまう。なんで、なんで俺褒められてるの~?幸せだからいいんですけど~♡簡単にトロトロになった俺はされるがままキスに夢中になる。 「…本当に、ツバキくんは可愛いねぇ」 「…ん゛ッ♡ ん…すきぃ…♡ はぁ…♡」 「…本当に可愛いから、心配で堪らないんだよね」 顔中にキスをされてホクホク幸せに浸る。けど長くは続かなかった。すぐ榊さんから奈落の底へ突き落とされる。 「心配だから俺も一生懸命に頑張るよ」 「…はへ?」 「ツバキくんがさっきくらい『いやだぁ!』って拒否出来るように徹底的にやるから頑張ろうね?」 「ひぇっ…」 頭のいい榊さんは前に俺が見せた道具箱(授乳プレイ参照)の存在をしっかりと覚えていたらしい。そこから取り出された目隠しと耳栓に俺の頬がひきつる。 「あ、あのぅ…これは…あの…」 「安心してツバキくん。今から触るのは俺だから。けど目と耳を塞いで擬似体験をしてみよう。俺だけど俺じゃないかもしれない、そんな想像をしてみようか。今からツバキくんに酷いことをするのは俺じゃない客だ。ツバキくんは嫌なことをされたと思ったら怒らなきゃいけないし、ダメですって拒否しないといけないよ?」 「…………」 正直自信がない。いくら目と耳を騙しても目の前にいるのは榊さんだ。榊さんの手が俺に何をしても俺は嬉しいって多分思っちゃう。訓練にならないんじゃないかなぁって戸惑っていると、榊さんの手で目隠しがかけられ耳に柔らかな蓋をされる。閉ざされていく視界の先、「頑張ろうね」って声と一緒に一瞬だけ蕩けるみたいに優しく笑う榊さんが見えた。 「はぁ…!はぁ、はぁ…!はぁ…!」 自分の呼吸音だけが内側から響くみたいに聞こえる。真っ暗な視界、何も聞こえない耳。まずベッドに放り出されて動けないまま、数分間放置された。 怖くて榊さんの名前を呼んだけど返事はない。周りを確かめるみたいにシーツに手を伸ばしても、暖かなものは何もなかった。怖い。プレイ中に放置するのはお仕置きの一瞬だ。悪いことをしたり言うことを聞かなかったSubに分からせるために行う。この店でも禁止ではないけど、プレイでもお仕置きでもなくいきなり置き去りにするのはダメ。放置はSubに負荷がかかるし、お仕置きのように大義名分がなければ不安はただの暴力だからだ。 「はー、はぁ…!はぁ、はぁ…!」 怖い怖い怖い。眠ることと変わりないはずなのにDomに放置されているということが怖くて堪らない。怒られていると思ってしまう。自分がいけないことをしたから責められていると脳が錯覚する。耳鳴りが脳みそ全体を覆ってどんどん息が苦しくなる。 早く目隠しをとらないと。こんなプレイはダメですよって言わなきゃいけない。そう思うのに、手は必死にシーツを握りしめて動かない。時間だけがただ過ぎていく。 悪い子だから。俺が悪い子だからお客さんは俺を放置する。いや、この人は榊さんでこれは俺のためにやってくれてることだ。…本当に?隣にいるのは本当に榊さんか?そもそも俺の隣には誰かいるのか?いるんだったら言わなきゃ、やめてくださいって。ダメなのに、でも言ったらもっと殴られるかもしれない。この人は榊さんじゃないかも。俺を殴って喜んで、でも俺はそれがないと生きていけない。 「っーーーー?!」 いきなり両手を掴まれた。引っ張るみたいに頭の上で固定されて頭をベッドに押さえつけらえる。必然的にお尻を突き上げるようなポーズになった。だめだ、このままじゃお仕置きされちゃう。悪い子だからお仕置きされちゃう。 「…っ、…あ…、あぁ…、や、やぁ…」 悪い子にはお仕置き。俺が悪い子だから。悪い子はお仕置きされないと生きていけない。これは生きるために必要だから、俺は嫌だと言ってはいけない。受け入れなきゃいけない。それがどんなに理不尽でも。 パァンッ! 「ッんぁぁ!!」 お尻を叩かれた。その衝撃に思わず声を上げる。あまり強くなかったのかもしれない。けど目も耳も奪われた状況の折檻は恐怖以外の何者でもない。怖い、我慢しろ、怖い、ダメな子、悪い子、怖い怖いいやだ。 パァンッ! 「やぁ!…ひっく、ひぃっ…」 続けてまた叩かれる。声を上げちゃダメだと唇を噛むと涙と余計に嗚咽が溢れた。ダメだ、我慢しなきゃ。我慢しないとダメ、これが俺の仕事だからーーー本当に? 