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【TRPG】GMがPLの発言にリアクションすることが「武器」である理由


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表じゃ茶化したが、こっちではちょっとだけ真面目に語ろうか。


配信セッションにおいて、世界観への没入を演出するために「GM発言」や「PL発言」を極力削る方針のセッションが世の中にあるのは知っている。そしてその方針の是非を論じるつもりはない。そういった演劇的なTRPGの可能性を開拓することは良いことだと思う。


ただ、ここで見落としてはいけないことがある。この「GM発言」や「PL発言」には、当然のことながら果たしていた役目がある。これを封じるというのは、武器を一つ手放したり、なにかしらの枷を自分にはめている行為だということを自覚しておく必要がある。

もちろん、再三いうが、それらの「制限」によって生み出される新たな可能性もあるので、この行為そのものの是非を問うものではない。



ポジティブなリアクションが「武器」になる理由


さて、最初に上がっているクソマロ(断言してしまって申し訳ないがクソマロだ)に書かれているような、GMがPLのロールプレイや行動に対して「いいですね」「素晴らしい」といった発言をすることの「役割」についてだ。


TRPGはGM、PL、その場にいる全ての人たちで進行し、ともに物語を作っていく行為だ。つまり、場の力が最大に働くように動いたほうがよいセッション、よい物語が生まれていく。

だが、当然のことながら、彼らそれぞれは「他者」なのだ。お互いが考えていることを読み取れないし、相手が何を思っているのかは表明してもらわないと基本的に分からない。

さらに、PLは「シナリオのこの先の展開を知らない」ので、自分が今とっている行動が正解なのか、シナリオの進行を妨げていないか、他のPLやGMに楽しんでもらえるものになっているかどうかなどの「不安」要素にさらされ続けている。配信ではお客さんに楽しんで頂けているかどうかという不安もあるだろう。


これらの不安は、積もり積もっていくと当然のことながら萎縮を生む。空気を読めるいいプレイヤーほど、伸び伸びとプレイができなくなっていく。

しかし、自分が行ったロールプレイや行動にポジティブなリアクションが帰ってきて……簡単に言うと「ウケている!」という実感が得られると、この不安は解消され「自信」に転化する


不安の中で暗中模索で行うロールプレイと、自信に満ちて生き生きと伸び伸びとしているロールプレイ……どちらがセッションを楽しく盛り上げ、物語を素晴らしく彩るかは自明だろう。



GMの役割はクレバーにゲームを運営するだけではない


TRPGの最終的な勝利条件は、まあシステムやプレイ環境にもよるだろうが、おおよそ「いいゲームだった!」「楽しかった!」「素晴らしい物語だった!」などの、ポジティブな感想や体験を、より多くの人と共有できることだと思う。


これが疎かになっていると、どれだけ描かれた世界観が重厚だったり、完成された物語を演出できたり、配信映えしていたとしても、参加者当人たちには不満要素が残ることが多い。というか、参加者当人たちが不満に思ったセッションは、まあまあ視聴者にも伝わるってものだ。


だからこそ、GMがPLの発言に対して逐次ポジティブなリアクションを返すことはめちゃくちゃ強力な武器になる。

ちなみにこの武器はPLも使える。他のPLに対しても、GMに対しても使える。

わりと万能の武器だ。


この武器の威力を知らずに手放すのは勿体ない。

武器を失ったことに無自覚なまま「制限」を課すのは中々にハードモードだ。

失った武器が担っていた役割を、何かしらの配慮や仕組みなど、他の武器で補えるならその武器を使わない「制限プレイ」にはすごく意味があると思う。



僕はまあ、この武器が使いやすくて強くて大好きなので、常にブン回している。

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