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フカミオトハ
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「エストヴァ残照」雑記

2025年7月skeb初出。作品はこちら

激凌辱senka小説「エストヴァ炎上」の続編です。続編といっても、ジャンルはがらっと変わってますね。

これ毎回言ってますが、依頼で書いた作品の続編を書くのはほんとに嬉しいです。愛に感謝…

しかし結構難産でした。


■続編として

前作はあくまでsenkaものであり、遺跡探索やソゾンのパーソナリティはほぼ描けなかったので、続編である「残照」はそちらに焦点をあてています。つまりバディもの!

というわけで、「炎上」では匂わせみたいな感じで終わった「中央装置」から物語がはじまるのかな~と思っていたんですが…書き出してみるとどうも座りが悪い。

何度書いてもちっとも収まりよくならず、結局完成稿ではああいう形になりました。

今回比較的大変でしたが、一番時間かかったのが書き出しです。

ただ、苦労したぶんいい一章になったんじゃないかなと思います。


■ソゾンとアイラ

前作で歪なバディとして成立したふたりが、真の意味で相棒になる物語…と、言えるのかもしれない。

ソゾンの過去についてはぼんやり考えていたものを再整理した感じです。逆に、アイラについては実はほとんど新しい情報がないですね。彼女は「炎上」の時点であらゆる覚悟を決めているところがあるので…

ただ、ソゾンとのあいだに共通点を見出しているのは、アイラにとって、とても重要だったなと思います。

最終的なふたりの関係はやはり単純な愛憎では語れませんが、物語終了時点のふたりと、十年後のふたりはまた違う関係になっているのかなとは思います。


■ヨーンとヤルマル

前作のキャラクターはほとんど死んでるか奴隷になっていて、そうでないやつはみんな敵なので、順当に新キャラクターを設定しました。

このふたりは外側から主役たちを見る役割ですね。これはすごく大事なキャラクターになったと思います。

ヨーンくんは偵察の訓練を専門に受けています。将来的にはスパイとして活動したりもするかもしれない。

かわいそうに、ソゾンのせいで性癖が完全に破壊されてしまいました。NTRじゃなきゃ興奮しなくなっちゃった…

ヤルマルの戦力は単体最強くらいのつもりで書きましたが、ソゾンの言う「健在ならマカワイヤは負けていた」はさすがに過大評価です。あくまで剣が強いだけの老人であり、ひとりで戦局を覆すことはできないでしょう。

まあ、一対三で圧勝はできる。

ちなみに、デカラは追跡隊が一瞬で全滅したことを確認して、即全力で逃亡してます。本人も言うように、戦ったらふつうに負けます。


■デカラ

前作冒頭に出てきたチョイ役、傭兵仲間のデカラくん。

ぼくは依頼で小説を書く時、「依頼文から考える書くべきこと」「物語から考える書くべきこと」「ぼくが書きたいこと」のみっつを整理します。

デカラは「ぼくが書きたいこと」の代表です。

ソゾンのキャラクターを掘り下げるのは物語の要請でしたが、そのために他者から見たソゾンの描写が必要です。そこで、昔からソゾンを知っている傭兵仲間としてデカラに再登場してもらいました。

冷酷で、暴力的だけど、情はある。この造形は完全に好みで造られています。

その登場から退場まで、やりたいことをやりました

デカラ本人の描写もそうですが、三章終盤のアイラの反撃あたりはウッキウキで書いてます。エロゲーだったら敗北分岐があるだろうな…

デカラは物語のあとダラダラと帰還し、契約終了と再契約のごたごたの中で報酬だけもらい、ろくに報告もせずにさっさと撤収しています。

そのあとは連合軍の方に回ったとかなんとかかんとか。


■結末

物語はやがて「炎上」の最後につながるので、そういう意味で結末は決まっていたのですが、個人的には「断章(4)」がエンドマークくらいの気持ちで書きました。

五章はエピローグ…というよりは、ご褒美というか、ボーナスステージみたいなイメージ。

まあ、やっぱり、ハッピーエンドもいいものだよね。


■おわり

今作はサブキャラも含めてみんなかなり好きなキャラクターになったので、書いててすごく楽しかったです。やっぱ小説は楽しい。

また、これはResonanceの時も思ったことですが、続編を書いているといろんなIFが浮かびますね。なんか、余裕ができたら本当にエロゲーとか作りたい。

ゲームは、トゥルーをさわやかなグッドエンドにすれば、どれだけエグいバッドエンドを作ってもいいって、おばあちゃんも言ってたし…

というわけで、グッドもバッドも、小説も漫画も、そのうちゲームも、できることはいろいろやっていきたいですね。

ではまた。


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