「や、やぁ…、んぐ、うぅーー…!」 パァンッ! 「やぁあ!!」 怖いことがあるといつも頭の中で唱える。拒否しちゃダメ。俺がSubである限り、この理不尽は死ぬまでついて回るんだ。泣き言を言う暇があるなら唇を噛んで、じっと数字を数えていれば終わる。 ……本当に? 俺はもう数字の数え方なんて忘れた。怖い時、理不尽な目にあった時、数えるように呟くのは彼の名前だ。 「いい子だね」って「可愛いよ」って、言ってくれる人の名前。あの人はいつも俺を褒めてくれる。そんな俺を俺が一番痛めつけてる。榊さんが大事だよって言ってるものを俺が一番踏みつけて。 「…っ…ひっ、んぐ…!…や、やめ、…」 我慢しろ。我慢するな。生きるためだ。生きるために。 この理不尽は生きるため。本当に?ほんとに?ほんとうか? 「…ッやめて、ください!!」 心臓が破裂しそうなくらい必死に叫んだ。涙が出て鼻水が出て息が出来ない。怖くて堪らない。それでも必死に叫ぶと折檻はぴたりと止んだ。 「…ッはぁ!はぁ…!ひっ…ひっく、うぅ…!」 けど手の拘束は外れない。怖くてガクガクする体を必死に叱咤して、両手の拘束を外そうとする。ますます力がこもるその両手に泣きながら必死に噛み付いた。…もう、俺のこと理不尽に扱うな! 「ッ――――!!はぁ!はぁ!はぁ!!」 手が外れたのを感じてすかさず相手と距離を取る。見えないけどベッドの端っこに這い上がろうとしたら、追いかけるみたいに手が伸びてきて体を押さえつけられる。 生暖かい唇が無遠慮に喉元を舐める。何で?俺は嫌だって言ってるのに。俺のことどうして大事にしてくれないの?我慢しなきゃってあんなに思っていたはずなのに怒りすら湧いてきて、その首元に思いっきり噛み付く。口の中に血の味が広がった。 「んぐぅ!…ッふーっ、ふーっ!」 「…………」 やっと体が離れた。恐怖でぶるぶる震えながら自分を守るように体を抱きしめていると、ふと優しく抱きしめられる。咄嗟に暴れそうになって、けどその香りが温度が覚えのあるものだったから途端に力が抜けた。 ゆっくりと目隠しが外される。暗い部屋から抜け出したみたいに明るい視界が広がって、すぐ目の前に大好きな人が笑っていた。 「…っ~~~…うぅ゛ーーー、うぁ、あぁ…」 「…頑張ったね、ツバキくん」 「うっ、うぁ、あ、あーーーー」 「よしよしおいで」 「あ゛ぁ~~~~!」 抱きついて泣きじゃくる。怖くて怖くて、抵抗するなんて初めてで、助けてってずっと呼んでた。側にいるって分かってたけど怖かった。抱きしめて「大丈夫」だよって言ってほしかった。早く早く抱きしめて。大声をあげて泣くことすら初めてな気がして止まらない。そんな俺を何度も撫でてキスをして、榊さんは優しかった。怖かった分、その優しさが染み入るくらい心地いい。 「んぅ!すんっ、んぐっ!すんっ…!」 「怖かったね、頑張ったね」 「いい子だ」「よく出来たね」って褒められるたびに頭の中がとろとろになっていく。恐怖でいっぱいだった心と頭がどろどろに溶けた蜂蜜で満たされてくみたいに。 「さかきさ、あ、さかきさん、ぎゅって、して、こわい、こわいぃ…!」 初めての感覚に戸惑ってねだると、すぐに隙間がないくらい抱きしめられた。けれど脳みそはもっと溶けていく。あ、もうダメ。きちゃう、なんかおっきな、あったかいの。 「あっ、だめ、こわいの、きちゃ、あっ、あ、あぁ゛~~~…!♡♡」 ぴちゅっ…♡ ぷちゅっ!ぴちゅっ…♡ 「…ッやっ!…ひぃっ!…ふぁぁ♡♡…ッまってぇ、あっ♡ とまって、やらぁ!だめ、だめぇ…♡ んぉ゛、お゛っ♡ ん、んぅ゛~~~♡♡」 弛緩し切った体に歯止めは効かない。緊張から一転して最高の安堵感を味わった俺を襲ったのは全身の弛緩だった。緩みまくったそこからダラダラと潮だかザーメンだか何だか分かんないものが止めどなく溢れてしまう。 「ごっ、ごめんなひゃい、あっ♡ ごめ、あぁっ♡ わるいこ、ごめんにゃしゃ♡ らぇ♡らぇ、らぇぇ…♡ ひっ…!ひぃぁぁ…♡ …んぐぅ!んっ♡ んぅぅ♡ とまってぇ♡ まってぇ…♡♡」 「ツバキくんはいい子だよ?…いっぱい頑張ってホッとしたんだねぇ。たくさん出てすごく可愛い…♡」 「やらぁ、やっ、とめてぇ♡ とめ、あっ♡ おもらし、みたぃ…っやら、らめ♡ …っ♡ …あっ、あぁあ~~~♡♡」 「“思いっきり出してイキな?”」 