公務の合間に休暇をとって温泉街へ訪れたリーランは、温泉大使キャトラを尋ねている。
リーランはこの島の温泉がすっかり気に入ってしまい、休みとなれば温泉に通うことが多かった。
「我が国は度重なる戦火で国土も人民も疲弊しております。このような華やかな温泉文化を取り入れることができれば、民の憩いの場にもなると思うのですが…」
「いい考えね!それならこの温泉大使キャトラさんにお任せよ!」
「ありがとうございます。ただ我が国ではこのような温泉の文化が無いため、どのように運営したらよいか……」
「ふふん、それはね……。」
キャトラはもったいぶって言う。
「― 大切なのはおもてなしの心よ!」
*
キャトラがリーランを案内したのは、手狭な個室のバスルームだった。
「ど、どうして裸になるのですか……!」
「あら、お風呂は裸で入るものよ。」
「そうですが……しかし……」
「ところであんた、好きな男はいるかしら?」
「えっ……、ええと……、とても敬愛している方はおりましたが……。」
「ま、その件はアタシもよく理解してるわ。でも今はいないのね?」
「まあ、そうと言えばそうなるでしょうか……」
「じゃあいいじゃない!あんたはもっと前向きに未来を見て生きなきゃダメよ。」
「は、はい……」
「じゃあ、はいってらっしゃ~い」
キャトラが部屋の外に声をかけると、赤髪の少年が裸で入ってくる。
「ど、どういうつもりですか!私はそんな!」
リーランは身体をかばって裸を隠そうとする。
「身体でお客様を清めて差し上げる。これがこの島のおもてなしの文化よ。」
「そ、そんなこと……できません!それに、私の貞操は将来を誓った者に捧げるつもりですので…」
「アラ、そう?ただ身体を洗うだけよ。あんたが心配しているようなことは大丈夫よ。たぶんね!」
「そうですか……」
*
「このような感じでしょうか…」
リーランはボディソープを泡立てて、キャトラの言われたとおりにそれを胸にぬりたくる。
「そうね、いい感じだわ。それじゃあ、洗ってあげなさい」
赤髪は椅子に座り、リーランは前に引かれたマットにひざまずくかたちとなる。
真正面に対峙すると、男女の身体のつくりの違いが否応なしに強調される。お互いの息が感じられる距離で、こんなに近寄ったのは初めてだ。
「あの……どうすれば……」
「おっぱいを彼におしつけて、上下にこするようにして洗うのよ」
「……っ!」
ただでさえ距離が近いのに、これ以上近寄ると、唇が触れてしまいそうなほど密着しなくてはならない。
そしてその間にそそり勃つ太いものが、行く手を阻んでいた。一歩前に近寄ると、それがお腹に触れてつっかえる。熱い体温が直に伝わってきた。
「し…失礼します。」
リーランは息をごくりと飲み込むと、両胸を静かに押し付けた。
カイビャク
2021-11-26 12:23:05 +0000 UTCりい
2021-11-26 12:18:09 +0000 UTC