悪の蔓延る退廃の島に最近ある噂が立っていた。
男性が一人で裏路地を歩くと人斬りに遭うという。
被害者は日に日に増えていったが、誰一人その犯人を訴えようとはしない。
逆にこちらから再び会おうとしても決して姿を見せてくれない。不可解な事件であった。
*
「おにーさん、ドーテーだネ。アーユーオーケー?」
「な!なんだね君は!」
若いサラリーマンが残業を終えて一人路地裏を歩いていると、突然背後から声を掛けられた。さっきまで繁華街にいたはずなのに、驚くほどあたりは静まり返っている。
振り返ると見た感じまだ15歳くらいの少女が不敵な笑みを浮かべていた。
「切り捨てゴメーン!!」
そして有無を言わさず襲いかかったきた。
気がつくと地面に仰向けに倒れていて、少女が馬乗りになっている。
そして下半身が温かいものに包まれていた。
人生で初めて味わう感触。ねっとりと包まれて熱い体温を感じる。ぴったりと吸い付いて強い締め付けで離さない。これが女性の身体というものか。
「うあああ……」
「やっぱりドーテーだったネ!反応でわかるヨ!」
自分より一回り若そうな感じなのに、驚くほど性に積極的である。
少女が馬乗りの腰を上下させると、その身体の中に出入りする結合部がはっきりと見える。限界まで膨張した陰茎が、小柄な少女の中に呑み込まれていくのはまるでミステリーのようだった。
その狭い膣内に、たっぷりと搾り取られてしまうのは時間の問題であった。
力が抜けて地面に転がっていると、抜けた膣口からどろりと白濁が滴り落ちる。
「これで98人…あとふたりヨ」
去り際にそんなことをつぶやいていたような気がする。呆然としたまましばらく地面に倒れていた。
*
ある日、三人が拠点としている、通称アジトに戻ってきたビスケッタはお腹を抱えて二人のところに戻ってきた。
「ううう…ポンポンペイン…」
「ちょ!ウケる。あんたデブってない!?」
「最近食べ過ぎですね。2人前くらい食べてますし。これから食費は倍払ってください。」
「食べても食べてもお腹が空くんだヨ……」
「それにしても少々お腹が大きすぎですね……。顔の方はそんなに変わっていない様子ですが。最近、女の子の日は来ましたか?」
カクリアのメガネが光る。
「そういえばしばらく来てない気がするヨ……」
「ちょ、もしかしてベビたん?」
「相手に心当たりはありますか?」
「一杯すぎてわかんないヨ。」
「とりま、あんた何人としたわけ?」
「ひゃくにん……」
「「百人!」」
カクリアとミトラは同時にのけぞった。
「童貞百人斬りしたら願いが叶うって兵法書に書いてたんだヨ」
「どんな兵法書ですか……。しかしこれは困りましたね。産婦人科にかかるのにもそれなりにお金が必要ですし、そのあとの養育費なんかも考えると……。」
「心の友ヨーー!!」
「えんがちょ!アタシは関係ないからね。」
「そうですよ。日々の生活費ですらカツカツなんですから。ただでさえあなたが倍食べるせいで……」
「ボクは二人を信じてるヨ!」
それからなんだかんだで二人も協力して稼ぐことになったが、その結果として養育費が三倍必要になったのはもう少し先の話である。