「ひぃっっ♡♡♡」 いきなりきた命令に全身が泡立つ。同時に膀胱辺りをぐっと強く押されて、ぶるんっ♡と腰がいやらしく痙攣した。 「っ~~~れぅ♡れちゃ、…ッれちゃ、やぁぁーー~~!!♡♡♡」 ぷしゅぁぁぁぁッッ♡♡ 噴水みたいに噴き出した液体が全身を濡らす。ピクピク震える俺を労うみたいに榊さんの舌が俺を舐めていた。 「…ほんとに、痛くない?」 「うん、痛くないよ」 自分の首に残る歯形を撫でて榊さんは嬉しそうに笑っている。俺が噛んだ傷。いやいや絶対、絶対痛いよこれは〜!俺思いっきり噛んじゃったもん。口の中血の味。 どうにかこうにか落ち着いてみればそこは結構な大惨事。シーツは俺の出した色々で濡れてるし、榊さんには噛み跡ができていた。もちろん噛んだのは俺。 途中パニックになった俺は抵抗しすぎて榊さんに思いっきり噛みついた。首だけじゃなく手元にも傷がある。申し訳なくて泣きそうになる俺を撫でて榊さんは嬉しそうに笑った。 「一生懸命に抵抗しようとしてくれて嬉しかったよ」 「…ケガしちゃったのに?…なんで?」 「なんで?そりゃあ、これから無茶するやつにもツバキくんがちゃんと抵抗できるようになったって証拠だろ?嬉しいに決まってるよ」 「………」 人生がひっくり返るくらいの勇気は確かにこれからの俺には必要だった。他人の理不尽を生きる為だからと飲み込まない勇気。榊さんがくれた。傷だらけになっても俺の為に嬉しいって笑う。痛いと思うのに、血だって出てるんだよ?それでもほんとに嬉しそうだから胸がきゅう…って苦しくなって抱きついた。クスクス笑う声が耳元でして、頬や唇の端に嬉しそうにキスをされて死にそうになる。これ以上俺にときめきを与えないでくれ。過多で死んじゃう。死因・ときめき! 榊さんは今日はもう俺を甘やかせる気しかないみたい。膝に乗せて優しく抱っこして、優しい言葉を囁いてどろどろに甘やかしてくれる。 「…もうこんな怖いことしないから安心して?」 「ん?」 「たくさん泣いてて怖かっただろ?もうこんなことしないからね」 「……ウン……?」 そう言われてふと、ふと思ってしまった。 確かにね?怖かったんだよ?それは嘘じゃない。もう嫌だー!って抵抗した時感じた恐怖は本物だった。 …けどちょっと、ちょっとだけ思っちゃったんだよねぇ。あれが榊さんだってしっかり認識した上でのプレイだったら…って。 両手を強く掴まれて、お尻を叱るみたいに叩かれて?耳元で「悪い子だね」って言われちゃったり。乱暴に腰とか掴まれちゃったり。あれされちゃったり。しちゃったり。たり。 「あれぇ?なんかして欲しそうに見えるなぁ?」 「…んぐっ…き、気のせい…」 「んー?」 「…じゃ、ないかも」 俺の返事に榊さんが楽しそうに笑う。 「うはは、正直者でよろしい。…良い子にはご褒美をあげようか?」 「…ご、ごほうび…ですか?」 ドキドキしながら尋ねる。意地悪そうな楽しそうな顔した榊さんが俺の耳元で内緒話みたいに囁いた。 「…ーーーそれとも、エッチな悪い子にはお仕置きがいいかな?」 「んぅーーーー…♡♡♡」 ぷるぷる…♡♡ 「はぁ…♡ はぁぅ…♡ はぁぁ…♡」 「頑張ったからご褒美あげたいし、でもエッチすぎるのにはお仕置きがしたいなぁ。選ばせてあげるよ。…どっちがいい?」 優しく俺のお尻を撫でる声。俺を支配する優しくて大好きな人の声。 あぁ、もういいの。榊さんがくれるならなんでも同じだもん。お尻をたくさん叩かれたって、愛を囁かれたって、俺にとっては全部一緒。全部欲しい。全部全部、俺のもんだから。 「っ~~~ぜ、んぶ…♡ …ッぜんぶ、くらさい…♡♡」 「任せて。…じゃあお仕置きで一回だけパチンってした後、お薬塗ってあげるね?軽く叩いたけど少しだけ赤くなってて可哀想だから」 「…あ、さかきさ、さかきさ…♡ …あっ♡ …ぁ~~~…♡♡♡」 お仕置きの後にお薬塗ってくれるってマジでご褒美じゃないですか。いいのかこんなに幸せで。山本さんだか山田さんだかもう忘れちゃったけどありがとう!俺今凄く幸せ!! 興奮して震える俺のお尻。その向こうで榊さんが嬉しそうに笑って手を振り上げた。 あぁ、今度こそ彼に支配される時間が始まる。